2013年1月17日木曜日

ごちゃ混ぜアニメ48話


 『ライバル対決・飛影VSヒュンケル』



スコルプとの完全決着から数日後
森の奥の闘技場で飛影とヒュンケルが対峙していた。
辺りには二人の対決を見届けようと仲間たちもいます。





ヒュンケル「飛影、お前の思い確かに受け取った」
飛影「今日こそ決着をつけてやるぜ!」
ヒュンケル「望むところだ!」






二人はお揃いの闘衣と籠手を身につけています。
対等に戦うために二人で決めたことだから
今、二人の実力はまったくの互角。
ヒュンケルが闘気を放出すると、飛影も額の布を取り邪眼を開きました。
そして剣を手にした。
ヒュンケルも鎧の魔剣を持っている。
ヒュンケルはアバンストラッシュを構えて飛影は邪王炎殺剣を構えました。







ポップ「いきなり必殺技で勝負する気だぜ」
幽助「どっちが勝つか?」
ヒュンケル「勝負だ!」
飛影「行くぜ」
ヒュンケル「アバンストラッシュ!」
飛影「邪王炎殺剣!」






“ギン⚡️バチバチ⚡️”






飛影「くっ」





“グググッ❗️ザシュ⚡️”






ヒュンケル「な・・・に!」





飛影は剣を持ち替えて下から剣を振り上げて
ヒュンケルのストラッシュの剣を弾き返したのだ





アバン「すごい格闘センスだ!」
飛影「アバンストラッシュ、敗ったぜ」






それを見てヒュンケルは微笑みました。
飛影もニヤリと笑った。






ヒュンケル「俺の必殺剣を貴様の炎で応用して弾き返すとはさすがだな」






ヒュンケルは剣を収めて放り投げました。
それを見て飛影も剣を捨てました。






ヒュンケル「約束通りアバン流拳殺法で勝負してやる」
飛影「この時を待っていたぜ!」
ヒュンケル「三つ耐えられるかな? 行くぞ」






ヒュンケルは光の闘気を全開にした
飛影も双龍拳を全開にして構えます
ヒュンケルの必殺拳が来ます。







ヒュンケル「アバン流拳殺法・地龍拳!」
飛影「邪王炎殺煉光焦!」







必殺拳の真っ向勝負。








“ゴツ💥バチ⚡️バチ⚡️”







パンチがぶつかり合い火花が散って両者





“バァン⚡️”







弾けるようにふっとび大木に激突した。







飛影「うぉっ!」
ヒュンケル「ぐぁっ!」







木がメキメキと鳴ってる
同時に木の枝を蹴って戻って来た。







ヒュンケル「まだまだ見せたい物はこれからだ」






距離を取って機を伺っている
ヒュンケルは海龍拳を構えた。







ヒュンケル(海の龍よ力を貸してくれ)
飛影(来る)






ヒュンケルは拳を構えて突進して来た。
飛影も両腕に黒龍の一体を左腕に宿らせ
カウンターを狙います。







ヒュンケル「アバン流拳殺法・海龍拳」
飛影「なっ、龍だと!」






“ギャオオオオ〜バキ💥”







クロスカウンターが極まった、
しかし力負けしたのは飛影の方だった。
体勢を崩し仰向けに倒れた
ヒュンケルの方はヨロめいて後退したが
何とか踏み止まった。







飛影「うぐっ!」
ヒュンケル「この程度でギブアップされては困るぜ」
飛影「クッ・・・ギブアップなど誰がするか!ペッ」






飛影は立ち上がって血混じりの唾を吐くと
口元を拭いながらヒュンケルを睨みつけた







ヒュンケル「フッ次がトドメだ、覚悟しろ!」
飛影「来い!」








飛影は妖霊気を全開にして構えました。
ヒュンケルは三つ目の空迅拳を構えると目を閉じた。







ヒュンケル(風のように接近して拳をブチ当てる)







ヒュンケルは目を開いて飛影に突進して必殺拳を繰り出した。






ヒュンケル「くらえぇ!アバン流拳殺法・空迅拳!」
飛影「ハァ~」






“ゴツ💥ググググッ⚡️”








両者の必殺拳がぶつかり合った。
果たして軍配はどちらに挙がるのか?






