2014年9月12日金曜日

幽遊白書DVDBOX届いた

先ほど、届きました。
やっとです。やっと買えました。
まだ霊界探偵編ですけど、この後暗黒武術会編と魔界編とゆう具合に買おうと思っています。

2014年9月7日日曜日

尾てい骨打撲

昨日、バイトの帰り雨で視界も悪くカッパの隙間から少ない視界の中注意しながら自転車で
走っていた、瀬田の派出所の横断歩道が青に変わって渡っていたところ乗用車に撥ねられてしまいました。
雨の中自転車と共にすっ飛ばされて右半身を地面に打ち付けて倒れました。
リュックを背負っていたおかげで頭は打たずに済みました。


近くにいた人と交番のお巡りさんたちが派出所の中に私を運び込んでくれました。
お巡りさんに仕事帰りとゆうことと家族に連絡を取ってほしいと携帯を自宅に設定して渡して
連絡を取ってもらいました。
知らせを受けた母が慌てて迎えに来てくれました。
それから救急車が来て病院に運ばれました。
診断結果は「尾てい骨打撲」とゆうことでした。

2014年9月6日土曜日

スーパーあぶない刑事43話


『心機一転』-Gカレンと同じシグザウエル-P228-




真琴の新しい拳銃が届きました。
県警に頼んで送ってもらったのです。





山路瞳「署長、例の物が届きましたよ」
大下真琴「待っていました!」





鷹山たちも見ています。






宮本謙「新しい拳銃だって、どんなのかね?」
山路瞳「これです」
大下真琴「ありがとう」






真琴はハンコウを押して箱を受け取りました。
包装紙を丁寧にはがして開けました。





大下真琴「おおっ!シグザウエルP228かっこいい♫」





早速マガジンに弾を込めました。
マガジンもセットで入っていましたが弾は入っていません。
ダンボールには弾の詰まったマガジンが詰められていました。
替えのマガジン一万発分入っていました。
メモには(みんなの分も入っています)と書いてあった。





本城慎太郎「すげぇ!俺たちの替えの弾まで入っているぞ」
村木拓「うわっ、箱の底が深い!」






二箱でザッと50人分の弾は入っています。
ダンボールが重いので谷村と高野・藤村の三人がかりで持ち上げて運びます。
真琴は替えの弾13発入りのマガジンを銃に差し込んだ。





“ジャキン⚡️”





大下真琴「ちょっと試して来る」






と言って射撃場へ行った。
ヘッドホンをつけて的めがけて撃った。





“バン💥バンバン💥カラン⚡️”と薬莢が落ちた。






大下真琴「ううっ・・・ジンジンするぅ」
徳川治樹「署長!大丈夫か?」






ひっくり返っている真琴を見つけた治樹は慌てて抱き起した。





大下真琴「手が痺れちゃった」
徳川治樹「早めに慣れないとな」
大下真琴「うん、練習する」





ショーティ40の時も初めはぶっ飛んで勇次に支えられながらやっていた。
再び真琴は銃を構えた。
その後ろにはいつ倒れ込んで来てもいいよう治樹が両手を広げて立っている。





“バン⚡️”





大下真琴「ううっ・・・」
徳川治樹「おっと」





“バン⚡️バン⚡️”






大下真琴「うおっ!」




“バン⚡️”





衝撃でふっ飛ぶ度に治樹が体を受け止めてくれていた。






大下真琴「治樹さん」
徳川治樹「『さん』は付けなくていいよ、ホラ続けて」
大下真琴「はい」





それから一時間くらい続けていました。
一時間で何とか倒れずに撃てるようになっていた。






徳川治樹「慣れて来たね」
大下真琴「はい、少し」





そこへ鷹山と大下がやって来ました。





鷹山敏樹「署長、事件だ」
大下真琴「丁度撃ち終わったとこ」





マガジンを入れ替えて出て行った。
戻って来るとみんなが待っていました。
捜査資料を見た。





青木順子「本牧のマンションで男性の遺体が発見されました」
大下真琴「よし、行こう」






大下たちは現場へ急行しました。






吉井浩一「被害者の身元はこの家の住人、元木良広さん40歳、銃殺だ」
町田透「先輩、手に何か握っていますよ」
安田一郎「俺が取るよ」





安田が被害者の指を開かせて握っている物を取った。





安田一郎「指輪だ、男物のアクセサリーみたいだな」
原田実「あれ?このマークどっかでみたことあるぞ」
大下勇次「それ本当か?」
原田実「ええ、どこだったかなぁ・・・二体の龍の紋は・・・あっカンパニーの紋章だ」
徳川宗明「カンパニーって言えば暴走族の集団の中でも過激派だと言われている奴らのことか?」
原田実「ええ、間違いありませんこれは奴らの紋です」






