2013年1月15日火曜日

ごちゃ混ぜアニメ38話

               
     『ちびうさの修業』


幻海師範の寺。
ここでは今日も六人の戦士が修業に励んでいます。





幻海師範「よし、今のをあと1時間」
六人『オー!』






幻海師範の今の弟子は陣・酎・鈴駆・凍矢・鈴木・死々若丸の六人です。
そこへ、ちびうさがやって来ました。






ちびうさ「あ~もうなんでこんなに階段があるのよ~」






やっと上がりきって寺の中へ入ると鈴駆がちびうさに気づきました。






鈴駆「あれ?ちびうさちゃんどうしたの?」
ちびうさ「ここで修業したいの」
鈴駆「えっ!マジ?」






そこへ酎たちも手を止めて来ました。






酎「どうしたんだ?おぅちびうさちゃん、どうしたこんなところまで来て」
鈴木「うさぎさんたちはどうした?」
幻海師範「なにサボってんだい💢」






と、そこへ若い幻海が出て来ました。






鈴駆「違うんです、ちびうさちゃんがここに来て修業したいと言うので」
幻海師範「なに?あんた一人で来たのかい?」
ちびうさ「はい、私もここでみんなと修業したいの」
幻海師範「とりあえず中に入りな、お前たちは続けな」
みんな『ハ~イ』






その頃、飛影の所にはぼたんとうさぎたちが来ていました。





蔵馬「ちびうさちゃんがいなくなった?!」
うさぎ「そうなの昨日の夜からいないのよ」
レイ「それで十番商店街からここまで探しに来たんだけど」
まこと「ひょっとしたら、また飛影さんに会いに行ったんじゃないかと思ってさ」
飛影「ここには来ていないぞ」
マヤ「他にちびうさちゃんが行きそうなところはないの?」
美奈子「思い当たるところはすべて行きました」
ルナ「また事件に巻き込まれてなきゃいいけど」







猫のルナの一言に飛影顔色が変わった。






マヤ「飛影、邪眼で探せる?」
飛影「探しに行って来る」






するとそこへ凍矢が現れました。






凍矢「探しに行く必要はない、ちびうさちゃんなら幻海師範のところにいるぞ」
うさぎ「どうして一人でそんな所へ?」
凍矢「本人は修業しに来たと言っていた」
まこと「修業?ちびうさちゃんが?」
凍矢「だから今はうさぎたちには会いたくないそうだ、では俺は戻る伝言は確かに伝えた」
飛影「待て凍矢・・・俺も行く」
うさぎ「あ、私も行くわ」
飛影「うさぎたちはここにいろ、事情が分かったら伝える」
亜美「そうね飛影さんに任せましょ、うさぎちゃん」







亜美ちゃんに言われてうさぎは飛影たちに任せることにしました。
飛影は凍矢と幻海の寺に行きました。







幻海師範「来たか、ちびうさはここで待っていろ」
ちびうさ「は~い」






幻海は飛影の気配を感じて出て来ました。








幻海師範「ちびうさなら陣たちと修業してるよ」
飛影「うさぎが昨夜からちびうさの姿がないと言って俺の所へ来た」
幻海師範「連絡するつもりだったんだが、ちびうさが嫌がったので仕方なく凍矢を使いに出したのさ」
飛影「なぜちびうさは、うさぎに言うなと言ったんだ?」
幻海師範「強くなって足手纏いにならないようにするためだと言ってた」
飛影「だから俺が守ってやると言ったんだ」
凍矢「お前のその気持ちが辛かったそうだ、俺ではないちびうさが言ったことだ」





凍矢の話を聞いて飛影はため息をついた。






飛影「ちびうさに会わせろ」
幻海師範「それはできん、ちびうさとの約束で誰が来ても会わせないことにしているからな」
飛影「俺は連れ戻しに来たんじゃない、様子を見てあいつがここにいると言うならうさぎたちにそう伝える」
凍矢「ちびうさは黙ってここへ来たと言うのか?」
飛影「だから、うさぎたちが俺の所へ来たんだ」
幻海師範「ここへ来た時、ちびうさは修業したいとだけ言って来た。私は思いつめた顔をしているちびうさを見てあえてなにも聞かなかったんだが」







