2012年12月19日水曜日

スーパーあぶない刑事23話


  紅い殺し屋集団 スペシャル



香港からとんでもない奴らがやって来た。
その名も「レッドキラー」
日本では「紅い殺し屋集団」と呼ばれる連中である。
しかし彼らのことは中国の伝説だと思っていた。
そんなある日。
レッドキラーが密かに日本へ来ていることが分かった。
香港警察の傀署長はすぐに真琴のとこに連絡して来ました。




武田英彦「署長、香港警察の傀署長からお電話です」
大下真琴「ありがとうございます、はいもしもし・・・」
傀署長『大下さん大変です』




傀署長の声から尋常ではないと悟った真琴は・・・




大下真琴「何があったんですか?」




と、声を低めて聞いた。




傀署長『レッドキラーと呼ばれる香港では要注意集団とされている者たちが日本に入り込んだとゆう情報が入ったのです』
大下真琴「レッドキラー?それはどんな集団なのですか?」
傀署長『数十人いて日本で言えば暴走族です、でも気をつけて下さい』



オンフックでみんなも聴いている。
すると傀署長は続けて言いました。




傀署長『彼らは凄腕のカンフー使いです』
徳川宗明「それじゃ敵いっこないじゃない」
徳川吉之「ジャッキーさんたちはもう香港へ帰っちゃったし」





そうなのです。
日本での試写会が終わって香港へ帰ってしまったのです。
それを真琴が説明すると・・・




傀署長『こっちでのイベントがあったので帰っていますが今日の夜の便で日本へ行くことになりました』
大下真琴「分かりました」




最後に傀署長はレッドキラーの捜査資料を劉刑事と秦奔刑事に持たせ
ジャッキーたちと共に行かせると言って電話を切りました。




大下勇次「おもしろそうじゃない」
徳川宗明「ああ、どんな奴らが来るのか楽しみだな」




と、話す大下と徳川に武田が怒鳴った。




武田英彦「コラ!不謹慎だぞ」





真琴が武田を宥めた。




大下真琴「まぁまぁ落ち着いて下さい」
宮本謙「しかし、また嵐になりそうですなぁ」
町田透「そんな危ない奴らが来たらヤバイですよ、ジャッキーさんたちはもういないし」





透の言葉に谷村たちも深くうなずいてます。





大下真琴「来るってさ、また来てくれるそうだよ」
徳川宗明「マジ!?じゃ何とかなるんじゃない」





徳川たちもホッとした顔をしています。
ただ・・・





大下真琴「ただ・・・どっちが先に着くか・・・?」





そう、それが問題です。
その頃、中国では紅殺のメンバーが日本へ行く準備を着々と進めていた。
大きな木の箱がいくつも積まれており、それらをクレーンで船の中に運び込んでいます。
その頃、香港警察では劉刑事たちが紅殺のメンバーの写真を載せた
捜査資料を日本語に翻訳してファックスで送って来てくれました。
女性の凛刑事がファックスで次々と資料を送ってくれています。
それを港署で山路瞳が受け取り揃えて持って来ました。






山路瞳「署長、香港警察からファックスが届きました」
大下真琴「ありがとうございます」





真琴がファックスを受け取るとみんなが集まって来ました。





田中文男「紅殺、これでレッドキラーと読むのか」
町田悠斗「メンバーこんなにいるのかよ!」





一枚目の紙にズラリと名前が記されています。





徳川宗明「ザッと数えても40人近くいるぜ!」





そこには船に銃器が120丁ほど積まれていると書いてある。






大月半蔵「奴らは日本で何をするつもりなのでしょう?」
大下真琴「それは謎らしい」
村木拓「こっちで取引があるとか・・・?」
吉井浩一「いや、殺し屋集団だから誰かを殺しに来るんだろう」
鷹山敏樹「でも、こっち側にも味方がいなければ来られないでしょう」
南旬一「じゃこっちにも紅殺のメンバーがいて手引きしているとか?」
本城慎太郎「あぁ、恐らくパイプ役がこっちにいるはずだ」
町田透「或いは日本人の中にも紅殺のメンバーがいるとか・・・」






あらゆる可能性を考えて慎重に捜査を進めようということに・・・
まず真琴はタカと勇次に銀星会の様子を探らせました。
他のメンバーには暴力団関係の事務所を手分けして回ってもらいました。
しかし・・・どの組にもパイプ役をしているような動きはなかった。
捜査が行き詰る。






吉本和彦「どういうことでしょう?奴らはどうやって日本に入る気なんやろう?」
風間明「不当入国すれば必ず捕まる、それに税関で調べを受けるはずだからな」
近藤卓造「密かに入国するのは難しいはずなんだが・・・」





