2012年12月18日火曜日

ごちゃ混ぜアニメ25話

         
            『ライバル対決! 飛影VS鬼宿』



いよいよ、飛影と鬼宿の対決の時が来ました。
飛影は腕甲を嵌め直して出て来ました。
鬼宿も反対側の扉から入場して来ました。
すでに鬼宿の体からは朱雀の紅いオーラが滲み出ている
飛影も炎の妖霊気がオーラとなって出ている
二人は闘技場に上がりました。






小兎「登場して来てから、お互いオーラが溢れ出ております」
アバン「ほぅ、鬼宿くんもいい顔をしていますね」
ラーハルト「あのオーラは朱雀のオーラだよな?」
心宿「そうだよん、いい目だ・・・二人とも」






ヒュンケルや幽助も見入っていた






幽助「すげぇ気迫! 鬼宿も負けてねぇな」
ヒュンケル「ああ、面白くなりそうだ」






飛影と鬼宿は中央まで来ました。






小兎「決闘法は前と同じでいいですか?」
鬼宿「ああ」
小兎「飛影選手の方も・・・?」






と、小兎が言いかけると飛影はチラッと小兎の方を見て
うなずいてからまた鬼宿を睨みつけた。






鬼宿「いつかの勝負では負けちまったが、今日は勝つ!」
飛影「それはどうかな・・・?」
鬼宿「フッ強がっていられるのも今のうちだぜ」






決闘法はどちらかがブチのめすまで闘うことです。
そして、また肉弾戦です。






小兎「では飛影VS鬼宿、始め!」
鬼宿「開神」
飛影「・・・!」






鬼宿が唱えると紅いオーラが朱雀の形になり鬼宿を包み込んだ。
髪が逆立ち色も少し変化した








飛影「なに?!」
ヒュンケル「これは!」
蛍子「すごい! 鬼宿くんじゃないみたい」
桑原「マジかよ?!」
鬼宿「テメーを倒すために、俺も新しい拳法を身につけたのさ」






飛影も妖闘気を放ち・・・






飛影「ほぅ、面白い・・・貴様の力を見せてもらおうか」
鬼宿「見せてやるさ、紅蓮炎凰拳を・・・!」
飛影「なに?!」






次の瞬間、鬼宿が一気に闘気を放った。






鬼宿「ハアアアアアアア!」






“ドン❗️ビリ⚡️ビリ⚡️”






飛影「うおっ! く・・・っ」
ヒム「飛影が一瞬吹っ飛んだ!」
ラーハルト「なんという凄まじいオーラだ!」








そして飛影も負けずに妖闘気を一気に放出しました。






飛影「ハアアアアアアア!」





“ドン❗️ゴゴゴゴ🔥”







鬼宿「ぐ・・・っ」
美朱「飛影さんもすごい!」






鬼宿の背後に朱雀が現れ鬼宿の体に吸い込まれるように入って行きました。
鬼宿は顔を上げて構えた。







鬼宿「行くぜ!」
飛影「来い!」






鬼宿は飛び上がり蹴りを仕掛けて来ました。
飛影は冷静に鬼宿の動きを目で追っている






鬼宿「おりゃあ~!」







しかし命中する寸前に飛影の姿が消えた。





“ヒュン🌪”






鬼宿「なに?!」






すると飛影は鬼宿の背後に現れ・・・






“シュン💨”





飛影「どこを見ている?」






と、言った。
鬼宿は背筋に寒気を感じ飛び上がった。
飛影は鬼宿が仕掛ける前にすでに攻撃に出ていた。







飛影「ここだ!」






“ドカ💥”






飛影は鬼宿の両手を組んで背中を打ち突けた。





鬼宿「ぐぁぁぁ!」







“ストン⚡️”





上手く着地した鬼宿が飛影の声に振り返ると同時に飛影の拳が鬼宿の鳩尾にヒットしていた。






“ズドッ💥”







