2012年12月18日火曜日

ごちゃ混ぜアニメ22話


『飛影VSヒュンケル・ライバル対決直前編』



飛影とヒュンケルは首縊島に来ました。
暗黒武術会の会場で勝負することにしたのです。
幽助たちやダイたちにうさぎたちと鬼宿たちも来ています。
そして静流さんたちまで、なぜか着いて来ました。





温子「客で来てるのは私たちだけのようね」
蛍子「それはそうですよ、闘うのは飛影くんとヒュンケルさんだもの」






今回は幽助たちも客席で二人の闘いを見守ることにしました。
広い会場で彼らだけのためにコエンマが用意したらしいのだ。
コエンマはぼたん、そしてジョルジュ早乙女も来ています。






ジョルジュ「コエンマ様、あの二人のためにどうしてここまでやるんです?」
コエンマ「あいつらの家の辺りだと何かと面倒だろう」
ジョルジュ「それは、そうですが・・・」
コエンマ「それにここなら思う存分闘えるじゃないか」
ぼたん「でも、よく貸してくれましたね」






と、ぼたんが言うとコエンマは・・・






コエンマ「実況させてくれるなら、という条件でOKしてくれた」
アバン「しかし、こんな所があったとは、まったく驚きです」
ハドラー「これだけ用意されるとあいつらますます燃えるぞ」






港から船で2時間かけてここまで来たのです。
しかも会場は彼らの貸し切りらしい。
場面は変わり、幽助たちは控室にいる飛影とヒュンケルの所へ行きました。







桑原「お〜い、準備は出来てるか?おっ!!」
チウ「おっ! すごいオーラだ」






控え室では飛影とヒュンケルが背中合わせに胡座をかいて気を高めていた。






凍矢「飛影もヒュンケルも気合入ってるな」
ヒュンケル「悪いが飛影と二人きりにしてくれ」
蔵馬「分かった、じゃ俺たちは客席で見てるから」
飛影「ああ」





幽助たちは客席に戻りました。





蛍子「あっ、どうだった? 二人の様子」
陣「気合入ってただよ、こっちまで燃えてくらぁ」
マヤ「まったく、何もここまで来て闘うことないのに」
うさぎ「それは私たちも思った」
はるか「それに観客は僕たちだけみたいだしな」






と、天王はるかは会場を見回しながら言いました。






唯「それにしても不気味な所だよね」
美朱「うん、ちょっと恐い」
ちびうさ「私も恐い、うす暗いし」






しかし同じ女でも静流さんたちは盛り上がっていました。






温子「うわっ! 前よりバージョンアップしてるわよ」
静流「本当、コエンマ様も粋な事をしてくれたものね」
ダイ「俺、わくわくして来た♪」
ポップ「俺も、早く見たいよな」
星宿「ここであの二人がどんな闘いを見せてくれるか・・・?」







そこへ幻海と戸愚呂弟の姿もありました。






幽助「バァさん・・・じゃねぇ!若い女の方だ、それに戸愚呂?!」






しかも幻海が若い姿だったことにみんなも驚きです。






戸愚呂「ヤァ、お揃いで久しぶりだねぇ」
蔵馬「あ~お前も観に来たのか?」
幻海師範「私が話して連れて来たんだよ」
戸愚呂「まぁ仲良くしよう、ここいいか?」
幽助「ああ、いいぜ」






戸愚呂は幻海をエスコートして一緒に座った。






マァム「この人も仲間?」
戸愚呂「そう、今日からねぇ」






と、戸愚呂が答えた。






井宿「こんな間近で観るのは初めてなのだ」
軫宿「そうだな、いつも遠くから見てたからな」






観客は幽助たちとその家族と仲間だけです。
その頃、控室ではヒュンケルが着替えていた。
飛影も腕甲を両腕に嵌めて準備完了。
振り返ると目が合った。
しばらくの間、無言で睨み合う






“バチ⚡️バチ⚡️”