カンパニーとは数ある暴走族集団の中でも一番恐れられている連中である。
リーダーの顔も名前も謎であるが彼らの活動は過激で残酷だと言われている。





吉本和彦「その指輪を被害者が持っているってことは・・・もみ合っているうちに掴み取ったんやな」
原田実「カンパニーかヤバイヤマだな」






宗明と実はカンパニーのことをよく知っているようだ。
マンションの前に集まると真琴が言いました。






大下真琴「実、宗さん改めてカンパニーのこと教えてくれ、どんな集団なんだ?」
原田実「先ほども言いましたが暴走族の中でもやることが過激な連中で例えば、ある男と町でぶつかっただけで全治三ヵ月の大ケガを負わせたり他のグループを次々と壊滅させたりと、とにかくやることが残酷なんです」
徳川宗明「俺が聞いたのはタクシーの運転手バイクにぶつかったと因縁つけて半殺しにしたってその運転手は病院で亡くなったそうだ」
谷村進「酷いことをしますね」





一端署に戻ると大岡がカンパニーの資料を探して持って来ました。






大岡忠利「ありました、カンパニーの資料、暴行・傷害・器物損害・脅迫・恐喝合わせて60犯」
吉本和彦「60!暴行は日常茶飯事だったんや」
原田実「最近ではヤクザから拳銃を買っているとゆう噂があります」
鷹山敏樹「銀星会か?」
原田実「いえ、そこまでは」






敏樹の目の色が変わった。
上着を持って出て行く。





近藤卓造「大下、ついて行け」
大下勇次「ファ~イ」






やる気なさそうな返事をして大下も出て行きました。






大下真琴「俺たちはカンパニーを見張るぞ」
谷村進「オッス!でもどこへ行けば・・・」
原田実「カンパニーのヤサは主に廃ビルやカプセルホテルです」






と、いうわけで手分けしてカンパニーが現れそうな所を回ることに・・・
ビリヤードのあるバーと廃ビル・カプセルホテルを回る組に分かれました。






本城慎太郎「ここら辺で聞き込むか、亮」
藤村亮「ヘイ」





一方カプセルホテルには吉井・田中が聞き込んだ。





大下勇次「薫、これがカンパニーのメンバー表か?」
大下薫「うん、宗明さんが裏ルートで手に入れたんだって」
鷹山敏樹「裏ルート?さすが遊び人」
大下薫「でもメンバーの半分は未成年の少年なのよ」





リストの名前の横にカッコで年齢が記されていた。
ほとんどが15才~18才の高校生だった。





鷹山敏樹「銀星会がカンパニーの活動を後押ししているのか?」
大下薫「まぁ、そうゆうことになるわね」
大下勇次「銀星会との連絡方法は?」
大下薫「コインロッカーってだけ場所とかは分かんない」
大下勇次「尾行すればいい」
大下薫「じゃ頼むわ」






薫は帰って行きました。
その頃、カンパニーのメンバーを見極めている真琴たちは・・・
宗明と実に案内してもらいながらカンパニーがいそうなところを回っていた。






原田実「いた、カンパニーの指輪をしているでしょ」
本城慎太郎「あっよしよしよし、あとは銀星会との連絡方法が分かれば」
大下真琴「見張るしかない、各ペア配置に付け」
谷村進「了解、吉田さん」
吉田春彦「ああ、ここら辺かな」






勇次から無線連絡が来た。




大下勇次「カンパニーと銀星会との連絡報うが分かった、コインロッカーだそうだ」
大下真琴『コインロッカー?それだけ?』
大下勇次「ああ、カンパニー張っていんだろう尾行してれば分かるはずだ」
大下真琴『それもそうだな、OK、そっちも合流してくれ』
大下勇次「向かってるよ」






銀星会を張っている鷹山たちは中から出て来た者たちを尾行した。
中区本牧埠頭に着いた。
コンテナが山積みになっているため隠れながら近づくことができる。
一方カンパニーにも動きがあった。
真琴たちが尾行して港のコンテナ倉庫まで来ました。





徳川宗明「ここなら奴らが集まる様子が見えるぞ」
大下真琴「奴らが全員集まったら逮捕する」
徳川治樹「逮捕状は?採ってないだろう」
大下真琴「フッ現行犯で充分だ奴らはそれだけの行動を起こす、必ず」
萩原秋夫「そうですね」






