2012年12月16日日曜日

ごちゃ混ぜアニメ7話

  『完成!ヒュンケルの新必殺拳』



ある日。
幽助と蛍子が仲良く散歩していると・・・
ダイたちの住む家の庭から閃光が光った。





蛍子「なに? この光?!
幽助「ダイたちの屋敷からだ」




二人はダイたちの家へ行ってみました。




ヒュンケル「できた」
 




アバンが近寄る。




アバン「ベリーグッドですよヒュンケ!!私の拳殺法をマスターするなんて・・・」
ヒュンケル「このくらい飛影に比べたらどうってことないさ」
 



しかし突然ヒュンケルの顔つきが険しくなり気配のする方に向かって怒鳴った。




ヒュンケル「そこにいる奴・・・出て来い💢」
 




すると恥ずかしそうに幽助と蛍子が顔を出した。




幽助「ヨォ!すげぇ闘気だったな」
蛍子「勝手に覗いてごめんなさい」
アバン「これはこれは幽助さんに蛍子さん」
ヒュンケル「お前たちか、入れ」
蛍子「お邪魔します」
幽助「新必殺技か?俺の霊光弾にも似ている気がしたが・・・」
ヒュンケル「これ以外にも肉弾戦で使える技を考えているところだ」
アバン「今のもアバン流の一つです。拳殺法ですよ」
蛍子「拳殺法?拳を使う必殺技のことですか?」
アバン「YES!あんまり使ってないんですけどね」





とアバンがウインクしました。





ヒュンケル「飛影に勝ちたい!あの黒い炎に対抗するには拳殺法をマスターするしかない
蛍子「飛影くんってそんなに強いの?
ヒュンケル「強敵だよ、邪王炎殺双龍拳をわずかな期間でマスターしたのだからな、あいつは天才だよ」
幽助「桑原も飛影のことを天才だって言ってたな」
アバン「ヒュンケル、もっと闘気を抑えないとダメですよ」
ヒュンケル「分かってます」
アバン「でもさすが筋がいいですよ、ヒュンケル」
ヒュンケル「アバン、いや・・・先生」
アバン「じゃ今日はここまでということで」
ヒュンケル「はい」


 
と言ってアバンは家に入って行きました。





幽助「そんじゃ俺らも戻るわ」
ヒュンケル「あ、幽助って呼んでいいか?
幽助「ああ、でっなんだ?
ヒュンケル「いや、何でもない気をつけて帰れよ」
幽助「ああ」




幽助と蛍子はダイたちの家を離れると飛影のところへ行きました。




飛影「ヒュンケルが修業している?それがどうした?
幽助「あいつはおめぇを倒すつもりで猛特訓してんだぞ、いいのかよ?
蛍子「そうよ、飛影くん修業しなくていいの? 負けちゃうかもよ」
飛影「そうでなくてはつまらん」




と言った。
幽助と蛍子は顔を見合わせた。





マヤ「蛍子さん」
蛍子「マヤさん」
 



マヤさんが庭に顔を出した。




蛍子「飛影くんには『負けちゃうわよ』なんて言ったけど、男の世界は理解できないわ」
マヤ「本当ね、まぁ私はもう慣れたけど」
蛍子「だけど男って本当単純よね、よくやるわ」
マヤ「負った傷もすごいのよ、アザだらけなんだから」
蛍子「マヤさんはいいわよ、天女の力で治せるんだから、私もそんな力ほしいわよ」




マヤさんは苦笑しています。




マヤ「じゃ今度幽助さんが怪我して来たらうちに連れて来て治してあげる」
蛍子「いいの?
マヤ「勿論よ、家も近いんだし遠慮はいらないわよ」
蛍子「マヤさん・・・ありがとう」
マヤ「蛍子さん、お友達なんだからそんなにかしこまらないで」
 




蛍子は顔を上げてうなずきました。
飛影と幽助もしゃべっています。





幽助「ヒュンケルの奴リベンジに燃えてるぜ」
飛影「望むところだ、俺も負けるつもりはない」
幽助「勝つ自信はあんのか?あんなスゲー技編み出してんだぞ
飛影「次も勝ってみせる」
幽助「フッそうか、じゃ俺たちは行くわ」
蛍子「それじゃまた」
マヤ「またね」




飛影は双龍拳を極めるため魔性の森に入って行きました。
額の布を取り邪眼を開いた。
二体の黒龍を放ち一匹を左腕に移した。





飛影「俺も負けてられんな・・・ハァ~!