ヒュンケル「うわぁぁぁっ!」
飛影「うわぁぁぁっ!」







“ブワァッ💨”






技の衝撃波で両者とも茂みの中までぶっとんで行った。
衣服が破れ上半身裸の状態です
仰向けに倒れる両者は空を見つめながら考えていた。






ヒュンケル(互角だった、海龍拳では手応えがあったのに、空迅拳を使った時には巻き返して来やがった・・・)
飛影(ヒュンケルめ厄介な必殺拳を身につけて来やがった・・・クソ!負けるものか!?)






起き上がり同時に茂みから出て来ました。
睨み合い火花を散らす
珍しく飛影が受け身の体勢である







ヒュンケル「三つの拳を凌ぐとは正直驚いたぜ」
飛影「受けて立つと言ったはずだ」
ヒュンケル「だが海龍拳では力負けしていたではないか」
飛影「もう一度はない、見切ったぜ」
ヒュンケル「なに・・・!」






飛影は決してハッタリは言わない
そのことはヒュンケルが一番よく知っている
拳を握りしめ睨み合う






アバン「まさか、こんなに早く技が破られるとは・・・」
桑原「飛影もヒュンケルに勝るとも劣らない天才なんすよ」
鬼宿「だけど、ヒュンケルの新しい拳殺法もハンパな威力じゃなかった!」






この二人は天才と言われるほどの格闘センスを持つライバル同士です。
今ので二人は力を三分くらい使ったことになる。
飛影とヒュンケルは睨み合いながらも微笑みを浮かべている
それぞれ両拳に気を込めているため拳が光っている






ヒュンケル「これで条件は同じのはず」
飛影「ああ・・・勝負はまだこれからだ!」







闘気の拳で勝負に出た。
同時に突っ込んで行き防御もお構い無しに打ち合い始めた
カウンター・フック・ボディーブロとフットワークを使いながらパンチ一発一発に想いを込めて打ち合ってる






“ズドドドドドッ💥”






幽助「見ろよ、クールなあの二人が笑ってやがる」
桑原「戦いを心から楽しんでるんだな」
ヒム「いいツラしてやがる」






“ズドッ💥ズドッ💥”






お互いのボディーブロがヒットした






飛影「グハァ・・・クッ!」
ヒュンケル「ウァァ・・・ハァ~!」






お互いのパンチを食らう音が響き渡る。
そしてお互いにカウンターを拳で防いだ。






“パシ⚡️ググッ⚡️”






睨み合ってからまた離れて距離を取った。
必殺拳の応酬で闘衣が破けたので脱ぎ捨て
生身になった







飛影「ここで貴様を超えてみせる」
ヒュンケル「飛影よ、俺も負けられん、お前を倒して俺が頼光も倒す!」
飛影「お前!気づいてたのか・・・?」







飛影は拳を下ろした。
ヒュンケルはそれを見て拳を強く握りしめた。






ヒュンケル「最もアバンが気づいて俺に教えてくれたんだがな」
飛影「アバンが⁈」
ヒュンケル「勝負する以上俺も負けられん、だからお前の意思は俺が受け継いでやる」
飛影「なら倒してみろよ、この俺を・・・」
ヒュンケル「倒してみせる」






またしても両者同時に突っ込んで行き
クロスカウンターが極まった。







“バキ💥”






そこからヒュンケルが飛影に強烈な
ボディーブロを入れて来た。





“ズドッ💥”





飛影「グァァァッ・・・」





一瞬怯んだものの飛影もすかさず
ヒュンケルにボディーブロをやり返した






“ズドッ💥”







ヒュンケル「グァァァァッ・・・」






ヒュンケルもまたすぐにやり返そうと拳を突き出したがその拳を飛影にしっかり受け止められてしまった。
飛影も透かさず二撃目のボディーブロを
ヒュンケルに受け止められお互いに身動きが取れなくなった。
体が密着し、どちらも拳を押し込めようとするが同時に防御もしているため
力比べのように押し合いになった。
どちらもパンチを打たせまいと争っているのだ






“グググッ⚡️”






ヒュンケル(こいつ、いつの間にこんなに力をつけたんだ!?)
飛影(これ以上押し込むことができん!)







