2015年4月9日木曜日

ごちゃ混ぜアニメ73話

       
      『未開の森』


前回、飛影はガルヴァスを倒して力尽きた。
それをヒロインのマヤが天女の蘇生能力で生き返らせる。
しかしメガザル級の蘇生能力のためマヤは命を落とした。
マヤを助けるため飛影・ヒュンケル・鬼宿の三人は魔界へ行き未開の森へ向かいました。






鬼宿「おい、一体どこへ向かっているんだ?」
飛影「未開の森だ、そこであいつを拾ったんだ」
ヒュンケル「そう言えば以前、そんな話を聞いたな」






未開の森にしか蔵馬の教えてくれた薬草がないのだ。







飛影「名前は忘れたがそれでマヤを助けることができる」
鬼宿「なら急がねぇとスピードアップだ」
飛影「待て、先に行くな!」






ちょっとムキになった顔をして飛影が追い抜かした。






鬼宿「あってめえ 」
ヒュンケル「フッ・・・」
飛影「バカが迷子になっても知らんぞ」
鬼宿「チィ・・・」







飛影の言葉に納得したのか鬼宿はペースを落とした。
ヒュンケルは一歩下がって飛影と鬼宿を見つめていた。







鬼宿「マヤさんを助けたら俺と闘え」
飛影「ああ、そのつもりだ」
ヒュンケル「飛影、鬼宿健闘を祈る」






ヒュンケルの言葉に二人はうなずいて睨み合った。





飛影「お前には勝負を五分にされたんだったな」
鬼宿「2対2だ追い抜かしてやるぜ」
飛影「俺とてむざむざ敗れはせんぞ」
鬼宿「そうかな?てめえは必ず俺が倒す!」
飛影「フッ楽しみにしてるぜ」







走りながら睨み合って火花を散らす飛影と鬼宿。
その様子をヒュンケルは穏やかな表情で見つめていた。






鬼宿「フッ逃げんなよ」
飛影「貴様こそ」






あ~言えばこう言うで二人とも一歩も譲りません
形は少し違うが鬼宿も飛影にとって絶対に負けたくない相手なのです。
ケンカをしているうちに未開の森に着いてしまいました。
あとは飛影の記憶が頼りです。






ヒュンケル「どれがシナヌ草なんだ?」
飛影「先点に丸く白い花がついてる草だ」







三人は一輪ずつ花を見て行く





鬼宿「これじゃねぇか?先に白い花がついてる」
飛影「これだ俺が摘む」






飛影は七・八本摘んで立ち上がった。





ヒュンケル「それが天女を助ける花か」
飛影「ああ、急いで戻るぞ」






三人は急いで人間界へ帰りました。
とは言え時間はかかります。
その頃、マヤについているアーチャーはマヤに語り続けていた。






アーチャー「大丈夫だ、もうすぐ飛影たちが帰って来る」






タイムリミットまであと3時間。
やっとのことで未開の森から出ると霊界への入口に向かいました。
霊界ではポップが三人を待っていました。






ヒュンケル「ポップ、なぜお前がここにいる?」
ポップ「もう時間がねぇだろ、俺のルーラでマヤさんのところまで送ってやるよ」
ヒュンケル「そうかその手があったか」
ポップ「三人とも俺に掴まれ」







