2012年12月16日日曜日

ごちゃ混ぜアニメ2話

  『宿命のライバル』出会い編



皿屋敷市で再会したポップたちとダイは

街に出て住むところを探していた。

その頃、飛影のところにコエンマが来ていた
マヤさんも飛影といました





マヤ「コエンマ様、私に用って何ですか?
コエンマ「ふむ、お前を霊界探偵に任命しようと思って来たんじゃ」
マヤ「えっ私が?・・・やります」 




というマヤの意外な返事に飛影は驚いた。




飛影「ダメだ!天女とはいえ、お前に危険なことはさせられん」
マヤ「じゃ飛影がやる?でも飛影は一度逮捕された身だし無理なんじゃない」
コエンマ「その件は無罪放免になったんじゃ」
マヤ「あ、そうだったの・・・じゃどうする?




マヤさんとコエンマに見つめられて
その空気に耐えきれなくなった飛影は・・・




飛影「やる」 




と一言つぶやいた。





コエンマ「それじゃまずは町をパトロールしてくれ、今大した事件もないから指令を出すならそのくらいだな」
飛影「パトロール、チッまたか」
コエンマ「んっ、何か言ったか?
飛影「別に」




と言うと飛影は窓から飛び出して行った。




マヤ「ヤレヤレ手間のかかる」
コエンマ「それじゃあな」
マヤ「はい、ごくろう様です」
 



コエンマは霊界へ帰って行きました。
その頃ダイたちも幽助の家の近くまで来ていた。




マァム「ここは住宅街みたいですね」
ヒム「この辺に空き家はねぇかな?」 




よくそんな言葉知ってたなヒム。





ダイ「向こうの方にも行ってみよう」




とダイがアバン達の方を向きながら歩いていると
上から下りて来た飛影とぶつかった。





“ドン💥”







ダイ「アイタタタ!すいません」

 

と言ってダイは振り返った。
飛影はダイを見てからアバンたちを見た。




マァム「ごめんなさい、あなたケガはなかった?
飛影「いいや、貴様ら見かけない顔だがどこから来た? 
ポップ「へへ!聞いて驚くなよパプニカ王国から次元の穴を通って来た、勇者一行(パーティー)だ」
アバン「ポップ!カールの国の破邪の洞窟から昨日この町に着いたのです。おっと自己紹介が遅れました、私はアバン、この子たちの保護者みたいな者です」
ダイ「オレはダイと言います、よろしく」
ポップ「俺はポップ魔法使いだ」
マァム「私はマァム元僧侶で今は武闘家よ、よろしくね」
ラーハルト「陸戦騎ラーハルトだ」
ヒム「俺はポーンヒム、ヒムでいいぜ。よろしくな」
クロコダイン「俺は獣王クロコダインだ」
チウ「僕は武闘家のチウだ」




そして・・・




ヒュンケル「戦士ヒュンケルだ、もっとも今は戦える体ではないがな」
アバン「あなたの名前を教えてもらえますか?
飛影「飛影、この街に住んでいる・・・妖怪だ」





妖怪と聞いてダイたちは驚かなかった。





飛影「フン妖怪と聞いても驚かないんだな」
ダイ「だって俺たちの世界にもモンスターやいろんな生き物が住んでいたからね」
マァム「そうだわ、あなたこの町の住人なんでしょ、よかったら私たちを案内してもらえるかしら?」 





飛影はマァムをチラッと見てからヒュンケルを睨みつけた。

何か感じるらしい・・・
ヒュンケルの方も飛影を見つめている





マァム「あの・・・飛影? ヒュンケル?
飛影『こいつ人間のようだがかなり強い力を秘めていやがる!
 ヒュンケル『この男、かなり強いな勝負してみたいものだ』
 ヒム「おいおいマジかよ、早速やってるぜ」
飛影「お前と手合わせしてみたいものだ」
ヒュンケル「今、俺の体は戦える状態ではない、全身の骨にヒビが入っていて再起不能なのだ」
飛影「なら体が完全に治ればいいんだな?」
マァム「無理よ、ヒュンケルの体は回復系呪文を受け付けないのよ」
アバン「全身の骨格は回復不能と言われてるんです」
ヒュンケル「残念だが、お前と勝負することはできん」
 




