2013年1月16日水曜日

ごちゃ混ぜアニメ43話


『三つ巴ライバル対決その2 飛影VSヒュンケル』



ヒュンケル「ハァァァァ!」





“ブワァ🌪️ゴゴゴゴ💥”






ヒュンケルが気を放出すると一気に生身になった。





ヒュンケル「これで条件は同じだ」
飛影「ああ、鬼宿合図しろ」






飛影も気を放出した。
鬼宿は手を挙げて振り下ろした。






鬼宿「始め」







すぐにクロスカウンターが極まった。
そこからパンチの応酬になった。






“シュ⚡️バキ💥






鬼宿「速い!」






フットワークを使って間合いを取りながら打ち合っている。






“キュキュ⚡️パパパパァン💥”







飛影「くらえ!」







“ドスッ💥”






飛影のボディーブロが極まる






ヒュンケル「グワァァ・・・お返しだ」







“ズドッ💥”






すかさずヒュンケルもボディーブロをやり返す







飛影「グハ・・・クッ」







また飛影がボディーブロをやり返す







“ドス💥”






ヒュンケル「グハァァ・・・ちぃぃ!」






“パシ⚡️パシ⚡️”






ヒュンケルのパンチを受け止めて反撃する飛影
だったがヒュンケルにパンチを受け止められてしまい身動きが取れなくなった。
光の闘気を全開にして拳に力を込めるヒュンケルに対し、
飛影の方も負けじと妖霊気を全開にして額の邪眼も光る







ヒュンケル(ここで負けるわけにはいかん・・・!後れを取るわけにはいかんのだ)
飛影(さすがは戦闘のプロだダメージを最小限に抑えてやがる、畜生負けてたまるか!)
ヒュンケル「おおおおっ!」
飛影「はぁぁぁっ!」






“バン⚡️”







激しい力のぶつかり合いで弾き飛ばされ大木に叩きつけられた両者。






“バァン⚡️ドスン💥”






飛影「ぐぁ!」
ヒュンケル「ぐあっ」






そのまま落ちて行きました。
二人は飛び上がって木の上から現れました。
大木に叩きつけられた割にはアザ一つありません、タフな体です






ヒュンケル「来い!」






飛影を挑発するヒュンケル、飛影は唇を噛みしめると助走をつけてヒュンケルに殴りかかった。
ヒュンケルはタイミングを伺っていた。






“キラン✨”







ヒュンケルも踏み込んで行きました。
“バキィ💥”とパンチ音が響く。
拳がお互いの顔面にヒットした。
体がヨロめくが両者何とか踏み止まった。







飛影「ペッ」






飛影は唾を吐いて手の甲で口元を拭った。
ヒュンケルは微笑みながらも目は飛影を睨みつけています。
飛影も目つきは鋭いが微笑みを浮かべている
見合いながらお互いに相手に近づいた
対峙するとヒュンケルが右手を挙げた。
飛影はそれに答えて右手をヒュンケルの右手に絡み合わせた
左手も絡み合わせると力比べが始まった。
組み手が下手になり腰の位置で止まり顔が近づいた。







“ガシ⚡️ググググググッ⚡️”







ヒュンケル「力の差にケリをつけてやる、ここで貴様を倒す!」
飛影「勝つのは俺だ!」






睨み合っているとライバル同士、お互い倒さずにはいられないわけで組み合う手にもより一層力が込められます。







ヒュンケル「くっ、ここで負けてたまるか!」
飛影「ほざけ!」

 



“ググググググッ⚡️”






動けないまま時が経つ、二人の力は互角だった。
激しい力のぶつかり合いで地面が抉れて行く。
それでもおかまいなし力比べは続く。






ヒュンケル(こんなことならアバン流拳殺法をマスターしておけばよかったぜ)






アバンの書でアバン流拳殺法のことは読んで知っていたヒュンケルだが
なかなか修業する時間ができなかったのです。
お互いに妖霊気・光の闘気を全開にして闘っている
しかし実力が互角であるため動けずにいた






飛影(チッ、これでは炎殺拳も使えん、だが動けんのはヒュンケルも同じ)





ヒュンケルは応用で拳殺法を試そうか迷っていた。
そんな二人の戦いを離れた所でアバンが見守っていた。






アバン「ヒュンケルも飛影くんもいい顔していますね、ヒュンケル持てる力を出し尽くしなさい、飛影くんもね」






と、独り言を呟いた。






飛影「おい、これではいつまでも決着がつかないぜ」
ヒュンケル「同感だな」






二人は同時に組み合った手を離して距離を取りました。






ヒュンケル「試してみるか」






ヒュンケルの呟きに飛影は疑問を感じた。
そして挑発してみた。







飛影「試してみろよ、何か思いついたのだろう?」
ヒュンケル「まだ一度もやったことがないのだ、技を使えるかも分からん」
飛影「フッいつも自信たっぷりのお前らしくないセリフだな」
ヒュンケル「ムッ!言ってくれるぜ」







ヒュンケルは迷った末使わないことに決めました。
気を放出し拳を構えるヒュンケル、
それを見て飛影も右拳に力を込めました。






ヒュンケル「マスターしたらイチ早く貴様に見せると約束しよう」
飛影「そんなにリスクがある技なのか?」
ヒュンケル「そういうわけではないが、マスターしてから使いたいと思ったまでさ」
飛影「フン、ならこの勝負もらうぜ」







飛影はニヤリと笑って言う
するとヒュンケルの顔つきが険しくなった。






ヒュンケル「調子に乗るな💢技が使えなくても貴様など倒せるぜ」
飛影「それはどうかな・・・?」






二人は気を込めた拳を構えて睨み合います。






飛&ヒュン『行くぞ&勝負だ』







地を蹴って飛び込んで行く両者。






飛影「邪王炎殺煉光焦」






ヒュンケルは高めた闘気の拳をブチ込んで来る。






“ゴォン💥グググッ⚡️”





