2015年4月9日木曜日

ごちゃ混ぜアニメ74話

    
       
    『宿命の対決! 飛影VS鬼宿』




飛影「邪王炎殺双龍拳!」
鬼宿「紅蓮炎凰拳!」





紅と黄色のオーラがぶつかり合い火花を散らす。
いよいよ最強拳法の対決だ。





鬼宿「勝負だ!」





湿地帯で飛影対鬼宿の死闘が始まる。





飛影「来い!」
鬼宿「ウオオオッ!」






鬼宿の先制攻撃を躱す飛影。
必殺拳でクロスカウンターが極まった。





飛影「・・・ッ、フッ」
鬼宿「フッ、ハァ~!」






“ヒュン💨ズン💥”






鬼宿「グァ・・・」
飛影「くらえェ!」






“ビュン⚡️”






飛影「ちぃぃっ・・・」






クロスカウンターから鬼宿はボディーブロをくらったが次の攻撃を躱わして
素早く動いて距離を取った。






鬼宿「あぶねぇあぶねぇ」
飛影「よく今のを躱わしたな」
鬼宿「まだまだ行くぜ」






黒龍と鳳凰が宿る拳での肉弾戦が始まった
拳法の使い手としては互角だがどこまで闘いがエスカレートするか・・・?
パンチの応酬になり殴り負けた方が致命的なスキを作ることになる。






幽助「やるじゃねぇか、あいつら」
鬼宿「ハアアア・・・!」






“バキ⚡️”





飛影「グァァ・・・チッ」
鬼宿「今だ、くらえ!」





“ドン⚡️”





鬼宿が気弾を放った。





飛影「く・・・っ」





“バシュン💥”





飛影は両腕をクロスして気弾を防いだ。





鬼宿「なに・・・!」
飛影「今のは正直驚いたぜ」






ニヤリと笑う飛影。






鬼宿「クッ・・・」
飛影「今度はこっちの番だ、ハァ~!」





“ドウ❗️”





鬼宿「うおっ!」






飛影は妖気弾を球型状態にして撃ち込んだ。
魔界のトーナメント戦で躯が飛影にした攻撃と同じである。






飛影「ハァ!ハァ!」
鬼宿「うあっ、チッ、うっ!」
ヒュンケル「飛影は鬼宿に合わせて闘っている」
陣「そりゃどうゆうことだべ?」
ヒュンケル「俺と闘う時はあんな撃ち方はしない」
ヒム「フム、確かにないな」







鬼宿は避けるのが精一杯の様子。
しかし





鬼宿「なめるな💢」






気弾を撃って反撃するが・・・






飛影「ハァ!」






飛影も妖気弾で応戦する。
二つの気弾がぶつかり合った。






“ジュド~ン💥”






爆風で両者ともふっとんで行った。
沼のあちこちに穴が開いた。
鬼宿が腕をクロスした姿で現れた。
すでに衣服がふっ飛んでおり上半身は生身の状態だ。
飛影の方も鬼宿の気弾で衣服が破れて同様に上半身裸だった。
お互い歩いて近づきながら間合いを取った。
ここから紅い炎と黒い炎を纏った終わりのない死闘が始まろうとしている。
睨み合い闘志を燃やす






蔵馬「飛影の顔、闘志に満ち溢れた目をしている」
桑原「それだけじゃねぇ、あいつよっぽど鬼宿のことが気に入ったみたいで闘いを心から楽しんでいやがる」
井宿「鬼宿もそうなのだ、飛影くんとの闘いを楽しんでいるようなのだ」







見ている者たちにも二人の想いが伝わって来る。
そしてこの男にも伝わっていた。






ヒュンケル「飛影・・・鬼宿・・・」
鬼宿「そろそろ次に行くとしようか」
飛影「いいだろう」






二人は同時に消えると素早く動いて中央で肘と肘がぶつかり合って押し合った。






“ガチ⚡️グググ⚡️”





飛影「く・・・っ」
鬼宿「ぐ・・・っ」





しばらくの間、肘打ちから腕をクロスさせた状態で押し合っていた。
そして同時に離れると助走をつけて再び拳と拳をぶつけ合い押し合った。
目が合うと微笑みを浮かべつつ睨み合う






飛影「どうした?来ないならこっちから行くぞ」
鬼宿「来いよ・・・」





先に仕掛けたのは飛影だったが鬼宿もすぐに応じて肉弾戦に突入した。
高速で打ち合いながらお互いに何発かは相手のパンチを躱している。






鬼宿「これでどうだ!」






“シュ⚡️バキッ💥”