それを聞いて飛影は・・・





飛影「一人だけお前の体を治せる奴を知ってる俺と一緒に来い」 




と言ってヒュンケルの手を掴むとある場所に連れて行った。
ダイ達も慌てて着いて行きます。
飛影の向かった先は幻海の住む寺でした。



 

飛影「ここだ」
ポップ「寺みてぇだな、こんな所で本当にヒュンケルの体を治せるのかよ?
飛影「黙ってついて来い💢」




長い石段を登ってようやく頂上まで来た。




幻海(若)誰だい?
飛影「俺だ」
幻海(若)「珍しいなお前がここに来るなんて、何の用だい?
飛影「頼みがある」





幻海師範が若い姿で現れた。
するとアバンが顔を出した。




アバン「おジャマ致します」
幻海(若)「あんたらは何者だい?見たところ悪い奴ではないようだが」
マァム「私たちは破邪の洞窟から異次元空間を抜けて入り間洞窟にワープして来た旅の者です」
ダイ「あの、ヒュンケルの体を治してもらいたいんです、彼からあなたなら治せると聞いたので、その・・・」
幻海(若)つっ立ってないで入って来な」
ダイ「はい、失礼します」
 




ダイたちは履き物を脱いで寺の中に入りました。




ラーハルト『何という威圧感なんだ!この少女もかなり強い!
幻海(若)「どいつがヒュンケルだい?
ヒュンケル「・・・あっ俺です」
幻海(若)「そこに仰向けに寝な」
 



ヒュンケルは言われた通り仰向けに寝ました
すると幻海姐ちゃんはヒュンケルの体に触れて調べ始めました。




マァム「あの治せますか?
幻海(若)「ふむ、かなりムチャな闘い方をして来たようだね」
ヒュンケル「ああ」
幻海(若)「度重なる戦いで全身の骨格にヒビが入ってて深いダメージを負っているな」
ヒュンケル「やはり完全に治すのは無理か・・・」
 



と諦めかけて起き上がろうとすると・・・




幻海(若)「誰が起き上がっていいと言った、治してやるからもう一回寝な」





ダイたちは顔を見合わせた。
飛影は廊下で腕組みをして窓ガラスに寄りか
かっている
そこへアバンが近づいて来た。




アバン「あなたには御礼を言います、あの人を紹介してくれてありがとう、あなたにあのようなすごい知り合いがいるとは思いませんでした」
飛影「俺はあいつと手合わせしたいだけだ
あの女は霊光波動拳の達人であらゆるダメージを治せるそうだ」
アバン「それはすごい!
幻海(若)「ハァ~!






“パァァァァ✨”





幻海は両手で霊気を送り込むとヒュンケルの
体が光に包まれた、その光が消えると幻海は離れた。




“シュ〜✨”




幻海(若)「治ったよ、ヒビが入ってた骨格も元通りに治したよ、もう起き上がってもいいぞ」
マァム「どう?ヒュンケル」
ヒュンケル「ハッ、軽い!体が軽くなってる、まるで憑き物が取れたようだ」
幻海(若)「フッ私にかかればこんなもんさ」
ヒュンケル「ありがとう感謝しますあの名前を聞いてませんでした」
幻海(若)「幻海だ、飛影とはちょっとした知り合いでな」
アバン「幻海さん、私からも弟子の体を治していただきありがとうございます」
ダイ「あっでも俺たちお金持ってないんです」
幻海(若)「いらんよ、飛影の客だろ」
飛影「ヒュンケル約束通り手合わせを願おう」
ヒュンケル「いいとも受けて立つ」





“バチ⚡️バチ⚡️”





飛影とヒュンケルは睨み合い火花を散らした




幻海(若)「勝負するなら湿地帯を使いな」




ダイたちは会釈をして飛影と一緒に寺を出て
幻海の所有する湿地帯に来ました。




ポップ「ここが湿地帯か」
 



飛影とヒュンケルは湿地帯で対峙した。
勝負する気満々です
そこへ幽助たちも駆け付けて来た。





幽助「これは一体どうなってんだ?





