2012年12月16日日曜日

ごちゃ混ぜアニメ13話 


     『妖魔襲来』


コエンマの指令で飛影とヒュンケル・鬼宿は無限研究所の調査に来ていました。
そこでうさぎ達と鉢合わせました。






美奈子「あら、飛影くん」
飛影「お前らがここにいるってことは、調査に来たんだな」
まこと「はい、前に叩き潰して、この学園も崩壊したのよ」
レイ「それなのに何事もなかったかのように、元の姿に戻っているなんて・・・」






無限研究所からはまがまがしい妖気が漂っていた。







うさぎ「この迫力、なんか前よりパワーアップしている感じがしない?」
亜美「えぇ、行きましょう」
ヒュンケル「待て、これは俺たちの任務だ、お前たちは帰れ」






ヒュンケルはキッパリとうさぎたちに言った。






まこと「冗談じゃないよ、私たちだってセーラー戦士としての誇りがある、引く気はないよ」
ヒュンケル「足手纏いになるだけだ、帰れ!」
まこと「なに💢」






ヒュンケルの言葉に頭に来たまことは言い返した
ヒュンケルとまことが睨み合う






鬼宿「ヒュンケル、言いすぎだぞ、協力し合えばいいじゃねぇか」
美奈子「彼の言う通りよ、協力しましょう」
ヒュンケル「女の力などいらん」




ヒュンケルは顔を背けた。
その様子を黙って見ていた飛影はヒュンケルに言った。







飛影「どうした?お前らしくないぜ」
ヒュンケル「俺は事実を言ったまでだ」
まこと「ずい分とコケにしてくれるじゃないか」






まことは拳を握り今にも殴りかかりそうである。






ヒュンケル「フッやめておけ、女とケンカをする気などない」
まこと「コケにされて黙ってられるか💢」






“シュ⚡️パシ💥”






まこと「くっ・・・」






だが、そのパンチをあっさりヒュンケルに受け止められた。






鬼宿「おいおい!」
レイ「マコちゃんも落ち着いて」







鬼宿とレイが声を掛けるが、パンチを打ったまま、受けたままヒュンケルとまことは睨み合っている。
・・・と、ふいにヒュンケルがニヤリと笑った。






ヒュンケル「フッ女のパンチを受けたのは初めてだ」
まこと「なに・・・?」
ヒュンケル「合格だ、一緒に来い」
まこと「えっ⁈」






と言うとヒュンケルの表情が優しくなった。
戸惑っているまことに飛影が・・・






飛影「お前は試されたのさ」





ボソッと教えた。





まこと「なっ?!」
ヒュンケル「女にしてはいいパンチだったぜ」






それを聞いたまことの顔が真っ赤になった。






飛影「誰か来る」






飛影の言葉にみんなは隠れました。
やって来たのはミメットとビリユイだった。







ビリユイ「今度出動するのはガルバス様だってね」
ミメット「ええ、私も誘いを受けたのよ」
ビリユイ「いいなぁキャスターも行くんでしょ?あの魔女、何を考えてるか分からないから気をつけた方がよさそうよ」
ミメット「それはザボエラ様も言ってたわ、でも私にはランサーがいるもん」
ビリユイ「じゃユージアル先輩も一緒ってことになるね、だってキャスターのマスターだもん」
ミメット「ギャ!そうだった」






などと話しながらミメットとビリユイの足音は遠のいて行きました。






レイ「なに?今の会話」
亜美「ランサーとかキャスターとか言ってたわよね」
飛影「俺は知ってる」
うさぎ「えっなに?」
飛影「聖杯戦争というゲームに選ばれたマスターがサーバントを召喚してお互いに殺し合うのさ、最後の一人になると聖杯が現れるらしい」
鬼宿「おめぇずい分と詳しいじゃねぇかよ」
飛影「いや・・・最近深夜のテレビアニメが面白くてな」
みんな『アラ~』






