飛影と鬼宿のライバル対決の翌日。
霊界へ来ていた三人。
コエンマ「いつも通りパトロールを頼む、ただし、ちびうさのことを守りながらだ」
飛影「言われるまでもない」
コエンマ「ならばよい、行け」
人間界に戻るとすぐに飛影は邪眼でちびうさを探した。
ヒュンケル「飛影、邪眼で探せるだろう」
飛影「ああ、やっている」
十番商店街まで来るとまっすぐうさぎの家に向かいました。
インターホンを鳴らすとうさぎの母親が出て来ました。
うさぎ母「あの・・・うさぎなら近くの喫茶店にいると思うわ水野さんたちと一緒に」
飛影「そうか」
そう言って飛影はスタスタと歩いて行ってしまった。
ヒュンケルと鬼宿は会釈をしてから飛影の後を追いかけた。
歩きながら飛影は昨日の鬼宿との闘いを思い出していた。
飛影(紅蓮炎凰拳、あの拳は要注意だな)
飛影の様子を見てクスッと笑うとヒュンケルは小声で鬼宿に話しかけた。
ヒュンケル『お前に負けたのがよっぽど悔しいようだぞ』
鬼宿「そうみたいだな」
鬼宿もクスッと笑った。
喫茶店に着くと中にいた美奈子が気づいた。
美奈子「飛影さんたちだわ」
店の中から美奈子が手招きして飛影たちを呼んだ。
飛影たちが入るとちびうさがすぐに飛影にとびついた。
ちびうさ「パトロールで来たの?」
飛影「いや、ちびうさの護衛に来た」
ほたる「ちびうさちゃんの?」
飛影「ほたるのことも守ってやるぞ」
飛影のその言葉にほたるは笑顔になった。
ほたる「はい」
鬼宿「それにしても、うさぎたちは何をしているんだ?」
亜美「お勉強よ、一緒にやりましょう」
まこと「アハ!亜美ちゃん・・・」
三人は顔を見合わせた。
飛影「俺はちびうさやほたるといる」
鬼宿「俺も」
飛影は自然とちびうさの手を握っていた。
飛影たちは少し離れた席に座りました。
ちびうさ「何か食べない?」
飛影「腹が減ってるのか?」
ちびうさ「うん、ヒュンケルさんとタマちゃんは?」
ヒュンケル「この世界でみんながなにを食べるのか分からん、任せるよ」
鬼宿「じゃ俺はスパゲッティボンゴレ」
ちびうさ「私はミートソース、飛影は?」
飛影「同じのでいい」
ヒュンケルはちびうさの勧めもあってナポリタンを注文した。
ヒュンケル「一つ聞いていいか?」
ちびうさ「な~に、どうしたの?」
ヒュンケル「誰が金を払うんだ?」
鬼宿「ヒュンケルは金持ってねぇの?」
ヒュンケル「持ったことがない」
確かにヒュンケルはアバンからおつかいを頼まれてその分のお金をもらうが
おこずかいとかはなく自分で持ち歩くことがなかったのだ。
飛影「俺が出してやる、ちびうさの分もな」
ちびうさ「いいの?」
と、ちびうさがうれしそうに聞くと飛影はコクンとうなずいた。
ヒュンケル「そうかすまんな」
飛影「気にするな」
鬼宿は宿南魏の名前でバイトしているので金は持っていた。
鬼宿「俺、今月バイトクビになったが8万5千円も稼いだんだぜ」
飛影「クビ?バイト?なんだそれは・・・」
鬼宿「おめぇ知らねぇの?喫茶店とかで一日7時間くらいで一ヶ月に10以上働くと月に一回お金がもらえるんだぜ」
飛影「・・・はぁ」
ヒュンケルはアバンが働いているので少し知っていた。
鬼宿「じゃ、おめぇいつもどうやって生活してんだ?食ってんだよな?」
飛影「マヤが東西新聞から礼金をもらっている」
ヒュンケル「俺も前にもらった、飛影と手伝いをしたからな」
すると鬼宿の目が¥の目になり飛影の袖を掴んで顔を覗き込むように迫って・・・
鬼宿「いくらもらった?」