幽助たちは飛影の妖気を辿って来たのだ




蔵馬「飛影と見かけない連中ですね」
桑原「新手の敵か?




そこへヒムが幽助たちがいることに気づいた。




ヒム「あそこにいる奴らは飛影の仲間みたいだな」




幽助たちはダイたちに近づいた。





幽助「おめぇら一体何者だ?」
桑原「それにこりゃ一体どうなってんだ?」
アバン「邪魔をしないで下さい」
ラーハルト「これは二人の真剣勝負なのだ」





アバンとラーハルトが言った。





幽助「真剣勝負?
幻海「ここはもっとも霊的な磁場の強いところだよ」
ヒュンケル「力が漲って来る!こんな感覚は久しぶりだぜ」 
幻海「さてルールを決めてもらおうか」
ヒュンケル「時間無制限で勝敗はどちらかが降参するかブチのめすまでだ」
飛影「降参はあり得ん、そうだろう
ヒュンケル「無論だ」




お互いに剣を抜いて構えて距離を取った。





ヒュンケル「アムド!」




ヒュンケルは鎧を纏った
飛影はヒュンケルに剣を向けると・・・




飛影「行くぞ」
ヒュンケル「来い!」





先に仕掛けたのは飛影だった。
剣同士がぶつかり合う




ガキィン⚡️ググ❗️ギン⚡️ギン⚡️




鍔迫り合いで睨み合い押し合うと
ヒュンケルが口を開いた





ヒュンケル「なかなかパワーがあるな」
飛影「貴様もな、剣術で俺とここまで互角にやり合う奴はそうはいない、ましてや貴様人間だろう」
ヒュンケル「フッならばこれはどうかな・・・海波斬!」




“ザシュ⚡️”




飛影「なに!




“ピッ⚡️”



かろうじて躱したつもりの飛影だったが頬が少し切れた。




飛影「チッ💢」
ヒュンケル「よく今のを躱せたな、ならばとっておきの必殺技を見せてやる‼︎」

 



ヒュンケルは剣を持ち換えてアバンストラッシュの構えを取った。
飛影は邪王炎殺剣で迎え撃つつもりだ。





アバン「これは少し離れた方がよさそうですね」




アバン達は少し離れた所から見守ることにした。




ヒュンケル「行くぞ!アバンストラッシュ」



 
閃光が飛影に襲いかかって来る




飛影「邪王炎殺剣!!




“ザシュ⚡️ドカァン💥”





しかし飛影も咄嗟に剣を逆手に持ち換えて
ヒュンケルのストラッシュを打ち破った
その衝撃でヒュンケルも吹っ飛んだ




“ギュォォォォォ🌪️”





飛影「うわぁぁぁぁっ!」
ヒュンケル「うおぉぉぉぉっ!
桑原「どうなった?
ヒム「二人とも見当たらねぇな、くたばっちまったか?
幽助「へっ、飛影はそんな柔な奴じゃねぇよ」
ラーハルト「それはヒュンケルとて同じことだ」



 
すると飛影が草むらから出て来た。




幽助「飛影」
 



そしてヒュンケルも立ち上がって歩いて来ました。
その時パキィン⚡️と飛影の剣が折れてしまった。





飛影「チッ💢」
ヒュンケル「フッ剣に救われたな、だがアバンストラッシュに真っ向から挑んで来るとはな」




 
そう言うとヒュンケルは再び剣を構えた。





飛影「フン」




と、飛影はアッサリと剣を捨てた。
ヒュンケルはブラッディースクライドの
構えを取った





ヒュンケル「剣無しで俺の技を受ける気か?」
飛影「来い!」
ヒュンケル「良かろう受けてみろ!ブラッディースクライド!!」
飛影「ハァァァァ!ハァ!」
幽助「あの技は躯戦で使った技だ!」







“ゴォォォォォ💥ドカァン💥バチ⚡️バチ⚡️”






両者の放った閃光が中央でぶつかり押し合う





飛影「ハァァァァ!」
ヒュンケル「くぅぅぅ・・・負けるか!」




二人の閃光が押し合う互角の勝負だ






ヒム「あの飛影って野郎やるじゃねぇか!