しかし彼らの考える以上にレッドキラーはすでに意外な方法で日本に入国していた。
海上保安庁からの通報を聞いた高野が報告していた。






高野小次郎「大変だ!船で観光客として入国して来たらしい」
倉田園子「そう来たわけね!」
徳川宗明「まぁ考えてみりゃ入国時に騒ぎを起こすわけにはいかねぇもんな」
田中文男「ブラックリストに載ってマークされますからね」






思っていたより頭のキレル連中である。






大下勇次「思っていたより手強そうだな」






勇次の言葉にうなずく真琴は次に紅殺がやりそうな手を推理した。
そして彼らの目的も同時に考えた。




木葉聡「武器はどうやって運び込む気でしょう?」
大岡忠利「それを俺も考えてた」





すると真琴はまた何かひらめいたようです。





大下真琴「船、海、入国、海・・・そうか海だよ」
松田香苗「どうゆうことですか?」
大下真琴「奴ら、海の中に武器を沈めてから入国する気なんだ」
田中文男「それで船でも堂々と入国できたんだ」
十文字隼人「だから税関もラクに通れたんですね」






真琴の推理は大当たりでした。
税関で一般客と混じって入国して来たことが分かった。






谷村進「あとはどうやって武器を運び込むか・・・ですよね」
町田透「その見当ならもうついているみたいですよ」





と、透が真琴の方を見た。





大下真琴「今夜が勝負だ、何としても喰い止めるぞ」
全員『はい』





真琴は忍び組に港へ偵察に行かせた。
8人2人1組で行動します。
木葉と桐原、大月と倉田、海堂と松田、十文字と鈴村のペアに分かれました。
それぞれ海の中と倉庫内を回って武器を隠してありそうな所を捜索した。





十文字隼人「そっちはどうだ?」
鈴村皐月「空っぽ、次向こう行きましょう」
大月半蔵「おかしい、どこかに運び込まれているはずなんだが・・・」
倉田園子「当てが外れたのかしら・・・?」
大月半蔵「いや、必ずどこかに隠しているはずだ」





しかしどの倉庫を見てもそれらしい箱が一つも見つからないのです。
一方海の中で捜索している海堂・松田ペアと木葉・桐原ペアが探索しています。





海堂進二「プハッ、どこにもねぇな」
松田香苗「海の中じゃないのかしら?」




ところが・・・





桐原早紀「あったわよ、こっち」





早紀の案内で2人はもう一度潜りました。
水中では聡が下を指差して待っていた。
四人は力を合わせて青いシートを引いて上がって来ました。
そこへ諦めて倉庫から出て来た大月たちが声を掛けた。





大月半蔵「あったのか!?」
木葉聡「はい、これがあと三つほど」
倉田園子「かなり大きな箱ね」






大月と倉田は上から紐を引っ張り箱を上げました。
今度は海堂と松田が上がって来ました。





松田香苗「倉田先輩、これ」
倉田園子「ええ、半蔵さんも手伝って」
大月半蔵「ああ、セーノ!」






十文字たちも駆けつけて手伝いました。





大月半蔵「皐月は署に連絡してくれ」
鈴村皐月「分かりました」





報告を受けた吉井は・・・




吉井浩一「本当か?よし分かった」





電話を切って・・・





吉井浩一「署長、木葉たちが海から木の箱を見つけて運び出したそうです」
大下真琴「見つけたか、行きやっしょう」





捜査員たちは港の倉庫に急行しました。





鷹山敏樹「これか、けっこうデカイな」
海堂進二「それと同じ物がまだ海中に何個もあるんです」
大下真琴「やはりそうか、思った通りだ」
芝夏美「署長、やっぱりって・・・?」
大下真琴「後で話します」






そう言うと真琴は紙に何か書き始めた。





吉本和彦「気になりますね」
原田実「今はこっちが先だ」
倉田園子「中身を確かめましょうよ」






鷹山がナイフでフタをこじ開けた。
するといろんな種類の銃器が入っていた。





南旬一「マシンガンに口径がバラバラの拳銃ですね」
十文字隼人「他のも開けてみますか?」
徳川治樹「いや下手に開けてバレたらマズイ」





そこで大下たちはフタを閉じて海に鎮めて戻しました。
それから周りに散らばって張り込むことにしました。





大下勇次「紅殺は必ず来るはずだ」





真琴たちは次の日の朝まで張り込みました。






徳川宗明「署長眠っちゃってるよ」
徳川治樹「大丈夫、熟睡していても話はまともにできるから」






治樹はレッドキラーの資料を見ている。
そこであることに気づいた。





徳川治樹「宗さん、これ見て」
徳川宗明「あっ?どれどれ」
徳川治樹「メンバーの名前のところ、日本人が混ざってる」
徳川宗明「本当だ」





二人で資料を見ていると・・・





大下真琴「笹原昇のことだろう」
徳川宗明「ああっ、て、アレ?」





宗明がふと真琴を見ると眠ったままである。が





大下真琴「笹原はアメリカで傭兵をしていた後、金持ちの用心棒をしてました」
徳川宗明「用心棒!?」
大下真琴「武術の達人で特に剣術が得意で剣道の段も持っているらしいですよ」