鬼宿「グアアアア!」






鬼宿は何とか大勢を整えようとすべりながらも手を突いて止まった。






小兎「鬼宿選手、攻撃をくらいながらも立ち上がる不屈の根性」
鬼宿「チッ・・・格闘戦なら俺だって負けねぇ!」






鬼宿は構えた
飛影も受けて立つようです。
飛影も妖術拳法を扱う者として負けられません






飛影「来い!」
小兎「鬼宿選手、飛影選手に向かって行く~!」






鬼宿は得意の格闘術で攻めて行きます。
飛影も拳に妖霊気を集めてパンチをくり出している。






“ドドドドドドッ💥”






小兎「両者一歩も譲らない、パンチの応酬が繰り広げられています」
鬼宿「俺が勝つ!」
飛影「チッ・・・」
鬼宿「さっきのお返しだ!」






“ドス💥”





飛影「が・・・はっ!」





飛影は鬼宿の放った渾身の一撃のボディーブロをくらって場外のフェンスに激突した。






鬼宿「フッ」
凍矢「飛影・・・!」
心宿「ムフフフ♪」






みんなも目を丸くして見ている






翼宿「うっひょ~タマの奴メッチャ強くなってるやんけ!」
心宿「そりゃ私が鍛えたのだ、当然!」






鬼宿は構えたままフェンスの向こうを睨んでいます。






ヒム「出て来ねぇな、飛影のヤロウ」
ヒュンケル「慌てるな」






腕組みしたままヒュンケルが言った。
カウント4で飛影が出て来ました。







鬼宿「そう来なくては倒しがいがないぜ」
飛影「鬼宿・・・覚悟しろ」
鬼宿「なに?!」






飛影の右腕から黒い炎が湧き上がった。






ヒュンケル「飛影の奴、使う気だな・・・」
鬼宿(あれは確か妖気弾、ならば・・・)






鬼宿は両手に気を集めた。
鬼宿は気功波で勝負するつもりです。






飛影「俺の妖気弾と貴様の気功波、どちらが上かな?」
鬼宿「フッ受けて立つぜ!」
飛影「ハァァァァァ〜ハァ!」
鬼宿「ハァ~!」








飛影の放った妖気弾と鬼宿の気功波がぶつかり合った。







“ズガァン💥バチ⚡️バチ⚡️”







鬼宿は両手をかざして更に連続で気功波を放っている。
飛影も拳を突き出したまま力を込めています。







鬼宿「ハァァァ・・・!」
飛影「ハァァァァ!」







鬼宿が放った気功波の球と飛影の妖気弾の閃光が押し合ってるのだ
鬼宿は気功波を押すように両手をかざし力を込める





鬼宿「く・・・っハァァァッ!」
飛影「ちぃ・・・」







“ジュド~ン💥”






激しい力のぶつかり合いで二つのエネルギー球が飛び散るように消えて行きました。






飛影「互角・・・だと?!」
鬼宿「言ったはずだ、俺が勝つと!」
飛影「ほざくな💢」
鬼宿「タァ~!」







鬼宿が飛び蹴りで来ます。
しかし飛影は命中寸前で躱わし鬼宿が着地した所を後ろから両手を組んで背中を打ち突けた。





“ドカ💥”





鬼宿「ぐぁっ・・・!」





バランスを崩した鬼宿は場外まで吹っ飛び
落ちてしまった。






ヒュンケル「今のは、効いたはずだ」





しかし・・・






“カァ~✨ドン❗️” 






鬼宿は紅い光と共に無傷でリングに上がって来ました。






ポップ「あまり効いてねぇみてぇだな」






鬼宿が構えた。
飛影は額の布を取り邪眼を開いた。






鬼宿(フルパワーになるか、待っていたぜ)






