2012年12月16日日曜日

ごちゃ混ぜアニメ11話


       『鬼宿決死の闘い!』



 ある日鬼宿と美朱がデートしていた。
皿屋敷公園まで来た。





美朱「鬼宿、こうしていると本の中にいた頃のことを思い出すね」
鬼宿「あぁ」
心宿「グッドモーニン!お二人さん、相変わらずラブラブですね」
鬼宿「心宿!」





哲也さんと唯も一緒だった。






唯「は~い!美朱」
美朱「唯ちゃんに哲也さんも」
哲也「ヨッ鬼宿」
鬼宿「心宿~二人のデートの邪魔をしたらダメじゃねぇか」
唯「違うの、心宿も恋しているのよ」
鬼&美『えぇぇぇぇ!』
唯「リアクションデカイって・・・」
美朱「相手は誰?」
心宿「巫女さんです」
唯「そう火川神社の火野レイさん」
鬼&美『マジっすか?!』





心宿がモジモジしている。






心宿「マジだったりするんです」
哲也「それで俺たちも協力してやろうということになったんだ」
美朱「ふ~ん頑張ってね」
心宿「ありがとう」
鬼宿「でも房宿のことはいいのか?」
心宿「ここにはいないし、あっ私、マヤさんに買い物頼まれてるからもう行くよ」
鬼宿「えっ!おつかいって飛影が行くんじゃ」
心宿「彼は指令でコエンマさんのとこへ行きました」
鬼宿「それでおめぇが行かされたんだ」
心宿「はい、かなり重いんだなぁ、それじゃ」
唯「じゃあね」
 





唯と哲也もついて行きました。






美朱「心宿、すっかりマヤさんに飼いならされている感じだね」
鬼宿「あぁ、飛影がいねぇからって、あれじゃパシリだぜ」
美朱「まぁいいんじゃない、本人が苦じゃなさそうだから」
鬼宿「そうだな」
 




心宿はマヤさんのところに買い物を届けた。






心宿「ただいま、買って来ましたよ」
マヤ「ありがとう助かった。ごめんね、いつもは飛影に行ってもらっているんだけど」
心宿「気にしないで下さい、他に何か手伝う事ありますか?」
マヤ「こっちも終わったから大丈夫よ」
心宿「じゃまた何かあったらいつでも言って下さい」
マヤ「うん唯さんたちもありがとう」
唯「どういたしまして」
マヤ「心宿お礼にクッキー焼いたから、食べてって」
心宿「ありがとうございます」
マヤ「唯ちゃんと哲也さんもよかったらどうぞ、たくさん作っちゃったから」
哲也「いい香りだね」
唯「飛影くんの分はあるの?」
マヤ「大丈夫、材料はまだあるから」
 





唯たちはクッキーと紅茶を御馳走になりました。
その頃鬼宿と美朱は家に帰るところでした。
そこへまたもやユージアルが現れた。






ユージアル「見ぃつけた」
美朱「あんたはウィッチーズの魔女!」
ユージアル「ユージアルだ。丁度いい巨大破壊武者バーサーカーを見せてやる」
鬼宿「なに!」






鬼宿たちの前に巨大な武者が現れた。







バーサーカー「グオオオオオ!!」
 





そこへ指令で近くまで来ていた飛影が通りかかった。







飛影「なんだ?!このデカイ気は?」
鬼宿「美朱離れていろ」
美朱「鬼宿頑張って」






飛影も駆け付けた。






飛影「美朱、あいつは一体・・・?」
美朱「ユージアルって奴があの巨大な破壊武者を連れて来たの」
飛影「なに!」
幽助「飛影~」
心宿「これは、あいつらは敵ですかね?」
蔵馬「飛影、鬼宿あいつは一体?」
鬼宿「飛影手を出すな、みんなも手を出さないでくれ・・・こいつは俺が倒す」
桑原「倒すったって、おめぇ」
ユージアル「無差別殺戮兵器である、このバーサーカーに一人で戦うつもりか?」
鬼宿「ああ、さぁ来い化け物!」
バーサーカー「ガルルル!」


 



バーサーカーが巨大な刃物を振り回した。 
鬼宿は飛び上がって避わした。





“ドガァン⚡️”




かろうじて避ける飛影たち




鬼宿「図体の割に速ぇ!」
幽助「あいつ大丈夫か?」
 




心配する幽助。
すると飛影が剣を抜いた。
そして






飛影off『鬼宿』
鬼宿「あっ?」
 





飛影は剣を鬼宿に投げ渡して言った。





飛影「貸してやる、気休め程度にはなるだろ?」
鬼宿「フッいいのかよ?折れちまうかもしれないぜ」
飛影「安心しろ、レンタル料は無料だが、修理代はもらう」
鬼宿「チッいい商売してるぜ、見習わねぇとな」

 


“ガキン⚡️”