飛影・ヒュンケル・鬼宿はポップの腕と肩につかまった。





ポップ「じゃあなコエンマ」
コエンマ「おぅ頼んだぞ」
ポップ「ルーラ」







ポップが呪文を唱えるとあっとゆう間にパプニカ王国に到着しました。






ヒュンケル「間に合ったな、行け」
飛影「ああ、ポップ・・・」






礼を言おうとポップの方に振り返るが上手く言葉にできない飛影






ポップ「礼なんかいらねぇよ、仲間だろ、それよりとっとと行きな」
飛影「フッ・・・ありがとう」





かすかに聴こえるくらいの声で礼を言うと素早く城の中へと入って行きました。






ポップ「言えるじゃねぇか小っちぇ声だったが」
鬼宿「あれがヤツの精一杯の気持ちの現し方だ」






ヒロインの元に着くとレオナが待ってた。






レオナ「よかった、間に合ったわね、さぁ早く」






飛影はシナヌ草を呑み込んで妖力を最高レベルまで高めた。
アーチャーがマヤを抱えている。






アーチャー「急げ!光が消えて行くぞ」






お腹から口元にドロッとした液体が上がって来た。
するとマヤの顔に近づいて口づけで飲ませました。
するとザオラルの光が消えた。
しばらくするとマヤが目を覚ました。






マヤ「う~ん、ここは?私どうしちゃったの?あっ飛影!」
飛影「俺はここにいる」
マヤ「よかった、もう大丈夫なのね」






しかし今ので飛影は妖力を使い果たしてグッタリとしていた。
すると女王レオナがベホマをかけて元の元気な姿に戻してくれた。






レオナ「ベホマ」






そこへ幽助たちが駆けつけて来ました。
ヒュンケルと鬼宿も一緒です。





鬼宿「おい、浦飯たちが来てるぜ」
幽助「飛影、マヤちゃんは無事か?」
マヤ「みんなわざわざ来てくれたんですか?ありがとう」
桑原「無事だったのか、って飛影大丈夫か?」






疲れ切った顔をしている飛影に桑原が気遣って声をかけた。





飛影「心配はいらん」
レオナ「はい、どう?体の方は」
飛影「ふむ、体力が戻ってる」
レオナ「フフ♪よかった」
マヤ「みんなにまで心配かけてしまってごめんなさい」






と、マヤが謝った。
すると幽助たちは明るく笑って





幽助「謝ることはねぇよ、俺たちの方こそ遅れちまって悪かったな」
マヤ「来てくれて本当にありがとう」
飛影「フン」






相変わらず飛影は幽助たちの前では素直ではない。





桑原「そんじゃ帰ろうぜ俺たちの世界に」
鬼宿「ああ、レオナ姫お世話になりました」
レオナ「いいのよ、ダイくんによろしくね」
ヒュンケル「伝えます」






飛影たちはまたポップのルーラで皿屋敷シティーに帰って来ました。
しかしパプニカ大国は大陸自体が大地震に合い移動して世界も蟲寄り市に近づいた。
そのためパプニカだけではなくカール王国やホルキア大陸までもが近くなっていた。
そのため入り間洞窟からワープする必要もなくなったわけだ。
さてさて、皿屋敷の家に戻って来た飛影たち。







星宿「戻ったか、無事でなによりだ」
鬼宿「星宿様」
美朱「お帰りなさい鬼宿」
鬼宿「ただいま」






唯たちも出迎えてくれました。
オールキャストです。
美朱から手を放すと鬼宿は紅いオーラを放出して飛影の方に振り返った。
挑発しているのだ。







幽助「どうしたんだ?鬼宿、額の文字なんか光らせて」
凍矢「飛影の様子も変わったぞ」
ラーハルト「始まるのだ、二人の闘いが」






鬼宿が飛影の方へ近づいて行く
飛影も鬼宿を睨みつける
ヒュンケルは幽助たちと二人を見ている。
飛影も黄色いオーラを放つ






鬼宿「約束だ俺と闘え」
飛影「着いて来い」





二人は幻海が所有する湿地帯にやって来た。
前は足元が底なし沼でぬかるんでいたが今は枯れ果てた大地と化していた。
湿地帯は霊的な場所のため磁石も使えないところだ。
決闘場所としてはもってこいの所なのだ。






幻海「ここを使いな」






幻海の許可も得られたのでいよいよ飛影と鬼宿の対決が始まる。
幽助たちも見物するため来ていた。
もちろん幻海の寺に住んでいる酎たちも一緒だ。






心宿「頑張れ、どっちも負けるな!」






飛影はマントを脱ぎ捨てた。
鬼宿は額の文字を輝かせて全闘気を放出した。






“ドン❗️”






飛影「・・・ッ!」
鬼宿「ここで逆転してみせる!」
飛影「認めるぜ確かにお前は強敵だ、だから俺は全力でお前を倒す!」
鬼宿「ようやくてめえと対等になれた、うれしいぜ飛影」
飛影「おしゃべりはここまでだ」
鬼宿「いいとも」






飛影は邪眼を開いて両腕に黒龍を宿らせて一気に妖霊気を放出した。






心宿「すごいな二人とも、ほぼ互角じゃない」
ヒュンケル「俺にもどっちが勝つか見当もつかん」
柳宿「鬼宿本当に強くなったわ」
亢宿「ええ、努力して来たかいがありましたね」
美朱「鬼宿、飛影さん」







そして湿地帯自体も二人の闘いを後押しする。
霊的な場所だけあって二人の闘志に火が点く






飛影「邪王炎殺双龍拳」
鬼宿「紅蓮炎凰拳・・・勝負だ!」
飛影「来い」






最強の拳法がいよいよぶつかり合う。



つづく。

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