“ゴォォォォ💥ドガァーン💥”





閃光が爆発して二人は吹っ飛びました。





飛影「うわぁぁぁっ!」
ヒュンケル「うおぉぉぉっ!」





立ち上がると飛影は破れた衣服を脱ぎ捨て上半身裸になった
それを見てヒュンケルも鎧を解いて上半身裸になってから魔剣を放り投げた 
上半身裸の状態で対峙する飛影とヒュンケル 





ヒュンケル「これで条件は同じだ」
飛影「貴様が人間でも容赦はせんぞ」
ヒュンケル「望むところだ、だがせっかく治った体を大事にするためにもさっさと決着をつけさせてもらうぜ」
飛影「この俺を倒せると本気で思ってるのか?
ヒュンケル「肉弾戦なら負けない!」
飛影「おもしろい試してやるぜ」





ヒュンケルが右の拳を突き出すと
飛影も拳を強く握り締めてヒュンケルを睨みつけた
間合いを取ると飛影が突っ込んで行く
ヒュンケルは構えてカウンターを狙った








“シュ⚡️バキィ💥”









パンチの音が鳴り響いた

クロスカウンターが極まった
しかしヒュンケルはもう次の攻撃で左の拳を
飛影の鳩尾に入れていた






“ズドッ💥





ヒュンケルのボディーブロをモロにくらい
飛影の体がくの字に曲がり後退し膝を突いた。





飛影「ぐぁぁぁっ・・・き、貴様」
ヒュンケル「肉弾戦なら負けんと言ったはずだ」





“グッ⚡️”





と、言って拳を突き出して見せるヒュンケル




蔵馬「あのヒュンケルとかいう男、かなりの格闘センスだ」
ヒム「あったりめぇよ、オレが選んだ永遠のライバルだからな肉弾戦もピカ一なんだぜ」
 





飛影が立ち上がった。






飛影『なんて重いパンチだ!少々アマク見ていたぜ、こいつかなり強い!
ヒュンケル「さすがに一発では倒せんか、おもしろい、さぁかかって来い!」
飛影「ぐっ・・・負けるか!」




すると飛影は姿を消して高速でヒュンケルに向かって行く





ヒュンケル『速い!スピードはヒムやラーハルト以上かもしれん』
 





ヒュンケルは構えた。
そして目の前に姿を現しパンチを打ち込んで来た
飛影の拳とヒュンケルの拳がぶつかり合って
火花が散った





“シュ⚡️ゴツン💥バチ⚡️バチ⚡️”





ヒュンケル「くっ、さっきよりもパンチ力が増していやがる!」
飛影「ハアアアア!
ヒュンケル「ウオオオオッ!」







“ドドドドドドッ💥ズドッ💥”







ヒュンケル「ぐぁぁぁぁっ!」






数十発の打ち合いから今度は飛影が
ヒュンケルにボディーブロを入れた
ヒュンケルの体がくの字に曲がると
息を吐き出すヒュンケル 





飛影「さっきのお返しだ!」
ヒュンケル「フッそう来なくてはな、だがこの程度では俺を倒せんぞ」
飛影「分かっている」






腹を押さえて一瞬怯んだヒュンケル
しかしすぐに飛影の顔面を殴り飛ばした





“バキィ💥”




飛影「ぶっ!」




殴られて唾を飛ばす飛影
それでもヒュンケルを相手に肉弾戦で互角の勝負
を繰りげた、防御もお構い無しに何十発も打ち
合っいる

そして決着の時が来た・・・





“ドドドドッ💥バキ💥”





再びクロスカウンターが極まった





飛影「うぶっ・・・クッソォ!」
ヒュンケル「大したパワーだ、俺とここまで互角に殴り合う男がいたとはな」
飛影「俺を舐めるな💢」
ヒュンケル「そろそろ決着をつけさせてもらうぜ!」
飛影「望むところだ!」






お互い拳を構えて勝負に出ます





『勝負!!






