2013年1月27日日曜日

ごちゃ混ぜアニメ57話

     『飛影 VS アーチャー』



廃教会で対峙する飛影とアーチャー




アーチャー「俺と戦うということは剣勢を競い合うということなんだぞ」
飛影「分かっているさ、俺も剣でお前には負けられん」
アーチャー「ならば俺も遠慮はせんぞ!Ihave.aboldmysword」






アーチャーは呪文を唱えて固有結界を張った。
そこはアーチャーの剣の世界だ。







アーチャー「Unlimited.Bladeworks」
飛影「これがお前の世界か」
アーチャー「試しても構わんぞ、お前の剣も複製してみせるぞ」
飛影「おもしろい・・・見せてもらおうか」
アーチャー「フッ・・・」






アーチャーが手を挙げると無数の剣が舞い上がって行った。
飛影は剣を構えた。






アーチャー「その剣一本で俺に勝てると思っているのか?」
飛影「なに・・・」






離れた場所でヒュンケルとヒロインも見ていた。
アーチャーが飛影を指すと無数の光る剣が飛影に襲いかかって来た。






飛影「ハァ~!」






“キン⚡️キキン⚡️キンキン⚡️”






飛影は次々と降り掛かって来る剣を打ち倒して行く。





アーチャー「フッ、いつまで保つかな?」
飛影「俺をみくびるな!」






飛影は炎の妖気を放ってアーチャーの剣をすべて燃やし尽くした。







アーチャー「そう来たか・・・ならば!」






アーチャーは二本一対の陰陽の剣を手にして構えた。






飛影「来い!」
アーチャー「おおおおっ!」
飛影「うおおおっ!」







“ガキィン⚡️グググッ⚡️”






アーチャーと飛影の剣がぶつかり合い火花を散らす。







アーチャー「認めよう、お前の剣勢は俺の剣勢と互角だとゆうことを、だが勝敗は別だ!」
飛影「それが貴様の本性か、アーチャー💢」
アーチャー「剣で貴様に負けるわけにはいかない💢」






“ギシ⚡️ギシ⚡️”







鍔迫り合いで睨み合う飛影とアーチャー






飛影「くっ・・・お前の誤算を教えてやる」
アーチャー「誤算だと・・・?」
飛影「俺には分かっているぜ、お前は主であるマヤを愛してしまった、違うか!?」
アーチャー「・・・っ!」






アーチャーの動きが止まった。






飛影「フッ図星のようだな」
アーチャー「くっ、貴様・・・」
飛影「もう一度言うぜ貴様はマヤを愛している!」
アーチャー「黙れぇぇ!」
飛影「だからあえて俺の方から戦いを挑んだのさ」





“ガキィン⚡️”






二度目の鍔迫り合い、アーチャーも本気で倒そうとしていた。







飛影「認めたらどうなんだ?」






アーチャーは黙ったまま飛影を睨みつけている。
そして今度はアーチャーが飛影に質問して来ました。






アーチャー「だとしたら、貴様はどうする?」
飛影「チッ、俺の質問に答えろ💢」
アーチャー「それを聞くためだけに俺に勝負を挑んだのか?」
飛影「そうだ」







アーチャーはドキンとした。
今まで考えないようにしていたマヤへの想いを見透かされたことに・・・。







飛影「さぁ答えろアーチャー、どうなんだ!?」







するとアーチャーは二刀の剣を自ら消した。
そしてヒロインの方へ近づいて行くとそっとヒロインを抱きしめた。







マヤ「アーチャー」






そして飛影の方に振り返ると・・・






アーチャー「ああ、お前の言う通りだ、俺はマヤを愛してしまった」
飛影「フッ、やはりな」
アーチャー「だが、今の関係で充分満足しているのも事実だ」






ヒュンケルも驚いている。






アーチャー「こんな俺をマヤは好きだと言ってくれた、そして何時しか俺はそんなマヤに惹かれて行った、お前には悪いと思いながらもな」
マヤ「飛影、お願いアーチャーを殺さないで」
飛影「勘違いするな俺はただアーチャーの気持ちを確かめたかっただけだ」