“ゴゴゴゴ💥ドォン‼️”





そうして一気に妖霊気を放出した。
オーラが消えると





飛影「フゥ、よし使える」





一方ヒュンケルの方も拳殺法をマスターしたところだった。
アバンに披露すると・・・




アバン「ベリーグッドです、ヒュンケル♪」 





 ドン❗️





アバン「おや、フフ彼もあなたに刺激を受けて修業を始めたようですね」
ヒュンケル「ええ、面白いどちらが先に技を極めるか・・・」
アバン「いい競争相手を見つけましたね」
 




アバンが言うとヒュンケルはうなずいた。




ヒュンケル「次は負けん!」
アバン「さて、この技の名前ですが、ヒュンケルあなたは何か思いつきませんか?
ヒュンケル「ふむ、そうだな・・・アバン流拳殺法闘気光弾というのはどうだ?
アバン「良いですねそれに決めましょう、それから飛影くんの妖気弾に対抗する技は考えたんですか?」
ヒュンケル「それはブラッディースクライドを応用する」
アバン「なるほど拳でも放てるようにするんですね?」
ヒュンケル「そうだ」
アバン「拳殺法のそれぞれの名前は覚えてますか?」
ヒュンケル「無論だ、地龍拳・海龍拳・空迅拳、これくらい当然だ」
アバン「さすがですね♪ では戻りましょうか」
ヒュンケル「先に帰っててくれ」




と言うヒュンケル、アバンは先に家に入って行きました。





ヒュンケル「飛影リベンジは果たす!」





そう呟いて拳を握り締めるとヒュンケルは空を仰いだ。
そして飛影の方も魔性の森の下級妖怪を炎殺拳でぶっ倒していました。




飛影「フッだいぶ片付いたな」



 

飛影は森から出て来ました。




飛影『これなら力比べになっても互角の勝負ができるはずだ』


 


飛影は拳を握りしめた。
そこへぼたんがオールに乗って飛んで来ました。





ぼたん「いた、飛影、大変だよ!
飛影「相変わらず騒がしい奴だ」
ぼたん「大変なんだってば」
飛影「だから何なんだ?!
ぼたん「ダイくんたちの世界にいた敵があの耶雲と手を組んだらしいんだよ」
飛影「ダイたちの敵ってどんな奴らだ?
ぼたん「詳しい話はみんなを集めてから話すか
あんたの家にみんなを集めて来る」
 




ぼたんは先に飛影の家に戻って来ました。
幽助たちはすぐに集まってくれました。





幽助「ぼたん全員揃ったぜ、話を聞かせろよ」
ぼたん「ダイ君たちはザボエラ・ヴェルザー・ガルヴァスという奴らを知ってるわね?
ダイ「うんヴェルザーは見たことないけど、ザボエラとガルヴァスならよく知ってる」
ぼたん「次は月野うさぎさんたちに聞くわね」
亜美「何でも聞いて下さい」
 




と亜美が言いました。





ぼたん「ウィッチーズ5という魔女たちのことを知ってる?
まこと「もちろんさ、でもあいつらは仲間割れしたりしてたし、私らがやっつけたはずだよ」
ぼたん「残念だけど、今言った奴ら、みんな生きてるわ」
うさぎたち『えっ!
まこと「何だって⁈」
ラーハルト「それは本当なのか?
ぼたん「詳しい話はコエンマ様から聞くといいわ」
 



と言ってぼたんは持って来た霊界テレビを開いた。
テレビ画面にコエンマが現れた。





コエンマ「みんな揃ってるようだな、早速だが最悪の事態が起きた」
飛影「それは今ぼたんから聞いた、一体どういうことだ?
コエンマ「早い話、耶雲が新たなメンバーを集めて攻めて来ようとしているのだ」
蔵馬「その新たなメンバーというのがさっきのサボエラやヴェルザーたちということですね」
コエンマ「その通りだ・・・それと柳宿たち無事試練をクリアしたぞ」
鬼宿「本当か?! それでいつこっちに戻って来られるんだ?
コエンマ「明日、ぼたんやひなげし達がそっちに送って行くつもりだ」
柳宿『待っててね美朱!
美朱「柳宿!
唯「よかった、心宿は?
心宿「ハイハ~イここにいま~す」
コエンマ「マヤがよく来て心宿を教育してくれたからな、もう大丈夫だ」
心宿「よ〜ろぴくね~!ピース♪