カウンターを狙っていた飛影と渾身の一撃を放った鬼宿のパンチで
クロスカウンターが極った。






星宿「やるな、飛影も」
酎「力はほぼ互角なのかあの二人」
鈴駆「何か格闘技の手本を見ているようだな」






鈴駆の言う通り、それについては心宿が説明した。






心宿「鬼宿は元々中国拳法の使い手だ、それにプラスして私が日々鍛え上げて今の鬼ちゃんがいるの」
亢宿「それに加えて気功波の威力も増してますからね、相当レベルアップしているはずです」
凍矢「つまり飛影にとっては強敵というわけか」
心宿「そういうこ~と!」






心宿の言い方はさておき、酎たちも鬼宿の強さの理由が分かり納得した。
スピードもパワーも大きくレベルアップしています。
しかし飛影も妖術拳法を使う妖怪として邪王炎殺双龍拳を我流で身につけ
使いこなす格闘の天才でだけあって、その強さに酎たちも固唾をのんで見ている。





ヒム「さすが三つ巴、鬼宿は第三実力者としてよく力を発揮している」
チウ「本当にバトルマニアなんだな、あの二人、それとヒュンケルくんもね」
ヒュンケル「お誉めの言葉をありがとう隊長」
チウ「エッヘン!これからも頑張りたまえ」





チウに言われうなずきで答えるヒュンケル。





房宿「だけど、あの二人本当に楽しそうに闘うわね」
美朱「鬼宿のあんな顔は滅多に見られないのよね」
唯「それこそ、あ~やって飛影さんと闘ってる時だけじゃない?」
美朱「うん、そうかも」





女子たちもなんとなく清々しさを感じていた。






鬼宿「てめえを追い抜かす!」
飛影「そう易々とやられはしない」
鬼宿「ヘッ、それでこそ倒しがいがあるぜ」
飛影「返り討ちにしてやるぜ」





闘志もぶつかり合う二人の肉弾戦はまさに肉を切らせて骨を断つ戦法だ。





鬼宿「ぐはっ・・・」
飛影「ぐぁっ・・・」





“パシ⚡️パシ⚡️グググ⚡️”






お互いにパンチを受け止め合って押し合う。





鬼宿「く・・・っ」
飛影「く・・・っ」





睨み合いながら次の手を考えている
胸が合うとチラッと相手の顔を見合って耳元で会話を交わした
その声は蔵馬には聴こえていた。






飛影「俺を倒したければ力で倒すんだな」
鬼宿「力比べってわけか、おもしれぇ」






パンチを受け止め合った体勢から一端直って同時に指を絡ませ組み合った。






“ガシ⚡️グググ⚡️”






アバン「ほ~ぅ、力比べですか、おもしろい」
鬼宿(くっ・・・強ぇ!なんてパワーだ)
飛影(思ったとおりだ、肉弾戦では互角でも、こうして組み合ったらまだ俺の方が力が上だ)
翼宿「鬼宿の方が苦戦している」
心宿「力比べの特訓もしたのに・・・」
ラーハルト「あの肉弾戦の後だ、まだ鬼宿には荷は重いのだろう」
井宿「ラーハルトの言う通り、恐らく飛影はそれを試したかったんだろう」
心宿「つまりスタミナ不足ってこと?」






ラーハルトが鬼宿の弱点を見抜いた






鬼宿「ハァ、ハァ、まだだ!」
飛影「なに・・・!」





飛影が押されて来ました。
目を光らせフルパワーを超えた力で押して行く鬼宿。






飛影「本当にパワーが増していやがる!」





飛影も邪眼を光らせて対抗します。





心宿「飛影も本気になったな」
幽助「くぅ~力が入るぜ」





また互角になり力比べは続きます。
鬼宿は飛影を睨みつける。





鬼宿「ハァ、ハァ、くっ・・・」
ヒュンケル「持久戦になって来たな」
角宿「鬼宿の気が上昇して行く」






紅いオーラが鬼宿の体を包み込む。






鬼宿「ハアアアア・・・!」
飛影「ハアアアア・・・!」





二人のオーラもぶつかり合い火花を散らす。
肉弾戦に切り換えて決着をつけたい鬼宿と力で捻じ伏せたい飛影
仲間たちやライバルが見守る中、力比べが続きます。
額がくっつくほど近づいて睨み合っている飛影と鬼宿
その時、手首が痺れて来て腕の感覚もなくなって来ていた。