幻海と凍矢はだいたいの事情は分かった様子である。






幻海師範「行ってやれ、ただし叱るなよ心を閉ざすかもしれんからな」
飛影「分かった」






凍矢も一緒に行きました。
凍矢がちびうさのいる部屋まで案内した。






凍矢「ここだ」





と、言って凍矢は襖を開けました。






ちびうさ「あっ凍矢お帰り、飛影!どうしてここに?」
飛影「安心しろ、連れ戻しに来たわけじゃない」
酎「ヨォ!よく来たな飛影、ウィ~クヒック」






酎は相変わらず酒を飲んでいた。







 
死々若丸「また腕を上げたな、飛影」
飛影「ライバルが向かいと隣に住んでるからな退屈せん」
陣「ヒュンケルと鬼宿のことだべ、なるほど」
飛影「貴様らもまた妖力値が上がったな」
鈴駆「そりゃそうさここで毎日生活してるからね」
飛影「酎、ちびうさに酒を飲ませるなよ」
酎「そんなこたぁしねぇよ」
凍矢「飛影、手合わせ願いたい」
鈴木「暗黒武術会でお前たちに負けてから俺たちは幻海師範に申し出て修業して来たのだ」
飛影「らしいな、凍矢・・・本気か?」
凍矢「ああ」
幻海師範「二人とも着いといで」







幻海は飛影と凍矢を湿地帯に連れて行きました。







幻海師範「この荒れ果てた大地は霊的な磁場が最も強い場所だ」






そこは以前、弟子入りの試合で使った沼地であった。
しかし今はカラカラに渇いた大地と化していた。






凍矢「俺の挑戦受けるか?飛影」
飛影「そのつもりで来たからな」







二人は向かい合って火花を散らしています。






“バチ⚡️バチ⚡️”






一方、寺に残っている陣たちは・・・







鈴駆「或る意味、飛影と凍矢はライバルだよな」
鈴木「炎と氷・・・勝っている方が勝つ、永遠のライバルだな」
鈴駆「なぁ観に行かない二人の対決」
ちびうさ「私も観た~い」






と、ちびうさも言うので酎たちは盛り上がっていました。






酎「行こうぜ」






陣たちはちびうさを連れて二人の闘いを観に行きました。
その頃、飛影と凍矢はまだ火花を散らして睨み合っている






“ピシ⚡️バチ⚡️バチ⚡️”






幻海師範「二人ともやるからには命を懸けろ、これは真剣勝負だ」
凍矢「分かってます」
飛影「望むところだ」
幻海師範「ルールは時間無制限のデスマッチ武器の使用も認める、では準備はいいか二人とも」






幻海は二人の様子を見て少し離れてから合図を送りました。







幻海師範「始め!」





二人は同時に全妖力を放出しました。





凍矢「ハァァァァ!」
飛影「ハアアアアア!」






“パリパリパリパリパリ❄️ギュオオオオ🌪️”






凍矢の冷気で湿地帯が一気に凍りつきました。
そして飛影もマントを脱ぎ棄て額の布を取り邪眼を開きました。
そして剣を氷のフィールドに突き刺した。
凍矢は両手に氷を集めた。







凍矢「行くぞ!魔笛霰弾射」







飛影は飛び上がって凍矢の攻撃を躱し右手に黒炎を纏い地面に拳を叩きつけた。
すると炎が分散して凍矢の氷を燃やして行きました。






“ドスン💥ボボボボ🔥”







飛影「これが邪王炎殺炎爆拳だ」
凍矢「さすがだな、だが今のはほんのあいさつ代わりだ」






言い終わる前に凍矢は地を蹴り向かって来ていた。
今度は拳に冷気を集めて打って来た







凍矢「魔笛霰粒拳!」
飛影「邪王炎殺煉獄焦!」







“ドン❗️バチ⚡️バチ⚡️”







飛&凍『くっ!』






一端離れてから打ち合いになった。
猛スピードで動き回りながら攻防が続く






“ドドドドドドドドッ💥”







鈴木「スピードは互角、力もほぼ互角のようだな」
ちびうさ「やっぱり戻ろう、私修業しに来たんだから」
陣「よし、オラと戻るべ」






陣はちびうさの手を取って寺へ戻りました。







死々若丸「見たいのは山々だが俺たちも戻ろう」







鈴駆たちはシブシブ寺へ戻り修業を再会した。
一方、飛影と凍矢は肉弾戦が続いています。
フック・ボディーブロと打ち合っています。
しかし飛影は凍矢のパンチを躱し両手を組んで凍矢の背中を突いて地面叩きつけた。







