2013年1月29日火曜日

ごちゃ混ぜアニメ59話

             
    『パプニカ王国を救え』



前回、飛影とヒュンケルのライバル対決は飛影が制した。
すでにリベンジに燃えているヒュンケル。
5対4でまたヒュンケルが追いかける側になった。




次の日の朝。




目が覚めると、ヒュンケルは空気を吸おうと外に出た。
そして・・・






ヒュンケル「クッ・・・俺は負けた・・・負けたのだ」





握りしめた拳を震わせて歯を食いしばっている
相当悔しい様子。
そこへ向かいの玄関から飛影出て来た。






ヒュンケル「!・・・飛影」
飛影「お前そんなとこで何をしている?」
ヒュンケル「外の空気を吸いに出ただけさ」
飛影「ほぅ、オーラを放ってか・・・?」
ヒュンケル「これはただ・・・力が戻っているか確認していただけだ」
飛影「なにをそうムキになっている?」
ヒュンケル「フン、お前には関係ない!」
飛影「まぁいい、パトロールには遅れるなよ」
ヒュンケル「分かってる」






飛影は家の中へ入って行った。
ヒュンケルはため息をついた。







ヒュンケル「ふぅ・・・俺も戻るか」






家に入ると・・・





アバン「朝食出来てますよ」
ヒュンケル「はい」







アバンはそのまま脱衣所へと消えた。







ポップ「おぅヒュンケル、先生が作ってくれたんだ食えよ」
ヒュンケル「ふむ、もらおう」





ラーハルトがコーヒーを淹れてくれた。






ラーハルト「インスタントだがいいよな」
ヒュンケル「ありがとう」
マァム「ラーハルト、下着洗ったわよハイ」
ラーハルト「すまんな、マァム」







マァムは笑顔で答えた。
ダイはポップと庭の掃除をしていた。







ポップ「だいぶ片付いたな」
ダイ「うん」
ヒム「おっキレイになったじゃねぇか」
ポップ「あったりめぇよ魔法は一切使ってないぜ」
ハドラー「大したもんだ」






ダイとポップは手を洗いに洗面所へ行った。






アバン「ベリーグッドですよ二人とも」
ダイ&ポップ『ワ~イ!』





ヒュンケルは食事中。





ラーハルト「今日のパトロール俺も一緒に行ってもいいか?」
ヒュンケル「俺は別にかまわん」
ヒム「俺も行くぜ」





と、いうわけでラーハルトとヒムもパトロールに参加することになった。






ヒュンケル「ご馳走様、準備をするぞ」






ヒュンケルは闘衣を着て腕に籠手を嵌めた。






ヒュンケル「よし、二人とも準備はいいか?」
ラーハルト「ふむ、行くか」
ヒム「オウ!」







外に出ると飛影と鬼宿が待っていた。






鬼宿「あっ?お前らも来んのか?」
ラーハルト「別にいいだろう」
ヒュンケル「俺が構わんと言ったのさ」





ラーハルトとヒムは飛影の方を見た。






飛影「足手纏いになるなよ」
ヒム「イヤミな野郎だ」
ラーハルト「心配は無用だ」
鬼宿「そんじゃ行くか」







五人は屋根から屋根へと飛び移って行きました。






飛影「この先の空き地でぼたんと待ち合わせてる」
ヒム「そこで今日の任務が分かるんだな」
飛影「ああ」






空き地に着くとぼたんが待っていた。






ぼたん「おや、今日は人数が多いね」
ラーハルト「ちょっとあってな、気にするな」
ヒュンケル「今日の任務はなんだ?」
ぼたん「それなんだけど、今レオナ姫がパプニカの女王になって国を治めているんだけど、敵が城攻めを計画しているらしいんだよ」
鬼宿「敵って、ザボエラたちのことか?」
ぼたん「ええ、それで戦力不足で困ってるらしいんだよ」
飛影「つまり俺たちに助けに行けと言うんだな」
ぼたん「うん、頼むよ」
ヒュンケル「よし、すぐに向かおう」






五人は蟲寄市郊外へ行き入魔洞窟の入口まで来ました。






ぼたん「気をつけて行くんだよ」
鬼宿「やっぱここから行くしかねぇのか」
ヒム「しかたねぇよ、向こうへの入口がここしかねぇんだから」
ぼたん「ダイくんたちにも伝えるから先に行ってておくれ」








