2013年12月31日火曜日

スーパーあぶない刑事35話



『留学 -修行編-』




前回、ユン・ピョウとプロデューサーのカール・マックもジャッキーの家に来て真琴・里菜・家吉は感激していました。
その三人を映画サイクロンZで使った工場に連れて来ました。




里菜「師匠、ここで何をするんですか?」






するとジャッキー・サモ・ハン・ユン・ピョウは笑って・・・






ユン・ピョウ「ここで映画さながらのアクションで修行しようと思って、まず君たちの力が見たい」
家吉「ここで・・・ひょっとして3対3でやるんですか?」
サモ・ハン・キンポー「そう、ローテーションで相手を換えながらね、もちろんちゃんと手加減するから」
大下真琴「フッ燃えて来た、やろうよ、二人とも」
里菜「ええ、サイクロンZの現場でやれるなんて思わなかったけど、おもしろそうじゃん」
家吉「だな、師匠たちよろしくお願いします」
ユン・ピョウ「そう来なくっちゃ!」






はりきるユン・ピョウにジャッキーが耳打ちをした。







ジャッキーチェン(ちゃんと手加減しろよ)
ユン・ピョウ(分かってる、俺たちプロだぜ)
サモ・ハン・キンポー(どうする?誰がどの子と最初やる?)





それは真琴たちの方でも相談していた。





家吉「俺はユン・ピョウさんとやりたい」
里菜「私ジャッキーさんがいい」
大下真琴「丁度いい、俺はサモ・ハンさんがいいと思っていたんだ」
ジャッキー・チェン「決まったかな?それじゃ始めようか」
三人『よろしくお願いします』






真琴たちは師匠たちが並んでいるそれぞれ自分が選んだ人の前に立ちました。






ユン・ピョウ「キミはどっちかな?」
家吉「家吉、双子の兄の方です」
サモ・ハン・キンポー「じゃキミが真琴くん」
大下真琴「お願いします、わぁ緊張するぅ」
ジャッキー・チェン「里菜ちゃん、お手柔らかに」
里菜「それはジャッキーさん次第です」






ジャッキーは強気な態度の里菜を見てニコニコ笑っている。
カール・マックが三組を見て言いました。






カール・マック「では、準備はよろしいかな?」
大下真琴「いつでも」
家吉「OKでぇす」






里菜・家吉・真琴は構えた。
それを見てジャッキー・サモ・ハン・ユン・ピョウの三人も構えました。
カール・マックの合図で組手が始まった。






カール・マック「始め!」





真琴たちは同時に相手に向かって行きました。





ユン・ピョウ「ホッ、ヨッ、おっと、この子けっこう強いよ」
ジャッキー・チェン「そりゃそうさ、あらよっと俺の教え子たちだもん」
サモ・ハン・キンポー「お~っと!ヤァ!ありゃ?動きがお前とソックリ」
大下真琴「そりゃそうですよ」
里菜「ビデオを何回も見て」
家吉「研究していますから」






ジャッキーたちは驚きを隠せないでいた。





ユン・ピョウ「本当によく研究して来ているよ」
大下真琴「サモ・ハンさんの動きだって研究して来てますから、例えばこれだ!」






“トン⚡️クルン🌪️”






後ろ回しで相手の足を絡めて倒すやり方を実戦で使う真琴。





サモ・ハン・キンポー「おおっ!」






手を突いてもバランスを崩さずにアクロバットな動きで立ち上がるサモ・ハンだった。





大下真琴「さすがにすごい」
サモ・ハン・キンポー「やるねぇ、ちょっとびっくりしたよ」
大下真琴「まだまだこんなもんじゃないですよ」
ユン・ピョウ「こっちは同じ動きして来る」
家吉「へへ~ユン・ピョウさんのパターンは研究したもんねぇ」
ユン・ピョウ「フフン♪ならこれはどうかな?ヤァ~!」
家吉「くっうわぁ」





