2013年1月27日日曜日

ごちゃ混ぜアニメ55話

    
      『決闘! 飛影VSヒュンケル』


  
森の中で鉢合わせた飛影とヒュンケル。
お互いを倒すため修業しに来たというのにお互いへのライバル心がぶつかり合い
修業をした後に勝負することに・・・
そして今、二人は対峙している



飛影「やるからには手加減はしない、真剣勝負だ」
ヒュンケル「望むところだ」




飛影が妖闘気を放った
ヒュンケルも聖光気に近い光の闘気を放った






飛影「邪王炎殺煉獄焦!」
ヒュンケル「アバン流拳殺法、地龍拳!」





“ゴツ~ン💥バチ⚡️バチ⚡️グググッ⚡️”






二人の必殺拳がぶつかり合う
あまりの威力に両者はふっ飛んで行った。






飛影「うおっ!」
ヒュンケル「うおおっ!」






二人の力はほぼ互角である





飛影「ちぃぃぃっ・・・!」
ヒュンケル「クッ・・・!」






同時に立ち上がり睨み合う
その時、飛影はハッと我に返った。






飛影(意地は張らん、あいつはライバル、持てる力でぶつかって行くと決めたんだ)
ヒュンケル(ムッ、飛影の目つきが変わった、何を考えてやがる?)






ヒュンケルは飛影を睨みつけながら手の内を探っていた。





飛影(俺の狙いを探れヒュンケル、気づいた時が勝負だ!)






キラン⭐️と飛影の目が光った。
それを見てヒュンケルも気づいた。







ヒュンケル「おっ・・・フッククク!読めたぜ、貴様の狙いが・・・俺も同感だ意地を張らずただ全力で闘おうじゃないか」
飛影「本当に見抜きやがった、フフン♪」
ヒュンケル「そうでなくては貴様のライバルは務まらん、そうだろう」
飛影「お前らしいな、さて・・・これからが本番だぜ」
ヒュンケル「ああ、望むところだ!」





距離を採ると再びぶつかり合った
まずはクロスカウンターそこから両者は同時に指を絡み合わせて四つに組み合った。






“パシ💥ガシ⚡️グググ⚡️”






力比べは互角だ。






ヒュンケル「望み通りの展開のはず」
飛影「ああ・・・さてどっちが上かな?」
ヒュンケル「おもしろい、勝負だ!」






一気に力を込め合った。
充分な体勢になり睨み合う。
両者一歩も引きません。







ヒュンケル「この程度では俺は倒せんぞ!」
飛影「分かってるさ、勝負はこれからだ!」







この力比べの勝敗に寄って次の勝負にも繋がる。
だから絶対に負けられないのだ。






飛影&ヒュンケル『ウオオオオオオ!』






“グググググググググッ⚡️”






凄まじい力と力のぶつかり合い
しかしこれは決着をつける肉弾戦の前の
ウォーミングアップに過ぎない
こうすることでお互いの力を確かめ合っているのだ。
ここから決着をつける最後の肉弾戦に持ち
込むために体力を残しておかなくてはならないのだが・・・
余力が残っている方がそれだけ肉弾戦で有利になるからである。
まだまだ力比べが続く
なかなか肉弾戦に持ち込めない






ハドラー「あの二人、アレのタイミングを計っているのか」
アバン「そのようですね」
幽助「やっぱ決着は肉弾戦か果たしてどっちが有利かな?」
ポップ「肉弾戦ならヒュンケルの方が上に決まってらぁ」
ヒム「そうとも限らねぇぜ、飛影もかなり腕を挙げてるからな」






そう答えるヒムを見つめているチウは・・・






チウ「ふむ、ヒムちゃんの言う通りだ、ましてやヒュンケルくんがライバルと認めた相手だ決着がつくまで分からないのだ」
桑原「そういうこった、ポップ決めつけんのは早いぜ」
ポップ「ヘン!」
ヒュンケル「クッソォ~!」
飛影「負けるかぁ!」