“シュ⚡️バキ💥”






またクロスカウンターが極まった
お互いのパンチで顔が捻れ唾を飛ばす






飛影「うぐっ・・・」
ヒュンケル「むぐっ・・・」
桑原「うおお!どっちだ?
マァム「ヒュンケル!
ヒュンケル『マァ・・・ム』
飛影「まだだ!」




 
マァムの叫びがかろうじてヒュンケルを踏み止まらせた。
しかし飛影も踏み止まりすかさず左の拳をヒュンケル鳩尾にぶち込んだ





“ズドッ💥”





ヒュンケル「ぐわぁぁぁぁ!ガハッ






“ブワッ🩸ボタッ🩸ボタッ🩸”






と、ヒュンケルは吐血すると意識が遠くなり俯せに倒れた。





“ドサ⚡️”





飛影「ハァ💭ハァ💭俺の勝ちだ」
ヒュンケル『負けた』
幽助「すげぇぜ!!あいつ飛影と互角にやり合うなんてよ」
ヒュンケル『負けた!初めて肉弾戦でこの俺が負けた』





ヒュンケルはうつ伏せに倒れている
飛影がヒュンケルを見下ろす
ヒムたちが二人に駆け寄りヒムがヒュンケルを担ぎ桑原が飛影を抱えた




桑原「おい飛影、大丈夫か?」
飛影「ああ」






と、一言呟いた
飛影の家に着くとマヤさんは飛影を見て大慌て






マヤ「ちょっと嫌だどうしたの?敵が出たの?
桑原「いやヒュンケルと闘ったんだ」
マヤ「誰よそれ💢」
ヒュンケル「俺です」
マヤ「あんたか!」
飛影「うるさい、休ませろ💢」
マヤ「明日までに治らなかったら任務に行けないじゃない!!
アバン「あの落ち着いて下さい」
マヤ「このバカの服どこ?どうせ脱ぎ捨てたんでしょ、洗うから出しな💢」
幽助「ハイ、これだ、怖ぇ~蛍子以上だ」
ヒム「おっかねぇ姐ちゃんだな」





とヒムがボソッと言いました。






蔵馬「ふだんは穏やかな人なんですけどね」
 




蔵馬もそれしか言えませんでした。





ポップ「何で女っていつもこんな強ぇんだ?
マァム「あんたのようなバカやケンカバカばっかりいるからよ」
ポップ「ハイごもっともです」
マヤ「えっとあなた、お名前は?
マァム「マァムです、よろしくマヤさんとお呼びしていいですか?
マヤ「ご自由にどうぞ」
マァム「あ、はいそれで何か?
マヤ「あなたも手伝ってくんない?」
マァム「あ、はい何をすればいいですか?
マヤ「そのヒュンケル って人の服も洗濯するから洗っていい物はこのカゴの中に入れな」
マァム「分かりました。えっと上着とマントと・・・」





マァムはヒュンケルの着ていた服を洗濯カゴに入れておきました。






飛影「寝る」
マヤ「アイヨ」
ダイ「ヒュンケルも少し休んだら?
ヒュンケル「ああ、だが・・・」
マヤ「私のベッドでよければどうぞ」
アバン「ではお言葉に甘えて休ませていただきなさい」
ヒュンケル「はい」
飛影「こいつにベッドを貸すのか?」
マヤ「いいでしょ、黙って寝ろ!」