眠りながら語る真琴に感心している治樹と宗明
笹原はアメリカから香港へ移ってすぐにレッドキラーの一員になったという。





町田透「笹原以外はみんな中国人ですね」





透たちもそれぞれ配られた資料を見ています。
リストに載っているメンバーは、干・秀英、芳・小李、宋・雲麗、その他。







吉井浩一「署長、車が二台来ました」
徳川治樹「車が来たって、署長」





治樹に起こされて、すぐシャッキッとした顔になっている。





大下真琴「まだ動くな、様子をみる」





車から数人の東洋人が降りて来ました。
YCCへ入って行きます。店の前には数人のお客がいます。
笹原たちは入口で何やら話しています。





青木順子「何を話してるのかしら?」
南旬一「さぁ、それより辺りの空気が張りつめているなぁ」
青木順子「ええ、あっあれも仲間かしら?」






本城たちも人数を数えた。





村木拓「15人、もっといるかも」
吉井浩一「そうだな、おい何か渡してるぞ」





どうやら取引をしているようだ。
ケースとカバンを交換している。
そしてゾロゾロと二階へ上がって行くのが窓から確認できた。





徳川吉之「上へ行ったぞ、どうする?」
大下真琴「俺が行くよ」
徳川治樹「一人じゃ危ない俺と宗さんも行く」
大下真琴「分かりました」





真琴と治樹と宗明は二階へ上がった。
奥に部屋があります。
忍び足で近づく三人は様子を伺います。
ところが仲間の一人に気づかれてしまった。






犯人A「你在幹什麼呀?(そこで何をしている?)」
徳川宗明「あちゃ~やべぇなぁこりゃ」
大下真琴「二人は先に行け、ここは俺が食い止める」
徳川治樹「いくら何でもムチャだ」





本城たちは先に脱出した。





大下勇次「署長急げ!」
大下真琴「俺はいい先に行け」
原田実「何言っているんです、一人じゃ無理です」
ジャッキーチェン「怎知道?マコト助けに来たよ」






聞き覚えのある声にみんなが振り返った。






鷹山敏樹「まさか、本当に?!」






真琴も鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしてその人を見た。




ユン・ピョウ「一緒にやりましょう」
大下真琴「助っ人も来た、勇次たちは先に行け」
大下勇次「分かった、ここは任せる」
徳川宗明「俺は見物したい」





しかし真琴は首を振って






大下真琴「下で逃走しないよう見張っていて下さい」
徳川吉之「宗明、行くぞ」





吉之は宗明の服を掴み引きずりながら連れて来ました。
ジャッキーたちの中に新顔がいました。
ユン・ピョウは真琴にあいさつをした。





ユン・ピョウ「初めまして、ユン・ピョウと申します」





日本語で自己紹介をしてくれた。






大下真琴「あ~どうも大下真琴です」




真琴もあいさつをしました。
そして周りを見回して構えた。





于・秀英「他的!」





犯人たちとの格闘戦が始まった。
ユン・ピョウたちは真琴を見ながら戦っています。





ユン・ピョウ「了不起!(すごい!)」
ジャッキーチェン「我有弟子(私の弟子だからね)」
サモハン・キン・ポー「我们,帮助吧(俺たちも手伝おう)」







大下たちは外で逃げようとしている奴らを捕まえて手錠で繋いでいった。






大下勇次「フフフ♪いらっしゃい」
村木拓「それにしてもジャッキーさんたち、グッドタイミングですね」
本城慎太郎「ああ、しかしまさかこんなに早く来るとはな」






20人以上ぶっどばした真琴たちを見て、于・秀英たちはそそくさと逃げて行った。






大下真琴「忍び組、尾行をお願いします」
大月半蔵「はい、それにしても署長、強いですね」
大下真琴「アザース!」






大月たちは軽く敬礼をして笹原たちを尾行しました。
大月たちを見送ると真琴は覆面パトカーの助手席の足元から
トランクケースを取り出した。





大下勇次「なに?これ」
大下真琴「秘密兵器だよ~ん」





ケースのフタを開けるとコンピューターのようなゲーム機のような物が姿を現した。
タッチボタン三つとレバーとイヤホンとメガネです。






徳川治樹「いつの間にそんな物を!?」
大下真琴「ぶっとばした一人に発信機をつけておいたんだ」
町田透「それってボタン型のヤツ?」
大下真琴「そう、アレです」






真琴はメガネで男の目線、イヤホンで盗聴して地図で場所を特定できるように集中して
メモを採りながら犯人たちの会話を聞いている。
会話のほとんどは英語と中国語だった。
真琴はカタカナで聴こえた通りメモした。
中国語はジャッキーさんたちに日本語で翻訳してもらいました。






