2012年12月23日日曜日

ごちゃ混ぜアニメ31話


   『対決!飛影VSスコルプ』



飛影とヒュンケルと鬼宿はパトロールで魔性の森の入り口まで来ていた。





鬼宿「静かだな、返って不気味だが」
ヒュンケル「妖気も感じない」





ところが次の瞬間何者かが飛影たちの方に近づいて来る気配を感じた。






飛影「あれは・・・」






スコルプでした。
スコルプが飛んで来たのです。






スコルプ「見つけたぜ、飛影」
飛影「貴様一人か?」
スコルプ「ああ、俺一人だ」





スコルプは飛影を激しく睨みつけています。
するとヒュンケルが飛影に言いました。






ヒュンケル「飛影油断するな、負けたりしたら承知せんぞ!」
飛影「倒してみせるさ」
スコルプ「フッ出来るかな?」







そう言うとスコルプは変身して気を放ちました。
そして飛影もマントを脱ぎ棄て妖霊気を放出しました。
ヒュンケルと鬼宿は少し下がって飛影の戦いを見守ります。






“バキ⚡️バキ⚡️”







とスコルプは指を鳴らしています。
飛影も拳を握りしめました。







スコルプ「今日こそ決着をつけてやるよ」
飛影「望むところだ、来い」







するとスコルプは高速で近づき・・・







飛影(速い!)
スコルプ「オラ!!」






“ズドッ💥”







スコルプが強烈なボディーブロを入れて来た







飛影「ガハ・・・ッ」







飛影はそのままふっ飛んで大木に激突した。







“ ドス〜ン💥バキ💥バキ💥”






ヒュンケル「何というスピードとパワーだ!」
スコルプ「この間の礼だ、まだまだこんなものじゃ済まさねぇぜ」
鬼宿「飛影・・・!」







スコルプは腕を組んで待っている。
飛影が歩いて来ました。
これにはヒュンケルと鬼宿も安心した様子です。







スコルプ「フッさすがにタフだな、さぁ来い!」
飛影「行くぜ」







一瞬、飛影の姿が消えて見えなくなった。
スコルプは気配を探っています。







スコルプ「なに!」







“ザッ❗️ドドドドッ💥”






目の前に現れた飛影と打ち合いが始まりました。







“ドドドドッ💥ズドッ💥”







鬼宿「いきなり肉弾戦か、飛影」
ヒュンケル「今の奴の行動なら不思議ではあるまい」
鬼宿「そうだな」







しかし次の瞬間スコルプが光弾を放って来ました。






“ドォウ💥”







飛影「うっ!」







飛影は腕をクロスして防御しましたが衣服が破れてしまいました。






スコルプ「フッ上手く防いだな」
飛影「くっ・・・」







スコルプの言葉にムカッと来た飛影は妖気弾放ちました。







飛影「ハァァ・・・ハァ!」
スコルプ「なにぃ・・・!」








“ドォウ☄️ドババババ💥”






慌てたスコルプでしたが飛影の妖気弾を凌ぎ切ったのです。
スコルプの腕から煙が立ち込めている
スコルプは両腕を見ました。







スコルプ「おのれ・・・💢」






更に飛影はスコルプに高速で接近してパンチを連打した。
しかしスコルプも負けずに応戦して来た
ヒュンケルと鬼宿は飛影の戦いぶりを見守っています。






スコルプ「貴様を倒して俺は幹部の一人になるのだ」
飛影「そうはさせん貴様はここで俺が倒す」
スコルプ「嫌なこった!」






打ち合いが続いて行きます。
しかしパワーはわずかにスコルプの方が上のようです。






ヒュンケル(スピードは互角だが、パワーでは飛影の方が押されている)
鬼宿「飛影が押されている、あれじゃ追い詰められちまうぜ」
飛影「クッソ~」
スコルプ「ふん! どうした?動きが鈍くなって来ているぜ」