闘衣はオーラで燃えてしまい生身となった。
更に力を込め互角の力比べがヒートアップして行きます。







飛影「この程度で音をあげてたまるか!」
ヒュンケル「このバカ力が!負けんぞ、勝つのは俺だ!」
飛影「ほざけ💢」







生身となった今、いつでも肉弾戦に切り替えられる
にも拘わらずどちらも一向に動こうとはしない。






マァム「ヒュンケル・・・」
陣「これは難しいべ」
マァム「えっなにが?」
アバン「二人は決着の肉弾戦に持ち込もうにも動けないのですよ」






アバンの言う通りであった。






マトリフ「ライバルに遅れを取りたくない、それが最後の勝負に持ち込めない理由だ」
ダイ「それにしても、よく体力が持つよあの二人」
ラーハルト「ええ、まだ充分余力を残している大したものだ」






全力でぶつかり合っていても最後の勝負まで余力を残しておかなければならないため力のコントロールが難しい。
考えた末、二人の出した答えは・・・






飛影&ヒュンケル『セーノ、ハァ!』






同時に離れた。






飛影「ハァ・・・ハァ・・・フッ」
ヒュンケル「ハァ、ハァ、フッ」






息を整えて微笑を浮かべ見つめ合う。
そして初めて肉弾戦の構えを取った。







ヒム「ほぅ、そう来たか」
蔵馬「やはり変わったな、飛影」
幽助「ああ、これもヒュンケルの存在がデカイという証拠だな」






いよいよ決着をつけるための肉弾戦が始まる。
ヒュンケルは飛影に向けて拳を突き出して・・・






ヒュンケル「勝負だ!」






と、言い放つ。
それに対し飛影はうなずきで答えるのだった。
間合いを計り距離を詰めて行く。





ヒュンケル(必ず勝負を五分にしてやる!)
飛影(ここまで来て負けるものか!)






ただ全力でぶつかり合う最後の決着をつけるために
ライバルに自分の方が上だと思い知らせるためには負けられない。
もちろん使うのは肉体のみ。
放っているオーラが消え同時に突っ込んで行き打ち合いが始まった。
クロスカウンターが極まり、そこからフットワークを使って打ち合った。





飛影「くらえっ!」






“ズドッ💥”





ヒュンケル「グハッ、ちぃっ、ウオオオ!」






“ズドッ💥”






飛影「グワァァァ・・・!」






ボディーブロを交互に入れ合った





ヒュンケル「お返しだ!」
飛影「ぐぅぅぅっ」
ヒュンケル「俺が勝つ!」
飛影「勝つのは俺だ!」






飛影の渾身の一撃がヒュンケルの鳩尾に極まる。






“ドゴォ💥”






ヒュンケル「グハッ・・・まだだ!これしきのことで倒れてたまるか!」






“シュ⚡️ドス💥”





透かさずヒュンケルも拳を飛影の鳩尾にブチ込んだ。






飛影「ぐぅ ・・・お返しだ!」






負けずに飛影もアッパーをやり返す。





“ゴス💥ドシャ💥”





ヒュンケルが仰向けに倒れた。






飛影「どうした?もう終わりか?」
ヒュンケル「ぐっ・・・まだだ!」
飛影「ならばかかって来い!」






ヒュンケルは立ち上がると闘志を燃やした。
そして瞬間移動して飛影を殴り飛ばした。






“バキ💥”






飛影「ぐぅ・・・っ」






それから殴り合いが続く
超一流の格闘センスを持つ者同士の互角の肉弾戦がくり広げられている。
ここまで半分くらい闘気を使っている。






“パシ⚡️”






パンチを受け止め合い力比べになった。







“ググググッ💥”






ヒュンケル「力は互角だな、だがこの勝負は俺が勝つ!」
飛影「フン、それはどうかな・・・?」






“グググググ⚡️”






ヒュンケル「!」





飛影の方が押して行く





ヒュンケル「そうは行くか!」





それをまたヒュンケルが力で押し返す。






飛影「チッ、なめるな💢」
ヒュンケル「そっちこそ💢」





睨み合い火花を散らす両者。






飛影&ヒュンケル『貴様には絶対に負けん!』







衝撃で二人は森の中までふっとんで行った。






“ドドォン💥”






飛影「うおっ!」
ヒュンケル「うわっ!」





森の彼方から戻って来ると中央でぶつかり合いクロスカウンターが炸裂した。






“シュ⚡️バキィ💥”






ヒュンケル「うぐっ!」
飛影「うぐっ!」





クロスカウンターで顔が捻れながらも睨み合う両者
そして必殺拳勝負で拳がぶつかり合うのだった。






ヒュンケル「アバン流拳殺法・地龍拳」
飛影「邪王炎殺煉獄焦」







“ドカ~ン💥バチ⚡️バチ⚡️”