鬼宿は剣を握ると襲いかかって来るバーサーカーの巨大な剣を受け止めた。
しかしパワーですっ飛ばされてしまった。






鬼宿「ぐぁ!」
バーサーカー「ぬぅぅぅん!!」
幽助「マズイ逃げろ!鬼宿」








更にバーサーカーが向かって来ます。






バーサーカー「ガルルル!!」






鬼宿はバーサーカーの剣を受け止めた。





鬼宿「重てぇ!ウオオオ!!」
 





“ギン⚡️”






鬼宿「これならどうだ!」






“ドウ💥”






鬼宿は気功波を放った。






バーサーカー「グワァァァ!!」
ヒュンケル「なかなか、やるな」
鬼宿「ハァ、ハァ」






頬が少し切れているが他に外傷はないようだ。





ポップ「鬼宿伏せろ! メドローア」
 




見兼ねたポップがメドローアを放った。
もの凄い破壊音がした。





“ドド〜ン❗️”





鬼宿「手を出すな!こいつは俺が倒す!」





しかしポップのおかげでバーサーカーは少し息が上がっている様子。
鬼宿は闘気を集中し溜めている。
バーサーカーが向かって来る。






ダイ「鬼宿さん、来るぞ!」
鬼宿「ハァ~!」
バーサーカー「グワァ~」
 





バーサーカーの攻撃を避わして一撃をくらわした。
壁に突っ込んで行くバーサーカー。
鬼宿は格闘技でバーサーカーを追い詰めてゆく。






柳宿「鬼宿・・・」




 

尻餅をついたバーサーカーを見て鬼宿は気功波を溜めて撃った。





鬼宿「これで終わりだ!」






“ズドン💥”







バーサーカーは地面に抉るように吹っ飛んで行きました。






ユージアル「まさか伝説のバーサーカーが負けるとは・・・」
鬼宿「次はてめぇの番だ」






ユージアルを囲むように幽助たちも迫って行きます。






ユージアル「クソ!これでもくらえ!」






ユージアルはファイアーバスターDXを構えた。






ユージアル「ファイアーバスター」
マーズ「マーズフレイム・・・」
飛影「待て!マーズ、俺がやる」
マーズ「えっ、でも」




 

飛影が飛び上がった。







飛影「ハアアアッ!」





 

右手を翳して黒い炎を放出してユージアルの炎を押し返した。






ユージアル「なに?!キャ~!」





“ジュドォン💥🔥”




爆音がしてユージアルはすっ飛んで行きました。







マーズ「すっごい!」
 





鬼宿は振り返り飛影たちに近づいた。







鬼宿「ポップ、さっきは助かった・・・サンキュー」
ポップ「ああ」
鬼宿「飛影、剣を返す」
 





飛影は鬼宿から剣を受け取り鞘に収めた。







美朱「鬼宿・・・大丈夫?」
鬼宿「あぁ大丈夫だ」




 

そこへマヤさんが来ました。






マヤ「あれ・・・飛影指令で霊界にいるんじゃなかったの?」
飛影「ああ、さっき戻ったとこだ」
マヤ「みんなも揃っていたんですね」
幽助「おぅまぁな」
マヤ「飛影クッキー焼いたの、飛影の分残しておいているから終わったなら帰って来て」
心宿「そうそう美味しいですよ」
 






と心宿がクッキーを食べながら言いました。






マヤ「あれ?それって飛影の分じゃないの?」
心宿「いいえ、ここにありますよ」




と心宿がお菓子の袋を飛影に手渡した。






心宿「おいひいよ、クッキー」
飛影「食いながらしゃべるな💢俺のだ寄越せ!」






飛影は心宿から袋をぶん取って一個クッキーを
出して一口食べた。






“バリン!モグ・・・”






飛影「ふむ、美味い」
心宿「いくつでもいけますよ」





 

と心宿が手を突っ込もうと伸ばすと飛影はその手を叩いた





“パチン⚡️”





飛影「これは俺のだ」
マヤ「もう子供じゃないんだからよしなさいよ」
心宿「いや美味しかった・・・マヤさんお菓子作りもお上手なんですね」
マヤ「ありがとう」
 






とマヤに礼を言われてニッコリ笑う心宿。






心宿「それじゃ私は帰ります」
マヤ「うん気をつけてね」
心宿「はい」






心宿は帰りました。







マヤ「飛影夕飯の用意出来ているから、帰りましょう」
飛影「あぁ」





 

そして・・・一家団らん、と言っても俺とマヤしかいない。








マヤ「今日はお鍋よ。寒くなって来たから」
飛影「材料はなんだ?」
マヤ「鶏肉と長ネギ・エノキ・ツミレ・鱈(たら)・肉団子・白菜・シイタケといったとこかな」
飛影「ほぅ、最後はどうする?」
マヤ「うどんにしようかと思って」
飛影「ふむ、いいんじゃないか」
マヤ「よかった」
飛影「俺も手伝う」
マヤ「珍しいじゃない」
飛影「たまには、な」
 







飛影は照れた表情を一生懸命隠しているが、マヤさんはちゃんと気づいていました。
夫婦団らんの時間が二人を優しく包み込んでいます。





Seeyou!




あとがき 飛影の愛の表現はこれがせいいっぱいです。
心宿は本当にいい人になりました。今後ともよろしくお願いします。


 
トウヤ

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