 
心宿はすっかりキャラが変わっていました。





コエンマ「まっ、そう言う訳だ、話を戻すぞ、奴らの本拠地は無限学園の地下から移った」
レイ「無限学園も完全に崩壊したしね」
コエンマ「新しい本拠地は妖魔街にある迷宮城だ」
桑原「それって俺たちが朱雀たちを倒しに行ったとこじゃねぇか!
幽助「またあそこへ行くのかよ」
ヒュンケル「嫌なら来なくてもいいんだぞ、俺と飛影だけで充分だ」
蔵馬「いや、いくら何でも二人だけじゃ危険過ぎる全員で行こう」
アバン「蔵馬くんの言う通りです、みんなで力を合わせましょう」
ヒム「ザボエラがいるってことは雑魚モンスターもウジャウジャいるんだろうな」
ポップ「それこそ魔界のモンスターとか」
美奈子「ダイモーンだって出て来るわ」
みちる「一度何人かで偵察に行った方がよさそうね」
飛影「俺とヒュンケルだけで充分だ」
マァム「二人じゃ危険よ、せめて五・六人で行かないと」
アバン「同感です、メンバーを決めましょう霊界探偵である飛影くんとヒュンケルはいいとして少なくともあと五人」

幽助「俺も行くぜ」
鬼宿「俺もだ」
ダイ「オレも行くよ」
ちびうさ「私も行く」
 




ちびうさも手を挙げた。




うさぎ「あんたはダメよ返って足手纏いになっちゃうから」
ちびうさ「そんなことないもん」
蔵馬「まぁまぁ落ち着いて、飛影あなたが決めて下さい」





と蔵馬が言うと飛影はまず、ちびうさに目線を合わせて頭に手をおいて言いました。




飛影「ちびうさ、偵察と言っても何が起きるか分からん、お前の気持ちはうれしいが、今はうさぎたちと待機しててくれ」
ちびうさ「ぜったいに帰って来る?
飛影「約束する」
ちびうさ「じゃ指きりして」




ちびうさが小指を差し出すとヒュンケルに突かれて恐る恐る小指を差し出す飛影
透かさずちびうさが飛影が差し出した小指に自分小指を絡めて





ちびうさ「指きりゲンマンウソついたら針千本の~ます指切った」




そう言うと同時に飛影の小指から自分の小指を離した。





マヤ「一緒に待ちましょう」
ちびうさ「うん」



 

そして飛影は・・・




飛影「メンバーは俺とヒュンケル・幽助・ダイ・アバン・鬼宿・井宿の七人だ」
井宿「オイラも?
飛影「不服か?
井宿「いや、うれしいのだ」
蔵馬『なるほど、アバンさんと井宿くんがいれば何とかなるかもしれん、飛影も考えたな』
 




メンバーは決まった。




ポップ「じゃ俺たちはいつでも行けるように待機してるぜ」
アバン「蔵馬くん我々が半日過ぎても戻らない時は、全員で来て下さい」
蔵馬「分かりました。気をつけて行って下さい」
幽助「おっしゃ!行くか」
 




飛影たちは妖魔街へとつづく井戸へ入って行きました。




ぼたん「気をつけてね~!



 
妖魔街に下りた。



ダイ「ここが妖魔街?
鬼宿「おい、何か来るぞ」



現れたのは魔界のモンスターたちだった。



ヒュンケル「まちがいない、ミナカトールを使う時に現れた魔界のモンスターだ」
幽助「クソッタレ・・・これじゃ城の中にも入れねぇぞ」




するとダイが前に出た。



ダイ「ここは俺に任せて」
井宿「ダイくん、一人じゃ危険だ」
ダイ「大丈夫、ドルオーラで一気にぶっ飛ばすから」
 



そう言うと、ダイの額のドラゴンの紋章が輝き出した。




鬼宿「なっ!これは・・・」
幽助「すっげぇ闘気だ!
ダイ「みんな少し下がっててくれ、あぶないから」


 

“キィィィン⚡️”




ダイの言う通り少し下がって見ている飛影たち。
ダイはドルオーラを構えて・・・




ダイ「ドルオーラ!!



