2012年12月16日日曜日

命の恩人


私は中学の頃、友達を取られました。
小学生のころからの親友も中2の途中から
シンガポールへ行ってしまいました。
私は一人ぼっち取り残された気がしました。
それから教室では男子たちに毎日「死ね」とか「学校来んな」と言われ続けた。
だから「本当にこのまま死んでしまおうと何度も彫刻刀やハサミを胸に当てた。
そんな時、大好きな俳優柴田恭兵主演の「はみだし刑事」が始まった。
毎週水曜日の夜9時から。第一話を見てその夜号泣した。
誰も言ってくれなかった言葉をテレビの中から言ってくれた。
「死んじゃダメだ、辛くてもみんな頑張って乗り越えているんだ」と言っていた。
それからは私の心の支えは、はみだし刑事こと高見兵吾の熱くて優しいセリフだった。
いつしか僕はノートに恭兵のセリフを書くことになった。
またいつ死にたくなるか分からないから…
辛い時や悲しくなったときそのノートを見て支えにしていた。
高校生になってからも専門学校に入ってからもずっと書き続けた。
はみだし刑事が終わるまで書きました。
このノートは一生死ぬまで、いや死んでからもお墓に埋めてもらうつもりです。

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