飛影「最初は40万でこの間は60万だったと思う」
鬼宿「ろくじゅうまん!? 負けた・・・くぅぅ」
お金命の鬼宿にとっては屈辱的である。
ちびうさ「霊界探偵の任務ではお金はもらえないの?」
飛影「ああ、でっ鬼宿はなぜバイトクビになったんだ?」
“グサ⚡️”
飛影の突き刺すような質問に鬼宿の顔が青ざめる。
鬼宿「うっ・・・それは客とケンカをして相手をボコボコに・・・」
ヒュンケル「なぜガマンできなかった?」
鬼宿「ううっ・・・あ゙あ゙っ!」
ヒュンケルのツッコミにのたうち回る鬼宿。
そこへ注文したものをウエイトレスが持って来た。
ウエイトレス「お待たせしました、ミートソースのお客様」
ちびうさ「私とこの人です」
ウエイトレス「お待ちどうさまです、ナポリタンのお客様」
ヒュンケル「あっ俺だ」
ウエイトレス「ボンゴレのお客様」
鬼宿「俺・・・ありがとう」
すべての注文が揃うとレシートを置いて
ウエイトレス「ごゆっくりどうぞ」
と、言ってウエイトレスは去って行きました。
ちびうさ「さっ食べよう」
四人はフォークを持つといっせいに食べ始めた。
一方、家にいるマヤさんとアーチャーも
お昼ご飯を食べていた。
アーチャー「さすがに美味いな」
マヤ「ありがとう、ねぇケーキ買ってあるの食後に食べない?」
アーチャー「亭主の分はあるのか?」
マヤ「ちゃんと三人分買ってあるから安心して」
アーチャー「フッでは紅茶は私が入れよう」
マヤ「クス♪お願いね」
画面を飛影たちの方に戻します。
飛影「おい、ちびうさこぼしているぞ」
ちびうさ「上手く持てないのこのフォーク」
飛影「口に赤いのがついてる」
ナプキンでちびうさの口を拭く飛影の姿を見てヒュンケルと鬼宿はア然とした顔をして見ていた。
ちびうさ「ありがとう」
飛影「ふむ、それではデカくて食えないだろう、こっち使え」
飛影は子供用のフォークをちびうさに手渡した。
ちびうさ「うん、ありがとう」
ちびうさも今度は上手に食べられました。
ちびうさ「美味しい!」
飛影「この程度なら俺にも作れそうだな」
鬼宿「山岡さんに聞けば教えてくれるんじゃねぇか?」
飛影「そうだな、今度レシピ聞いてみる」
ヒュンケル「持つべきものは味のプロだな」
飛影「味のプロか・・・まぁ美食家の息子だからな」
飛影はちょっと得意気である。
ヒュンケルは微笑んだ。
ちびうさ「ごちそう様」
鬼宿「俺もごちそうさん、あ~食った食った」
飛影はひと足先に立って会計を済まそうとした。
ちびうさ「あ、待ってケーキ食べたい」
飛影「はぁ?」
ちびうさ「ダメ?」
ちびうさのおねだりにアッサリ負けた飛影はため息をついて・・・
飛影「分かった」
と、言いました。
ちびうさ「やった!」
ヒュンケル「本当女にはアマイな」
飛影「うるさい💢」
ちびうさはケーキを注文した。
イチゴやピーチが中に入っていてチョコがホイップしているフルーツチョコケーキが来ました。
飛影たちはコーヒーを注文しました。
コーヒーを飲みながらちびうさを見つめる三人。
ちびうさが気づくと
ちびうさ「な~に?食べる?」
鬼宿「いや俺らはいい、ただ美味しそうに食うなぁと思って」
ちびうさ「うん美味しいよ!」
ヒュンケル「それはよかった」
ヒュンケルの表情も優しくなる。
ちびうさが食べ終わると飛影が先に立って会計を済ませた。
ちびうさはヒュンケルと鬼宿の間に立って二人の手を握りました。
女性店員「ありがとうございました」
飛影「おい、行くぞ」
四人は喫茶店を出ました。