鬼宿「っ痛!」





鬼宿が腕の痛みで怯んだところに飛影が力を込めて押した時
絡み合わせた手が放れて鬼宿が尻餅をついて倒れた。






鬼宿「うわっ!」
飛影「ハァ、ハァ、俺の勝ちだ」
鬼宿「くっ、まだ負けたわけじゃない!」





鬼宿は立ち上がり拳法の構えを取った。





鬼宿「来い!」





生身の二人は肉弾戦で決着をつけるのがルール
そして双龍拳と紅蓮炎凰拳の拳法対決でもあります。
鬼宿が朱雀を両方の拳に移して構えた。


 


鬼宿「どうした?怖気づいたか?」
飛影「フン、決着をつけてやるぜ」






飛影のその言葉を聞いてニヤリと笑うと鬼宿は飛影を挑発しました。
それに対し飛影も闘志を燃やし拳を握りしめた。





鬼宿「どっちの拳法が上か勝負だ!」
飛影「さっさとかかって来い」





再び肉弾戦になった。
打ち合う両者、ここからは持久戦なった。





ラーハルト「どこにあんな力が残ってるんだ?」
アバン「闘志を燃やしそれを力に変えているんです」





アバンの説明にヒュンケルもうなずく
飛影と鬼宿は防御もなしで殴り合っている。






鬼宿「飛影、てめえを倒す!」





飛影は無言で鬼宿を睨みつけた。
両拳の黒龍が青白く光ると飛影の妖気も燃えていた。
クロスカウンターが極まるがダメージは鬼宿の方にあった。
しかし・・・





鬼宿「ハァァァ!!」





額の鬼の文字が紅く光り髪の毛は逆立ち目の色も変わった。






鬼宿「ウオオオオ・・・!」
飛影「ハアアアア・・・!」






フルパワーの姿で最後の闘いが始まった。





美朱「鬼宿・・・あの時と同じだ」
幽助「あの時?」
柳宿「角宿に家族を殺された時に怒りでパワーが上がった時と・・・」
美朱「うん」






その時と同じ姿に変化していた。
肉弾戦がくり広げられています。
ヒュンケルは二人の闘いを見て呟いた。






ヒュンケル「この勝負、鬼宿が勝つかもしれん」
心宿「フッ、当然だろう」





心宿の呟きにカチンと来たヒュンケルは・・・





ヒュンケル「いい気になるなよ心宿、飛影はそう簡単に倒されはしないぞ」
心宿「そっちこそ鬼宿をみくびるな、今のヤツなら飛影を倒せる」
ヒュンケル「なんだと 」





ヒュンケルの目つきが変わり心宿を睨みつけると・・・





ヒュンケル「飛影を倒すのはこの俺だ!」
心宿「その前に負けるかもしれんぞ」
ヒュンケル「いや、俺はあいつを信じているぜ」
鬼宿「お前は俺が倒す!この力で・・・」
飛影「ほざくな!」





“ズドッ💥”





飛影の拳が鬼宿の鳩尾に極まる






鬼宿「ガァァ・・・クソ・・・タレ」






しかし鬼宿も透かさず拳を飛影の鳩尾にブチ込んだ





“ズドッ💥”





飛影「ガハァァ・・・ちぃっ・・・」
鬼宿「なぁ飛影ここからは我慢比べだ、どっちが先に相手をブチのめすかとことんやろうぜ」
飛影「望むところだ決着をつけてやるぜ」







見合って微笑みを浮かべた。
最後の勝負が始まる。
対峙する二人は拳を握りしめると睨み合ったまま動かない。






美朱「どうして動かないの?」
心宿「これが最後の勝負だからタイミングを図ってるんですよ」
ヒュンケル「我慢比べか、どっちが勝つか・・・?」
幽助「力が入るぜ・・・」
桑原「フルパワーの二人がひたすら打ち合うんだな・・・」
ヒム「始まるぞ」






同時に突っ込んで行った。
それは黒い闘志と紅い執念の終わりのない闘いだった。
黄色い闘気と紅い闘気がぶつかり合い火花を散らす。
そして最後の肉弾戦が始まった。
鬼宿が中国拳法で攻めれば飛影も独自の拳法で受けて立っている。