“ズドッ💥ドガ💥”







凍矢「グァ・・・」
幻海師範「どうする?凍矢」







凍矢は素早く立ち上がってまた構えました。






凍矢「行くぞ、呪氷走妖波」





“ギュロロロ💨





氷の竜巻きが飛影に襲いかかる
しかし飛影は素速く避けた。







凍矢「逃がすか!」







凍矢は連続で呪氷走妖波を放って行く。







“ギュロロロ〜🌪️






飛影「ちぃぃ!」






飛影は空中で躱しながら右の拳に力を込めて妖気弾を弾丸のように撃ち凍矢の走妖波を迎撃した。






“ドウ⚡️バシュウ💨”






凍矢「なに!ならばこれならどうだ」






凍矢は両手に氷の粒を集めて息にも妖気を込めて吹き放った。







凍矢「魔笛霰弾射」






“ヒュオオオ❄️ビュビュビュビュ💨”







無数の氷の粒が飛影に襲いかかる






飛影「ハァァァァァ!!」






“ボオオオオ🔥”







炎の妖気で凍矢の魔笛霰弾射を撃退した。
更に凍矢に接近し横っ面を殴りつけた







“バキ💥”






凍矢「むぐっ・・・」
飛影「俺をみくびるな💢」
凍矢「ぺッ」






血混じりの唾を吐くと
凍矢はニヤリと笑うと姿を消して飛影の目の前に現れ殴り返して・・・






“バキ💥”






飛影「うぐ!」
凍矢「お返しだ」







と、挑発するように言った。







飛影「キサマ・・・💢」
凍矢「フン♪お前こそ俺をみくびるなよ」
飛影「チッ」







飛影は凍矢を睨みつけている。
凍矢も負けずに睨み返す。
そして次の瞬間、同時にパンチを放ち
クロスカウンターが炸裂した。






“バキ💥”






幻海師範「ふむ」






体勢を整えるとパンチの応酬になった
どちらも負けていません






“ドドドドドドドドッ💥”






凍矢「そろそろ決着をつけてやる!」
飛影「いいだろう!」







二人は最後の一撃にすべてを込めた。






“バキ⚡️ドスッ💥”






パンチ音だけが響く
飛影には凍矢のカウンターが極まり、凍矢には飛影のボディーブロが極まっていた。






凍矢「ガハ・・・」






凍矢が仰向けに倒れた






幻海師範「そこまで、勝者飛影」
飛影「ハァ・・・ハァ・・・楽しませてもらったぜ・・・凍矢」







凍矢は腹を押さえて立ち上がった。





凍矢「負けたよ、あんたは強い」
飛影「お前もな」
凍矢「また勝負してくれるか?」
飛影「いつでも受けて立つぜ」
凍矢「約束だぞ」
飛影「ああ」
凍矢「この次は負けんぞ」
飛影「楽しみにしてるぜ」






すると今度はちびうさは変身した。







ちびうさ「ピンククリスタルパワーメイクアップ」






エターナルセーラーちびムーンが飛影の
前に立った。






ちびムーン「今度は私が相手よ」
飛影「ちびムーン?なぜだ?」
ちびムーン「私と勝負よ!」







そう言うとちびムーンはロッドを手にして必殺技で攻撃して来ました。







ちびムーン「スターライトピンクハネムーンセラピーキッス!」





“パァァァァァ🫧✨”






飛影は素早く避けました。





ちびムーン「あ、逃げるなんて卑怯よ!」
飛影「待て!ちびうさ」
ちびムーン「問答無用!」







さすがの飛影も突然のちびムーンの攻撃にタジタジであった。








凍矢「フッククク♪」
ちびムーン「コラ💢待ちなさ~い!」






ちびムーンは飛影に迫って行きました。
幻海が「始め」と合図してしまった。








ちびムーン「さぁ、やられたくなかったら私と勝負しなさい」
飛影「どうしてもやるのか?」
ちびムーン「やるもん、行くわよ!スターライトピンクハネムーンセラピーキッス!」
飛影「ハァァ!」







“バシュウ💥”





飛影は仕方なくエターナルセーラーちびムーンの攻撃を素手で撃ち消した。







ちびムーン「そんな!なかなかやるわね」






エターナルセーラーちびムーンはエターナルティアルを収って拳を握りました。







ちびムーン「行くわよ」






エターナルセーラーちびムーンは羽で飛んで
飛影に接近してパンチで攻めました
飛影は軽々避けながら考えていた






飛影(ちびうさにケガをさせるわけにはイカン・・・どうしたら・・・?)