拳がぶつかり合い押し合う。
すぐに飛影が下から左の拳を突き上げたが、ヒュンケルはそれを躱した。
また打ち合いになった。
しかしただやみくもに打ち合っているわけではない。
一撃必殺に賭けているのだ。
打ち負けた方が致命的なスキを作る。
お互い何発もボディーブロやカウンター・フックが入ってる。
それでも“負けたくない”その想いで闘志を燃やして殴り合ってるのだ。






“バキ💥ボコ💥ズドッ💥







飛影「グゥゥ・・・」
ヒュンケル「グァ・・・」







ライバルより一発でも多くパンチを入れようと、
ダメージを与えようと両者のパンチの応酬が続く。






ヒュンケル(必ず勝って勢いをつける)
飛影「技をマスターする前に叩きのめす!)
ヒュンケル「フッ、力勝負なら俺の方が上だ!」
飛影「ほざけ!」








倒したい、相手を負かしたい、それだけを胸に闘っている。
飛影がボディーブロを入れるとヒュンケルもボディーブロでやり返す。
本当は修業してから飛影に挑むつもりだったヒュンケルだが
ライバルを目の前にするとどうしてもここで倒したくなったのだ。






鬼宿「戦闘のプロと邪王炎殺拳をマスターした天才、この二人の闘いはここまでヒートアップするものなのか!?」
ヒュンケル「グァァ・・・」
飛影「チッ」







決着がつかない。
それでもひたすら相手を倒そうと自分の方が上だと証明するために殴り合っている。
凄まじいパワーファイトの果てに二人の勝負の行方は・・・
どちらに軍配が挙がるのか?






飛影「ウオオオオ!」






“ガッ⚡️”





ヒュンケル「グッ・・・」






飛影の渾身の一撃でヒュンケルが力負けした。





飛影「くらえ!」





チャンスを物にしようと拳に最後の力を込める飛影。
一方不利な体勢にもかかわらず最後の力を振り絞って逆転勝利を狙うヒュンケル





“カァ~✨ズドン💥”






鬼宿「な、なんて野郎だ!」






お互いの鳩尾に拳が突き刺さるようにヒットしている。
そのまま両者の動きがピタリと止まった。
果たして力負けするのはどっちか?
沈黙が続いている。 






飛影「ヒュ・・・ンケ・・・ル」






勝利を悟るとヒュンケルは飛影の腹から拳を引いた。
そして一言







ヒュンケル「俺の勝ちだ」






と呟いた。
ヒュンケルの言葉を聞いたか否か飛影は前のめりに倒れ込みました。
これで五分となり勝負は振り出しになった。
鬼宿とアバンがヒュンケルに近づいた。






鬼宿「ヒュンケル、すげぇよお前」
ヒュンケル「フッ闘う度に強くなるこいつに負けたくなかったのだ」
アバン「いい勝負でしたよ、ヒュンケル」
ヒュンケル「先生、しかし切り札まで同じとはな・・・さすがは俺のライバル」






アバンはニコリと笑うとヒュンケルの腕を自分の肩に回して腰を支えた。
鬼宿が飛影を運びました。
飛影は眠りに入っていた。
これで3対3。
しかし、ヒュンケルの頭の中ではアバンの書にあった『アバン流拳殺法』のことでいっぱいだった。






ヒュンケル(闘気光弾では闘気を一気に消耗してしまう、だが拳殺法なら3/1の力で倒せる)
アバン「ヒュンケル、どうかしましたか?」
ヒュンケル「いや、ちょっと・・・な」






アバンはヒュンケルの目を見て考えていることを見抜いた。
そして・・・






アバン「教えてあげますよ」






アバンの言葉にヒュンケルは驚いた顔をしてアバンを見た。






ヒュンケル「なぜ分かった?」
アバン「それは・・・先生だからですよ」





と、アバンはウインクをした。






ヒュンケル「あなたには敵わんな」
アバン「あなたの親代わりですからバルトスさんの息子を想う気持ちに私は心を撃たれたのですから」
ヒュンケル「父さんと話したのか⁈」
アバン「ええ、まさかあの後ハドラーの手で殺されていたとは・・・」






ハドラーも今では仲間になっているがあの頃は野心だけの魔物だった。
飛影とヒュンケルはまたとなり同士のベッドに寝かされました。






マヤ「負けちゃったか」
アーチャー「鬼宿、礼を言う」
鬼宿「な~にあいつ軽いから」







マヤさんはアバンたちに手作りクッキーでもてなしました。







マヤ「みなさんお疲れ様、クッキーを焼いたのでどうぞ」
幻海「マヤと山岡さんが作ったんだ、アーチャーと鬼宿も食べな」
アーチャー「ふむ、いただこう」
鬼宿「いただきます」






アバンも一口食べました。





アバン「サクサクしていて美味しいですね」
凍矢「不思議な味だ」





マヤさんはちゃんと飛影とヒュンケルの分を残していた。






山岡士郎「たまにはこういう甘いものもいいよな」





奥の間では飛影とヒュンケルが並んで寝かされている。





ヒュンケル「アバン流拳殺法、必ずマスターしてやる」






拳を握りしめてヒュンケルが呟くと・・・






飛影「マスターしたら勝負だ、次は負けないぜヒュンケル 」






目を閉じたまま答える飛影にヒュンケルは少し笑ってしまい・・・







ヒュンケル「フッククク♪ ああ、望むところだ」






と返事をして横になりました。



つづく。

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