ユン・ピョウの強烈な後ろ飛び蹴りが来た。
家吉はとっさに腕をクロスして防御したがふっとばされて壁に激突した。
ドシンとすごい音がした。






里菜「ヘラヘラ笑ってるからだ、バカ!」






慌てたユン・ピョウがすぐに駆けつけて来ました。





ユン・ピョウ「ごめんよ、ケガはないかい?」
家吉「背中打っちゃいました、でも大丈夫です」
ユン・ピョウ「少し休もうか、無理しない方がいい」
家吉「ハイ、じゃちょっとだけ」






壁に寄り掛かって休むことにした。





サモ・ハン・キンポー「あ~あ手加減しろって言ったのに・・・」





真琴の相手をしながら呟くサモ・ハンに自分の攻撃が余裕で躱されていることに気づいた
真琴はちょっとムッとして本気になった。






サモ・ハン・キンポー「おっ顔つきが変わったね」





本気モードになった真琴にうれしそうに笑うサモ・ハン・キンポーはバク転で距離を取って
構えると左手を返してチョイチョイと合図をして見せた。
『来い』と言う意味である。






大下真琴「憧れのサモ・ハンさんだけど、アッタマ来た」






真琴も素早くでんぐり返しで接近し足を狙って蹴りを入れた。






サモ・ハン・キンポー「おおっと!」






転ばすのに成功したがその後の攻撃に両足で受け流されてしまうのだった。






大下真琴「チッ、惜しい」
サモ・ハン・キンポー「ソラ行くぞぉ」






最初は攻めに回るサモ・ハンだったがすぐ受け身に回りました。
一見いい勝負に見えます。
だがそれはプロの指導者だから上手く真琴に合わせてくれているのです。





サモ・ハン・キンポー「ストップ、今の動き悪くはないんだけど、背中に回り込まれたらちょっとごめんね」






実際に真琴を押さえつけて教えてくれた。






サモ・ハン・キンポー「ホラ、動けないでしょ」
大下真琴「あっ本当動けません、相手がサモ・ハンさんでよかった」
サモ・ハン・キンポー「でも、いい動きしているね」
大下真琴「ありがとうございます」
ジャッキー・チェン「里菜ちゃん強い!」
里菜「研究して来ましたから」
ジャッキー・チェン「よし、今日はこのくらいにしよう」






ジャッキーチェンの号令でこの日の修業は終わった。





ユンピョウ「家吉くんと里菜ちゃんもなかなかいい動きしていたよ」
里菜「ハリウッドスターにそんなこと言ってもらえるなんて感激です」
家吉「俺たちマネしてみたりしてずっと特訓して来たもんな」
大下真琴「俺は捜査で実戦も試せたしラッキーだったよ」





三人ともビデオを何回も見てひたすら動きをマネして細かいところまで研究して来たことを話した。






サモ・ハン・キンポー「そんな風にやっていたんだ」
ジャッキー・チェン「見様見真似であそこまで完璧に動きをマスターしてるからびっくりしたよ」






ロケ地からまたジャッキーの家に戻って来ました。






大下真琴「あ~疲れた、でもなんか素直に休めないよね」
里菜「うん、あのジャッキーチェンの自宅にいるんだもん」






奥さんのジョアン・リンと息子のジェイシー・チャンは現在11才だが真琴たちより
学年は上である。
ヒップホップなどダンスを習っているらしい。






ジャッキー・チェン「あの子はあまりカンフーに興味がないみたいなんだ」
ジェイシー・チャン「いらっしゃい」
大下真琴「お世話になります」







代表で真琴があいさつした。
おとなしい性格のようです。






里菜「だけどロケ地すごかったね」
家吉「実際に行くとまた雰囲気が違ったよね」
サモ・ハン・キンポー「明日は三人に合わせたい人がいるんだ」
大下真琴「えっ!また誰かに会えるんですか?」
サモ・ハン・キンポー「楽しみにしててよ」