 
ドゥ~💥ドババババ💥 




するとモンスターたちが一気に消滅して行きました。





ヒュンケル「よくやったぞ、ダイ」



 
ドルオーラの威力はすごく後続のモンスターたちも吹き飛んで行きました。




アバン「ダイくんお疲れ」
幽助「よっしゃ、一気に行こうぜ」


 


飛影たちは迷宮城へ入って行きました。





鬼宿「長い階段だ、ここを上がるのか」
アバン「一本道ですね、敵の挟み打ちが怖いですが・・・」
ヒュンケル「飛影、先頭はお前だ。最後尾には俺が付く」
飛影「好きにしろ」
 



飛影を先頭に階段を上って行きました。
少し上がったその時です。
全身氷の妖魔が行く手を阻んで来ました。




ダイ「何だ?こいつら初めて見るぞ」
飛影「チッ氷の妖魔か・・・」
 



と言って飛影は右腕の包帯を取った。



鬼宿「おいおい、何すんだよ?
幽助「まさかこんな所で黒龍波を使う気じゃねぇだろうな・・・」




そのまさかであった。




飛影「少し下がっていろ」
アバン「分かりました」
飛影「行くぞ、炎殺黒龍波!!
氷の妖魔たち『ギャヒィィ!!




氷の妖魔たちが次々と燃え尽きて行きます。



飛影「今だ!行くぞ!」 



飛影が先頭に走り出して一気に階段を駆け上がりました。
黒龍波は放ったままです。




ダイ「これなら行けるぞ、すごいや!
ミメット「もう!これじゃここまで来るのも時間の問題じゃない💢」
ヴェルザー「テルル・ビリユイ・コワイナーを連れて阻止しろ」
テルル「ハッ!コワイナー行くぞ」
コワイナー「コワイナァ~」




テルルとビリユイはコワイナーを連れて白虎の間で待ち伏せをした。




幽助「な、なんだ! このとんでもねぇ殺気は?!
ダイ「あの部屋からだ」
アバン「急ぎましょう」
 


飛影たちは白虎と最初に戦った部屋に着いた。
中に入るとテルルとビリユイが立っていた。




ビリユイ「フフフ♪ようこそ霊界探偵のみなさん」
井宿「気をつけろ、あの奥にとてつもない気を感じるのだ」
テルル「フッご名答出よ!コワイナー」
コワイナー「コワイナァ~」
 



テルルの合図で全身真っ黒の巨大な怪物が現れた。




鬼宿「ゲッ反則だろ、これは・・・」
ダイ「こんな奴は初めて見たぞ」
飛影「来るぞ!飛べ」
コワイナー「コワイナァ」




全員バックジャンプで躱した。




ヒュンケル「飛影、こんな奴見たことあるか?
飛影「ない、どうやって倒すかが問題だ・・・」
コワイナー「コワイナァ」



 
全身真っ黒な怪物がドタバタと暴れ回ってい





幽助「デカイ図体のくせに動きが素速いぞ」
ビリユイ「コワイナーあとは任せたわよ」


 

と言うとテルルとビリユイは消えて行きました。



アバン「逃げましたね」
ダイ「アバン流刀殺法大地斬!
 


ダイは大地斬で斬りつけるがまったく効かないようである。




ダイ「うわぁ~!
鬼宿「ダイ!
アバン「ダイくん!


 


アバンが落ちて来たダイをキャッチした。



ヒュンケル「ダイ、大丈夫か?
ダイ「ああ、ちょっとびっくりしただけ、あいつゴムみたいに跳ね返って来たんだ」
飛影「ヒュンケル右から行け、俺は左から行く」
ヒュンケル「分かった」
幽助「おい、俺はどうすりゃいいんだよ?
ヒュンケル「幽助はスキを見て奴の懐に飛び込んで必殺技を叩き込め」
幽助「任せとけィ!
 



飛影とヒュンケルは剣で攻めた。




飛影「ウオオオ!
ヒュンケル「くらえ!
 