二人は同時に離れました。





ヒュンケル「ハァ、ハァ、ハァ」
飛影「ハァ・・・ハァ・・・チッ」






ラーハルトが飛影を見つめて言った。






ラーハルト「ヒュンケルのアバン流の拳と互角とは・・・それにあの力恐るべき男だ」
蔵馬「あなたは飛影に勝つ自信はあるかい?」








蔵馬は半分いじわるのつもりで聞いた。
するとラーハルトは蔵馬を見てからもう一度飛影の方を見て答えた。






ラーハルト「フッ・・・ない飛影は俺にはないパワーがある、剣術だけなら互角に渡り合えるだろうが肉弾戦ではヒュンケルのようにやり合う自信はない」
幽助「おめぇ肉弾戦は苦手なのか?」
ラーハルト「人並みにはできるだろう、だが俺には闘気が使えん、槍技のみだ」
アバン「そうですね、それでもあなたは最強の戦士ですよ」






と、アバンに言われラーハルトはアバンの方を見て微笑みました。
その時、二人が動き出した。







“ガシ⚡️グググググッ⚡️”






今度は真っ向から手四つに組み合っての
力比べになりました。
全力で押し合っている






飛影「俺にとってお前は特別だ」
ヒュンケル「特別?」
飛影「初めて会った時から何か感じるものがあった」
ヒュンケル「俺もだ、ヒムともラーハルトとも違うタイプのお前に惹かれた」
飛影「どうやら同じだったようだな」
ヒュンケル「ふむ」






ヒュンケルが飛影を押して行く。






飛影「クッソォ・・・!」





“ダァン💥”






ヒュンケルは組み合ったまま大木に飛影を押し付けた。






飛影「う・・・っ」
ヒュンケル「俺の勝ちだ」






ヒュンケルは勝ち誇った顔で手を離して少しは離れて行った。
振り返ると拳を突き出して言った






ヒュンケル「その程度では頼光はおろか俺にさえも勝てんぞ」






飛影も拳を握るとヒュンケルを睨みつけて・・・





飛影「倒してやるさ、頼光もお前も」
ヒュンケル「無理だな、今のお前のレベルでは」
飛影「ならば俺を倒してみろ」
ヒュンケル「フッ、そうしよう」







そう言うとヒュンケルの動きが変わった。
スゥと消えたと思うと飛影の目の前に現れ鳩尾に強烈な一発入れて来た。






“ズドォン💥”






飛影「!・・・」






飛影が怯んでいるところにもう一発ボディーブロをブチ込みふっとばした。
木に激突して吐血する飛影






“ズギュ〜ン💥”






飛影「ゲホゲホ、ちぃぃ!」






だがヒュンケルの方はもう次の攻撃に出ていた






ヒュンケル「俺の勝ちだ!」
飛影「ハァ!」





飛影が躱すとバキバキッという音を立てて木が真っ二つに割れた。






ヒュンケル「よく今のを躱したな」
飛影「勝負はこれからだ」
ヒュンケル「それでこそ俺のライバル・・・来い!」






飛影は邪眼を輝かせ拳に力を込めた。





“カァァァ✨”






飛影「やってやるぜ」







ヒュンケルも闘気を放つ。
同時に突っ込んむとまた打ち合いになった。
どちらも負けていません。






アバン「飛影くんはヒュンケルを超えようとしている、ヒュンケルはそれを巨大な壁となって飛影くんを打ち負かそうとしている」
軫宿「まさにライバル」
アバン「ええ」





ポップたちにも緊張感が漂います。
そして柳宿が・・・






柳宿「でも私には二人が互角にしか見えないけど」
桑原「いや、わずかにヒュンケル方が有利だ」
蔵馬「あの飛影が翻弄されている」







鬼宿もうなずいた。






飛影&ヒュンケル『貴様には負けん!』






“ズドッ💥ズドッ💥”