亜美たちは勉強の手を休めお茶をしていた。
喫茶店を出ると飛影とヒュンケルと鬼宿は強力な妖気を感じた。
飛影「!・・・あぶない!飛べ!」
飛影がビルを見上げると屋上に頼光の姿が・・・
飛影「頼光💢」
飛影の妖霊気が膨れ上がる。
頼光「クックックッ!飛影ここまで上がって来い」
ちびうさの前に立って見上げ頼光を睨みつける。
飛影の体から闘気が溢れ出した。
ヒュンケル「待て!罠かもしれん奴の挑発に乗るな」
飛影「ヒュンケル、鬼宿、ちびうさを頼む、俺は頼光と決着をつける」
鬼宿「確かに逃げられそうにないが・・・でもよ」
飛影「心配はいらん、それにあいつだけは俺の手で倒したい」
ちびうさがいるため飛影を止めることはできない、
悩むヒュンケルだったが・・・
ちびうさが意外なことを言った。
ちびうさ「いいよ、守るって約束したもんね、その代わり絶対に勝ってよね」
飛影「ああ、ちびうさを頼む」
ヒュンケル「分かった、もう止めん、だから負けるな」
ヒュンケルの言葉にうなずくとマントと上着を脱ぎ捨てた。
それを見た頼光はニヤリと笑う。
頼光「フッ、さぁここまで上がって来い!決着はこの中でつける」
古いビルの屋上にブラックホールのような穴が開いていた。
飛影は木の枝からビルの看板を蹴って屋上に登った。
飛影「な、なんだこの穴は!?」
頼光「この結界の中が貴様の墓場だ」
飛影「な・・・に💢」
頼光「耶雲様が造ったリングだ、入るがいい」
鬼宿が電信柱のテッペンに登って観に来た。
鬼宿「なっ!なんだこれは!?」
ヒュンケルもちびうさを抱えて飛び上がって来た。
ヒュンケル「これは一体!?」
頼光「この空間は一度入ったら、どちらかが死ぬまで出られんぞ」
飛影「望むところだ!」
飛影は邪眼を開き妖霊気を放出した。
飛影「ハアアアアアア!!」
頼光「フッさすが我が宿敵、そう来なくては・・・ハァ~!」
ブラックホールのような空間の中で死闘が始まろうとしていた。
そして恐ろしい妖気を辿って幽助たちも駆けつけて来ました。
桑原「なんじゃこりゃ!?」
ポップ「敵はどこだ?ヒュンケル」
上を見上げたポップはトベルーラでヒュンケルたちのところまで上がって行った。
ヒュンケル「ポップかあの中に飛影と頼光がいる」
一同はまた驚く
アーチャー「さすがに美味いな」
マヤ「ありがとう、ねぇケーキ買ってあるの食後に食べない?」
アーチャー「亭主の分はあるのか?」
マヤ「ちゃんと三人分買ってあるから安心して」
アーチャー「フッでは紅茶は私が入れよう」
マヤ「クス♪お願いね」
画面を飛影たちの方に戻します。
飛影「おい、ちびうさこぼしているぞ」
ちびうさ「上手く持てないのこのフォーク」
飛影「口に赤いのがついてる」
ナプキンでちびうさの口を拭く飛影の姿を見てヒュンケルと鬼宿はア然とした顔をして見ていた。
ちびうさ「ありがとう」
飛影「ふむ、それではデカくて食えないだろう、こっち使え」
飛影は子供用のフォークをちびうさに手渡した。
ちびうさ「うん、ありがとう」
ちびうさも今度は上手に食べられました。
ちびうさ「美味しい!」
飛影「この程度なら俺にも作れそうだな」
鬼宿「山岡さんに聞けば教えてくれるんじゃねぇか?」
飛影「そうだな、今度レシピ聞いてみる」
ヒュンケル「持つべきものは味のプロだな」
飛影「味のプロか・・・まぁ美食家の息子だからな」
飛影はちょっと得意気である。
ヒュンケルは微笑んだ。
ちびうさ「ごちそう様」
鬼宿「俺もごちそうさん、あ~食った食った」
