2012年12月16日日曜日

スーパーあぶない刑事5話

     『危機』



鷹山たちはあるホテルを張り込んでいた。
ホテルの名前は『ホテル有間』と、いう
そこにはある殺人犯たちが宿泊していました。





吉井浩一「今のところ異常なし」
大下真琴『了解引き続き張り込んで下さい』
吉井浩一「了解」
高見兵吾「俺と西崎で裏へ回る」
本城慎太郎「了解」





兵吾と駿一は裏口へ回りました。
数時間経ってホテルの中から4人の男が出て来ました。
青木が犯罪者リストで探してみると・・・





青木順子「リストに載っていました、左側から群青輝之31歳・佐川和則30歳・神上幸夫30歳越田謙二29歳」
西崎駿一『西崎です。4人は拳銃を所持しています』
大下真琴「あいよ」






ところがここで靴紐を結んでいた高見に佐川が気づいて高見に近づき拳銃を押しつけた。






佐川和則「お前デカか?」






高見は手を挙げてうなずいた。
工藤が高見の異常に気づいて知らせて来ました。





工藤丈彦「高見さんが気づかれました」
本城慎太郎「まだ動くな」





高見は佐川たちに車で拉致されてしまいました。





町田透「あ~やべぇ」
吉井浩一「署長どうします?」





真琴は走り去る車に拳銃を向けて発砲しました。
発信機を内蔵している弾を入れて撃ったのです。





大下真琴「大丈夫車に発信機を撃ち付けたから、車を見失っても発信機を辿れば追える」





それを信じて少し時間をおいて車を追跡しました。
西崎たちは兵吾を心配しています。
それは大下たちも同じです。
発信機を追って行きました。






吉本和彦「高見さん殺されないですよね?」
村木拓「あの人も刑事だ、そう簡単には遣られないさ」
吉本和彦「そうですよね」





群青が尾行に気づき大下たちの尾行を巻いてしまった。
吉田春彦「吉田です、犯人の車を見失いました」
大下勇次『大丈夫発信機は動いているから、次の信号を右に曲がれ』
吉田春彦「了解」






発信機を追って行くと貸しビルに辿り着きました。
高見はそのビルの一室に監禁されたのです。
体をロープで縛られて放置されました。
15分後真琴の発信機のおかげで本城や鷹山たちも貸しビルに辿り着きました。






本城慎太郎「ここか?」
大下真琴「間違いない、この中だ」
藤村亮「入口はここしかないみたいですよ」
戸倉梢「高見さんは無事かしら?」
西崎駿一「あの人はタフだから心配ないさ」





全員拳銃を抜いて見つからないように中へ入って行きました。





原田実「いました、高見さんは無事です」
村木拓「でも怪我してるみたいよ」






確かに殴られたようで口元から血が出ていました。
群青や佐川が高見を囲んでいました。
杉浦と芝が気づかれぬように後ろへ回り込んでスタンバイしました。
それを確認した真琴が立ち上がりました。
となりには本城がいます。





大下真琴「援護してね」
鷹山敏樹「大丈夫こっちから狙ってるから」





真琴は安心してうなずき立ち上がりました。





大下真琴「佐川~うちの刑事を返してもらおうか」
佐川「誰だ?どこにいる?」





辺りを見回す佐川たち、鉄のポールの陰から顔を覗かせる真琴に気づいた。






神上「あのポールの陰だ、でもガキだぞ」
群青「まさかあいつが・・・?」
大下真琴「俺の部下を痛めつけてくれた礼はその程度では済まないぞ💢」
本城慎太郎「言ってくれるねぇ」






鷹山と大下と西崎は群青たちを拳銃で狙いをつけていました。






大下真琴「言っとくが俺一人じゃないぜ、お前たちは完全に包囲されている」






そう言って真琴がパチンと指を鳴らすと物陰から全員が拳銃を構えて出て来ました。





神上「クソ いつの間に?!」
青木順子「相手が悪かったわね、あんたたちは終わりよ」
藤村亮「たっぷり後悔させてやらぁ」






しかし越田が高見を人質に取りコメ噛みに拳銃を向けました。






工藤丈彦「あっ!卑怯な・・・」
越田謙二「こいつ殺されたくなかったら全員拳銃捨てろ」
佐川和則「越田ナイス!」





シブシブ全員拳銃を捨てました。
しかし真琴は余裕な顔つきです。






大下真琴「フッその程度で俺たちを足止めしているつもりか? めでたい奴だ」
神上幸夫「何だと・・・?」






真琴は足でロープを引っかけていた。
神上たちからは真琴の足元が見えていない。
真琴はニヤリと笑い・・・





大下真琴「兵吾伏せろ!」





真琴の合図で高見は最後の力を振りしぼって転がりました。
それを見て真琴は足元のロープをおもいっきりズラした。
すると無数の鉄パイプが神上たちに降り掛かって来ました。





“ガラガラガラガラ⚡️”





佐川たち『うわぁ!』
谷村進「よっしゃ!」





西崎が高見を抱えました。





西崎駿一「高見さん大丈夫ですか?」
高見兵吾「助かった」





本城たちはパイプをかき上げてようやく出て来た佐川たちに次々と手錠をかけて行きました。





原田実「どうだ、これが港署のチームワークだ」
村木拓「俺たちをなめんなよ」
杉浦克也「よし連行しろ」
工藤丈彦「はい、ホラ立て」





杉浦は真琴に近づきました。





大下真琴「お疲れ様です」
杉浦克也「よく一瞬のうちにロープに目が入りましたね」
鷹山敏樹「本当、俺あのロープ固定してあるのかと思った」
大下真琴「俺も最初そう見えたんだけど、足を引っかけてみたら動きそうだったから・・・」
青木順子「よく一瞬でそこまで判断出来ましたよね」
芝夏美「高見さんは撃たれてはいないようです」
戸倉梢「西崎さんが病院に連れて行くそうです」
吉井浩一「分かった」





そして・・・群青たちは田中の厳しい取り調べにも応じで県警に送検されました。





根岸玲子「署長、みなさんお疲れ様です」
武田英彦「高見さんも大したことなくてよかったな」
高見兵吾「はい、まぁ鍛え方が違いますからね」
根岸玲子「これだもの心配ないです」





と言う根岸に宮本がクスクスと笑っていた。





宮本謙「みんなもごくろうさん」





真琴は報告書を提出しに県警と警視庁へ届けに行きました。




本城慎太郎「車出してやるよ」
大下真琴「ありがとう」





本城と真琴は県警と警視庁に回って報告書を提出して来ました。
真琴たちが戻りました。





本城慎太郎「帰りにアレックスの餌買わなくちゃ」
大下真琴「犬買っているの?」
本城慎太郎「いや預かっているだけ」
青木順子「あれ?本城さんまだアレックスを預かっていたんですか?」
工藤丈彦「へぇ犬種はなんですか?」
本城慎太郎「ゴールデンレトリバー、こいつがよく食うのよ」
原田実「元・麻薬犬だったんですよ」
戸倉梢「へぇ~」






本城は財布の中身を確認した。






本城慎太郎「うん買えるね」





薫は荷物を持って立ち上がった。





大下薫「そんじゃ帰ります、行くわよ」
大下勇次「ハイな、真琴」
大下真琴「は~い」





真琴も子供に戻って出て行きました。
最後は薫のアップで終わり。


つづく。

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