アーチャーはマメ鉄砲をくらったような顔をしている。






アーチャー「愛している」
マヤ「アーチャーうれしいけど私•••」
飛影「アーチャーこれからは堂々としていろ」






とんでもないことを言い出した飛影にヒュンケルもア然とした顔をしている。






ヒュンケル「おい!本当にそれでいいのか?」
アーチャー「飛影・・・それでいいのか?」
飛影「黙っていられるよりマシだ」






一番びっくりしているのはヒロインである。






マヤ「本当にいいの?二人とも」
アーチャー「マヤ、俺はお前が好きだ、だからお前に何かあったら俺が全力で守る」
マヤ「アーチャー・・・」
アーチャー「だからといって今までとは何も変わりはしない」






飛影は剣を収めた。






飛影「お前にならマヤを任せられる」
アーチャー「これからは本当の意味で共同生活になるぞ」
飛影「構わん、これからは義務だから守るという考えはしないことだ」
アーチャー「無論、愛するお姫様のために全力を尽くすつもりだ」






と言って飛影を見て微笑んだ。







飛影「それでいい、出かける、マヤを頼む」
アーチャー「分かった」
飛影「ヒュンケル行くぞ」






ヒュンケルと飛影は再び出て行きました。
ヒュンケルは飛影を見つめていた。
しばらくして話しかけた。






ヒュンケル「アーチャーともライバル関係になっちまったな」
飛影「あいつはお前とは違うタイプだ、戦ってみてヤツの剣の技術のすごさが分かった」
ヒュンケル「俺も見ていてあの男の剣の腕に驚愕した。スピードが速く動きにも無駄がなかった」
飛影「ヒュンケル・・・」






ここで飛影は初めて本音を口にした。






ヒュンケル「なんだ・・・?」
飛影「アーチャーも鬼宿も戦っていて負けられんと思ったのは確かだ」
ヒュンケル「鬼宿も・・・?」






ヒュンケルは飛影の意味深な言葉に疑問を感じた。





飛影「お前にはハッキリ言っておこうと思ってな」






飛影は右手の人差し指でヒュンケルを指して言いました。






飛影「これだけは言っとくぜ、俺のライバルはお前だ」
ヒュンケル「なぜそうまでして俺にこだわる?」
飛影「それはお前の魂の力である闘志に惹かれたからだ」
ヒュンケル「俺の闘志に?」
飛影「ああ、一目でお前と闘ってみたいと思った」
ヒュンケル「ほぅ・・・それで?」
飛影「俺の感じたとおりだった」
ヒュンケル「と、言うと?」
飛影「フッ」






ヒュンケルはなかなか本音を言わない飛影に苛立ちを感じた。






ヒュンケル「貴様・・・本心を言え💢」
飛影「目さ、お前のその目を見た時から俺の中に熱い想いが込み上げて来たのさ」
ヒュンケル「最初に出会って俺の目を見てライバル心を懐いたと言うのか?」
飛影「ああ」






飛影は今まで口にしない、戦いの中で気持ちを表すタイプなのだが、
ここで言うということはヒュンケルという男が飛影の中で大きな存在であるとゆう
証拠である。
飛影にそこまで言わせる男は恐らくヒュンケルただ一人だろう。
そしてライバルの反応は・・・
ヒュンケルは微笑むと飛影を見た。





ヒュンケル「俺からの返事だ」






と、言って飛影に近づくとボディーブロを入れた。





“ドス❗️”






飛影「ぐぅ・・・」
ヒュンケル「これが俺の返事だ」






そう言うと飛影の鳩尾から拳を抜いた。





飛影「貴様・・・!ズルイぞ俺にだけ言わせるのは・・・」
ヒュンケル「スキを見せる貴様が悪い」
飛影「な・・・に!」






飛影は腹を押えながらヒュンケルを睨みつける。
そして本当に本音は言わないつもりか?と思ったその時
ヒュンケルは飛影を見つめた。






ヒュンケル「俺も一目見て貴様にライバル心を懐いた、つまり貴様とまったく同じというわけさ」
飛影「ヒュンケル・・・お前も俺と同じだったのか?」
ヒュンケル「ああ、そうだ飛影、しかし貴様は一つウソをついたな」
飛影「ウソ・・・?」