飛影はひと足先に立って会計を済まそうとした。
ちびうさ「あ、待ってケーキ食べたい」
飛影「はぁ?」
ちびうさ「ダメ?」
ちびうさのおねだりにアッサリ負けた飛影はため息をついて・・・
飛影「分かった」
と、言いました。
ちびうさ「やった!」
ヒュンケル「本当女にはアマイな」
飛影「うるさい💢」
ちびうさはケーキを注文した。
イチゴやピーチが中に入っていてチョコがホイップしているフルーツチョコケーキが来ました。
飛影たちはコーヒーを注文しました。
コーヒーを飲みながらちびうさを見つめる三人。
ちびうさが気づくと
ちびうさ「な~に?食べる?」
鬼宿「いや俺らはいい、ただ美味しそうに食うなぁと思って」
ちびうさ「うん美味しいよ!」
ヒュンケル「それはよかった」
ヒュンケルの表情も優しくなる。
ちびうさが食べ終わると飛影が先に立って会計を済ませた。
ちびうさはヒュンケルと鬼宿の間に立って二人の手を握りました。
女性店員「ありがとうございました」
飛影「おい、行くぞ」
四人は喫茶店を出ました。
亜美たちは勉強の手を休めお茶をしていた。
喫茶店を出ると飛影とヒュンケルと鬼宿は強力な妖気を感じた。
飛影「!・・・あぶない!飛べ!」
飛影がビルを見上げると屋上に頼光の姿が・・・
飛影「頼光💢」
飛影の妖霊気が膨れ上がる。
頼光「クックックッ!飛影ここまで上がって来い」
ちびうさの前に立って見上げ頼光を睨みつける。
飛影の体から闘気が溢れ出した。
ヒュンケル「待て!罠かもしれん奴の挑発に乗るな」
飛影「ヒュンケル、鬼宿、ちびうさを頼む、俺は頼光と決着をつける」
鬼宿「確かに逃げられそうにないが・・・でもよ」
飛影「心配はいらん、それにあいつだけは俺の手で倒したい」
ちびうさがいるため飛影を止めることはできない、
悩むヒュンケルだったが・・・
ちびうさが意外なことを言った。
ちびうさ「いいよ、守るって約束したもんね、その代わり絶対に勝ってよね」
飛影「ああ、ちびうさを頼む」
ヒュンケル「分かった、もう止めん、だから負けるな」
ヒュンケルの言葉にうなずくとマントと上着を脱ぎ捨てた。
それを見た頼光はニヤリと笑う。
頼光「フッ、さぁここまで上がって来い!決着はこの中でつける」
古いビルの屋上にブラックホールのような穴が開いていた。
飛影は木の枝からビルの看板を蹴って屋上に登った。
飛影「な、なんだこの穴は!?」
頼光「この結界の中が貴様の墓場だ」
飛影「な・・・に💢」
頼光「耶雲様が造ったリングだ、入るがいい」
鬼宿が電信柱のテッペンに登って観に来た。
鬼宿「なっ!なんだこれは!?」
ヒュンケルもちびうさを抱えて飛び上がって来た。
ヒュンケル「これは一体!?」
頼光「この空間は一度入ったら、どちらかが死ぬまで出られんぞ」
飛影「望むところだ!」
飛影は邪眼を開き妖霊気を放出した。
飛影「ハアアアアアア!!」
頼光「フッさすが我が宿敵、そう来なくては・・・ハァ~!」
ブラックホールのような空間の中で死闘が始まろうとしていた。
そして恐ろしい妖気を辿って幽助たちも駆けつけて来ました。
桑原「なんじゃこりゃ!?」
ポップ「敵はどこだ?ヒュンケル」
上を見上げたポップはトベルーラでヒュンケルたちのところまで上がって行った。
ヒュンケル「ポップかあの中に飛影と頼光がいる」
一同はまた驚く
ついに頼光との死闘が始まる
つづく。
つづく。
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