三人はワァ~!と声を挙げてよろこんだ。
一体誰に合わせてくれるのでしょうか?
この日の夕食はジャッキーの奥さんのジョアン・リンさんが作ってくれました。





ジョアン・リン「ねぇ、あなた達ジャッキーの映画を見て来てくれたんですって?」
里菜「ハイ、最初はテレビのロードショーで映画を見ていたんですが、ジャッキーさんやサモ・ハンさんユン・ピョウさんのアクションに衝撃を受けたんです」
家吉「初めはそれがカンフーだと知りませんでした、映画を見て俺たち空手を習い始めたのです」
ジョアン・リン「あなたもそうなの?」
大下真琴「はい、レンタルビデオ店からビデオを借りてダビングしてもらって見ています」
ジョアン・リン「そこまで熱心に?嬉しいわ!」





料理を作りながらジョアンは言いました。





ジョアン・リー「ジャッキーはファンを大事にする人だから、もちろん日本のファンの人にもよ、私はそんな彼の優しいところが好きなの」
里菜「男は強くて優しい人がいいですよね」
ジョアン・リー「ええ、本当にその通りよ」





女同士会話が弾みます。





ジョアン・リー「あなたのお母さんはどんな人なの?」
里菜「元レディースの総長で腕っ節の強い人です、ふだんは優しい人なんですけど」
ジョアン・リー「怒ると恐い?」
里菜「母にはあまり怒られたことがないんです、パパにはよく怒られますけど」
ジョアン・リー「あら、どうして?」
里菜「私がお転婆だからです」
ジョアン・リー「女の子は少し気が強いくらいがいいのよ」
里菜「母も良くそう言ってくれます」






それから真琴たちは夕食の時もいろんな話をしました。





ジェイシーチェン「マコトたちはふだん何をしているんだい?」
家吉「俺と里菜は普通の小学生だよ、何度か事件に巻き来まれてるけどね」
里菜「その度に真琴がパパたちと助けに来てくれるの」
ジャッキーチェン「マコトは日本の横浜港署の刑事なんだよ」
サモ・ハン・キンポー「それも署長なんだ、一番偉いんだよ」
ジェイシーチェン「それ本当!?」
大下真琴「ええ、まぁ・・・」





照れながらもクールに答える真琴。






里菜「うちのパパが言ってたんだけど、優秀な刑事で選ばれた人しか受けられないデカIQテストで超天才クラスの250を出したのよ」
ジェイシーチェン「それってすごいの?」
家吉「ああ、受けに来た刑事たちのトップになったんだ」
ジャッキー・チェン「すごいな!俺も映画で刑事役やるけど比べ物にならないよ」





真琴は下を向いてしまった。
恥ずかしがっている。





サモ・ハン・キンポー「それで強くなりたかったんだ」
大下真琴「まぁ、それもありますけど」
里菜「私たちがよく事件に巻き込まれちゃうから守るためなんだよね」
大下真琴「どうしてそれを?」
家吉「分かるよ、お前見てれば、必死じゃん」





真琴は立ち上がって外に出てしまった。
里菜と家吉が追いかけようと立ち上がるとジャッキーが笑顔で待っててとジャスチャーした。






大下真琴「ハァ~俺は刑事でいたい」
ジャッキー・チェン「いいんじゃない、それで」
大下真琴「びっくりした!」
ジャッキー・チェン「キミは内に何か秘めているでしょ」
大下真琴「そう見えますか?」
ジャッキー・チェン「ああ、キミは優しい子だから誰よりも純粋で正義感が強く頭もいい」
大下真琴「最後だけは違いますよ、頭はよくありません悪い方です」
ジャッキー・チェン「でも信頼されてるじゃないか」
大下真琴「確かに・・・でも勉強はできません、早くから社会に出ているからある程度はしてますが」
ジャッキー・チェン「刑事としては天才だってキミのお父さんが言ってたよ」
大下真琴「フッ、父さんが?いつです?」
ジャッキー・チェン「前に来日した時に空港でお父さんが迎えに来てくれた時、話してくれたよ」