初めて本気で困っている様子の飛影
さすがに本気で殴るわけにはいかないので・・・






飛影(これしかない)
ちびムーン「くらうのよ!」






“シュ💨パシ💥”






ちびムーンのパンチを受け止めるとケガさせないように転ばして抑えつけました。







“コロン💭グググッ💥”







飛影「どうだ動けまい?この勝負俺の勝ちだ」
ちびムーン「うぅぅ動けない参った!」







エターナルセーラーちびムーンは悔しそうに顔を歪めた。






ちびムーン「負けちゃった、やっぱり飛影には敵わないや」
飛影「当り前だ!あっ、いや、なかなかいいパンチだったぞ」
酎「筋がいいんじゃねぇか」
ちびムーン「本当?」







エターナルちびムーンは元の制服姿に戻りました。






ちびうさ「お姐さん、私もっと修業したい」
幻海師範「構わんよ、こいつらも好きに使っていいからな」
ちびうさ「うん、飛影より強くなるんだ!」
鈴木「マジ?」







ちびうさはしばらく幻海の寺で凍矢たちと暮らすことになった。
飛影はうさぎの家へ行きました。
ちびうさの荷物を取りに行ったのです。






うさぎ「えっ!ちびうさが修業!?」
飛影「本人は本気だ、幻海も許可している」
うさぎ「そんな話聞いてないわよ」
飛影「うさぎには黙ってるつもりだったらしい」
衛「しかし突然過ぎるなぁ、相談してくれたらよかったのに」
飛影「ダメだと言われると思ったんじゃないか?」
うさぎ「ちゃんと言ってくれたら応援するのに」







衛がうさぎの家に来ていました。






うさぎ「私、ちびうさを連れ戻して来る」
飛影「待て、うさぎ責任は俺が取る、今はちびうさをそっとしておいてやれ」
衛「飛影くん、でも仮にも俺たちはちびうさの親なんだ、預かっている責任がある」
飛影「三十世紀の両親は未来のお前たちなのだろう、二人を説得できないのか?」
うさぎ「確かに、ちびうさはここに修業をしに来てるんだけど・・・」






うさぎは悩んでいた。
幻海のことはまったく知らないわけでもない
しかしだからと言ってすぐに許可もできない。
預かっている身としての責任があるからだ。






うさぎ「よし飛影さん私を幻海さんに会わせて」
飛影「それは構わんが衛はどうする?」
衛「もちろん一緒に行くよ、連れてってくれ」
 飛影「よし俺に掴まれ」






うさぎと衛は飛影の体に掴まりました。






飛影「行くぞ」







飛影は飛び上がり高速度でうさぎと衛を幻海の寺に連れて行きました。
寺の階段下まであっという間に着いてしまいました。
そこでヒュンケルに会いました。







ヒュンケル「飛影、探したぞ」
飛影「ヒュンケル、貴様なぜここにいる?」
ヒュンケル「コエンマが呼んでいる指令だ」
飛影「二人を幻海に会わせるのが先だ」
うさぎ「いいわ、ここからはマモちゃんと行く、飛影ありがとう」






うさぎに言われ飛影はうさぎを見て微笑むとうなずいて






飛影「幻海はこの上にいる、ちびうさの修業を見ているはずだ」
うさぎ「分かった、どうもありがとう」






こうして飛影はヒュンケルや鬼宿と霊界へ行きました。
うさぎと衛は長い石段を登って行きました。







うさぎ「あ~何て長い階段なの、もう歩けないよ」
衛「しょうがないなぁ」






衛に手を引いてもらってようやく頂上に辿り着きました。






うさぎ「あ~んもうダメ!」
死々若丸「うさぎさん、衛さんお待ちしてました案内します」






珍しく死々若丸が二人を待っていた。
死々若丸は二人を幻海のところに案内した。





死々若丸「ちびうさちゃんは中にいる、俺が師範を呼んで来る」






うさぎと衛は座敷の部屋で待つことに・・・
しばらくして幻海が現れました。







幻海師範「よく来たね二人とも」
うさぎ「あの、ちびうさはどこに?」
幻海師範「心配するな、奥で修業してるよ、会わせる前に話がある」







幻海は正座して座ると二人にお茶を淹れてくれた






幻海師範「まぁ楽にしろ、少し話があるからな」






うさぎと衛は顔を見合わせた。
とりあえず座って幻海の話を聞きました。






幻海師範「飛影に来てもらったのは、ちびうさが安心すると思ったからだ、まぁそれはいいとして、ちびうさにここで修業したいと言われてな、いろいろ話もした上でしばらく置いてやることにしたのさ」
うさぎ「そうですか、分かりました。ちびうさのことをよろしくお願いします」
幻海師範「私が責任を持って預かる、飛影もチョクチョク来るだろうからな」