犯人A「媽的!那小子我杀了你」
ジャッキー・チェン「クソ!あのガキ殺してやる」
犯人B「快点!本人丰收啊」
犯人D「緊要、こいつを全部セットすることだ」
ジャッキーチェン「重要なのはこいつを全部セットすることだ」
犯人C「行、他们停止了呼吸音」
ジャッキーチェン「ハイ、奴らの息の音を止めてやります」
村木拓(声)「こいつで、って爆弾のことですかね?」






拓が無線で言って来ました。





大下勇次「その可能性が高いな、どんな物かは分からないが」





そして紅殺が移動し始めたので発信機辿りながらついて行きました。
治樹の覆面者の中で真琴は宗明にも手伝ってもらいながら何やら造っていた。





徳川宗明「まるで007だ近未来の兵器だよ」





拳銃より少し大きめの銃にレンズとサイレンサーをつけた。

“カチン⚡️”と音がすると特殊な弾を一発込めました。






徳川宗明「それ何だ?」
大下真琴「念のために車にも発信機をつけとこうと思って」






後ろでは勇次の覆面パトカーもついています。





カール・マック「マコトは何してるんでしょう?」
ジャッキー・チェン「大下さん分かりますか?」
大下勇次「あいつ、奴らの車に発信機を打ち込む気なんですよ」






大下の言ったことをジャッキーが中国語で通訳した。


           
          すごい
カール・マック「へぇ~哇!」
サモ・ハン・キン・ポー「手法好,并且正好.做工不错,夏天了(手際がいいな、サマになってる)」




カール・マックたちもうんうんとうなづいています。
真琴は靴を脱いでサンルーフを開いて運転席と助手席に両足を掛けて
レンズを覗きながら狙いをつけた。






大下真琴「宗さん、しっかり抑えていてね」
徳川宗明「大丈夫、やってくれい」
大下真琴「はいな、治ちゃんもうちょい車を近づけて」
徳川治樹「よし、ゆっくり寄って行くからな」





真琴は寝そべって銃を車に向けて狙いをつける。






大下真琴「シュート!」




“ポス💥カチン⚡️”






サイレンサーがついているので無に近い銃声と車に発信機がくっつく音がした。
これで犯人たちの盗聴と発信機で例え途中で見失っても追跡が可能になります。
真琴はイヤホンで会話を聴きながら地図と受信機のメモリを見ながら
大下たちを誘導して行く。






ジャッキー・チェン「大老・・・これからボスの所に行くそうです」
大下真琴「よっしゃ案内してもらおうじゃないの」
ユン・ピョウ「罠カモしれませんよ」
大下真琴「罠が恐くてデカなんかやれるかっての」






真琴の強気な言葉を通訳で聞いたジャッキーたちは・・・




      
カール・マック「凉爽的!りぁふぁんだ」





と手をたたいている。『かっこいい』とか『たくましい』とゆう意味らしい。
真琴は地図で位置を確認しながらバレないように尾行して行きました。






犯人A「笹原サン、約束ノ金ハマダデスカ?」
笹原「今払う、それと邪魔者が現れたそうだな」
犯人B「ハイ、恐ラクデカデス」
笹原「よし、例の所で落ち合おう」
犯人A「ワカリマシタ」






車内の電話で笹原と連絡を取り落ち合う場所へ向かいました。
大下たちも跡を追います。






本城慎太郎「真琴、笹原はどこにいると思う?」
大下真琴『今こいつが笹原と連絡を取っていたからそこまで案内してくれるそうだよ』
村木拓「それじゃいよいよ・・・」
大下真琴「ああ、まとめてぶっ潰してやろうじゃない」






一方、笹原も腕の立つ者を集めていた。
その中には香港を逐われた者もいます。
笹原自身も武術に長けている一人だ。笹原は仲間が来るのを待った。






吉井浩一(声)「署長、主犯は赤牙と笹原と考えていいんですよね?」
田中文男「そりゃそうでしょ?」
大下真琴「少なくとも一連の犯行の中心人物と考えていいでしょうね」





しかし吉井には何か引っかかることがあるようだ。






鷹山敏樹「パパ、それじゃ笹原たちを陰で動かしている奴がいるって言うの?」
吉井浩一「大老の存在が誰なのか気にならないか?」





そう、紅殺と笹原の会話の中に大老(ボス)と

呼ばれる人物が誰なのかがなぞのままなのだ





原田実「そうか、この二人を実行犯のリーダーにして裏で動かしている人物がいるのか」
吉田春彦「それは一体誰なんでしょう?」
徳川宗明「行けば分かるんじゃない?」







宗明にバッサリと切られズッコケる一同。






藤村亮「そんないい加減なぁ、もうちょっとマジメに考えて下さいよ」
徳川宗明「だって今ここであ~だ、こ~だ言ったってしょうがないじゃない」
大下真琴「いや、だいたい見当はついてる」