“ザシュ⚡️ブシュ⚡️”




コワイナー「コワイナ~」
ヒュンケル「今だ!幽助」
幽助「霊丸!!」  





“ドゥゥゥ☄️ド~ン💥



コワイナー「コワイナァ~!
鬼宿「井宿、みんなをここまで連れて来られるか?
井宿「それはいいが、大丈夫か?
アバン「行って下さい、ダイもルーラで戻ってみんなをここへ連れて来て下さい」
ダイ「分かりました」
井宿「行こう、ダイ」
 



ダイは井宿の笠でうさぎ達を呼びに行きました。
そしてすぐにポップのルーラで戻って来ました。
セーラー戦士たちも一緒です。




エターナルセーラームーン「お待たせしました、愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラーチームと蔵馬くんたちが月に代わっておしよきよ」
柳宿「チャオ!
桑原「なんだ、こいつは!
鬼宿「巨大怪物コワイナーだ」
ジュピター「これが新しいモンスターなのか?!
サターン「そのようですね」
ヴィーナス「私たちも行くわよ」
みんな『オー!





ヴィーナスの合図でセーラー戦士たちも攻撃しました。



マーキュリー「マーキュリー•アクアラプソディ」
マーズ「マーズ•フレイムシューティングスナイパー」




“ビュー🫧ドドドドッ💥ザシュ⚡️




セーラームーン「スターライトハネムーンセラピーキッス」



“パァァァァ✨ズド〜ン💥”




サターン「サイレンスグレイブ・サプライズ」



“カァァァ✨ヒュン⚡️ドォ〜ン💥”




ジュピター「ジュピターココナッツサイクロン」




“バビュン⚡️ズガァン💥”




ヴィーナス「ヴィーナス・ラブアンドビューティーショック」



“ピシュ⚡️バシン⚡️”




コワイナー「コワイナ~」
飛影「フッよしだいぶ弱って来てるぞ」
ヴィーナス「今よ、セーラームーン」
セーラームーン「シルバームーン・クリスタルパワーキッス」




“パァァァァ✨ポン🫧”





トドメはエターナルセーラームーンの必殺技で見事怪物を撃破しました。





ダイ「やった~」
桑原「すっげぇ!一気にやっちまったぜ」
ポップ「先生、先へ行きますか?
アバン「飛影くん、邪眼で先は見られますか?
飛影「もちろんだ」




飛影は邪眼で更に奥の道を見て行きました。





飛影「この先にヴェイルがいる」
ヒュンケル「なに!本当か?
鬼宿「じゃ?このまま進むか?それとも一端戻るか?」
蔵馬「いやこの先を調べるのが任務だ、それに奴らならここまで来た俺たちをミスミス逃がしはしないだろう」
ヒュンケル「先生ヴェイルと決着をつけさせて下さい」
ダイ「でも、こう言うのはヒュンケルに悪いけど、今のままだと勝てないと思う」
ヒュンケル「そうかもしれん、だがヴェイルは俺が倒したい」
 




グッと拳を握りしめるヒュンケルの横顔を飛影が見つめている。



幽助「行こうぜ、ここまで来たらもう行くしかねぇだろ」
マーズ「でもそれじゃ任務とは違うわ」
飛影「マーズの言う通りだ、ヒュンケルには悪いがここは脱出することを考えよう」



 
飛影らしくない言い方ですがみんなも納得した。
ヒュンケルも・・・



ヒュンケル「分かった、俺のわがままだ・・・
すまなかった。飛影の言う通り脱出しよう」
幽助「まぁ飛影が決めたんなら仕方ねぇな」
蔵馬「そうだな今回は偵察で終わらせよう」
 




蔵馬も飛影に賛同した




飛影「幽助ここに霊丸で穴を開けろ」
幽助「いいけど、こっから落ちたら全員死ぬぜ」
飛影「ポップとアバンのルーラで全員を外まで運んでもらう、できるよな?
ポップ「ああ、できっけど、おめぇ意外と考えて行動してたんだな」
飛影「当たり前だ💢」
アバン「飛影くん素晴らしいです、リーダーとしては正しい選択です」
幽助「おっしゃ!デカイのをぶっ放すから、みんな離れていろ」
 



みんな幽助から離れた。
幽助は霊丸をぶっ放した。




幽助「霊丸!!