萩原が言うと真琴は得意気に微笑んだ。
1時間が経過した頃に鷹山から無線が入った。






鷹山敏樹『銀星会がそっちに向かっている取引があるらしい』
原田実「やっぱり繋がっていたんですね」
鷹山敏樹『薬の出所は銀星会ってことになる、だが、らしくない』
村木拓「えっどうゆうことです?」
大下真琴「カンパニーにはメリットはあるが銀星会にしてみれば金になると言ってもガキのこずかい程度にしかならない逆なら話は別だが」
大下勇次「銀星会が銃をもらっているってこと?それはないだろう」







勇次に言われて真琴は考えた。
その時、武田から無線連絡が入った。






武田英彦『たった今米軍から大量の銃器が何者かによって盗まれた』
大下真琴「それだ!武さんありがとう後は任せろ、カンパニーは米軍基地から銃を盗んで銀星会から薬と交換していたんだ」
町田透「なるほど、でも足が付くじゃない」
大下真琴「最初に成功したものだから味を占めたのさ、まぁバレタがな」
徳川吉之「見事な洞察力だ」






真琴の推理通り本牧埠頭にカンパニーと銀星会が取引にやって来た。
コンテナの上にケースをと大きなバッグ置いて交換していた。
吉本が双眼鏡で確認した。






芝夏美「和くん、どう?」
吉本和彦「おおっ!よく見えます、ホンマや」
吉井浩一「署長の推理適中ですよ」
大下真琴「ムフフ♫よしおっぱじめようか」





シグザウエル228を抜いてみんなに合図を送った。






戸村「これっぽっちか?笑わせるぜ」
カンパニーリーダー「まさか、これはサンプルですよ、物はコンテナの中にあります、どうぞ」





カンパニーの一人がコンテナを開けた。
すると中から銃器が剥き出しの状態でドサドサと出て来た。
これで証拠が揃いました。






戸村「上手いとこに隠したな」
カンパニーリーダー「米軍基地から持ち出すのに苦労したぜ、でっ金は?」
工藤「ほら、受け取れ」
カンパニー子分E「確かに、じゃ我々はこれで」
戸村「いいビジネスだったよ、また連絡する」
カンパニーリーダー「お待ちしています」







両方とも立ち去ろうとしたところに車のライトが彼らを照らした。






本城慎太郎「あ~おはずかしぃったらありゃしない、ヤクザが暴走族から銃を買うなんてさ」
カンパニーリーダー「なんでバレタんだ!?」
大下勇次「警察ナメテんじゃねぇぞ、米軍から盗難届けが出て銃の出所が分かったんだ」
鷹山敏樹「薬と交換とは考えたもんだ、最もそれに気づいたのはうちの署長だがな」
大下真琴「全員仲良く務所にブチ込んでやる」
戸村「クソてめえらしくじったな!」
徳川宗明「人のせいにすんじゃねぇよ、てめえらがマークされていることに気づかなかっただけだ」
工藤「チッ!こうなれば皆殺しだ、やっちまえ!」
町田透「あら、パターン通り」







カンパニー&銀星会との銃撃戦になりました。
鷹山・大下ペア、真琴・治樹・宗明チーム、本城・村木ペア、町田・青木ペア
谷村・吉田ペア、吉之と忠利ペア、遠山と風間、高野と萩原が組んだ。
吉本・芝ペア、原田と藤村がペアになって忍びたちはモロモロフォローに回った。







風間明「覚悟はしていたが人数が多いな」
遠山金之助「な~にこれだけ仲間がいれば大丈夫さ、そうだろ署長」
大下真琴「ああ、金さんの言う通り」
戸村「たかが所轄になんでこんな大勢いるんだ?」
大下勇次「てめえらを捕まえるのに必要な数だからだ」





と、勇次が言うとみんなニヤリと笑った。





カンパニー子分B「絶対ここから出てやる」





銃撃戦が激しくなって行く。
本城たちが撃ち合っている間に真琴たちは薬の入っている木箱に近寄って行った。






徳川宗明「おい、どうする気なんだ、こんな大量の薬押収しきれねぇぞ」
大下真琴「いい質問だ、この場で全部燃やす」
徳川治樹「本気か?!そうだなお前は冗談を言う子じゃない」
大下真琴「手伝ってくれ木箱から中身を出す」
徳川治樹「OK、手分けして出そう」