それを聞いて少し安心した様子のうさぎと衛であった。






幻海師範「ちびうさちゃんに会って行くかい?」
うさぎ「いいです、このまま帰ります、ちびうさの事をよろしくお願いします」
幻海師範「ああ、心配するな大切に預かるよ」






幻海はうさぎたちを見送るとトレーニングルームへ行きました。
ちびうさは気を高める修業をしていました。






ちびムーン「ピンククリスタルパワー」
陣「そうそう、いい調子だべ」
酎「頑張れ!」
ちびムーン「う~ん!」







力を込めますがどんどんオーラが消えて行きます。






ちびムーン「はぁ~疲れた」
幻海師範「どうだ?」
死々若丸「闘気の量を見ていたところです」
幻海師範「どれもう一度見せてみろ」
ちびムーン「はい、ピンククリスタルパワー」







“パァァァァ✨”







ちびムーンの体からピンクのオーラが放たれた。







幻海師範「ふむ、それが限界か?」
鈴木「ダジャレですか?」
幻海師範「バカ言ってんじゃないよ💢張っ倒すよ!」
ちびムーン「もうダメ!」






ちびうさの体からオーラが消えました。






幻海師範「無理はするな、今出せる力を確かめたかっただけだよ」





幻海師範はちびムーンに優しく言った。






ちびムーン「はい!次はどんな修業ですか?」
幻海師範「ふむ、あんたには・・・あんたはどんなことをやってみたいんだい?」
ちびムーン「みんなと戦ってみたい」
幻海師範「いいだろう、みんな集まりな」






幻海の号令で凍矢たちが集まって来ました。
全員揃うと・・・






幻海師範「誰かちびムーンの組み手の相手をしてやれ」
鈴駆「マジ?ハイハ〜イ俺やります」







まずは鈴駆が相手になるようです。





幻海師範「鈴駆、お前はいっさい攻撃するな、ただし防御は許す、間違っても殴ったりするなよ」
鈴駆「分かってますって」






鈴駆が組み手の相手になった。






鈴駆「よろしくね、ち~びうっさちゃ~ん」
ちびムーン「うん、えっと・・・」
鈴駆「あ、オイラのことは鈴駆でいいよ」
ちびムーン「うん、じゃ鈴駆、いざ勝負」






ちびムーンは鈴駆に向かって行きました。






ちびムーン「エイ!ヤー」
鈴駆「およ、おっと」







みんなはエターナルセーラーちびムーンを見ています。






酎「健気だな必死で鈴駆に立ち向かっているぜ」
凍矢「ああ、鈴駆もあんな小さな女の子を相手にするのは初めてだもんな」
鈴駆「どうした?疲れちゃったかな?」
ちびムーン「平気だもん!」