真琴は景色を見ながら聞きました。






大下真琴「なんて言ってました?」
ジャッキーチェン「日本のことわざで『トンビがタカを産んだ』って言ってたよ」
大下真琴「それうちの副署長もよく言ってます」
ジャッキーチェン「だからみんなに好かれる」





男同士腹を割って話せたひと時でした。
次の日も三人はジャッキー・サモ・ハン・ユン・ピョウの三人にカンフーを実戦式で習いました。
棒術・チェーンを使ったりヌンチャク・剣そして太極拳も・・・
そんな日々が一年半も続いたのです。
そして月日が経って真琴たちは12歳になりました。





ユン・ピョウ「おめでとう、今日までよく頑張ったね」
サモ・ハン・キンポー「逞しくなったよ、ねっ」
ジャッキー・チェン「うん、日曜日に日本に帰るんだよね」
大下真琴「はい、師匠とみなさんには本当にお世話になりました」
ジェイシーチェン「マコト、イエヨシ、リナ楽しかったよ、日本のアニメも好きになったし」
里菜「ジェイシーも今度日本においでよ、案内するわ」
ジェイシーチェン「うん、父さんと行く」





カール・マックやユン・ピョウたちも来ています。





カール・マック「また来てくれよ映画一緒に撮りたいから」
里菜「本当!出てみたいです」






一年半の間、現場に連れてってもらいましたが出演は断りました。
真琴が断ったのです。帰る準備をしていると奥さんのジョアン・リーが来ました。





ジョアン・リー「マコト、リナ、イエヨシあなたたちは私の息子よ、日本のね、困ったことがあったらいつでも頼ってらっしゃい」
里菜「thank you,mama」
ジェイシー・チャン「三人のことは忘れないよ」
家吉「俺たちも」
サモ・ハン・キンポー「よく厳しい訓練について来てくれたね」
大下真琴「そんな楽しかったですよ、なぁ二人とも」
家吉「うん、そうですよ」
サモ・ハン・キンポー「そりゃすごい!また会おう」
ユン・ワー「私のことまだ恐いかい?」
里菜「ううん、今はとても優しい顔だもん、恐くありません」
ユン・ワー「よかった、私も会いに行くよ」
大下真琴「楽しみにしています、ユンさん」




そして、ユン・ピョウ





ユン・ピョウ「リナの蹴り見事だったよ、もちろんイエヨシも強くなった、マコトはもっと強くなった、また会おう」
家吉「お世話になりました」





ジャッキーたちは空港まで見送ってくれました。





ジャッキーチェン「またすぐに会えるよ、だからサヨナラは言わないよ」
大下真琴「はい、師匠」






日本行きの便のアナウンスが流れました。
案内に沿って搭乗口に歩いて行きます。






ジェイシーチャン「マコト、刑事の仕事ガンバッテ」
大下真琴「ありがとう、ジェイシー、みんな謝謝」
里菜「バ~イ、またね」
家吉「手紙書くから、じゃあね、みなさんありがとう」






機内に入り席に座ると三人は涙を流して泣いた。
日本に帰れば家吉と里菜は中学生になります。
真琴は刑事の仕事が待っています。
カンフーの修行をしてますます強くなった三人。
これからの活躍が楽しみです。
一方、大下・徳川は成田空港へ向かっていました。






鷹山敏樹「真琴、署に戻ったらビックリするだろうな」
大下勇次「暴れるかも・・・」






二人の会話の意味は次回分かります。
成田空港に着いて三人の到着を待ちます。
三人が到着するまであと三時間です。


つづく。

2013年12月24日火曜日

メリークリスマス

30回目のクリスマス。
来年は誰と過ごすか楽しみ!
私が愛した人たちとは一緒に過ごせなかったけど・・・
年明けには彼氏?ができる予定。
裕大、浩明、私が唯一本気で愛した男、魂の片割れと思っていた人
あなたたちのおかげで今の私がいるんだ。

2013年12月16日月曜日

デジモンアドベンチャー04 7話

   
  『二体の究極体降臨』



カルマーラモンたちを追い払ったウォーグレイモンたち。
そして、タケルの要望で子供たちは森のターミナルへ向かった。
森のターミナルへ着くとさらにセラフィモンの城へと進んで行く。