三人の行動に気づいた勇次たちは・・・





大下勇次「おい、タカ、うちのJrは何をするつもりだと思う?」
鷹山敏樹「押収しているようには見えねぇよな」







敏樹と勇次は顔を見合わせて声を揃えて言いました。






敏樹&勇次『燃やす気だ!』
萩原秋夫「高野、署長たち何かやろうとしているぞ」
高野小次郎「薬の中身を確認しているんですよ」
萩原秋夫「それだけじゃなさそうだぜ」
高野小次郎「えっ?まさかあいつ!」
萩原秋夫「ああ、そのまさかだ」







真琴・治樹・宗明は薬を山積みにし近くにあったドラム缶に入っていた灯油を上からかけた。
そしてライターを手にすると真琴は大声で工藤たちに行った。






大下真琴「工藤・戸村、お前らの大事なヤクがどうなるか見せてやる」
戸村「あのガキ、いつの間に・・・!」
木葉聡「あれが彼のやり方だ、これでお前たちの計画は丸潰れだ」
工藤「やめろ!それに手を出すな」
大下真琴「手遅れだ」
工藤「よ、よし、なら取引だ、そいつは世に出さない、それならいいだろう」
大下勇次「アマイな、工藤」
大下真琴「悪党と取引はしない、それに信用できない」
本城慎太郎「どうせお前にはこれから長~い刑務所暮らしが待っているんだ」
青木順子「ケンカを売る相手を間違えたわね」
大下真琴「銃を捨てろ、全員だ」







真琴の命令で工藤たちは全員拳銃を捨てました。
藤村たちが手錠を掛けて行きます。
全員逮捕したのを見届けるとライターに火を点けて薬に向かって投げた。






戸村「あ~!あ~あ」





銃器は押収して県警にカンパニーや戸村たちと共に引き渡した。





緒方雄一「いつもすまない、彼らは私が責任を持って対応する」
大下真琴「よろしくお願いします、それと報告書です」
緒方雄一「ああ、預からせてもらおう」






真琴は一礼して退室しました。
本庁にも報告書を提出しに行きました。





大原功一「証拠の薬を燃やした!?なぜ押収しなかったんです?」
大下真琴「麻取りを呼ぼうと思う前に奴らの目の前で燃やしてやりたいと思ったんです、それに数が数でしたから」
大原功一「あなたの判断ですか?」
大下真琴「ええ、部下と灯油をかけて俺が火を点けました、ただし拳銃は押収しました」
大原功一「なんて言うか褒めてあげたい気もしますが全部押収するのが普通でしょう」
大下真琴「責任は俺が取ります、俺が命じたんですから」





大原刑事部長は頭を抱えて悩んでいた。
そして・・・





大原功一「仕方ない、私の一存では君を処分することはできん、浅見刑事局長に決めてもらうとしよう」
大下真琴「そうします」
大原功一「だが、個人的な気持ちを言わせてもらうとしたら、よくやってくれました、なかなかできる事じゃない」
大下真琴「そうでしょうね、失礼します」






一礼して退室しました。
そして浅見刑事局長の元へ向かいました。
いつもより緊張している様子の真琴、ノックをして中へ入りました。






浅見陽一郎「やぁ、大下くん、よく来たね」
大下真琴「報告書を持って来ました」





真琴は封筒を秘書に手渡した。
秘書の人が浅見刑事局長に手渡した。
封を開け報告書を読むとやはりあのことに注目した。






浅見陽一郎「ヤクザ達の目の前で燃やした!?これは・・・」
大下真琴「事実です、俺が部下に命じて灯油をかけさせ俺が火を点けました」
浅見陽一郎「真琴くんの判断ですか?」
大下真琴「ええ、麻取りに渡してもよかったのですが先月麻薬の横流し事件がありましたよね?」
浅見陽一郎「ええ、うちで検挙しました、それでですか?」
大下真琴「ええ、理由の一つは・・・もう一つはカンパニーのガキ共と銀星会を繋げたのも覚醒剤だからです」
徳川治樹「署長はカンパニーから彼らと同年代の子に覚醒剤が出回っていると知ったから燃やしたんです」
浅見陽一郎「確かに物があるから若者がターゲットにされる、哀しいですがそれが今の世の中です」
大下真琴「ええ、だから奴らの目の前で燃やしてやったんです」