ぼたんはダイ・ポップ・マァム・アバン・ハドラー・ロン・ベルクの六人にも伝えました。
ポップの呪文でパプニカまで戻ると言っていた。






鬼宿「じゃ先に行って蹴散らしてやろうぜ」
飛影「急ごう」






飛影たちが行こうとすると・・・





マヤ「ちょっと待って、私も行くわ」






アーチャーに抱えられてヒロインが追いかけて来たのです。






飛影「お前、どうしてここへ?」
マヤ「私は天女の生まれ変わりよ、回復や癒しの力が役に立つわ、連れてって」
飛影「しかしな・・・」
マヤ「お願い、レオナさんのたちの力になりたいの」






ぼたんは賛成した。






ぼたん「いいんじゃないかい、連れてってあげたら、それに天女の力が役に立つだろ」







飛影はため息をついて・・・






飛影「分かった、アーチャーと一緒に来い」







こうしてマヤさんとアーチャーも加わり七人で旅たちました。
なぜかリレミトが使えるマヤのおかげであっという間にカールの破邪の洞窟と
入間洞窟の連絡口に着いた。







ヒュンケル「ここを通れば破邪の洞窟に出ます」
マヤ「よし行くわよ」






アーチャーがマヤを抱えて光の中へ飛び込んで行った。






飛影「おい待て!チッ」
ラーハルト「大した女だ肝が据わってるためらいもなく入って行ってしまった」
飛影「俺たちも行くぞ」







飛影たちも光の中へと入って行きました。
ワープして破邪の洞窟に出るとマヤさんとアーチャーが立っていた。






マヤ「遅いじゃない、ホラつかまって洞窟を出るわよ」






またリレミトで破邪の洞窟の入口まで移動しました。






マヤ「これで時間のムダは省けたでしょ?」
ヒュンケル「すばらしい、本来なら一週間以上も経かるのに一瞬で着いてしまった」








そこへポップのルーラでダイたちも破邪の洞窟の入口まで追い着いて来ました。







ポップ「あれ?何で?」
ラーハルト「マヤ様がなぜかリレミトが使えてな俺たちを運んでくれたのだ」
アバン「おやまぁ、それはすごいですね」







更にヒロインはアバンに癒し・回復・蘇生させる力もあると説明した。
アバンがマヤの力を確かめると・・・







アバン「これはすごい!」
ダイ「どうしたの?先生」
アバン「マヤさんにはベホマズン・キアリク・メガザル級の回復能力があります」
マァム「それって全部回復系の最大呪文じゃないですか」
ポップ「マジかよ!」
マヤ「だって私、天女だもん」







サラッと正体をバラす人。
しかし彼らにとっては心強い存在であることに代わりはない。







アバン「急ぎましょう」






飛影たちはパプニカ王国へ急ぎました。
その頃、パプニカ王国ではガルヴァス率いるウィッチーズの魔女たちとそのサーバントが城の兵士らを倒して今にも攻め込もうとしているところだった。