麻矢「この先がセラフィモンの城だよ」





森を抜けると巨大な城が目の前に現れた。





アルマジモン「すごいデカイダギャ!」
伊織「本当ですね」
賢「こんな大人数で来て入れますか?」
セラフィモン(麻)「心配はいりません入れますよ」




いよいよ城の中へと入って行きます。
すると奥の方で何やら光り輝くものがあります。
セラフィモンは立ち止まり振り替えると・・・




セラフィモン(麻)「ここから先はキミたちだけで行って下さい」




と、タケルとヒカリに言った。
二人はうなずくとパタモンとテイルモンを抱いて奥の部屋へ進んだ。
太一たちは見送った。
タケルとヒカリは奥の部屋に入ると希望と光の紋章がついた聖杯が置いてあるのを見た。
タケルとヒカリはそれぞれ自分の紋章が記されている聖杯を手にした。
持ち上げると聖杯が光りパタモンとテイルモンを包み込んだ。




パタモン「うわっ!タケル」
テイルモン「力が沸いて来る」




タケルとヒカリのデジバイスが輝いてパタモンとテイルモンがワープ進化した。




パタモン「パタモンワープ進化→セラフィモン」
テイルモン「テイルモンワープ進化→オファニモン」
タケル&ヒカリ『やった!やった!』





タケルとヒカリは抱き合って喜んだ。
太一たちは外で光の柱を見上げていた。





麻矢「成功したようだね」
ヤマト「ああ、これで戦力が増えたな」
トウヤ「そうだな」




その時、ブラックウォーグレイモンが何かに
反応したのか顔つきが険しくなった。





ウォーグレイモン「どうしたの?」
Bウォーグレイモン「いや、ちょっと気配を感じたのだ」
メタルガルルモン「まさか奴らか?」
Bウォーグレイモン「いや・・・誰かが俺を呼んでいる」




京たちも異変に気づいた。




京「あれ?トウヤさんブックウォーグレイモンが・・・」
トウヤ「どうかしたのか?」




するとトウヤのデジバイスも輝き出すとブラックウォーグレイモンは・・・




Bウォーグレイモン「トウヤ、乗れ」
トウヤ「ああ」





ブラックウォーグレイモンはトウヤを抱えるとすごい勢いで飛び出して行ってしまった。





ヤマト「俺たちも追いかけるぞ」




オファニモンたちもそのまま後を追いかけました。




Bウォーグレイモン「呼んでいる、誰かが俺を呼んでいる」
伊織「いったい、どこまで行くんでしょうか?」
賢「分からない、でも今はトウヤさんたちを追うしかない」
スティングモン「そうだ、賢ちゃん捕まってて」





森のターミナルから抜けた。





Bウォーグレイモン「俺を呼んでいるのは誰だ?」




そこへ太一を乗せたウォーグレイモンがブラックウォーグレイモンに追い着いた。





ウォーグレイモン「ブラックウォーグレイモン、どうしたと言うんだ?」
Bウォーグレイモン「誰かが俺を呼んでいる」
ウォーグレイモン「どういうことだ?」
Bウォーグレイモン「分からない」