真琴のウソ偽りのない言葉を聞いた浅見刑事局長は・・・意外なことを言いました。







浅見陽一郎「真琴くんの言う通り、警察の中には押収した物を横流しする輩もいます」
大下真琴「ええ」
浅見陽一郎「いいでしょう、今回は処分はなしとします」
大下真琴「ありがとうございます、ですがよろしいのですか?」
浅見陽一郎「もちろんです、友人としてではありません刑事局長として下します」
大下真琴「分かりました」






処分はなし、と決まりました。
真琴たちは一礼してオフィスを出て行きました。
治樹と宗明も大喜びです。
署に戻ってから副署長やみんなに報告するとホッとした顔をしていました。






近藤卓造「さすが署長、上を説得するとは」
宮本謙「横流し、我々にとって耳の痛い言葉ですよね」
武田英彦「しかし目の前で薬を燃やすなんて本城でも思いつかないようなことですよ」
本城慎太郎「ええ、俺もすっきりしましたよ」
徳川吉之「なにかやるだろうとは思っていたが全部燃やしてしまうとは」
徳川宗明「俺、少しは残して証拠として持って行くんだろうと思ったら全部燃やすっつうんだもん」
徳川治樹「でもやっている時は楽しかったけどね」
大下真琴「俺はカンパニーのようなガキを増やしたくないと思っただけだ」







それが真琴の本心です。
浅見刑事局長に言ったことも本心です。






近藤卓造「だからあえて押収せずに目の前で燃やしたんですね」
村木拓「奴らみんな力が抜けたように佇んでいましたよ」
海堂進二「これで少しは大人しくなるといいですね」
大下勇次「なるんじゃない、だって全部燃やしちゃったから」
松田香苗「でも倉庫内が火事にならなくてよかったですよ」
風間明「木箱から出して燃やしたからだよ」
大下真琴「大変だったんだぜ、木箱から覚醒剤出すの」
徳川宗明「でもハルさんが言ったように途中から楽しくなって来ちゃったよな」





治樹もニコニコ笑ってうなずいています。





大岡忠利「誰も考えないようなことを突然思いついてそれを実行に移してしまう、大人なら迷うところなのに署長は迷わずやってしまう」
徳川治樹「それは違う、俺たちに言う前に一瞬迷っていた」
大下真琴「ほんのちょっとだけね」
遠山金之助「そこがすごいんですよ、行動に移せるところが」






大人はやる前に常識で考えてしまう。
それが当然のことなのだが結局踏み出せず後悔することが多い。
真琴は中学生だから常識にとらわれることがない
思ったことをちょっとの勇気と度胸でやってのけてしまう。
だから大人が驚くのだ。一気の勇次でさえ息子の行動に驚くほどだ。





本城慎太郎「よし、今日はパァ~とやろうぜ」
吉本和彦「いいですね~」
吉井浩一「一杯だけならつき合うよ」
田中文男「奥さんは大丈夫?」
吉井浩一「うん、たぶん」
本城慎太郎「みんなで行こうぜ」
武田英彦「誰が払うんだ?」
本城慎太郎「そんなの決まっているじゃないですか、副署長と課長、お願いします」
みんな『お願いしま~す!』






原田たちも声を揃えていっせいに頭を下げました。





大下真琴「俺、未成年だしぃ、お酒飲めないも~ん」
藤村亮「ソーダ水でガマンしようね」
大下真琴「うん!」





真琴も行く気になった。





近藤卓造「しょうがないなぁ、たまにはいいだろう、どうです?宮本さん」
宮本謙「半分なら出しましょう」
みんな『イヤッホ~!』





本当に事務員を含めた署内の警察官全員で飲みに行くことになりました。
交通課の土橋さんや少年課の松村課長も半分お金を出すと言うので近藤副署長と宮本課長もホッとしています。
署長とはいえ子供の真琴に出させるわけにはいかないと思っていたからです。
この日は焼き鳥も出している居酒屋へ予約して行きました。
人数が多いので貸し切りにして使わせてもらえることに・・・






木葉聡「署長、こういうとこ来るの初めてでしょう?」
大下真琴「はい、にぎやかですね」
大下勇次「うちは屋台にはよく行くけどな、ラーメンが最高」
徳川宗明「そっか、なにが食べたい?焼き鳥もあるぜ」
大下真琴「モモと砂肝とレバー二本ずつ、それとモツ鍋」
徳川宗明「通だね、初めてのわりには」
大下勇次「焼き鳥は好きでよく食べていますよ」
萩原秋夫「へぇ~砂肝好きなんだ」
大下真琴「大好きですよ」





真琴の意外な一面を見た夜でした。



つづく。