幽助「動きはどっちもいいな」
ヒュンケル「あれは俺にはできん」






完全に二人の世界だ。
格闘戦は得意の両者その闘いに目が離せない。
湿地帯でぶつかり合う二人の男





鬼宿「ヤァァァ・・・!」
飛影「ハァァァ・・・!」






“ドス~ン💥”






激突音が辺りに響き渡る。






鬼宿「俺が勝つ!」
飛影「負けるものか!」






“バキ💥ズガッ💥ズドッ💥ズドッ💥”





殴り合いが続く。
だんだんボディーブロ中心の打ち合いになって来た。





飛影「グ・・・ッ」
鬼宿「グァ・・・」
翼宿「ここまでは互角だな」
井宿「ああ、鬼宿と飛影は歳が近いらしい、だからお互いにライバル心を燃やしてあそこまでやり合えるんだ」






18才の鬼宿、飛影もだいたい13才くらいだ。






鬼宿「てめぇ 」
飛影「ウオオオ・・・くたばれ!」
鬼宿「くたばるのはてめえだ!」







最後の一撃が激突。







“ズドン💥”






桑原「どっちだ?」






二人はパンチを放った状態で止まっていた。






鬼宿「ガハ・・・」






吐血して鬼宿が倒れた。






飛影「ハァ・・・ハァ・・・勝負あったな」






飛影の勝ちだ。
ボディーブロが深く入ったのが勝敗を分けた。
これで3対2。
5回目のライバル対決は飛影が勝利。
ヒュンケルは安心した顔をしている
心宿が鬼宿に近づいた。






心宿「いい勝負だったぞ」
鬼宿「ゲホ、俺負けたのか?」
飛影「俺の勝ちだ」
鬼宿「クソ・・・チクショウ!」







立つことができない鬼宿。
飛影は口元の血を拭うと鬼宿に近づいて行った。
膝をついて立ち上がろうとしている鬼宿の前に立った。






飛影「鬼宿、まさか俺がここまでやられるとはな・・・フッ」
鬼宿「なぐさめなんていらねぇ、負けは負けだ」
ヒュンケル「だが俺以外に飛影を苦戦させる男はお前くらいだ」
鬼宿「ケッ!」






胡座をかいて顔を背けている。






飛影「俺たちの闘いはこれで終わりじゃない、ヒュンケルも覚えて・・・おけ」





そう言って飛影はぶっ倒れて眠りに入った。






亢宿「あっ眠っちゃいましたね」
角宿「これどうします?」






角宿が眠っている飛影の顔をツンツンと突いた。





マヤ「アーチャー運んでくれるかな」
アーチャー「ああ、お安い御用だ」





アーチャーは飛影を軽々と抱き上げた。
鬼宿は心宿が支えながら歩いた。






幽助「しかし、穴だらけだぜ」
軫宿「そうだな、二人が戦った後だしな」
蔵馬「雨が降ればまた底なし沼になる」






魔性の森を出る幽助たち
鬼宿は軫宿に手当てをしてもらいました。





軫宿「これでよし、あとはゆっくり休め」
鬼宿「サンキュー軫宿」






家に着くと鬼宿も体を休めるためベッドに入った。
飛影はアーチャーがベッドに寝かせた。





マヤ「お疲れ様アーチャー」
アーチャー「フッ」





ヒュンケルもダイたちと家に入って行きました。






ヒュンケル「俺も鬼宿も追いかける側になっちまったな」
ヒム「お前さんはすぐ追い越しそうな気がするがな」
ヒュンケル「そうたやすい相手ならライバルにはなってない」
ヒム「それもそうだな」





リベンジに燃えているのはヒュンケルも鬼宿も同じようだ。





鬼宿「クソ!ぐ・・・っゲホゲホ」






飛影が最後に放ったボディーブロを思い出すと咳が出た
そこへ美朱が部屋に入って来た。





美朱「魏、寝てなきゃダメだよ」
鬼宿「ゲホ、美朱」
美朱「ほら、横になって」






美朱は鬼宿をベッドに寝かせた。
美朱を見る鬼宿。





鬼宿「飛影は強ぇ、最後のボディーブロ、モロくらっちまった」
心宿「いや、飛影はお前のボディーブロに耐えたのだ」





そう最後まで耐えたのは飛影の方だった。
負けを認めリベンジを誓う鬼宿。
では今回はこれで終了です。



次回へつづく。

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