鈴駆は楽しそうにちびうさの相手をしている。
飛影は任務のためヒュンケルたちとパトロール中
であった。







陣「飛影が溺愛するわけが分かった、あんなかわいいと守ってやりたいって思うべ」
凍矢「そうだな」








死々若丸もうなずいています。
一方パトロール中の飛影・ヒュンケル・鬼宿はT地区にいました。






鬼宿「特に妖気は感じないな」
ヒュンケル「・・・誰だ!?そこにいるのは分かっている」







ヒュンケルが気を感じる方向に大声で言いました。
すると現れたのはシビレッタとスコルプだった。







ヒュンケル「貴様!確かに飛影が倒したはず・・・」
スコルプ「そう、確かに一度飛影に倒された、だがザボエラ様とイチガキ様が欠片を拾って生き返らせてくれたのさ」






スコルプは飛影を探して来たのだ
サソリの姿に変身しました。







ヒュンケル「飛影、奴の挑発に乗るな」
鬼宿「そうだ、三人でなら何とかなる」
飛影「ヒュンケル、鬼宿」







微笑み合うと飛影とヒュンケルと鬼宿はスコルプとシビレッタを睨みました。






ヒュンケル「行くぞ!」
シビレッタ「フン、返り討ちさ」






ヒュンケル×鬼宿VSシビレッタの戦いが始まった。
しかしスコルプと飛影は対峙した






スコルプ「スモールレディは俺たちがもらう、シビレッタそっちは任せたぜ」






スコルプは飛影と睨み合った。





スコルプ「貴様を倒してあの娘を連れて行く」
飛影「そうはさせるか!」






しかしスコルプは飛影を躱して幻海の寺まで
辿り着いてしまった。







飛影「しまった!!」
陣「あいつちびうさちゃんを攫いに来た奴だべや」
スコルプ「あのチビはどこだ?」
飛影「貴様には渡さん!」
スコルプ「まぁいい、お前を倒してスモールレディを奪えばいい」
飛影「そうはさせるか!」







スコルプは妖魔に変身した
追い着いた飛影との一騎打ちが始まった。
スコルプは尻尾で攻撃して来た。
飛影はそれを軽々と躱している







“ビュビュビュビュ⚡️”







スコルプ「チッちょこまかと動きやがって💢」







スコルプは尻尾で攻撃するのを辞め全身でタックルして来ました。






“ドスン💥”







飛影「ぐ・・・っ」







飛影はスコルプのタックルを受け止めた。
スコルプの動きが止まる
しかしスコルプはニヤリと笑うと鳩尾に膝蹴りで蹴り挙げると・・・







“ドス💥”







飛影「ガハ・・・」
スコルプ「ソ~ラ!」







“ドガッ⚡️“







更にスコルプは両手を組んで飛影の背中を打ち突けた。






飛影「ぐわぁぁ・・・」







“ドシャ💥”






飛影は地面に思いきり叩きつけられた。







スコルプ「どうした?俺を倒すんじゃなかったのか?」






飛影は立ち上がり拳を強く握り締めてスコルプを睨みつける。






スコルプ「そう来なくちゃおもしろくない」







飛影はスコルプに向かって行きました。
スコルプも飛影に向かって行く。
二人は中央でぶつかり合うと指を絡ませ力比べになった。







“ガシ❗️グググッ⚡️”






スコルプ「なるほど力は強くなったようだな」
飛影「ちびうさは三十世紀の希望だ未来に帰るまでは俺が守ると約束した、渡すわけにはいかん!」
スコルプ「希望になんてなってもらっちゃ困るんだよ!」






“ググググググッ⚡️”






二人は互角だった。
組み手が下になり顔が近ずくと睨み合い
力いっぱい押し合う。






飛影「二度と再生できんようにしてやる!」
スコルプ「あいにく私も君には負けられないのさ!」
飛影「ほざくな!」








全力でぶつかり合う飛影とスコルプは動けないまま時間だけが経って行く。
その頃、ヒュンケルと鬼宿はコンビプレイでシビレッタを翻弄していた。






シビレッタ「チッ、私を甘くみるんじゃないよ!」
鬼宿「今だ!ヒュンケル」
ヒュンケル「アバンストラッシュ!」







ヒュンケルのアバンストラッシュがシビレッタの頭を斬りつけた。







シビレッタ「うぎゃあ! このクソガキども💢」







更に鬼宿がトドメの気功波を放った。







鬼宿「これで終わりだ、ハァ~!」






“ズドン💥”






シビレッタ「ウギャア・・・!」






シビレッタは完全に遣られる前に逃げ出した。
飛影とスコルプの戦いは組み合ったまま膝蹴りをし合っていた






“ドガ💥バチバチ⚡️”







飛影「ク・・・ッ!」
スコルプ「チィ・・・何てパワーだ」






飛影は右の拳に力を込めた。







飛影「ハァ~!」





“ズドッ💥”






飛影のパンチがスコルプの鳩尾に極まった。
更に炎を流し込みました。







スコルプ「ウォアアア!クッ・・・ハァ!」





“ドン💥”






飛影「うわっ!」






スコルプは気合いで飛影を吹き飛ばした。






スコルプ「余計なパワーを使っちまったぜ」
飛影「ちびうさは俺が守る、貴様らになど絶対に渡さん!」
スコルプ「ならばお前を倒して力ずくで連れて行く」






そう言うとスコルプファイティングポーズを取りステップを踏みました。





次回に続く

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