飛影の意外な趣味にみんなは絶句している。







まこと「飛影くんのキャラってイマイチつかめないよね」
美奈子「うんうん」






まことと美奈子が話していると・・・







ヒュンケル「おい、あれちびうさちゃんじゃないか?」
うさぎ「へっ?やだ、ほたるちゃんも一緒じゃない」






すると飛影が素早くちびうさとほたるを抱えて連れて来た。






うさぎ「ちびうさ、あんたこんな所で何してんの?」
ちびうさ「うさぎ!あっ飛影だぁ」






飛影を見て腕にしがみつくちびうさにうさぎがキレた。






うさぎ「聞けよ人の話💢」
ちびうさ「うさぎたちこそこんな所で何してんのよ?私とほたるちゃんは偵察に来たのよ」
ほたる「ええ」






ほたるも相槌を打った。
ちびうさは飛影の服を掴んでスリスリしている
飛影はというと固まっている






鬼宿「まぁまぁここは敵地なんだから、見つからねぇように移動しようぜ」






鬼宿が宥める
とりあえず静かそうな所に移動しました。
校内を回っているとエレベータを見つけました。
そこから下に降りると・・・
前にうさぎたちが来た研究室がありました。






うさぎ「確かここでミストレス9と戦ったのよね」
ほたる「はい私がセーラームーンに助けてもらった部屋です」
レイ「ずい分雰囲気が変わったわね」
まこと「ああ、見てあそこ」






奥を見るとガラスケースがたくさん並んで置いてありました。
中には試験管がズラリと並んでいます。
中には大粒の黒い種が入っています。
そこへザボエラたちが入って来たので慌てて隠れた。






サボエラ「ダイモーンをこの魔法の筒に入れればいい」
テルル「はい、以前と違って持ち運びも楽になりますわ」
ユージアル「それにサーバントもいるから無敵よ、ホホホ♪」
シプリン「私たちはサーバントがいないから最強のダイモーンを造るしかないわ」
テルル「そうね、イチガキ様も次のメカを造っているとこだし、私たちも手伝いましょう」





ウィッチーズ5はイチガキたちの研究室へ行きました。






サボエラ「メカの方はワシとイチガキ博士に任せておけ、お前たちはできるだけ多くのダイモーンを造るのじゃ」
ウィッチーズ5『はい』






魔女たちもダイモーン造りの作業を続けました。
飛影たちはザボエラとイチガキの後を追いました。






Drイチガキ「耶雲様ダイモーンの卵も続々と出来て来ていますぞ」
耶雲「よし、この娘エナジーが必要だ、娘ごと奪って来い」
Drイチガキ「ハッ、直ちに」






耶雲はちびムーンの画像をイチガキに見せた。





飛影「ちびうさの写真・・・まさか!」
ザボエラ「誰じゃ?侵入者じゃ追え!」







飛影たちはその場から逃げ出した。






うさぎ「マズイ、どうしよう」
鬼宿「しかし奴らの狙いがちびうさ、だったとは・・・」
まこと「あいつら、ちびうさちゃんをどうするつもりなんだ?」
飛影「恐らく聖杯を呼び出すための生ニエにするつもりだ」
レイ「そんな!」
ランサー「そこで何をしてるんだ?」






突然目の前にランサーのサーバントが現れた。






ミメット「ウフフフ♪み~つけた」
ヒュンケル「ここは俺が食い止める、ちびうさを連れて早く逃げろ」






ヒュンケルは剣を抜いてランサーの前に立ちはだかる。





ランサー「邪魔だ、ドケ!」
ヒュンケル「どくわけにはいかんな」






ヒュンケルは剣を構えた。






ランサー「チッ・・・ミメット先に行きな」
ミメット「頼んだわよ」






ミメット達は先に飛影たちを追って行きました。







美奈子「ヒュンケルさんは大丈夫かしら?」
鬼宿「心配いらねぇよ、やべぇユージアルだ」
ユージアル「フフフ♪逃がさん」
美奈子「みんな変身よ」








美奈子の合図でうさぎたちは変身しました。
そしてマーズがユージアルを攻撃した。







マーズ「マーズ・フレイムスナイパー」
ユージアル「ファイアーバスター」
ミメット「チャームバスター」
ヴィーナス「ヴィーナス・ラブ&ビューティーショック」






“ビシ💥ゴォォォォォ🔥”