唯「あ~!見て」






唯の声にみんな振り返った。





ヒム「あれは・・・」





胸が合ったまま両者の動きがピタリと止まっていた。
お互いに相手にボディーブロを入れ合った状態だ





鬼宿「どっちだ?」





睨み合うと・・・






飛影「まだやるか?」






と耳元で言う飛影に・・・






ヒュンケル「当然」






と答えるヒュンケル
二人は少し距離を取った。






凍矢「まだやるのか!?」
幽助「決着がついてねぇからな」
陣「そうだべ」






だが二人にはもう必殺拳を使う闘気は残されていない。
それでも最後の決着をつけるまでとことんやり合うのが二人で決めたルール。






ヒュンケル「どちらかが完全にダウンするまでやるのがルール」
飛影「ああ、力の差にケリをつけてやる!」
ヒュンケル「望むところ、最後の勝負だ!」







拳を構える両者。






幽助「とことんやる気だぜ、あいつら」
ダイ「それでいいと思うよ、俺」






再び対峙する飛影とヒュンケル最後の闘いが始まる。





ハドラー「どっちが勝つか?」






宿命のライバルと認め合い共に戦いレベルアップして来た。
その二人が今、最後の勝負にすべてを賭けてぶつかり合う。






飛影「ハアアアアア!」
ヒュンケル「ハアアアアア!」






光の闘気を放出し体に纏うと・・・






飛影&ヒュンケル『勝負だ!」






打ち合いが始まった。
肉弾戦は二人の得意分野の一つである。
両者一歩も引きません。





アバン「闘気の拳」






お互いに何十発も打ち合っている
だが両者はトドメの一発に賭けているためタイミングを狙ってるのだ。






ヒュンケル(最後の力で打ち勝ってみせる!)
飛影(次で極めてやる!)
飛影&ヒュンケル『勝つのは・・・俺だ!』







“バキ💥”






両者の顔面にヒットした
クロスカウンターです。






柳宿「どっち?」





“グラリ・・・ダン❗️”






なんと二人とも意地で踏ん張った
しかし二撃目は・・・







“ズドッ💥”






片方が鳩尾にパンチを打ち合った
吐血して倒れたのは・・・
ヒュンケルの方だった。






飛影「ハァ💭ハァ💭ハァ💭」
マァム「ヒュンケル〜!」






ヒュンケルは血と汗にまみれて倒れている
同じく血と汗まみれの飛影がヒュンケルに近づいて行く






ヒュンケル「う・・・っ飛影、俺の負けだトドメを刺せ」






飛影はヒュンケルを見下ろす
そこへマァムが来て止めに入った






マァム「やめて!もう勝負はついたわ、飛影あなたの勝ちよ」
ヒュンケル「どくんだマァム!これは男同士の真剣勝負だ情けなど必要ない!」
マァム「嫌ぁ!」






マァムはヒュンケルを庇うように覆い被さった
すると飛影はマァムにこう言った。
それは飛影らしくない優しい声だった






飛影「安心しろマァム、俺の望みはヒュンケルに勝つことだ殺す気はない」
マァム「ありがとう、飛影」
ヒュンケル「甘いぞ!飛影」
飛影「うぬぼれるな💢貴様は敵ではないライバルだ!それを忘れるな!バカめ💢」
ヒュンケル「飛影・・・」
飛影「フン、俺の勝ちだ」







勝ち誇った顔でそう言い放つとヨロめきながら家へ帰って行きました。





ヒュンケル「飛影め・・・この借りは必ず返すぜ」






ヒュンケルはリベンジを誓いました。
マァムとアバンがヒュンケルを抱えました。






ヒュンケル「先生・・・俺は」
アバン「惜しかったですね、でもいい勝負でしたよ」
ヒュンケル「最後のはムカついたがな」
アバン「フフ♪この次は同じようにやっておやりなさい」
ヒュンケル「当然だ」





幽助たちも帰りました。
一方先に家に着いた飛影はマヤさんの天女の治癒能力で回復治癒を受けていた。






マヤ「もう痣と泥だらけ、まったく子供みたい」
飛影「フン!」
マヤ「あんたねぇ~💢」






“ゴチン💥”





飛影の脳天を拳で殴るマヤ






飛影「イテッ!貴様彼氏を殺す気か!?」
マヤ「うるさいわよ!お黙り💢」






マヤさんには頭が上がらない飛影であった。
裸で胡座を描いてソファに座っている






アーチャー「マヤ、飛影の服は洗濯機に入れておいた、もう回していいか?」
マヤ「うんお願い」







アーチャーはチラッと飛影の方を見ると
脱衣所に戻って行きました。






マヤ「はい、おしまい、それと頼むからズボンだけは履いてよ」





包帯を両腕に巻いて完了です。
その頃、幽助たちは飛影とヒュンケルの壮絶な戦いを語り合っていた





幽助「すごかったよな二人の闘い」
雪菜「そうですか」
桑原「雪菜さんも今度一緒に見物しますか?」
雪菜「はい、見たいです」






見物したいんだ・・・
これで4対3飛影がリード。



つづく。

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