レオナ「みんな頑張って」
マリン「姫は城の中へ」
アポロ「さぁ早く」






マリン・アポロ・エイミの三賢者がレオナを守るように立った。





アポロ「ここから先へは行かせん」
ザボエラ「フン、ザコどもが」
ガルバス「フッ城の入口ごとふっ飛ばしてくれるわ」






と・・・その時






ダイ「待て!」







勇者ダイとポップたちが間に合いました。





飛影「貴様は確かガルヴァス」
ガルヴァス「フン、ザコどもがいくら増えようとこの俺の敵ではないわ!」
レオナ「ダイくん、みんな来てくれたのね」





ガルヴァスは飛影たちを睨みつけた。





ヒュンケル「ここは俺たちに任せてケガ人の治療を」
レオナ「ありがとう、ヒュンケル」
マヤ「レオナさん私もケガ人の手当てを手伝います」
レオナ「お願いするわ」







クロコダイン・ハドラー・ヒムが怪我した兵士たちを城の中へ運び込んだ。






ヒュンケル「ガルヴァス、貴様だけは許さんぞ💢」
ガルヴァス「フン、ハドラーめ裏切ったか、まぁいいまとめて倒してくれるわ!」






ヒュンケルたちが構えると飛影が前に出た。





ラーハルト「おい、一人で行くな飛影」
アバン「飛影くん」
ダイ「まさか一人であいつと戦う気じゃ・・・」
ガルヴァス「貴様なんのつもりだ?」
飛影「こいつは俺に任せろ、サーバントたちの方を頼む」
鬼宿「一人でかっこつけんじゃねぇ、せめて三人で戦おう」
ヒュンケル「そうだ抜け駆けは許さん」
飛影「いいだろう、だがその前に3分だけ時間をくれ」
ヒュンケル「3分・・・なぜだ?」
飛影「奴の力がどれほどのものか確かめたい」







ヒュンケルは飛影の横顔を見つめた。
鬼宿はニヤリと微笑み






鬼宿「いいぜ、やってみな」






と鬼宿が言った。
飛影はうなずくとガルヴァスに近づいて行った。







ガルヴァス「本当にお前一人で俺と戦う気か?」
飛影「そうだ、行くぜ」
ガルヴァス「いいだろう受けてやる、かかって来い」





飛影は姿を消した。






ラーハルト「速い・・・!」
ガルヴァス「バカな・・・どこだ?」






飛影はガルヴァスの背後に立つと炎の拳を構えて・・・







飛影「こっちだ」






と、声をかけガルヴァスが振り返ったところに高速でパンチを叩き込みました。






飛影「邪王炎殺煉獄焦!」






“ドドドドドッ💥”







ガルヴァス「グオオオオオッ、ガハァ!」
飛影「くらえェ・・・!」





“ドゴォ💥”






最後の一発が極まった。
ガルヴァスはふっとんで行った。
ハドラーたちも見てびっくりしていた。







ヒム「あいつの魔界の炎は俺の天敵だな」
ハドラー「フッ今俺がガルヴァスの立場ならやられていたかもしれんな」
ラーハルト「同感だな、俺もあいつに勝つのは難しいかもしれん」







ここにいる誰もが改めて飛影の強さを肌で感じていた。
しかし、ガルヴァスが立ち上がって来ました。






ダイ「たっ・・・立った!」






口元の地を拭うと妖しく微笑みマントを脱ぎ捨てた。





ガルヴァス「今のは正直驚いた、敬意の証として本気で戦ってやろう」
飛影「フン、さっさと来い」







ガルヴァスと飛影はそれぞれ闘気と妖気を放出してフルパワーになった。






アーチャー「ここからでも飛影の気を感じる」
マヤ「そうね、さてと」





ヒロインはケガ人のケガの状態を確かめた。





マヤ「大丈夫、今治しますから」
ケガ人A「す、すまない」






“パァァァァ✨”






天女の力のうちの一つ治癒能力で次々とケガ人の体を治して行きました。






レオナ「すごいわ!」
マヤ「ふぅ・・・もう大丈夫よ」
兵士「ハッ!傷も痛みも消えている」
ハドラー「女王、こっちは息がないぞ」
レオナ「私が診るわ」





女王レオナが診断した。





レオナ「いけない心臓が止まっている」





女王レオナは蘇生呪文の一つザオラルを使うと言って、
すぐに儀式に取り掛かった。





レオナ「神よ、ご加護をその御名において命の炎尽きたるこの者の身に魂を今こそ甦らせたまえ」






兵士の体に十字型の光を作り両手を挙げ振り下ろした。






レオナ「ザオラル」





“パァァァァ✨”




光が静まると兵士は・・・





レオナ「ダメだわ、私のザオラルでは助けることができない」






するとヒロインが兵士に近づいて両手を兵士の体にかざして力を込めた。
天女の力の一つ蘇生能力です。
ザオラルのように光で兵士の体を包み込み両手で体に触れた。
そしてしばらく経つと・・・







兵士A「ハッ私は敵にやられて死んだはずなぜ生きているんだ?」
レオナ「ウッソ!そんな・・・」
マァム「これが天女の力!?」
アバン「さすがだ、今のはザオリク級です」
レオナ「ザオリク級!確かに・・・じゃないとあの能力の説明がつかない」