“ズドォン💥バギャン💥”




さすが魔族・・・霊丸の威力が違います。 
大きな穴が空きました。




飛影「今だ!ポップ、アバン」
ポップ「みんな俺と先生にくっつけ」





うさぎ達はポップにくっつくように密集した。





ポップ&アバン『ルーラ!』
 




ポップとアバンのダブルルーラで見事全員で脱出することに成功しました。




セーラーマーズ「ここは・・・どうやら無事外に出られたようね」
鬼宿「全員いるな、脱出成功だ」
井宿「コエンマ様の所へこれからのことを相談しに行こう」




飛影たちは霊界へ行きました。



コエンマ「おぅ飛影、奴らのこと何か分かったか?
飛影「奴らの狙いまでは分からなかったが、巨大な化け物がいた」
コエンマ「それはコワイナーという奴じゃなかったか?
幽助「てめえ!知ってたのか?!
コエンマ「ああ少し前に知った、奴らとんでもない仮面を作ったものだ」
ヒュンケル「仮面?
コエンマ「あのコワイナーという化け物は何かに仮面を被せた物が変形してモンスター化したものだ」
蔵馬「じゃ、あの時すでに変身していたという訳か」
アバン「しかしウィッチーズの魔女たちはダイモーンと言うモンスターを造っていたはずじゃ・・・」
コエンマ「その通りだ、だが今回のようにお前たちが侵入したことで、奴らも作戦を変えて追い返すことにしたのだろう」
鬼宿「なるほど」
コエンマ「これからいろんな妖魔やダイモーンが現れるだろう」
 



コエンマの言葉を聞いてみんな黙り込んだ。



コエンマ「今日はもう帰って休め」




この日は解散して体を休めることにした。





マヤ「へぇ~そんなことがあったの。でも脱出したのは正解だったわね」
飛影「ああ、あのまま進んでいたら奴らのことだ何かしらの罠を仕掛けて来るハズだ」
マヤ「そうね、ところで先ほどからあそこで飛影を待ってる人がいるけど」
 



とマヤに言われ俺は振り返った。
するとちびうさが立っていた。



ちびうさ「飛影~寂しかったよぅ」
飛影「う~・・・すまん」
 



ちびうさは飛影に抱きついた。
地場衛も姿を見せた。




衛「飛影くん、いつもすまんな」
飛影「いや・・・ちびうさはその・・・友達だから」
衛「ありがとう、うさぎも俺も君にはいつも感謝しているとなりの県なのによくちびうさとほたるちゃんに会いに来てくれて」
飛影「気にするな、指令のついでに寄っているだけだ」
ちびうさ「飛影、今度指令が来たら私にも手伝わせて」
飛影「だがお前も危険な目に遭うんだぞ」
ちびうさ「私も飛影みたいに修業してもっと強くなる、だからお願い」
マヤ「飛影の気持ちよく分かるよ、私や雪菜ちゃん、そしてちびうさちゃんとほたるちゃんを守りたいって気持ち・・・でもちびうさちゃんの気持ちも分かってあげてほしいな」
  



ちびうさもうなずいた。




飛影「分かった」
ちびうさ「ねぇ飛影私も霊界探偵になる」
飛影「おい、それはいくら何でも無理だろう」
衛「確かに危険なことの方が多いからな」
ちびうさ「どうして今までだって危険なこといくらでもあったじゃない」
飛影「分かった、明日俺の所へ来い。一緒にコエンマに頼んでやる」
マヤ「よかったねちびうさちゃん」
ちびうさ「うん!
 



いいのかな・・・? まぁ決めるのはコエンマですから。
ちびうさちゃんたちは安心して帰りました。




マヤ「何だかちびうさちゃんが羨ましい」
飛影「やきもちか?
マヤ「まぁそんなとこ」



 
とマヤさんがソファーに座ったまま背を向けると
飛影が後ろから抱きしめて来た。




マヤ「おっと・・・」
飛影「ちびうさは友達だ、だから何があっても俺が守る、そしてマヤは女房だ、俺にとっては二人とも大事だ」
マヤ「同じくらい?
飛影「そうだ、雪菜はいちおう桑原が守ってくれているからな」
マヤ「フフ♪飛影、人をいい気分にさせるのが上手くなったね」
 



ちょっとからかってみるマヤさん。




飛影「こいつ~人がマジメに話しているのに、いい態度じゃないか」
マヤ「キャーごめんごめん、許して~キブキブ」
飛影「ダメだ、許さんくすぐりの刑だ!」
 



飛影はマヤさんをくすぐりの刑でくすぐった。



マヤ「ギャハハハ!ギブギブ!




そして飛影はやさしくキスをした。





飛影「もうつまらんやきもちは、やくなよ」
マヤ「ハ~イ」



この日はさんざんじゃれ合ってから楽しく夕食を済ませて休みました。




あとがき ウィッチーズの魔女たちはまたダイモーンを用意していました。
それはまた次回で。


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