確かに飛影の動きが変わったようで、
ヒュンケル が飛影の心を見抜いた。






ヒュンケル「バカ!余計な事を考えているな・・・戦いに集中しろ!」
飛影「うるさい💢俺に命令するな!」
スコルプ「どこを見ている?てめぇの相手はこっちだ」







飛影は再び妖霊気を放出しスコルプをふっ飛ばした。






スコルプ「なに・・・!」
飛影「邪王炎殺煉獄焦」






“ドドドドドッ‼️”






スコルプ「グハァ・・・」
飛影「トドメだ!」







“ドスッ💥ボオオオオ🔥”







ボディーブロを打ち込んだまま魔界の炎を流し込んだ。






スコルプ「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
飛影「燃え尽きろ!」








“ボォ🔥ドッカァ~ン💥”








爆発と共にスコルプが跡形もなく吹っ飛びました。






ヒュンケル「やればできるじゃないか」
飛影「貴様わざと俺にケンカを吹っかけて来たな」
ヒュンケル「勘違いするな、お前の戦い方がじれったかっただけだ」







そう言うとヒュンケルは腕を組んで背を向けました。
でも飛影にはちゃんと分かっていました。








飛影「礼を言うぜ」
ヒュンケル「フッ礼などいらん俺はただ借りを返しただけのこと」
飛影「借り・・・なんのことだ?」
ヒュンケル「知る必要はない」






と、ヒュンケルはぶっきらぼうに言いました。
飛影は「?」という顔をしている。
飛影とスコルプの戦いを見ていた耶雲たちは・・・。







ハデーニャ「スコルプが遣られた、あんなチビ妖怪に?!」
頼光「さすがは我が宿敵」
耶雲「そろそろ、またお前の出番が来る頃だな」
頼光「フフフ♪」







モニターに映る飛影を眺めながら不敵に微笑む頼光の画。
画面は再び飛影たちの方へ・・・
飛影たちは更に森の中を進んで行きました。







鬼宿「殺気がなくなった、さっきまでの凄まじい殺気がウソのようだ」
ヒュンケル「ああ・・・穏やかなものだ」







ヒュンケルは籠手をいじっている。
飛影も腕甲に触れた。






飛影「本当殺気が消えていやがる」
鬼宿「あっちは行き止まりか、戻るか?」
ヒュンケル「今日のところは戻ろう、敵も現れんようだしな」
飛影「そうだな」






三人は森を出ました。
森を出た所で飛影が腹を抑えた。






ヒュンケル「痛むのか?」
飛影「少しな」






鬼宿も飛影のことを見つめている
町に出ました






鬼宿「やっと戻って来たな」
ヒュンケル「飛影大丈夫か?」
飛影「ああ」






その足で霊界に行きました。
コエンマが待っていた。





コエンマ「ご苦労、よくスコルプを倒したな」
ヒュンケル「だが飛影はかなりダメージを受けている」
コエンマ「それはマヤに治してもらえ」







報告が終わると飛影と鬼宿とヒュンケルは人間界に戻って来ました。






鬼宿「じゃ俺はこっちだから、またな」
ヒュンケル「ああ、また明日な」






鬼宿と別れてヒュンケルと二人きりになった。






ヒュンケル「任務は終わったのだから、もうライバルに戻ってもいいよな?」
飛影「・・・好きにしろ」
ヒュンケル「フッ・・・腹は痛むか?」
飛影「少しな」






二人は離れて歩いている。
ヒュンケルはまた籠手に触れて拳を握り締めた。
飛影も腕甲に触れた。
そしてお互いに見合った。
するとヒュンケルは飛影が腕甲の下に包帯をしているのに気づきました。