ヒュンケルはマヤさんのベッドに横になりました。
すると桑原がボソっと・・・





桑原「いいのか?二人きりにさせて」




確かに・・・
しかしマヤさんはシラッとした顔でこう言った。





マヤ「いざって時は私がこれで2・3発殴って黙らせるわよ」




と、拳を握って見せた





幽助「殴るんかい!」
マヤ「大人しくさせるためよ」
幽助「蛍子のビンタがかわいく感じる」
 





と、幽助は苦笑いを浮かべた
マヤさんたちは下のリビングに下りて来ました






ラーハルト「広い家ですね」
蔵馬「そうでしょ、ここによく飛影は通ったよなぁ」
マァム「通った?
蔵馬「ええ、魔界での仕事が嫌になると、よくマヤさんの家に通ってたんですよ」
マヤ「最初はびっくりしたわよ、だって窓から土足で飛び込んで来るんだもの」
アバン「それは驚きますよね」
幽助「それでよくマヤちゃんに怒られたんだよな『玄関から入って靴を脱げ💢』って」
桑原「そうそう、あの日からマヤちゃんには頭が上がらなくなっちまったんだよな」 





少し沈黙した後に桑原が口を開いた




桑原「みんな気づいてたか?飛影が闘っている相手に『望むところだ』なんて言ったの、初めてだぜ」
幽助「言われてみりゃそうだな、ヒュンケルが初めてだ」
アバン「へぇ、そうなんですか?」
蔵馬「ええ、俺も驚きました、でも一番驚いているのは飛影自身かもしれんな」
幽助「そうだろうな」
桑原「あんなこと言うなんてよっぽど負けたくなかったんだな、結果飛影が勝ったしな」
蔵馬「けど、ヒュンケルも強かったな」





幽助たちはダイたちとリビングで
飛影とヒュンケルの話で盛り上がっていた
そこへコエンマが現れました。





コエンマ「おっなんだ、揃ってたのか」
マヤ「コエンマ様!もしかして飛影に指令ですか?
コエンマ「まぁな大人数でだいぶ賑わっているようだな」
ヒム「誰だ?このおしゃぶりヤロウは?」
蔵馬「霊界のエンマ大王ですよ、正確に言うとエンマ大王の息子でコエンマというんです」
コエンマ「よろしくな、丁度いいみんな揃っているなら話が早い。実はとなりの県で妖魔が度々現れるという噂を耳にしてな、飛影に調べに行ってもらおうと思って来たんだ」





とコエンマの指令は次回へ・・・
寝室では飛影とヒュンケルがベッドで横になっていた





ヒュンケル「彼女、お前の奥さんか?」
飛影「まだ恋人だ」
ヒュンケル「ほぉ、そうだったのか」





ヒュンケルは起き上がり飛影の方に向いた
飛影も体を起こしてヒュンケルの方に向けた
しばらくの間、無言で睨み合っていた
するとヒュンケルの方から沈黙を破った





ヒュンケル「完敗だ」
飛影「人間のお前に俺が負けるわけがないだろ」
ヒュンケル「今日は負けたがこの次は俺が勝つ!」
飛影「まだやる気か?」
ヒュンケル「必ずリベンジしてやる!年下に負けたなんて屈辱だからな!」
飛影「リベンジなどさせるか!」
ヒュンケル「勝ち逃げは許さんぞ!」
飛影「俺は逃げも隠れもせん、いつでも受けて立つぜ」
ヒュンケル「その言葉を忘れるな!鍛え直したらもう一度勝負だ!」
飛影「楽しみにしてるぜ」





と飛影が言うとヒュンケルの顔つきが一層険しく
なった




“バチ⚡️バチ⚡️バチ⚡️バチ⚡️”






ヒュンケルと飛影は睨み合って火花を散らす
お互いへのライバル意識が芽生えた瞬間だった。
今日はここまで・・・




あとがき  
飛影の宿命のライバルヒュンケルの登場から話が始まりました
ここから飛影とマヤさんの夫婦関係。飛影とこの後に出て来る仲間が彼を大きく成長させることとなりま

す。愛情・友情・正義

0 件のコメント:

コメントを投稿