と、真琴が口を開いた。
大岡も一緒に資料を見ていたので分かっています。
一方港署では大変な騒ぎになっていた。







宮本謙「なに、里菜さんと家吉くんが誘拐された!?」
徳川菜美「家に電話があってすぐこっちに来ました」






菜美と佳南子が真琴たちに助けを求めに来ていたのです。
武田はすぐに無線で全員に知らせました。







徳川吉之「なに、子供たちが笹原に誘拐された?」
武田英彦『おいおい一応俺は上司だぞ』
徳川吉之「失礼しました、それで奴らの要求はなんて?」
武田英彦「それがな署長とジャッキーさんたちに来いというんだ」






大下たちも聴いている。






村木拓「署長は分かるけど、なんでジャッキーさんたちまで?」
青木順子「赤牙の要求よ」
芝夏美「そうか、レッドキラーは香港から指名手配されているんだものね」
カール・マック「紅殺は于・秀英たちのチーム名です、于・秀英、芳・小季・宋・雲麗がレッドキラーの幹部なのです」
サモ・ハン・キンポー「這三個人在中心各種犯罪我們一直運行」





サモ・ハン・キンポーの通訳を真琴がしました。






大下真琴「この三人が中心でいろんな犯罪を実行して来たそうだ」






ジャッキーたちの話を聞いて海堂が質問をした。





海堂進二「レッドキラーのメンバーって一体何人いるんですか?」
      ワユウバンドウ
カール・マック「我有很多」
大下真琴「たくさんいるって」
木葉聡「100人くらい?もっとか?」





真琴は腕組みをして目を閉じた。




       ビェンダゼンマヤンラ
カール・マック「变得怎么样了?(どうかしました?)」







カール・マックが心配して真琴に聞く。
それに治樹が答えた。






徳川治樹「いろいろ考えてるんですよ」







ジャッキー・チェンがユン・ピョウたちに中国語で通訳してくれました。
一旦港署に戻って来た。
戻るなり真琴はどっかへ行ってしまう。
ユン・ピョウとサモ・ハンと宗明がついて行くと武器庫へ入って行きます。
扉に耳を当てると中からガチャガチャと音がします。
三人で聴いていると鷹山と大下がやって来ました。






鷹山敏樹「中にいるんですか?」
徳川宗明「うん、またあぶないことを思いついちゃったんじゃない」
大下真琴「よっこらしょ、おっ行きやっしょう」






真琴が両脇にバズーカとその弾やマシンガンなどを持ってヨタヨタと歩いて行くのを見て
サモ・ハンとカール・マックが声を掛けた。





        ワメンカイギィバンズー
サモ・ハン・キンポー「我们可以帮助(僕が持つよ)」
大下真琴「谢谢(ありがとう)」





カール・マックがマシンガンをサモ・ハン・キンポーがバズーカーを持ってくれた。
真琴はサモ・ハンの後ろへ回ってバズーカーを支えた。
それらを覆面パトカーのトランクに積み込んだ。





徳川治樹「またハデに持って来たなぁ」






隼人たちも笑って見ています。





大下勇次「さすがあぶないデカJr」
村木拓「どっから持って来るんでしょうね」






と、拓が本城に聞くと






本城慎太郎「武器庫からだろう」
村木拓「じゃなくて、あれって押収品じゃないんですか?」
谷村進「違いますよ県警から毎月送ってもらってるんです」






谷村が言うと大下もうなずいています。





村木拓「マジで⁈知らなかった」






覆面パトカーに乗ります。






大下真琴「二人は必ず助ける、みんな行くよ」
全員『はい』






武田が調べてくれたおかげで紅殺のアジトが分かりました。






武田英彦「武田です、奴らのアジトが判明しました、新宿の倉庫街です」
大下真琴「アザース、あとは任せて下さい」
武田英彦『頑張って下さい』






武田が初めてエールを送って来ました。
真琴たちはそのエールに答えるためにも里菜と家吉を助け出さなくてはと
気合が入ります。パトカーを飛ばしてようやく倉庫街に着きました。






鷹山敏樹「手分けして探そう」
吉井浩一「ああ、そうだな」
本城慎太郎「よ~しみんな散ってくれ」





二組二台ずつに分かれて回りました
その頃里菜と家吉は武器を取られて縛られていました。






家吉「コラァ卑怯者!降りて来て勝負しやがれ💢」
里菜「ふざけやがってポーチと刀返せ💢」
犯人A「呀・年人」
紅殺「なるほど気の強い子だ」






そこへ部下の一人が血相変えて飛び込んで来ました。





   ジングチャーレイダ
犯人C「警察来的!(サツが来たぞ)」





紅殺たちに緊張が走る、がすでに遅し・・・






大下真琴「もういいかい?」





倉庫内に真琴の声が響き渡りました。
その声を聴いて里菜と家吉はニヤッと笑い声を揃えて叫んだ。






里菜&家吉『もういいよ』





すると扉を蹴る音がしたかと思うと目の前に真琴とジャッキーチェンたちが姿を現した。






紅殺「バカな!どうやって中に!?」
大下真琴「外の連中ならこいつをくらっておネンネしてるぜ」






真琴がバズーカを見せた。
すると今度は入り口と裏口から勇次たちが入って来た。







大下勇次「ここに辿り着くのには苦労したぜ」
鷹山敏樹「ザコは大したことなかったがトラップを崩すのに時間がかかっちゃって」
村木拓「でもそれも署長が全部ぶっ壊してくれたけど」






