2015年4月7日火曜日

ごちゃ混ぜアニメ68話


  死闘!飛影VSヒュンケル



飛影とヒュンケルは指令がない日は勝負したいと思っている。
この日二人は九回目の対決で森の奥にある大地で相対していた。
実力はほぼ互角の二人はどうしても相手を倒さずにはいられないのだ。





飛影「5勝目は俺が先にもらうぜ」
ヒュンケル「そうはさせん、俺が先だ」





“バチ⚡️バチ⚡️”





ヒュンケル「飛影よ今日こそ決着をつけてやるぜ」
飛影「望むところだ」






二人は闘気を放ち上半身は裸になった。





飛影「はああああっ!」
ヒュンケル「はああああっ!」






“ゴゴゴゴ💥”






闘気を最大にまで上げて行くと
地面も揺れた
睨み合い火花を散らす






ヒュンケル「行くぞ!」
飛影「来い!」






飛影は構える、ヒュンケルは闘気の拳を構え向かって行く
同時にパンチをくり出してお互いの顔面にヒットした。






“バキ💥”





飛影「くらえェ!」






“ズドッ💥”






続けて二撃目は飛影の拳がヒュンケルの鳩尾にヒットした。






ヒュンケル「グァァァァ・・・チィ、」






“ドン‼️”





ヒュンケルは飛影を突き飛ばした。





飛影「ちぃぃっ・・・」







ヒュンケルは血混じりの唾を飛ばして口元の血を拭うと飛影を睨みつけ






ヒュンケル「今度は俺の番だ!」








と言って素早く飛影の懐に移動すると鳩尾に拳をブチ込んで来ました。





“ヒュン🌪️ズドッ💥”






飛影「ガハッ・・・」
ヒュンケル「おおおっ・・・!」






“ドカ💥”






両手を組んで飛影の背中を打ち突けた。






飛影「ぐぁぁぁ・・・」
ヒュンケル「はぁ、はぁ、はぁ」






ヒュンケルは倒れた飛影を見下ろしている。






飛影「フッこうでなくては倒しがいがないぜ」
ヒュンケル「タフな奴だ・・・立て」






飛影は立ち上がり腕甲に触れた
ヒュンケルも同じ腕甲を両腕につけている
飛影は額の布を取り邪眼を開いた。
黄色と黒のクロスした妖霊気が飛影を包み込んだ。
ヒュンケルも光の闘気を放って応戦する。
ヒュンケルの青白いオーラと飛影の黄色のオーラがぶつかってパチ🔥パチ🔥と火花を散らす。






飛影「邪王炎殺双龍拳」






二体の黒い龍が一体ずつ飛影の腕に巻きついた。





ヒュンケル「双龍拳、俺には使わないのではなかったか?」
飛影「黒龍を纏えば肉弾戦で使えるこれならパンチ力が増すからお前と互角に渡り合えるぜ」
ヒュンケル「なるほど確かに貴様なら双龍の応用もたやすいわけだ」
飛影「本気で来ることを進めるぜ・・・ヒュンケル」
ヒュンケル「無論、そのつもりだ」







二人は同時に突っ込んで行きました。
“ゴツン💥”と鈍い音がした。
拳がぶつかり押し合う。
睨み合いしばらくの間、押し合っていた。






“グググ💥”





そしてヒュンケルが二撃目のパンチを放って来た。






飛影「く・・・っ」






飛影はそのパンチ上手く躱した。
だがヒュンケルも休まずパンチをくり出して来る





“シュ⚡️バキ💥”





右のクロスカウンターが極まった。
二人の顔が捻れる






ヒュンケル「フッ」





と、ヒュンケルが微笑むと・・・






飛影「フッ」





飛影も微笑み返す。
まるでお互いの力を確かめ合うかのように、フットワークを使って接近し打ち合い始めた。
しかし徐々に防御もお構い無しで打ち合うようになって行った
それでも持久戦になるとかなりのスタミナが必要になる。
だがそれこそが二人の真骨頂であり
二人だけの拳と拳の会話なのだ
上半身が生身のためダメージは直接伝わる、だからこそ全力でぶつかり合うのだ。






