2012年12月23日日曜日

スーパーあぶない刑事30話

 『カンフーVSテコンドー軍団』



真琴は徳川治樹と宗明を連れて警視庁に来ていた。
捜査報告書を提出しに・・・




大原功一「チーマーかよく捕まえてくれました」
大下真琴「いえ、被害者も回復に向いているそうで安心しました」
大原功一「それはよかった」
大下真琴「はい」
大原功一「分かりました、ご苦労さまです」
大下真琴「では失礼致します」





治樹と宗明も会釈して本部長質を跡にしました。
その頃、港署では本城の情報屋が来ていた。





本城慎太郎「テコンドー軍団?どんな奴らなんだ?」
玉ちゃん「日本人なんだけど、テコンドーの使い手でね、腕試しに用心棒やってるって小耳に挟んだんですよ」
本城慎太郎「どんな奴らなんだ?」
玉ちゃん「噂だと腕に卍の印が彫られている、それが奴らの目印なんだって」
本城慎太郎「そいつらのアジトは?」
玉ちゃん「米軍基地跡の廃墟です」
里菜「おもしろそうじゃん、行ってみようよ」
徳川吉之「ちょっと待て、署長が戻って来てからだ」






そう前回から里菜たちも参加しています。






家吉「テコンドーか、勝てるかな?」






家吉が難しい顔をしていると里菜が耳打ちして何やら話している。





家吉「そうだな、頼んでみようか」
里菜「うん、早速呼ぼう」






二人は自宅に電話した。
ところがすぐに切った。





大下真琴「ただいま、そこで師匠たちに会ったんだ」
里菜「丁度よかった、真琴聞いて」






里菜が本城が情報屋の玉ちゃんから聞いた話をした。





大下真琴「今度はテコンドー軍団かよ!?」
里菜「マジ、腕に卍の印を彫った奴らなんだって」
大下真琴「ふむ、慎太郎その玉ちゃんとやらの情報は確かなの?」
本城慎太郎「ああ、一応裏を取る、アジトを教えるから忍組に偵察に行ってもらえないかな?」
大月半蔵「お任せ下さい、早速行って参ります」
徳川吉之「うん、頼む」




半蔵たちは本城から地図でアジトの場所を教えてもらい
用心棒をしているテコンドー軍団のいる屋敷に向かいました。






大下真琴「ところでテコンドーてどんな格闘技なの?」
里菜&家吉『あら~知らないんかい!?』
大下真琴「二人は知ってるのかよ?」
家吉「韓国の国技らしい、多彩な蹴り技が特徴なんだ」
大下真琴「へぇ~」





家吉の説明に関心する真琴、すると宗明が自分のデスクからビデオテープを取り出した。






徳川宗明「参考のためのビデオがあったりするんだけど観る?」
里菜「それテコンドーのビデオ?」
徳川宗明「そうだよ、ハイ」






宗明は里菜にビデオテープを手渡した。
里菜はそれをビデオデッキにセットした。







里菜「ちょっと借ります」
近藤卓造「どうぞワシも見ようかな」






すると本城たちも集まって来た。




大下勇次「おっどれどれ」





ジャッキーたちもソファに座って画面を見つめる。
里菜はビデオを再生した。
ビデオにはテコンドーの道場での練習風景が映っていた。





家吉「組み手だね」  すごい
ジェット•リー「ワォ!厉害」





ジェット•リーたちも見入っています。
すると吉之がすごい事実に気づいた。





徳川吉之「この道場見覚えがあると思ったら柳生道場だ」
原田実「柳生って剣術のあの柳生流ですか?」
徳川吉之「ああ、間違いない」
田中文男「と、いうことは柳生流がテコンドーの道場を開いたってことか」
徳川治樹「いや、聞いたことがないぞ」