アバンはレオナにもヒロイン・マヤの力を説明した。






レオナ「じゃ彼女の持つ天女の力ってザオリク・キアリク・ベホマズン級の効果があると言うのですか?」
アバン「ええ、ただし蘇生系で言うとメガザル級になります、最大級の蘇生呪文女王ならご存知ですよね」
レオナ「メガザル・・・使える者はほとんどいない、もし使えても使った者は命を落とす危険性があるのよ」







アバンはうなずいて答えた。
その頃、飛影とガルヴァスは肉弾戦をくり広げていた。







ヒュンケル「あのガルヴァスと互角にやり合うとは・・・」







高速で移動しながら打ち合っている。
“ドカン💥ドカン💥ドカン💥”と激突音が鳴り響く






鬼宿「あと一分半だ」
飛影「それだけあれば充分だ、決着をつけてやる!」
ガルアヴァス「こしゃくな💢」






“ガシ⚡️グググッ💥・・・”






手四つに組み合い力比べになった。






ヒュンケル「俺との闘いで力比べも板に付いたな」
ガルヴァス「なんてパワーだ!どこにそんな力が・・・?」
飛影「俺をなめるんじゃないぜ、ガルヴァス!」







明らかにガルヴァスが押されている。






ガルヴァス「グッグォォォォ・・・」
飛影「ハァァァァ!」
ガルヴァス「グワァァァァ・・・」






飛影の妖力が炎と変わりガルヴァスの体を包み込んだ。





ガルヴァス「オオオオ・・・」






さらに・・・






飛影「くらえェ!」






“ドスッ💥”







トドメのボディーブロをブチ込みふっとばした。





ガルヴァス「グワァァァァ・・・」







ウィッチーズの魔女たちもヒュンケルたちの必殺技をくらってガルヴァスと共に
闇へと消えて行きました。







ヒュンケル「ブラッディースクライド」
ラーハルト「ハーケンディストール」
魔女たち『いやぁ・・・覚えてろ』







三分で力を確かめるどころか決着をつけてしまった。







鬼宿「圧倒的に強いじゃねぇか」
飛影「いや、まだだ、あいつはここへ戻って来る」







とりあえず城の前にいたモンスターたちも片付いた。





レオナ「飛影くん、みんな」
飛影「中へ入ってろ」
レオナ「えっ、ええ・・・」







レオナは城の中に戻りました。
すると空に黒い煙と共にガルヴァスが戻って来たのだ。







ガルヴァス「フッフッフッ♪危うく小手調べでやられるところだったわ」
ヒム「戻って来やがった」
飛影「手を出すな、こいつは俺に任せろ」
ラーハルト「調子に乗るな💢飛影」
ヒュンケル「いや、構わん」
ラーハルト「ヒュンケル、貴様まで何を言う!?」
ヒュンケル「あいつの強さは俺が一番よく分かっている」
アバン「ヒュンケル」






アバンはうなずいて・・・






アバン「あなたが彼を信じているなら私も信じましょう」
ヒュンケル「先生・・・ありがとう」
ハドラー「だっ、そうだ、飛影」
飛影「ああ・・・」






飛影はガルヴァスを睨みつけながら答えた。





ガルヴァス「飛影とか言ったな、場所を変えよう、広いところで続きをやろう」
飛影「フン」







ガルヴァスは自らパプニカ王国を離れて広い場所に移動した。
ガルヴァスがいなくなるとアサシンとハデーニャが現れた。






ハデーニャ「ここから先へは行かせないよ」
鬼宿「出たな妖怪年増ババァ・・・」
ハデーニャ「誰が年増だクソガキ💢 決着をつけに来たよ」
鬼宿「望むところだ、ヒュンケルあとは任せたぜ」
ヒュンケル「よかろう、だが油断するな」
鬼宿「分かってる」






サーバント•アサシンがヒュンケルの前に立った。
ヒュンケルも構えた。







ヒュンケル「俺の相手は貴様というわけか」
アサシン「人間の分際で俺に勝てるとでも?」
ヒュンケル「勝負はやってみなくては分からんぞ」






飛影・ヒュンケル・鬼宿・・・
それぞれの一対一の戦いが始まろうとしている。
ポップたちは城の前を固めて守っています



つづく。

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