爆発音と煙が立ち込めました。
飛影がちびムーンを抱えて飛んだ。






エターナルセーラームーン「飛影、ちびムーンをお願い」
飛影「任せろ」
ビリユイ「そうはさせるかモザイクバスター」







今度はビリユイが襲って来た。
しかしうさぎが必殺技で撃退してくれた。






エターナルセーラームーン「スターライトハネムーン・セラピーキッス」
ビリユイ「なに!キャア~」







そのスキに飛影は外に飛び出しました、
鬼宿も一緒です。







鬼宿「幻海の所にちびうさを預けたらどうだ?」
飛影「ふむ、あそこなら凍矢たちもいるからな、急ごう」





一方ヒュンケルはランサーと戦っている真最中であった。






ヒュンケル「今だ!アバンストラッシュ」
ランサー「なに?!」




“ザシュ⚡️”





ヒュンケルは何とか脱出に成功した。






ミメット「ランサーあいつは?」
ランサー「逃げられちまった、チッ💢」







ランサーの鎧に傷が付いた。
一方飛影と鬼宿が幻海の寺に着くとそこにはアサシンが先回りしていた。







テルル「フフフ♪ここに来ることは分かっていた」
鬼宿「チッどうしてここがバレたんだ?」
テルル「舐めてもらっては困る、お前たちの行動などすべてお見通しだ」
アサシン「その娘をこっちに渡してもらおうか」
飛影「鬼宿、ちびムーンを幻海の所へ連れて行け、あの二人は俺がやる」
鬼宿「分かった、死ぬなよ」
飛影「フン、合図したらちびムーンを抱いて行け」
鬼宿「ああ」







アサシンは刀を抜いて構えた。






アサシン「行くぞ!」
飛影「今だ・・・行け!」
ちびムーン「ヒエ~イ!」






鬼宿はちびムーンを抱えて飛び上がった。
飛影は剣を抜いてアサシンの刀を受け止めた。
剣のぶつかり合う音。






“ガキン⚡️キン⚡️キン⚡️”





アサシン「なかなかやるな、お前どこのサーバントだ?」
飛影「あいにくだが俺は貴様らとは違う」
アサシン「ではマスターか?」
飛影「違う、妖怪さ」
アサシン「なっ!フッなるほど・・・面白い」
テルル「アサシンここは任せたぞ」
飛影「テルル・・・待て!」







テルルは鬼宿たちを追って行きました。







ヒュンケル「飛影、貴様はアサシン!」
アサシン「ランサーを倒したのか?」
ヒュンケル「フッ俺の敵ではない」
飛影「ヒュンケル、鬼宿とちびムーンがあぶない先に行け」
ヒュンケル「分かった、二人のことは俺に任せろ」








ヒュンケルは鬼宿たちを追いかけた。





アサシン「おのれ💢逃がさん!」







“ドウ💥ドン❗️”






アサシン「うっ・・・貴様💢」
飛影「ここから先へは行かせない」






アサシンと飛影の戦いが続く。
その頃テルルは・・・






テルル「待て!クッソォ💢」
ヒュンケル 「鬼宿、ちびムーン」
ちびムーン「ヒュンケルさん」
ミメット「フッこっちにもいるのよ」
テルル「ミメット挟み打ちよ」
ミメット「OKチャームバスター」
鬼宿「ハァ~!」






鬼宿が気功波でミメットのチャームバスターを撃退した。
そして飛影の所にも応援が来た。






マーズ「マーズ・フレイムスナイパー」
アサシン「なに!」
マーキュリー「ごめんなさい、ユージアルを巻くのに時間かかっちゃって」
飛影「そうか、アサシン覚悟しろ」
アサシン「チッ魔女共はやられたのか」







そこへ先に逃げた筈のちびムーンが戻って来た。






セーラーちびムーン「スターライトピンクハネムーンセラピーキッス!」
テルル「クソ!アサシン早くそのガキを捕まえろ!」





テルルがヨロヨロと来ました。
ミメットもいます。






ミメット「ランサーはどうした?」
ランサー「ここだ!てめぇだけは許さねぇ」
ヒュンケル「ほぅアバンストラッシュをくらってもまだ立てるとは」
ランサー「サーバントを舐めんじゃねぇ💢」