大岡と遠山もうなずいた。





谷村進「でもこうやって存在しているじゃないですか」
徳川吉之「だからおかしいんだ柳生流は代々剣術なんだぞ」





確かに徳川吉之の言う通りなのだ、柳生流も一刀流や他の流技も元は剣術だ。
それが柳生流だけテコンドーの道場になるなど本来なら有り得ないことなのだ。





徳川吉之「この道場を調べる必要があるな」
大下真琴「それ俺たちがやる」
鷹山敏樹「大丈夫か?」
桐原早希「私たちの専門だもの」






半蔵たちも立ち上がった。
早速、忍び組と真琴は柳生流のテコンドー道場の視察に行きました。







十文字隼人「やってる、やってる」





丁度組み手をしているところでした。
真琴たちは見入っていた。





倉田園子「やっぱり空手とはちょっと違うようね」
木葉聡「蹴り技が主なのは本当みたいですね」
大下真琴「すごい迫力!あっ見てあの腕」






真琴が組み手をしている二人の腕を指さした。
よく見ると二人の二の腕には卍の印が彫ってあった。






松田香苗「それじゃ彼らが・・・でも一体誰の用心棒なのかしら?」
大月半蔵「それはこの後、彼らを尾行すれば分かるさ」
海堂進二「それにしてもキレのいい後ろ回しだな」
大下真琴「うんうん、すごい!」





蹴りがほとんど相手の顔面や頭直撃している。
見学はそのくらいにしていよいよ中に忍び込みます。
人数は七人。
ひたすらローテーションで組み手をしていた。
そこへ一人の男が現れた。






鈴村皐月「あの男、柳生十三郎じゃない?」
松田香苗「本当だ剣道の師範代のはずよね」
柳生十三郎「よし今日の練習はここまで」
生徒たち『オッス!ありがとうございました』





練習が終わったのに30分経っても中からは誰も出て来ない。






倉田園子「30分経つわ、誰も出て来ないおかしいと思わない?」
木葉聡「そうですよね、あっ出て来ました」






出て来た者たちは皆、黒いジャンパーに黒い皮手袋を着けていた。
跡をつけて行くと玉ちゃんの情報通り米軍基地跡の廃墟に入って行きました。
この中で唯一携帯電話を持っている真琴が署に電話した。






武田英彦「はい港署捜査課、あっ署長今どこにいるんです?」
大下真琴(声)『米軍基地跡です、それよりテコンドー道場の師範がなんと柳生十三郎だったんです』





オンフックでみんなも聴いている。





徳川治樹「柳生十三郎!本当か?」
大下真琴『うん皐月ちゃんが気づいて半蔵さんたちも確認したから間違いないよ』





治樹たちは驚いていた。





徳川吉之「まさか、そんなことが・・・」
大下真琴『それに今そいつらが何やら準備している』





そこへ進二が戻って来た。




海堂進二「裏にバイクがありました」
大下真琴「よし、どうやら奴らには裏の稼業があるみたいだよ」
武田英彦『引き続き見張りを続けて下さい』
大下真琴「ハイヨー応援よこしてね、よろしこ」





すぐに本城たちも出動して米軍基地跡に向かいました。
真琴たちは基地の前で大下たちが来るのを待っている。






松田香苗「柳生のメンバーがこんな所で何をするのかしら?」
十文字隼人「覆面をしているから顔までは分かりませんね」





そこへ大月が戻って来て中の様子を報告した。





大月半蔵「奴らの目的が分かりました、金です」
桐原早希「どういうことです?」
大月半蔵「金持ちをターゲットに強盗する気だ、場所はこの近くの豪邸」
大下真琴「そのためにあれだけのメンバーを集めたっての?」





真琴の問いに半蔵はうなずきで答えた。
真琴は腕時計を見た。
そこへ大下たちの覆面パトカーがようやく到着しました。
これでやっと全員揃いました。





徳川宗明「お待たせ間に合った?」
大下真琴「大丈夫です」
藤村亮「奴らは中ですか?」
木葉聡「そう、もうすぐ出て来る」
大下真琴「みんな奴らをこのエリアから出さないこと、いいね」
みんな『了解』





大下たちは拳銃を手にした。
裏口には大月・倉田・吉井・田中・村木・芝の六人に固めてもらって
真琴は入る前に犯人たちの逃走用の車のタイヤをナイフでパンクさせておいた。





大下勇次「やるじゃない」





勇次に言われグットマークサインで答える真琴。
真琴たちは表の入口から侵入しました。
先頭はもちろん真琴です。






町田透「思ったより人数多いですね」
鷹山敏樹「それもみんなテコンドーの使い手なんだよな」
徳川吉之「真琴も少しカンフー習ったからいい勝負になるかもな」
里菜「それに師匠たちも一緒だし」