飛影(これしかない俺とお前は所詮、闘いの中でしか自分をぶつけられないのさ、そうだろうヒュンケル)
ヒュンケル(飛影俺たちは似ている、似たような憎しみを糧に強さを求めて戦って来た、だから昔の俺がお前の昔と重なった時は運命を感じたぜ)






ヒュンケルは更に闘志を燃やして飛影を睨みつければ負けずに飛影も闘志を燃やして睨み返す。
その間も殴り合いが続く。






“パシ⚡️パシ⚡️”





お互いにパンチを受け止め合って、また距離を取って打ち合うスピード・パワーともに互角である。
そしてまた離れた。






ヒュンケル「はぁ、はぁ、クソ・・・」
飛影「はぁ・・・はぁ・・・チッ」






息を整えるとお互いに近づいて行った。
飛影が手を開くとヒュンケルも右手を高く上げて見せ力比べを誘う
飛影も待っていたと言うかのように右手から絡み合わせ手四つに組み合った。
散々殴り合ったにも拘わらずまだ余力を残して闘っていた。






“ガシ⚡️グググッ⚡️”






ヒュンケル「望み通りの展開のはず」
飛影「ああ、そうだな」






力はほぼ互角。





ヒュンケル「むぅぅぅ・・・」
飛影「うおおおっ・・・」






“ググッグググ!”






睨み合いつつも微笑みを浮かべている。
お互いライバルの力の強さは分かっている。
だから絶対に気を抜けない闘志を燃やして力と力がぶつかり合う
二人は組み合った手を解いた時が決着をつける最後の勝負の時だと分かっている
最後の勝負は肉弾戦だからである。
最後の肉弾戦は拳に闘気を込めてどちらかがぶちのめすまで殴り合うのだ。







ヒュンケル「認めたくはないがお前の力は俺とほぼ互角だ」
飛影「フッ、そろそろ決着をつけようぜ、ヒュンケル」
ヒュンケル「いいとも、最後の勝負だ!」






二人は絡めた指を解くと拳を握りしめ見合った。





飛影「ハァァァ・・・!」






“ドン❗️ビリ⚡️ビリ⚡️”







飛影が気合で力を込めて挑発すれば負けずに
ヒュンケルも力を込め気合を入れる






ヒュンケル「ハァァァ・・・!」






“ドン❗️ビリ⚡️ビリ⚡️”







ニヤリと笑う飛影、それを見てヒュンケルも微笑む。





          あいつ 
飛影「決着は拳でつける幽助の受け売りだがな」
ヒュンケル「そうか」
飛影&ヒュンケル『勝負だ!』





“ドガガガガ💥”






両者は激突し打ち合いが始まった。
戦闘のプロ同士駆け引きも得意である。
カウンター・フック・アッパーボディーブロからだんだんカウンターとボディーブロの打ち合いになっていた。
クロスカウンターからヒュンケルが下からアッパーをかましスキが出たところに強烈なボディーブロが極まった。






“ズドッ💥






飛影「グァァァ・・・」





飛影が押されている





飛影「ちぃぃっ・・・」
ヒュンケル「パワーもテクニックも俺の方が上のようだぜ」
飛影「それはどうかな・・・?」






二ヤリと笑うと飛影は素早くヒュンケルの間合いに入り込んで
ボディーブロとアッパーをやり返した。






“ズドッ💥バキ💥”





ヒュンケル「ガハッ・・・」
飛影「これで互角だぜ」





ヒュンケルは仰向けに落下して倒れる
しかしすぐに立ち上がって来た





ヒュンケル「そう来なくては倒しがいがないぜ」
飛影「お互いにな」





睨み合います。






飛影「来い」
ヒュンケル「ペッ、ウオオオ・・・!」
飛影「ハァァァ・・・!」






防御もお構い無しに殴り合っている
どちらも負けていない。
超一流の格闘センスを持つ者同士ダメージも最小限に抑えている。
しかもお互いにタフなので勝負は長引きそうだ。





ヒュンケル(負けん・・・この男には絶対に・・・!)
飛影(肉弾戦の戦法が俺と似てやがる・・・厄介な野郎だ)





お互いにライバルのパンチを受け止めた。






“パシ⚡️パシ⚡️ググ💥”