必殺拳の衝撃でまたふっ飛んで行った。
なんとか着地して止まる両者。
微笑みを浮かべ見合っている。






ヒュンケル「飛影よ、なぜ双龍拳を使わんのだ?」
飛影「お前には使わんと言ったはずだぜ、頼光との戦いをお前も見ていただろう」
ヒュンケル「だが双龍拳を使わずして俺を倒せるのか?」
飛影「炎殺拳でもお前を倒せるくらいの力はあるぜ」
ヒュンケル「フッ強気だな」
飛影「見せてやるぜ・・・」







邪眼を開き妖霊気を放出した。






飛影「ハアアアアア!!」






“バチ⚡️バチ⚡️”





ヒュンケル「炎殺拳かおもしろい、受けて立つ」






ヒュンケルも拳に力を込めて構えた。






ヒュンケル(闘気光弾で勝負してやる!)







全身から闘気を放出するヒュンケル
飛影との真っ向勝負に出るつもりです。






飛影「行くぜ、ヒュンケル」
ヒュンケル「来い!」






地を蹴りヒュンケルめがけて飛び込んで行く飛影。
ヒュンケルはカウンターを狙って待ち構えていた。






飛影「邪王炎殺拳・・・!」
ヒュンケル「うおおおっ!」






“ズギャ💥”






ヒュンケルはパワーナックルで応戦して来た。
更にヒュンケルは休まず攻撃に出たのだった。





“ドスッ💥”







ヒュンケルの左の拳が飛影の鳩尾にヒットしている






ヒュンケル「勝負あったな、飛影」
飛影「ぐぅぅ・・・クソ」






飛影がダウン。
ヒュンケルの格闘センスがわずかに飛影を上回ったのだ。





ヒュンケル「貴様の手の内は知り尽くしているぜ」
飛影「チィ、うっ!」
ヒュンケル「勝ったのは俺の拳だ」






軍配はヒュンケルに挙がった。
ヒュンケルは宣言通り勝負を五分にして来た。
するとヒュンケル振り返り幽助たちに合図を送った。
それを見て幽助たちは二人に近づいて行きます。







幽助「飛影、惜しかったな、だがいい勝負だったぜ」
ヒュンケル「フッ最後まで闘志を見せつけやがった」
アバン「ヒュンケル、行きましょうか、桑原くん飛影くんの方をお願いしますね」
桑原「おぅ、よいしょっと、へっいいツラして眠ってやがる」





ダウンしてんだって・・・ 
寝ているわけじゃない
桑原が飛影を家まで運んだ。






マヤ「そう負けたの、ありがとう桑原くん」
桑原「いいってことよ、じゃあな」






ヒュンケルは家で手当てを受けた。
マァムがベホマをかけた。
体力は戻ったが傷やアザはそのままでいいと言うのでそうした。






ラーハルト「また追いついたな」
ヒュンケル「次は俺が追い越してやるさ」
ラーハルト「そうしてもらいたいものだ」
ヒム「それにしても飛影の奴も強ぇよな」





しみじみ言うヒムにヒュンケルは・・・






ヒュンケル「強敵だったよ」





と答えた。
一方、自分の寝室のベッドで目覚めた飛影は桑原と目が合って・・・





飛影「お前が運んでくれたのか?」
桑原「相変わらず軽いな、おめぇ」





そこへ雪菜が入って来ました。






雪菜「和真さん、飛影さん起きましたか?」
飛影「雪菜!」
雪菜「あっ起きてらしたんですね、傷は痛みますか?」
飛影「た、大したことはない」
桑原「雪菜さん、マヤちゃんなにしてます?」
雪菜「台所で飛影さんにうどん作っています」





雪菜が笑顔で答えると桑原は飛影の方をチラッと見て言った。





桑原「俺ちょっとマヤちゃんの手伝いに行きますから雪菜さんは飛影のことを頼みます」
雪菜「いえ、マヤさんのお手伝いなら私やりますから・・・」






と言う雪菜に桑原はそっと近づくと雪菜の耳元でこう囁いた。






桑原『ずっと会いたかった兄さんなんでしょ雪菜さんが面倒診てあげて下さい』
雪菜「和真さん・・・ハイ」







笑顔で返事をする雪菜に微笑むと桑原は部屋を出て行きました。






マヤ「あら桑原くん、雪菜ちゃんは?」
桑原「兄妹水入らずで二人きりにしてあげた」
マヤ「へぇ~、いいの?」
桑原「こんな時じゃなきゃ、なかなか話す機会がないだろ、あの二人」
マヤ「クス♪それもそうね」