いつの間に?
ジャッキーチェンも笑顔で答える。






里菜「私たちもいるから大丈夫だよ」
大下真琴「あっお前たちも一緒に来たのか」
家吉「ずっと後ろにいたんだけど」
大下真琴「アハハ!スマンスマン」





ホシたちは地図を見ながら何やら相談している模様。





海堂進二「あの地図はきっとターゲットの家の見取り図ですよ」
大下勇次「そんな大掛かりなわけ?どうする?」
村木拓「尾行して侵入する前に踏み込むってのはどうです?」





村木の案に乗ることにした真琴。





松田香苗「でもターゲット宅でやり合うのは危険よ人質を取られるかも」
本城慎太郎「その可能性はあるな」
大下真琴「いや大丈夫だと思うよ下手なマネはできないはず」





真琴の言うその根拠とは・・・?





吉田春彦「どうしてそう言えるんです?」
大下真琴「ホシはたぶん世間体を気にしてる奴だから」
青木順子「ひょっとして犯人の目星がついてるの?」





順子の問いに真琴は一枚のプリントを手渡した。





十文字隼人「これは・・・本当ですか?」
遠山金之助「柳生一族を調べ直して分かったんだ、奴らは裏柳生の連中だ」
吉井浩一「裏柳生?それはどういうことです?」
鷹山敏樹「真琴が憶えていたよ、十三郎には弟の哲生がいたことに」
徳川吉之「まさか哲生が裏柳生を陰で操っていたと言うのか?」
大下真琴「ピンポーン、ただ十三郎がこの件に荷担しているかまでは分からないが」





吉之・治樹・宗明は弟の哲生の存在は知っていたと言う。
しかし死んだと思っていたのだ。
そして本物の十三郎は地下に監禁されていた。





柳生十三郎「開けろ!哲生、お前は一族をバラバラにする気か!?ここを開けろ!」
柳生哲生「この仕事が終わったら、兄を始末しろ」
手下A「はい承知しました」
柳生十三郎「くっ徳川様、申し訳ありません」





場面は真琴たちへ






徳川宗明「お前たち確かめられないか?」
大月半蔵「はぁ潜り込むことができれば可能ですが・・・」
徳川治樹「よし、探って来てくれ一刻も早く計画を阻止しなければならん」
町田透「待って下さい、危険ですよ見つかったら最後ですよ」





透が止めようとする。
真琴は里菜やジャッキーたちを見て決心した。





大下真琴「フッ、どっちにしろ乗り込むんだ行くしかない」
里菜「そうだよ、やろうよ」
大月半蔵「分かりました様子を見て来ましょう」





半蔵たちに柳生邸に侵入した。
ジャッキー・サモ・ハン・ユン・ピョウもスタンバイしている。
その頃、哲生は地下牢の片隅に時限爆弾を仕掛けていた。
タイムリミットは60分、その間に手下たちと逃げるつもりなのだ。




柳生哲生「これからは俺の時代だ、ヒャハハハ!」
大下真琴「ヤロウ💢もう我慢できん!」
徳川治樹「あっ待て、署長」





真琴は飛び出してしまったのです。





柳生哲生「ずらかるぞ」
大下真琴「そうはさせるか!」





真琴の声に哲生たちが振り返る。





大下勇次「ダメだ完全にキレちまってるよ、あいつ」
木葉聡「お前たちをここから出すわけには行かない」




手下たちが哲生の前に出る。
すると真琴は哲生に聞いた。





大下真琴「十三郎はどこだ?」
柳生哲生「あいつはもう用済みだ」
松田香苗「まさか殺したのか?」
柳生哲生「もうすぐくたばる、この家と共にな」





笑みを浮かべる哲生に里菜も家吉もキレた。





家吉「全部てめぇが仕組んだことなのか?」
里菜「たった一人の兄を身代わりにしてあんたはトンズラするつもりだったのね」
柳生哲生「フッご名答だよ、お嬢ちゃん」
里菜「許さない・・・お前だけは許さない!」






哲生が指を鳴らすとテコンドー軍団が出て来た。

            