ランサーはゲイボルクを振り上げた。






アサシン「フッならこっちも極めさせてもらおう」
飛影「ちびムーン俺から離れるな」
ちびうさ「うん」





ちびムーンは飛影にしがみついた。






エターナルセーラームーン「アサシン、ちびムーンは渡さないわ、スターライトハネムーン・セラピーキッス」
アサシン「なに!この光は・・・」
ランサー「アサシン!」
ヒュンケル「次は貴様だランサー、アバンストラッシュ」





“ザシュ⚡️”




ヒュンケル のアバンストラッシュがランサーの腹を斬った。
腹から血を流すランサー





ランサー「うあっ!ぐぅぅぅ・・・」
ミメット「クソ、引け!」







ミメット達はシブシブ消えて行きました。






ちびムーン「飛影ありがとう、鬼宿さんも守ってくれてありがとう」
鬼宿「ケガはないか?」
ちびムーン「うん大丈夫」






それを聞いて飛影はちびムーンを抱きしめた。







ジュピター「あら珍しいことがあるもんだな」
ちびムーン「あの飛影・・・?」
飛影「よかった」
セーラームーン「クス♫本当ちびうさには優しいよね、飛影って」






ヒュンケルと鬼宿は顔を見合わせた。
その頃逃げ帰ったユージアルたちは・・・





ザボエラ「なんてことじゃ、あの娘を取り逃がすなんて」
ユージアル「申し訳ありません」
アサシン「もう少しのとこだったのだが・・・」
ランサー「次は必ず」
耶雲「まぁいい、それなりに収穫があったからな」






耶雲は不敵な笑みを浮かべた。
その頃飛影たちは・・・





ちびうさ「ありがとう。飛影」




ちびうさは飛影の頬にキスした。
うさぎたちも元の姿に戻っていた。





まこと「ちびうさちゃん大胆!」
うさぎ「ちびうさ帰るよ」
ちびうさ「うん、飛影またね」





飛影とヒュンケルと鬼宿は霊界に戻り報告しました。






コエンマ「ご苦労だったな、三人とも」
鬼宿「奴らは、またちびうさを狙うと思いますが」
コエンマ「そうだな、だがお前たちが目を光らせていれば問題あるまい」






それに言われなくても飛影がちびうさを見守っていると思うし大丈夫でしょう。






飛影「フン」






飛影はそのまま去って行きました。
ヒュンケルと鬼宿はコエンマに一礼して出て行きました。






鬼宿「なぁヒュンケル、飛影の奴何を考えていると思う?」







鬼宿の問い掛けに少し考えてヒュンケルは答えた。






ヒュンケル「俺にも分からんよ」
鬼宿「へぇ、お前でもあいつの分からねぇところがあるんだ」
ヒュンケル「闘いに関してなら分かるが普段なにを考えてるかまでは分からん」
鬼宿「確かに掴みどころがねぇんだよな、飛影って」





鬼宿の言葉にうなずくヒュンケル。






鬼宿「じゃ俺こっちだから」
ヒュンケル「ああ、美朱さんによろしく」






ヒュンケルと鬼宿は分かれ道で別れた。
ヒュンケルは足早に歩き飛影に並んで歩いた。






飛影「何もかも分かり合っていたら、つまらないだろう」
ヒュンケル「聴こえてたのか・・・?!」





飛影の言葉に驚いたヒュンケルは思わず聞いてしまった。






飛影「当たり前だ」
ヒュンケル「だが一理ある、お前だって、まだ俺の全てを知った訳ではないんだぜ」
飛影「そうだな、お前がいつマァムに告白するかなんて分からんしな」
ヒュンケル「な!なぜそれを・・・?」
飛影「フフン♪さぁな」






つづく。




あとがき
ちびうさを守りきった飛影、仲間とライバルの協力もあって敵を撃退出来ました。
でもまだ油断はできません。敵にはまだ頼光が控えています。
頼光は飛影の宿敵。いや生涯の敵と言っても過言ではない。
トウヤ。

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