それは飛影自身忘れていることだった。






ヒュンケル「俺とコンビを組む時にコエンマに『ライバル同士で組んだら最強のコンビだ』と言われてから俺にライバル意識を持ったはず」
飛影「チッ・・・覚えてたのか?」
ヒュンケル「無論だ忘れはしない、このウソつきめ」
飛影「違う!コエンマのあの言葉で確信したんだ、俺のモヤモヤの意味がコエンマのライバル同士で組めと言われた瞬間に俺がお前をライバルだと思っていたのだと分かったんだ」
ヒュンケル「ではウソを言っていたわけではないのだな?」
飛影「当たり前だ!ったく本気で入れやがって💢」
ヒュンケル「フッ」






改めてお互いの気持ちを確かめ合った二人だった。
飛影VSアーチャーから、またヒュンケルと少しやり合ってしまいましたが
これからの二人にとってはお互いの本当の気持ちを再確認できてよかったでしょう





ヒュンケル「飛影、また貴様と同じ土俵に立てることをうれしいぜ、これで条件は同じだ」
飛影「ああ、力比べでも負けやしない!」






“バチ⚡️バチ⚡️”






火花を散らす。





ヒュンケル「その言葉憶えておくぜ」
飛影「この一撃の礼はさせてもらうぞ」
ヒュンケル「フン、スキを見せる貴様が悪い」
飛影「口の減らないヤローだ!」
ヒュンケル「その言葉そっくりそのまま返そう」





“バチ⚡️バチ⚡️”







火花を散らして睨み合う






飛&ヒュン『ふん!!』






その頃、アーチャーとヒロインは・・・






マヤ「飛影ったら遅いわね」
アーチャー「ライバルといるならまだ帰っては来ないだろう」
マヤ「ま~た勝負でもしているのかしら?」
アーチャー「さぁな、飛影が戻るまで俺が傍にいてやる」
マヤ「クス♪・・・どうしたの?今日はいつもより優しいじゃない」
アーチャー「自分の本当の気持ちに気づいたからな」






ヒロインは微笑んだ。
そこへ家の前でヒュンケルと別れて飛影が帰って来た。






マヤ「あっ帰って来た、お帰りなさい」
飛影「アーチャーはいるか?」
アーチャー「ここにいる」






マヤのとなりに現れた。






飛影「疲れた、少し休む」
マヤ「そう、夕飯になったら呼ぶね」
飛影「そうしてくれ」






飛影は二階へ登って行きました。
アーチャーはヒロインとリビングでソファーに腰掛けた。
飛影は二階の寝室に入るとベッドに倒れ込んだ。






飛影「クソ!ヒュンケルの奴、本気で入れやがって💢」





腹を押えている。
そしてライバル•ヒュンケルも自分の部屋でくつろいでいた。






ヒュンケル「飛影、俺のライバル、お前は俺がこの手で倒す!」






独り言を呟いている
一方、飛影はまだ腹を押えていた。





飛影「クッソォ・・・」






飛影は横になって眠りについた






マヤ「夢の中でも闘ってるみたいだね」
アーチャー「忙しい奴だ、あれで疲れは取れるのか?」
マヤ「どうかしら?」
飛影「どうした?ヒュンケル立ち向かって来い!」
マヤ「ほっとけばそのうち静かになるでしょ」
アーチャー「そうだな、そっとしておこう」






しかしデカイ寝言だこと。
トレーニングと言うより安眠戦闘の方が正しいかも・・・
そしてヒュンケルの方もいつの間にか眠っていた。
そして彼も・・・






ヒュンケル「アマイぞ飛影、おおおっ・・・勝負はこれからだ!」





こちらも熟睡しながら戦闘していた。
しかも会話まで成立していた。





ヒュンケル「行くぞ飛影!」
飛影「来い!ヒュンケル」





ヤレヤレ・・・






つづく。






















0 件のコメント:

コメントを投稿