        君たちは守る
        ニマンバオ・フー
ジャッキー・チェン「你们保护」





しかし相手の方が人数が多い。






大下真琴「ここはいい、スキをみて十三郎を助けに行くんだ」
倉田園子「分かりました、どうかお気をつけて」





しかし今回は大下たちも参戦します。





村木拓「頭数は多い方がいいでしょ」
原田実「手伝いますよ」
大下真琴「気をつけてテコンドーを甘く見ない方がいいよ」
藤村亮「大丈夫ですよ、このくらい」
村木拓「任しといてください」
柳生哲生「構わん、全員ぶっ殺せ!」





哲生の合図でテコンドー軍団が襲いかかって来た。






家吉「カンフーをナメンじゃねぇ!」
里菜「師匠たち行くよ」
ジャッキーチェン「OK、里菜」






ジャッキーチェンも若いのでドンドンやっつけて行きます。




      あらまー
      アイヤー
ドニー•イェン「唉呀」
       ドニー来るぞ         
ジェット•リー「甄子丹、我來了」





家吉と里菜と真琴は戦う度に強くなっています。
家ではスティーブンたちに組手の相手をしてもらっているのです。
ジャッキーも若いので動きが速い!





徳川治樹「しかしテコンドーもこうやって見るとけっこうすごいものだな」
大下勇次「戦うところは初めて見た」
大下真琴「つーかこいつら強すぎる!」





今回はユン・ピョウたちとテコンドー軍団が互角のため
真琴たちには少々きつそうです。




里菜「キャ!しまった・・・」





遣られると思い目を閉じる里菜



家吉「里菜があぶない!」
大下真琴「クソ!間に合わねぇ」





その時、バキ💥という音が里菜の頭上でしたかと思うと





町田透「大丈夫ですか?」
里菜「透さん、ありがとう」






透は手を差し伸べて里菜を起こしてくれた。





徳川吉之「助かった」






戦いはまだまだ始まったばかりです。






鷹山敏樹「本城さん、哲生を捕まえないと」
本城慎太郎「OK、真琴、哲生は俺たちに任せなぁ」
大下真琴「分かった頼んだぜ」






哲生は数人の手下と逃げようとしていた。
テコンドー軍団と戦う真琴達





藤村亮「実、拓見ろよ、署長たちの方」
原田実「えっ、あっ!すごいすごい」
藤村亮「でも相手も強いぜ」






もちろん真琴達にはそれぞれジャッキーたちがついている。

            
   
                

            大丈夫?
          ブーヤオジンマ
アンディー・ラウ「マコト、不要緊嗎?」
真琴「もう慣れましたよ」
里菜「あ~もうめんどくせぇ奴ら💢ムカツク!」
アンディー・ラウ「里菜、オコッテマスネ」
家吉「無理もないですよ」





透も地味に戦っています。
その頃、哲生を追っている本城たちは・・・





大下勇次「パパそっち塞いで」
吉井浩一『OK、回り込む』
田中文男「あっ!見つけた、ほらあそこ」
吉井浩一「よ~しナカさんしっかり捕まっててよ、行くぞ!」







パパもやる気満々でアクセルを踏み込んだ。
三方向から包囲しようとする、が、途中抜け道から車が出て来た。






大下勇次「うおっ!」
鷹山敏樹「勇次、やべぇぞ」






車は止まると中から大下たちに発砲して来た。
そこへ助っ人が現れました。





劉警部「大下さん、ジャッキー」
大下勇次「おい、あれ劉警部じゃないか?」
鷹山敏樹「劉警部!それに秦奔刑事、どうしてここに?」
秦奔刑事「話は後です、私たちも手伝イマス」