ヒュンケル「お前、なぜ包帯をしている?」
飛影「ただのクセだ」






そう答えると飛影はマントを着ました。
ヒュンケルは軽く微笑みました。






ヒュンケル「お前の強さは俺が一番知っている」
飛影「今さら何を言う?どうかしたのか?」
ヒュンケル「いいや、ただ鬼宿もお前のライバルだから・・・その」







そこまで言うとヒュンケルは黙ってしまいました。
飛影はチラッとヒュンケルを見て・・・






飛影「やきもちか?フフン♪」






と、揶揄うように言いました。
するとヒュンケルの顔が赤くなった。







ヒュンケル「バカ!誰がヤキモチなど・・・くだらん!」
飛影「図星のようだな、ククク・・・」
ヒュンケル「な・・・っ、フン💢」






ヒュンケルは背を向けた。
飛影はシリアスに戻った。






飛影「俺はこれからも、この街とちびうさを守ってみせる」
ヒュンケル「飛影・・・」
飛影「そのためにも、お前と鬼宿の力が必要だ」
ヒュンケル「それと幽助たちもな」






ヒュンケルが付け足した。





飛影「これからの戦いは今まで以上に厳しくなるだろう」
ヒュンケル「だが乗り越えられるさ、俺たちなら」






ヒュンケルの言葉に飛影は安心した顔になった。






飛影「俺はお前や鬼宿と闘っていれば体が鈍ることもない、いつでも戦闘態勢に入れる」






ヒュンケルは頷いて






ヒュンケル「そういう意味では俺とお前は良きライバルだよ」
飛影「お互い高め合えるからな」
ヒュンケル「先生がよく俺に言うのだ、ライバルを大事にしろと」
飛影「アバンが・・・?」







ヒュンケルは更に続けた。






ヒュンケル「飛影これからもとことんやり合おう、だが負けないぜ容赦はせんぞ」
飛影「フン、それはこっちのセリフだ」
ヒュンケル「そして敵が現れたら共に戦おう」
飛影「ああ」







握手を交わすと改めて友情を確かめ合いました。
ライバルとして友として・・・








ヒュンケル「じゃ、また明日な」
飛影「ああ」






二人は同時に扉を開けて家に入りました。





アバン「お帰りなさい、飛影くんとの話長かったですね」
ヒュンケル「見ていたのか?」
ヒム「ああ、窓から見えてたからな」






マァムがヒュンケルに近づきました。






マァム「お帰りなさい、ヒュンケル」
ヒュンケル「ただいま、マァム」
『チュ❤️』





と、キスを交わした
するとポップが横から






ポップ「早く飯食おうぜ、腹減ったよ」





とごねた。
マァムはムスッとした顔をしてポップを睨む






ダイ「食べようか」
ラーハルト「そうですね冷めないうちに」






ダイとラーハルトが空気を読んで座りました。





みんな『いただきます』





一方、飛影とマヤさんも夕食の時間です。





マヤ「今夜はアジのフライとイカのマリネよ」
飛影「マ、マリネ?」
マヤ「お酢やソースに漬けたもののことよ」






と、マヤは説明してくれました。





飛影「あ~ん」






飛影はぶっきらぼうに言いました。





マヤ「山岡さんに習ってないの?」





マヤさんの言葉に飛影は何も言い返せない。





飛影「今度習う」






とだけ言いました。







マヤ「うん、良い出来!」





テーブルにおかずを並べました。
みそ汁・ご飯を盛ってマヤさんも座りました。





飛影「これ食ってみよう」





飛影はマリネを小皿取ってから食べました。





マヤ「どうかしら?」





不安げな顔で見つめるマヤさん。
飛影のリアクションは?






飛影「悪くはない、これがマリネか」
マヤ「よかったぁ!」






すると飛影はマヤさんの耳元で・・・






飛影『お前が作ったのだ、マズイわけがないだろう』





と言った。
なぜ耳打ち?と思いながらもマヤさんは幸せでいっぱいになりました。







マヤ「今日の任務はどうだった?」
飛影「スコルプを倒した」
マヤ「へぇ~やったじゃない」
飛影「だが敵はまだいる」
マヤ「そうよね、これからも頑張ってね」
飛影「ああヒュンケルたちもいるから心配ない」
マヤ「うん」





ライバルではあるがお互いに信頼し合っていることにマヤさんは喜びを感じていました。


つづく。

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