ヒュンケル「ここを出たら、俺とお前はライバルだ」
飛影「全力でお前を倒すぜ!」
ヒュンケル「俺も負けるつもりはない!」






ヒュンケルは拳を差し出して更に続けた。







ヒュンケル「飛影よ正々堂々勝負だ」
飛影「望むところだ」








飛影も拳を差し出してヒュンケルの拳に付けた
グータッチをしながら見合った。








“バチ⚡️バチ⚡️”







ヒュンケル「行こうか」
飛影「ああ」







二人は拳を握り締めた。
そして会場でも闘技場が下から現れて準備が整っていました。






ヒム「デッケェ!こんな闘技場で戦うのか?」
酎「俺たちが戦ってた時より闘技場が広くなってねぇか?」
小兎「これは今回のスペシャル闘技場です、大会本部が用意しました、前回よりも広くなってま〜す」
死々若丸「フッこれでもう後には引けんな」
小兎「これなら、ちょっとやそっとの衝撃にもビクともしません、このリングで思う存分戦ってもらいます」
蛍子「これ凄過ぎだわ!」
マヤ「あの二人これを見たら、ますます火が点きそうね」
雪菜「もうすぐ始まるんですね」
桑原「雪菜さん、飛影のことなら大丈夫ですよ」
雪菜「はい」







桑原はここに来てようやく飛影が雪菜の兄だと知ったらしい。







ロン・ベルク「今頃あいつら気合入ってるだろうなぁ」
鈴駆「控え室も同じだから、ケンカしてるんじゃない」
鬼宿「有り得る」
張宿「後、どの位で始まるんでしょう?」
翼宿「せやな、どの位やろう?」






会場も控え室の二人も準備が完了しました。






小兎「お待たせしました、それでは準備が整いましたので、選手の入場です」






扉が開きました。
右側から飛影が左側からヒュンケルが歩いて来ます。






酎「ヘッ、二人ともいいツラしてやがる」
凍矢「ああ、そうだな」
鈴木「二人の気はだいたい互角のようだな」
蔵馬「そうだな、果たしてどんな闘いになるか?」







幽助たちが見守る中、飛影とヒュンケルは闘技場の下まで歩いて来ました。






ヒュンケル(さぁ・・・勝負だ!飛影)






控室での回想シーン







ヒュンケル『飛影よ、俺は何も考えず貴様と闘うつもりだ』
飛影『勝ち負けも意識せんというのか?』
ヒュンケル『意識し過ぎないということだ』
飛影『つまり全力で戦うこと以外は考えないという訳か?』
ヒュンケル『そうだ、互いの力と想いのすべてを拳に込めてただひたすらぶつけ合うのだ』
飛影『フッ、いいだろう』
ヒュンケル『いいか、お前は俺が認めるただ一人のライバルだからな』
飛影『分かってる、俺も同じ気持ちだ』






現実に戻って・・・
二人は闘技場に上がりました。







小兎「それではルールをお二人で決めてください」
飛影「どちらかが倒れるまで闘う」
ヒュンケル「ブチのめすまでだろう?」
飛影「そうだ」
ヒュンケル「決まりだな」







と、言うとヒュンケルは微笑みを浮かべた







小兎「ルールはどちらかが倒れるまで闘うとのことです」
ヒム「そう来なくちゃ!」
ラーハルト「フッますます見物だな」






お互いライバルを見る顔つきになって睨み合った
二人は両拳でグータッチをした






飛影「貴様も言った通りリングの上ではライバルだ!」
ヒュンケル「飛影、この勝負楽しんだ者勝ちだ」
ヒュンケル&飛影『勝負だ!』







グータッチを放すと一度離れました
二人はマントは着用せず闘衣とそれぞれ魔法の籠手と腕甲を嵌めています。
いよいよ、宿命の対決が始まります。



つづく。



あとがき
ちょっと短いですが二人の戦い直前を書いたら後の方も分かりやすいかと思って書かせてもらいました。次回はいよいよ二人の対決です。
俺がごちゃ混ぜアニメを書こうと思ったのは飛影とヒュンケルを戦わせて見たかったからです。
ではでは次回をお楽しみに!

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