二階の寝室では雪菜が飛影を看病していた。
治癒能力で傷の手当てをしている。


 


雪菜「あのにぃ飛影さん、キレイな顔をしてますね」
飛影「フッ当たり前だ」
雪菜「それは私と飛影さんが双子だからという意味ですか?」
飛影「そう取れるか?」
雪菜「あ、その何となくですけど」

 




雪菜は恥ずかしくなって顔を赤らめた。
すると飛影は今まで雪菜には言わなかったことを問いかけた。





飛影「お前、なぜ俺がお前が桑原とつき合うのを認めたか分かるか?」
雪菜「いいえ、それずっと聞きたかったんです、教えて下さい」





その答えはなんとも飛影らしいものだった。





飛影「あいつのツブれたツラならお前の美しさ映えるからだ」






すると雪菜も・・・





雪菜「はい」





と笑顔で答えるのだった。
否定しないのかよ! 





飛影「これは二人だけの秘密だぞ」
雪菜「もちろんです飛影さん」






飛影と雪菜は二人だけでクスクスと笑った。
ひでぇ兄妹。
でもさすが双子






飛影「だが、あいつならお前を大事にして守ってくれるだろう」
雪菜「はい、あっあの痛くはないですか?」





雪菜の治療が終わりました。





飛影「ああ平気だ・・・」






と、思わず雪菜の手を握ってしまった

そこへマヤが鍋を持って部屋に入って来たので慌てて手を放した。
桑原も一緒です。

 



マヤ「はい、うどん出来たわよ」
雪菜「わぁ~いい匂い!」






誤魔化すように雪菜が言った
テーブルに敷板を敷いて鍋をその上に置きました。





桑原「マヤちゃん手際がよくて感心したぜ」
マヤ「フフ♪アーチャーも少し手伝ってくれたのよ」





アーチャーは姿を見せない。




マヤ「熱いうちに食べて」
飛影「ああ」



 

飛影はうどんを食べた。
同じ頃、ジュニアール家のヒュンケルは・・・





ヒム「しかしお前さんもタフだよな」
ラーハルト「体はどうだ?」
ヒュンケル「さすがにダメージはある、マァムのおかげで多少回復したが」






アバンとマァムはしゃべっている三人を見つめていた。
ダイとポップはリビングでテレビを見ている。
テレビを見ながらダイがヒュンケルに話しかけました。






ダイ「ヒュンケル〜飛影さんと闘った感想は?」
ヒュンケル「ふむ、強かったよ」
ダイ「ヒュンケル、すごく燃えてたよ闘志剥き出しって感じでさ」
ポップ「あんな姿、ふだんのお前からじゃ想像できないぜ」






ヒュンケルは微笑みました。





ヒュンケル「あいつに闘志を見せつけられると俺もつい対抗したくなるんだ」
ヒム「その気持ち、よく分かるぜ」
ラーハルト「あそこまで貴様を熱くさせる男とは、飛影が貴様にとって大きな存在だというのがよく分かる」
ポップ「ったく負けず嫌いだなぁ」
ヒュンケル「当然だ、ライバルなんだから」
ヒム「そうだよな」







ヒムが援護射撃してくれた
アバンとマァムはキッチンで聴き耳を立てている。
ハドラーはダイやポップとソファに座って聴いていた。





ヒュンケル「飛影ともう一度闘いたい」
ヒム「おいおい今さっきやり合って来たばかりじゃねぇか」
ヒュンケル「何度でも闘いたいくらいだよ飛影と闘っている時が一番楽しいんだ、何より俺らしくいられる」
ハドラー「飛影もそう思ってるかもしれんな」
ヒュンケル「フッだといいがな」
ラーハルト「やれやれだ」






呆れ顔のラーハルトとヒム
ヒュンケルさん飛影は今うどん食ってますよ





ヒュンケル「飛影・・・」




つづく。

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