ジャッキーとユン・ピョウが少し動いた。





宋・雲麗「別動!年人殺」





宋とゆう男と于とゆう男が里菜と家吉を人質に取りナイフを向けている。
しかし里菜たちの背後から進二と聡が近づいて来て気づかれないように
縄を切ってくれた。
そして宋と于のスキを見て里菜と家吉が二人を蹴飛ばすと進二が里菜を聡が家吉を
抱えて敵の上を飛び越えて真琴の横に降ろしてくれた。






ユン・ピョウ「了不起!WOW!」
大下真琴「形勢逆転だ、二人さえ戻って来ればこっちのもんだ」
徳川吉之「さぁ紅殺どうする?」





しかし紅殺は微笑みを浮かべ“パチン⚡️”と指を鳴らした。






紅殺「おもしろくなるのはこれからだ」






すると強そうな男たちがゾロゾロと出て来た。





ジャッキー・チェン「努力工作、マコト、リナ、イエヨシ」
ユン・ピョウ「而我们一起做」
大下真琴「是的、里菜・家吉準備はいいか?」
里菜「いつでもOKよ」






家吉もうなずいた。
本城たちは邪魔にならないよう少し離れた所から見守ることに・・・
紅殺の手下たちが迫って来ます。
真琴たちは背中合わせで輪になって迫り来る敵を睨みつけた。
紅殺の合図で一成にかかって来た。
真琴たちも中国拳法で応戦した。 
カール・マックとジャッキーは家吉と里菜についてサモ・ハンとユン・ピョウが真琴といます。
すると今まで見ていた透が手伝いに加わった。





大下勇次「透、あいつ、いつの間に!?」






その姿はいつもよりかっこよく見える。





町田透「署長、こっちは任せて下さい」
大下真琴「おぅ、つーかやるじゃん」
町田透「まぁそこそこは」
紅殺「殺、殺小子每个人、它夺去」
家吉「マジで皆殺しにする気だぜ」






家吉と里菜・真琴は中国語も勉強しているので相手が何を叫んでいるか分かっている。






里菜「こんなとこでくたばってたまるか!」
ジャッキー・チェン「我们保护你ウーマンバオフーニー(君たちは僕らが守る」
里菜「谢谢连老师也,我们也强哟(ありがとう師匠、でも私たちも強いですよ)」
シェーシェーチャウシーターデチャウンタ、ダンウォーマン






一方、サモ・ハン・キンポーも真琴のカンフーを見て・・・






サモ・ハン・キンポー「我」
         ウァ~




やるなぁと感心していた。紅殺はマズイと思ったのか一人奥まで走って行きます。





家吉「紅殺がいない!」
大下真琴「慌てるな、見当はついている」
サモ・ハン・キンポー「这离开、红步杀(ここは任せて紅殺を追って)」
      ツーリィカイ、ホンボゥシャ





カール・マックとユン・ピョウがザコの相手をすると言うのです。
真琴はうなずくと里菜と家吉を連れてレッドキラーを追いかけました。
後ろからジャッキーとサモ・ハンもついて来ます。
そして大下と鷹山もジャッキーと共に真琴たちを追いかけて行きました。
隣の倉庫の入り口まで来ると真琴が家吉の手を掴んだ。





大下真琴「待て、拳銃を持っているかもしれん場所を代われ」
家吉「あいよ、気をつけろよ」






真琴と家吉が前後入れ替わった。
真琴は拳銃を手にした。そこへ鷹山と大下とジャッキーも追いついた。






鷹山敏樹「置いて行くなんてひどいなぁ」
里菜「間に合ってよかったですね」
大下勇次「奴は中か?」
大下真琴「多分、逃げ込むとしたらここしかない」





真琴とタカがそっと中を覗き込むと紅殺の位置を確認した。
その頃、ユン・ピョウとサモ・ハンと・ジャッキーの三人は谷村たちも加わって
ザコを倒しているところでした。





谷村進「アチョ~!ウァチャ!」
吉井浩一「谷村も張り切っているなぁ」






ジャッキーたち三人は顔を見合わせた。





ジャッキー・チェン「他还我真的!」
         タァワァチェンダ
田中文男「やるでしょう、うちの筋肉マン」
カール・マック「ハイ」





ザコを全員逮捕した頃、レッドキラーを追い詰めた真琴たちは
今まさに紅殺との戦いが始まろうとしていた。






大下勇次「伏せろ!」





勇次の合図で紅殺の攻撃を避わすことができた。





里菜「汚ねぇぞテメー💢カンフーで勝負しやがれ!!」
大下真琴「恐いね」






すると紅殺が姿を現した。






紅殺「この俺に素手で勝てるとでも?」
家吉「やってみなきゃ分かんねぇぞ」
里菜「三人でやります、オジさんたちは見ていて下さい」
鷹山敏樹「OK、頑張って見てるから」