ヤマトたちもなんとか追い着いて来ました。





タケル「お兄ちゃん」
ヤマト「おう」
伊織「トウヤさんはどこまで行くのでしょう?」
ヤマト「俺にも分からない」






飛び続けること約一時間
辿り着いたのは・・・





トウヤ「ここは・・・どこなんだ?」
Bウォーグレイモン「闇の大陸だ、どこだ?どこにいる?」





太一たちも到着しました。





空「ガルダモン、あそこ」
ガルダモン「見つけた」
太一「闇の大陸? 確かにこの辺りは暗いけど・・・」
Bウォーグレイモン「あそこだ」






と、言うとブラックウォーグレイモンは闇の大陸の森へと入って行く。




Bウォーグレイモン「ずっと先に城があるはずだ」
トウヤ「そこに何があるんだ?」





太一たちも追いかける。





京「暗くて不気味なとこ、こんなとこがあったなんて・・・」
ヤマト「これが今のデジタルワールドなんだ」
賢「敵の罠かもしれません」





賢の言うことに同意する大輔たち
これ以上進むのはやめようと言う京だったが太一たちは・・・





トウヤ「俺はあそこへ行かなくてはならない」
ヤマト「トウヤが行くなら俺も行く」
麻矢「私も行く」
空「私も」





そんな先輩たちを見て京たちは顔を見合わせた。




伊織「これ以上進むのは危険です」
トウヤ「ならお前たちはここにいろ、俺たちだけで行く」
伊織「なぜ危険だと分かってて行くんです?」





この伊織の問いかけにブラックウォーグレイモンが答えた。






Bウォーグレイモン「そこにホーリーストーンがあるからだ」
大輔「えっ!ここに?」
トウヤ「行くぞ」





トウヤが歩き出すとヤマトがすぐ後を行く
そして太一・麻矢・空・タケル・ヒカリと続いた。





Vモン「大輔、俺たちも行こう」
大輔「しょうがねぇ」




大輔たちも追いかけました。
森の中をドンドン進んで行くと辺りももっと暗くなっていく
ヤマトはトウヤを見つめている。
メタルガルルモンはトウヤを見ているヤマトを見つめていた。





メタルガルルモン(ヤマトはどんな思いでトウヤを見ているんだろう?)
京「トウヤさんどこまで行くんですか?」
トウヤ「このずっと先に古城がある」
タケル「そこにホーリーストーンが・・・?」
トウヤ「ああ」
Bウォーグレイモン「感じる俺を呼んでいる声を」





しかし他のデジモンたちには聴こえないので首をかしげている。





セラフィモン(麻)「この闇の世界を照らすひと筋の光、それがホーリーストーンだ」
セラフィモン(タケル)「ホーリーストーン!?」






そうブラックウォーグレイモンを呼んでいたのはホーリーストーンだったのだ。
彼にタケルとヒカリを案内させるために呼んでいるんだと言うブラックウォーグレイモン
すると前方に巨大な城が姿を現した。
古城・今は無人の城だ。





伊織「ここはエリアで言うとなんという所なんです?」
トウヤ「闇のターミナル」
伊織「闇のターミナル」
トウヤ「この先が古城だ急げ」
アンキロモン「何だか敵も出て来そうダギャ」
Bウォーグレイモン「敵が現れる前にオファニモンたちにホーリーストーンを渡さなくてはならない」
セラフィモン(タ)「私たちに?それはいったい・・・」
Bウォーグレイモン「いいから黙ってついて来い」







古城へ入って行くブラックウォーグレイモン。
その後をセラフィモンたちも入って行く。



Bウォーグレイモン「あそこだ急げ!」





ホーリーストーンが光り輝いた。
まるでタケルとヒカリが来るのを待っていたかのようであった。




トウヤ「タケル・ヒカリ、ここからはお前たちだけで行くんだ」
ヒカリ「分かりました」






ヒカリはタケルの手を握った。
タケルもヒカリを見た。




大輔「あ~タケルのヤツ~」
太一「静かに黙って見守るんだ」





その時、ブラックウォーグレイモンが敵の気配に気づいた。






Bウォーグレイモン「来るぞ、タケル・ヒカリ急げ!」
ヒカリ「あっ、ハイ」




タケルとヒカリはデジバイスを光とホーリーストーンに掲げました。
するとデジバイスの光とホーリーストーンの光が共鳴してタケルとヒカリを包み込んだ。
セラフィモンとオファニモンを光が包み込んだ。




ヒカリ「タケルくん、これ私たちの紋章」
タケル「本当だ、究極体に進化したのに・・・」
オファニモン「敵が来る」
セラフィモン「ここは私たちが守る」





ホーリーストーンの光が古城を照らす。
そこへギガスモンとカルマーラモン、
そして操られたティラノモンの軍団が現れた。
目が赤くなっている。
ギガスモン・グロットモンが進化した究極体だ。