鬼宿も紅いオーラを放ち対抗して来ました。
それを見て心宿がニンマリと笑っています。







翼宿「おおっ!タマが更にお化けちゃんモードになったで~♪」







鬼宿の髪の色が変化した。
額の『鬼』の文字も紅く光っています。








ラーハルト「鬼宿の奴、まだ充分余力を残してたのか!」
唯「今一瞬、鬼宿の目が光ったよな・・・」
美朱「うんうん・・・私にもそう見えた」






ヒムがヒュンケルの横顔を見つめながら言った。





ヒム「やべぇんじゃねぇか? お前さんのライバル」
ヒュンケル「確かに鬼宿の変貌ぶりには俺も少々驚いたが飛影の力はまだまだこんなものではない」
蔵馬「ヒュンケルの言う通りだ、飛影は充分余力を残している」







ヒュンケルと蔵馬の言う通り飛影はニヤリと笑っていた。
そして鬼宿が顔を上げて飛影を睨みつけると、
飛影もまた険しい目つきになり鬼宿を睨んだ。






小兎「タ、タ鬼宿選手すごい変貌ぶりです、これで勝負が分からなくなりました!」
幽助「ここからが本当の勝負だな」
井宿「どこまで飛影とやれるか・・・?」
ヒュンケル「いや、実力は両者は互角だ、だが持久戦になると分からん」
ヒム「分からんって、どういうことだよ?」






と、ヒムが聞くとヒュンケルは腕を組んだまま。






ヒュンケル「持久戦になればどちらの体にも負担がかかる、どっちが勝つにしてもそう長い時間は保たないだろう」
張宿「では勝負は一瞬で決まるということですか?」
ヒュンケル「そう言うことだ」
ヒュンケル(それに飛影の弱点は持久戦だ、双龍拳を解放したら体力が保たんぞ、どうする?飛影)







飛影と鬼宿は睨み合ったまま微動だにしません。
鬼宿も上半身は裸です。
紅いオーラで衣服が燃えてしまったのです。







鬼宿「これで条件は同じだ」
飛影「フッ・・・遊びは終わりだ!」






“ドン❗️”






鬼宿「そろそろケリをつけようぜ、肉弾戦で勝負だ!」
飛影「望むところだ!かかって来い」







“ドン❗️”






小兎「キャ~、私この場に居られません!」






飛影の双龍拳と鬼宿の紅蓮炎凰拳のオーラがぶつかり合って火花を散らしている
鬼宿が拳法の構えを取ると、 
小兎は両者の様子を伺って合図をした。







小兎「始め!」






その小兎の合図で両者同時に突っ込んで行きました。





鬼宿「ハァ~!」
飛影「ハァ~!」





“ドドドドドドドドッ💥”






爆音が響き渡り見ると両者はノーガードで殴り合いを始めた






小兎「おっとノーガードで両者激しく殴り合っております」
桑原「笑ってやがるぜ」






そう、いつの間にか楽しそうな顔つきになっている
そんな二人を見ているみんなの胸を熱くさせた。






軫宿「さっきまでの緊迫した空気がウソのようだ」
星宿「そうだな」
ヒュンケル「あいつら・・・」






アバンがヒュンケルに近づいた。





アバン「あなたも楽しく戦いたいと思ったでしょ」
ヒュンケル「はい、今度飛影と勝負する時は俺も楽しみたい」
アバン「悔しい! 勝ちたい!と思うのは相手を認めているからこそ出る感情ですからね」
亢宿「お互いに認め合っているからこそ楽しそうにも見えるのでしょうか?」
柳宿「う~んそうかも・・・」






飛影と鬼宿は、ボディーブロ・右フックという具合で殴り合っている
そして・・・






小兎「凄まじい両者の攻防は息を呑むほどです!」
鬼宿(負けねぇ!すべてをぶつけて、俺が勝つ!)
飛影(負けん!ここで「鬼宿」ヤツを倒す!)
鈴駆「一体、いつ決着が付くんだ?」
鬼宿(朱雀の力を・・・)
飛影(邪眼の力を・・・)
鬼&飛『なめんなよ💢なめるなよ💢』






まだまだ打ち合いは続いている






美朱「もう見ていられないよ」
唯「美朱・・・その気持ち分かるよ」






唯が美朱の背中を優しくさすった
法術で縫った腕甲が飛影に力を与えてくれているかのように飛影の腕により密着した
その感覚を飛影も感じていた。






飛影「フッ・・・」






そして長い闘いにも終盤の時が来たようです。





鬼宿「紅蓮炎光弾!
飛影「邪王炎殺煉獄焦!」






“カァ~✨バキ💥”