劉警部と秦奔刑事が助っ人として加わったお陰で戦力が2倍になりました。
哲生と手下を逮捕した勇次たち。






吉井浩一「劉警部、署長たちが向こうでホシたちとやり合っているんです」
劉警部「分かりました、彼をお願いします、秦奔」
秦奔「ハイ、急ぎましょう」






劉警部と秦奔刑事は真琴たちを助けに行きました。






家吉「クソッタレ!何て数なんだ」
里菜「もうテコンドーなんて大嫌い!」
サモ・ハン・キンポー「加油!リナ・イエヨシ」
大下真琴「だが確かに今回はキツイわ」






そこへ劉警部と秦奔刑事が駆けつけて来てくれました。






劉警部「真琴サン、大丈夫デスカ?」
大下真琴「えっ!な、なんで」
秦奔刑事「間に合ってよかった」
家吉「あっ香港でお世話になった刑事さん」





劉警部と秦奔刑事は笑顔でうなずいた。
二人は日本語が話せます。






劉警部「君たち一段と強くなりましたね」
里菜「ありがとうございます」






劉警部と秦奔刑事も加わり真琴たちが有利になりました。





大下真琴「もうひと頑張りだ!」






吉之たちは見つめていた。




徳川吉之「家吉も里菜も逞しくなった」
徳川治樹「ああ、署長がよく二人を引っ張ってる」
村木拓「よし、あともう少しだ」






ようやく手下をすべて捕らえることができました。
十三郎は哲生を止めようと交渉を試みるが・・・




柳生十三郎「もうやめろ哲生、これ以上罪を重ねるな」





哲生の背後から海堂たちが現れ忍刀を突きつけた。





木葉聡「お前の負けだ哲生」





松田が哲生に手錠を掛けた。





大下真琴「みんなよくやってくれた、師匠たちも助かりました、ありがとうございました」
ジャッキーチェン「どういたしまして」
大下真琴「劉警部、秦奔刑事も来て下さって感謝します」
秦奔刑事「いえ遅くなってしまい申し訳ありません」




秦奔刑事の言葉に真琴は首を横に振って・・・




大下真琴「ありがとうございました」





と言って頭を下げました。





大岡忠利「署長・・・ご立派ですよ」




撤収して署に戻りました。
真琴は傀署長に国際電話をかけた。





傀琉瘟「はい、あっ大下さん二人は間に合いましたか?」
大下真琴「はい、本当に助かりました」
傀琉瘟『それはよかった、お役に立てて』
大下真琴「今回はいつもより敵が強くて手こずりました、でも劉警部秦奔刑事が来てくれたおかげで乗り切れました」
傀琉瘟『あ~そうですか、そこで相談ですが二人をしばらく大下さんと元に置いてもらえますか?』
大下真琴「それは構いませんが、そちらは大丈夫なのですか?」
傀署長『はいこちらは大丈夫です、劉と秦奔をよろしくお願いします』
大下真琴「分かりました、大切にお預かり致します」





そう言って電話を切りました。






宮本謙「署長、傀署長は何と言っていました?」
大下真琴「劉警部と秦奔刑事をしばらく置いてほしいと頼まれました」
近藤卓造「えっ!まぁいいですけど、署長は大丈夫ですか?」
大下真琴「はい、しっかり面倒見させていただきます」







劉警部は軽く頭を下げた。
里菜と家吉は遠山たちとお菓子を食べていた。





大下真琴「みんなちょっと聞いて、今日から劉警部と秦奔刑事はしばらくうちの一員になりますのでよろしくね」
劉警部「よろしくお願いします」
大下勇次「こちらこそ、どうぞよろしく」





勇次が代表であいさつし劉警部と握手しました。
二人はここで真琴流に染まって行くことになるのだ。
それが傀署長の狙いであった。
子供とはいえ刑事になって六年のキャリアを持つ真琴。
横浜のワルのことはほとんど知り尽くしています。
そこで二人が真琴から何を学ぶのか? をきたいしているのです。
                                つわもの
その頃、新港埠頭では武術会の兵たちが集まっていた。
強い上とても危険な連中だ。
その者たちがこの横浜で行動を起こそうとしている。
彼らの目的は一体何なのか?
この横浜で何をしようとしているのか?
すべては次回に・・・





里菜「私と家吉も協力するわ」
家吉「何でも言ってくれ」
大下真琴「ありがとう」
徳川吉之「分かってると思うが俺たちもいるからな」
大下真琴「うん、頼りにしています、そこで忠利さんと金さんに資料作りを手伝ってほしいんですが」
大岡忠利「お安い御用です」






三人は資料の見直しから取り掛かりました。
劉警部たちも手伝いに加わりました。
もろもろのことは次回とゆうことで
つづく。

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