ギガスモン「なに!セラフィモンが二体いる!? まぁいいまとめて倒してやる」
セラフィモン(麻)「フッできるかな・・・みんな行くぞ」
デジモンたち『オー!』





いっせいに必殺技で攻撃した。




オファニモン「エデンズジャベリン
セラフィモン×2『Wセブンズヘブンズ』
カルマーラモン「タイタニックチャージ」




“キィィィン⚡️”




しかしカルマーラモンが体を回転させてセラフィモンたちの必殺技を防いでしまった。





セラフィモン(タケル)「なに!バカな・・・」





しかし・・・




セラフィモン(麻)「落ちついて、力を合わせて戦うんだ」
空「ガルダモン、ピヨモンに戻って究極体に進化よ」
ガルダモン「OK、空」






ガルダモンは退化してピヨモンに戻りました。
そして愛情の紋章が空のデジバイスの輝きを放つとピヨモンがワープ進化した。





ピヨモン「ピヨモンワープ進化〜→ホウオウモン」





紅い大きな翼を羽ばたかせた神獣型デジモン・ホウオウモンに進化しました。






空「ああっ、すごい!」
ヤマト「みんな頼むぞ」
ウォーグレイモン&Bウォーグレイモン「ダブルガイアフォース」





二体のウォーグレイモンから必殺技を放って行った。




メタルガルルモン「コキュートス・ブレス」
ホウオウモン「クリムゾンフレア」
ギガスモン「ハリケーンボンバー」
カルマーラモン「タイタニックチャージ」
ティラノモン軍団『ファイアーブレス』




しかし敵も負けていません応戦して来た。





太一「なんて奴らだ」
セラフィモン(タケル)「タケル、みんな下がって」
オファニモン「ここは私たちで守ってみせる」
タケル「セラフィモン」
セラフィモン(麻)「俺たちを信じてくれ」
麻矢「分かった、みんな離れるわよ」





子供たちは岩陰から見守りました。






ギガスモン「ヘン!なめんなよ・・・」
ウォーグレイモン「それはこっちのセリフだ」
アンキロモン「メガトンプレス」
アクィラモン「グライドホーン」
エクスVモン「エクスレイザー」
カルマーラモンたち『うぎゃあ~・・・おのれぇぇ!」
ギガスモン「チッひとまず退却だ、覚えてろ」





ギガスモンはカルマーラモンを抱えて逃げて行った。




大輔「やったぜ、ザマーミロ!」
京「これで少しはおとなしくなるといいんだけど」
タケル「いや、奴らはきっとまたすぐ来る」
トウヤ「同感だ、今度はメルキューレモンたちも来るだろう」
ヤマト「どうする?俺たちも戻るか?」
太一「その方がいいかも、トウヤ」
トウヤ「ふむ」






子供たちは各地に一台はあるテレビからリアルワールドに戻りました。
タケルのパタモンとヒカリのテイルモンも究極体に進化できるようになった。
しかし戦いはこれからだ。





伊織「あいつらはきっと、また来ます、その時僕たち・・・」
トウヤ「お前たちは今回手を引いてくれ」





伊織の言葉を遮ってトウヤが言った。




大輔「納得がいかねぇ、なんで俺たちが手を引かなきゃならないんすか?」





太一もヤマトも黙っている。






トウヤ「お前たちまで巻き込みたくない」
賢「そんな・・・水くさいこと言わないで下さい、トウヤさん」
京「そうですよ、みんな仲間なんですよ、私たちも一緒に戦います」
トウヤ「仲間?」
伊織「そうです、僕たちは選ばれし子供の仲間です」





伊織がトウヤの腕を掴んで言った。
伊織はまっまずトウヤを見つめる。しかしトウヤは伊織の手を振りほどいた。





トウヤ「仲間だと?笑わせるな」




と、言って太一たちの方を見た。




大輔「なんだと・・・」




トウヤの態度に頭に来た大輔はトウヤに殴りかかろうとする、が・・・




“シュ⚡️パシ💥”