大きな激突音が響き渡りました。
そして辺りはシーンとして小兎がリングの中心を見ると・・・
クロスカウンターが極まっている状態で止まっていた。





みんな『あ~っ!』





そして倒れたのは・・・ほぼ同時だった。






ヒム「おい・・・この場合どうなるんだ?」





そして小兎の下した判定は・・・





小兎「両者ダブルノックダウンで、この勝負引き分け」
陣「引き分け⁈」





ダイたちがリングに上がって確かめると・・・





ポップ「完全にダウンしてるぜ」
軫宿「こっちもだ」






軫宿は鬼宿を見て言いました。
桑原が飛影を運ぼうとすると・・・





ヒュンケル「待ってくれ、俺が運ぶ」





と、ヒュンケルが飛影を肩に担いだ。
鬼宿の方は軫宿が担いで医務室に運んだ。
ヒュンケル・美朱・マヤさんが飛影と鬼宿に付き添いました。
幽助たちは気を利かせて別室で二人が目覚めるのを待ちました。






角宿「決着・・・つきませんでしたね」
マァム「目が覚めて決着つけるとか言い出しそうね」
ポップ「有り得る」





二時間後。
先に気が付いたのは鬼宿だった。





鬼宿「ここは・・・どこだ? う・・・!」
美朱「医務室だよ」
鬼宿「ハッ! どっちが勝った?」






鬼宿の問いに美朱は目を逸らした。
それを見て心宿がシ・リ・ア・スに・・・




心宿「引き分けだったよ」





と答えた。





鬼宿「引き分け?!」





一方、飛影は少し離れたベッドでまだ眠っていた。
凍矢たちが付いていた。






マヤ「まだ眠ってるの?」
凍矢「ああ、当分起きそうにない」
ヒム「ヤレヤレだな」





マヤさんもため息を付いた。
ヒュンケルやアバンたちも様子を見に来た。





ハドラー「どうだ?様子は?」
マヤ「まだ眠っています」
ハドラー「寝かせておいてやれ」
マヤ「はい、鬼宿くんは起きたのね」






鬼宿はマヤさんに近づきました。





マヤ「体はどう?」
鬼宿「痛いです・・・引き分けだったらしいな」
マヤ「ええ・・・決着つけたい?」
鬼宿「・・・できれば」
マヤ「飛影が起きたら、二人で決めて」
鬼宿「分かった、あっ・・・起きた」






飛影が目を覚ました。





アバン「よく眠ってましたね」
飛影「ハッ!どうなった?」






飛び起きた飛影がマヤさんたちに聞きました。
ヒムが答えた。






ヒム「引き分けだ」
飛影「なんだと!」
鬼宿「俺もさっき目が覚めたところだ」






鬼宿が飛影に近づいた。
ヒュンケルは二人の様子を見ている。






飛影「引き分け・・・か」
鬼宿「俺としては負けずに済んでよかったぜ」
飛影「フン、命拾いしたな」
鬼宿「そりゃこっちのセリフだ!」
飛影「なにぃ💢」
鬼宿「なんだよ💢」
飛影「調子に乗るなよ💢」
鬼宿「この決着は近いうちに必ずつけてやるから覚悟しな!」
飛影「望むところだ!今度は気絶では済まさんぞ!」
鬼宿「それはこっちのセリフだ!必ずこの手でお前を倒してみせる!」






額をぶつけて睨み合う飛影と鬼宿だった。





飛影&鬼宿『フン!』





とりあえず今回はこれで終わりました。
二人が動けるようになってから、みんなで帰ることに・・・





蛍子「あ~あ、何か疲れちゃった」
ちびうさ「私も・・・休みたい」





家に着くと闘った飛影たちは勿論見物した者たちも休みました。
飛影達はまた任務が待っています。



つづく。

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