ジャッキーチェンも大下たちと見守ることに
真琴は拳銃の入ったベルトとショルダーバックを勇次に預けた。
そこへ本城たちと共にサモ・ハン・キンポー、カール・マックも来ました。







カール・マック「成龍的,诚是谁?(ジャッキー真琴くんたちは?)」
ジャッキー・チェン「我们即将与红色殺手战斗ウォーマンジージャンヨーホンスウシャンジャンドウ」(これからレッドキラーと戦うところだ) 






ジャッキーはそう言って真琴たちの方を見ました。
レッドキラーは拳を握りしめると右手で手招きして来た。
それを見てカチンと来た三人は・・・






家吉「完全にナメられてるみたいだぜ」
里菜「なら思い知らせてやろうじゃない」
大下真琴「あいつムカつく💢」






三人は目で合図すると同時に紅殺に攻撃しました。
しかし紅殺も強く簡単に捌かれています。






大下真琴「チッ手強いな」






それはジャッキーたちも見て分かってました。
三人は独特のフォーメーションで紅殺を翻弄します。






笹原「うおっ!」





里菜の蹴りが紅殺の上半身にヒットしました。
笹原はバランスを崩してヨロめいた。






里菜「ナメンじゃねー💢あんたは私たちが倒す」
紅殺「少々油断したよ」





首を鳴らして頭を振ると紅殺も本気モードになった。






ユン・ピョウ「他还终于到严重(あいつもついに本気になったぞ)」
家吉「不要伸出你的手ブヨウセンチューニデショウ」






中国語で『手出しは無用』と言う家吉にジャッキーとサモ・ハンは微笑みを浮かべた。






村木拓「何て言ったんですか?」
青木順子「私だって分からないわよ」
サモ・ハン・キンポー「手出し無用と言ったんです」
村木拓「へぇ~つーかサモ・ハンさん日本語しゃべれるじゃないですね」
サモ・ハン・キンポー「ハイ、少しは」






みんなが見守る中、レッドキラーがニヤリと笑いステップを踏み始めた。
すると三人は何やら相談をし始めた。





里菜「OK、任せて」
家吉「了解」
大下真琴「よし、やるぞ」





真琴が作戦を思いついたので里菜と家吉に教えた。
再び三人は里菜を真ん中にして構えた。





笹原「見せてもらおう」





すると里菜を残して真琴と家吉が紅殺に向かって行きました。
二人ともさっきまでとはまるで動きが違い息もピッタリです。





真&家『ソラ!』






二人の半跳び足刀蹴りが炸裂した。






紅殺「ハァ、ハァ思ったより強いな」






里菜はまだ動きません。






家吉「まだまだ、真琴」
大下真琴「おぅ」






その後も真琴と家吉のコンビプレイが続きます。





真琴「お前に殺された人たちの仇だ」
紅殺「くっ・・・少々舐めていたようだ」
真&家『セーノ!』






真琴と家吉のジャンピングパンチが紅殺の腹と顔面にヒットした。




里菜「これで終わりだ!」




“ドカ💥”





体勢を崩した紅殺にタイミングを計っていた里菜がトドメのジャンピング後ろ回し蹴りが極まると赤牙がうつ伏せに倒れ込みダウンした。
そこへ治樹が真琴に手錠を投げ渡し真琴がそれを受け取り赤牙の両腕に手錠を掛けた。
それから数時間して香港警察が到着して紅殺とその一味を香港へ連行して行きました。





劉刑事「大下さん、ありがとうございました」
大下真琴「いいえ、でも来るの早かったですね」
劉刑事「お宅の宮本課長から連絡をもらってからでしたので」
大下真琴「なるほど・・・ではよろしくお願いします」
劉刑事「ハイ、ではまた香港にも来て下さい」
大下真琴「ええ、必ず」




握手を交わすとお互いに敬礼して別れました。
レッドキラー一味は船で香港まで身柄を拘束されて行ったのです。
大下たちは劉刑事たちを見送ると港署へ戻りました。
ジャッキーチェンたちも一緒です。






徳川吉之「笹原はこっちで起訴されることになるそうだ」
大岡忠利「検察では内定していたそうですよ」
大下真琴「そうですか、まぁなにはともあれ大事にならなくてよかったね」






そうニュースではほとんど紅殺のことは報道されていなかったのです。
それは大原警視長がマスコミを抑えていてくれたからでした。
それを真琴が知ったのは報告書を届けに言った時だった。