大輔のパンチをヤマトが受け止めた。




大輔「ヤマトさん・・・」
ヤマト「トウヤの言う通りだ、お前たちは手を出すな」
大輔「だから何でだよ💢」
トウヤ「てめぇらは足手まといなんだよ💢これ以上俺たちの邪魔をするな!」






太一たちは黙っている。






伊織「太一先輩、麻矢さんも空さんもなんとか言って下さい」
トウヤ「空、丈に連絡してくれ」
空「分かった」
京「空さん」
空「ごめんね、京ちゃん」





空は携帯で丈に連絡した。




麻矢「そうだ、ミミちゃんアメリカにいるんだよね、どうしよう?」
ヤマト「光子郎、何とか連絡取れないか?」
光子郎「メールを送ってみます」
ヤマト「頼む」





光子郎はミミにメールを送った。
するとすぐにミミから返信が来ました。
メールの内容はすぐに行くとゆうことだった。




ミミ『丁度、明日パパの仕事でそっちへ行くとこなの』
光子郎「それじゃ明日僕の家に集まるので来て下さい」




光子郎は口で言いながらキーボードで文字を入力した。
ミミからの返信は『OK』だった。
空が丈に電話して事態を説明すると丈もすぐ駆けつけると言ってくれた。





空「丈先輩もすぐ来るって」
太一「久しぶりに10人揃うんだな」
ヤマト「ああ、そういうわけだから悪いが京ちゃんたちは帰ってくれ」
大輔「ケッ!勝手にしろ」
賢「おい、本宮」






大輔はパソコンルームを出て行った、Vモンもその後を追いかけて行く。




Vモン「待ってよ大輔」
トウヤ「一乗寺くん、みんなごめんな、こうするしかないんだ」
伊織「僕たちにはトウヤさんたちの考えてることが分かりません」
アルマジモン「オレ、分かったダギャ」
伊織「えっ?」
アルマジモン「トウヤの気持ちが分かったダギャ」
ホークモン「私もです」




パートナーデジモンたちにはトウヤたちの気持ちが分かったのだ。




トウヤ「なら、あのバカに説明してやってくれるか?」
ホークモン「分かりました」
京「えっちょっと分かったって、ホークモンどう言うこと?」





京たちもゾロゾロと出て行きました。
これでパソコンルームには太一たち8人になった。





ヤマト「トウヤ、分かってると思うがもう後には引けないぜ」
トウヤ「分かっている、俺たち10人で決着をつける」
ヤマト「ああ」





太一もうなずいた。




タケル「お兄ちゃん、山木さんもいるよ」
ヤマト「そうだったな」




ここでようやく山木が登場して来ました。




山木満雄「やっと私の出番が来たか」
トウヤ「あなたに頼みがある」
山木満雄「何でも言ってくれ全面的にサポートする」




山木室長はサングラスを取って微笑んだ。
戦いは丈とミミが到着してからにしようということになった。




ヒカリ「ホウオウモンたちでカルマーラモンたちを誘き出してほしいの」
ピヨモン「任せて」




ウォーグレイモンとメタルガルルモン・ブラックウォーグレイモンはセラフィモンたちの護衛をしてもらうことになった。




アグモン「任せてよ」




ホウオウモン・アトラーカブテリモン・ズドモン・リリモンには敵を翻弄する役をしてもらうことになった。
先陣はホウオウモンたちに任せることに・・・決戦の場所は土のエリアで挑むことにしました。
あそこなら土や岩が壁となって隠れることも可能である。
戦いに備えて結束を固める子供たちどうなる?


つづく。

2013年12月13日金曜日

終わった

昨日で世田谷郵便局の契約が切れました。
そして採用されれば短期ではありますが玉川郵便局で年末年始のアルバイトができます。
でもあのお方の仕事ぶりはもう見られない。
昨日目に焼き付けて来ました。
部長のデカイ声も聴けない。ドライバーさんたちとのやりとりもない。
そう思うと寂しいです。