緒方雄一「香港警察の傀署長から連絡が来て笹原一味を逮捕したって」
大下真琴「ジャッキーさんたちのお陰です、すべて手伝ってくれましたから」
緒方本部長「君とあの双子の兄妹と師匠なんだってね」
大下真琴「ええ、カンフーの先生なんです」
緒方雄一「徳川さんも姪っ子さんと甥っ子さんがカンフーの達人になったとかで・・・」
徳川治樹「姪は三歳の頃から刀を振り回していたせいか気が強くて」
緒方雄一「ハハハ!なるほど確かに強そうだ」
徳川治樹「甥っ子の方は逆に大人しくてどちらかとゆうと穏やかな性格なんです」
緒方雄一「ふ~ん双子でも性格は正反対なんですね」
徳川治樹「ええ『気の強さは母親譲りだ』と言ってます」
緒方雄一「ほぅ確か菜美さんと言ったね、すっかり母親になったのか、よかった」
徳川治樹「その節はいろいろ計らっていただいたそうで・・・」





治樹は頭を下げました。






緒方雄一「いや私は何もしていない礼なら真琴くんに言うんだな、彼が更生させたんだから」





そう言って緒方本部長は真琴の方を見た。
治樹はちょっと座りなおして・・・





徳川治樹「ありがとうございました」




と言って頭を下げたのです。
これにはさすがの真琴も慌てた様子で・・・






大下真琴「そ、そんないいんですよ」






それから話が進んでそろそろ帰るとゆう時間になりました。






緒方雄一「それじゃ次も頑張って下さいね」
徳川治樹「はい、では失礼します」





その後、大原警視長のところへ行きました。
大原警視長は明るく迎えてくれました。





大原功一「さぁ入ってどうぞどうぞ」
大下真琴「失礼致します」





真琴と治樹は中へ入りました。





大原功一「紅殺一味を逮捕してくれてありがとう本当によくやってくれたね」
大下真琴「ジャッキーさんたちの助けもあったからですよ」
大原功一「そうだね、じゃ報告書を読ませてもらおうかな」
大下真琴「はい」





真琴は大原に封筒を手渡した。
大原は封を解いて報告書に目を通した。






大下真琴「日記みたいな報告書ですいません」
大原功一「いいえ、この位分かりやすいとこっちも助かります。それにおもしろい」
大下真琴「おもしろいですか?」
大原功一「うん、これならアレを受けさせられるだろう」
徳川治樹「アレとは何のことです?」






治樹に聞かれマズイという顔つきになる大原だったが・・・







大原功一「実はこの件は浅見刑事局長からの推薦でね、真琴くんを含めた港署三名に
試験を受けてもらうことになったんですよ」
大下真琴「何の試験ですか?」
大原功一「『デカIQ』だよ」
真琴&治樹『デカIQ?』





真琴と治樹の声が揃った。
それも警視長命令だと言うのだ。






大原功一「まぁ詳しい話は浅見刑事局長から聞いて下さい、これから行くのでしょう?」
大下真琴「ええ、分かりました、では失礼します」





二人は大原警視長のオフィスを出るとすぐに浅見刑事局長のオフィスへ向かいました。
中に入ると浅見刑事局長がニコニコ顔で出迎えてくれました。






浅見陽一郎「大原警視長から話は聞いたかな?」
大下真琴「はいデカIQを計る試験があるとか俺なんかでいいんですか?」
浅見陽一郎「君には是非受けてもらいたい」
徳川治樹「どういうことです?」






治樹の質問に浅見陽一郎はソファに座って言いました。





浅見陽一郎「どうぞ、お座りください」





二人もソファに腰掛けた。





浅見陽一郎「今回の試験の目的はより優秀な人材を登用するためです」
大下真琴「あの・・・子供でも受けられるものなんですか?」
浅見陽一郎「勿論、しかし受けるには推薦されないとダメなんだ」
徳川治樹「推薦・・・つまり選ばれた人しか受けられないってことですか」
浅見陽一郎「そうです」






しかし真琴とあと二人、誰が受けるのかがまだ分かりません。
すると浅見刑事局長はファイルからプリント用紙を取り出して読み上げました。





浅見陽一郎「大下真琴警視正、大岡忠利警部、遠山金之助警部の三名です」





そう・・・またまた港署に新しい刑事がやって来るのです。






浅見陽一郎「日時は三日後の10月30日、警視庁の第二会議室にて行います」





なんと試験まで三日しかありません。
デカIQとは一体どういう試験なのか? 
筆記なのか?実技なのか?
内容はさっぱり分かりません、というか謎なのです。






浅見陽一郎「期待してるよ、今までの報告書からも採点されるからね」
大下真琴「はい頑張ります」






それしか答えようがなく困っている真琴の図。
この後とんでもない結果が出ることに・・・



つづく。












































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