飛影「どうした?貴様はまだまだこんなものじゃないはずだぜ」
ヒュンケル「本気を出していないのは貴様とて同じだろう」
飛影「やはり貴様、まだ本気を出していなかったな」
ヒュンケル「先に貴様の本気を見せろ、俺にやる気を出させてみろ」







飛影はパンチを受け止めたままの体勢でヒュンケルを睨みつける






飛影「ヒュンケル」
ヒュンケル「どうした?ライバルなら俺をその気にさせてみろ、飛影」






ライバル・ヒュンケルの言葉に闘志を燃やす飛影
パンチの手を引いて額の布を取り邪眼を開いた。
それを見てヒュンケルはニヤリと笑うと闘気を放出した。






ヒュンケル「ウオオオ!!」
飛影「ハアアア!!」






“バリ⚡️バリ⚡️バリ⚡️”






同時にフルパワーになるとヒュンケルが拳を突き出して言った。






ヒュンケル「さぁ続きと行こうか」
飛影「ああ・・・来い」





再び打ち合いが始まった。
楽しそうだ、お互い強い・不死身・タフはたまた戦闘のプロ・天才と周りから
言われて来た二人が今は全力で殴り合っている。
“負けたくない”想いをぶつけ合うかのように打ち合う
決着の一発にすべてを込めたいこれで打ち負けた方が致命的なスキを造る
それが分かっているからなおそら負けられない
「飛影に」「ヒュンケルに」
打ち合うパンチ音だけが響く。
何発ボディーブロが入っても耐えてチャンスを伺う両者。






ヒュンケル(まだだ・・・)
飛影(まだやれる)
ヒュンケル(飛影には絶対負けん!)
飛影(ヒュンケルは俺が倒す!)





なかなか決着がつかない、それでもどちらかがブチのめすまでとことんやり合うルール
何があってもやめられない






飛影「そろそろ限界じゃないのか?」
ヒュンケル「フッ貴様の方こそ疲れているんじゃないのか?」
飛影「ぬかせ!まだまだやれるぜ」
ヒュンケル「それを聞いて安心したぜ」






殴り合いながらも会話は成り立っています。






“ドス💥ドス💥シュ⚡️バキ💥”






ボディーブロを入れ合ってからクロスカウンターが極まった。







飛影「俺が勝つ」
ヒュンケル「それはどうかな?」
飛影「フン、強がりを言いやがって・・・」
ヒュンケル「なんだと💢」







途中まで挑発していたヒュンケルでしたが飛影の一言がヒュンケルの闘志に火を点けた。
ヒュンケルの闘志が闘気へと変わる。
しかし飛影も負けていません、ヒュンケルに応えるかのように闘志を燃やす。
打ち合いが激しくなって行くだけで決着が見えない。






ヒュンケル「貴様には絶対負けん!」






“ドス💥”





飛影「っ、なにを・・・」
ヒュンケル「負けん!」
飛影「俺も負けられん、貴様にだけは」







“ドス💥”





気合の一発をヒュンケルの鳩尾にブチ込む飛影





ヒュンケル「ぐぅぅぅっ、フッ」






交互に鳩尾に拳をブチ込み合いながら
ふだんは口にしないセリフを闘っている時はライバルへの想いをこうしてぶつけ合う
闘いの中で見出したライバル意識、妖怪と人間とゆう壁を超えどっちが強いかを
証明したい、自分の方が上だと相手に思い知らせたいその思いが二人を闘いへと
突き動かすのだ。





ヒュンケル「ウオオオオ・・・ッ」
飛影「ハアアアアア・・・ッ」





“ズドッ💥ズドッ💥”






二人の闘いはまだ続く
本当に腹パンチをとことんやり合っていた
最後の決着の瞬間までチャンスを伺いながら、体力はほとんど使い果たしているはず
「ライバルに負けたくない」その想いが限界をも超えさせるのか・・・
そして決着の一発が両者に極まる。






“ズドッ💥”






勝ったのは・・・






飛影「ハァ・・・ハァ・・・借りは返したぜ」






ヒュンケルの方が倒れた。






飛影「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・俺の勝ちだ」
アバン「ヒュンケル」






アバンがヒュンケルに駆け寄った。
完全にダウンしている。






飛影「アバン、お前の一番弟子は・・・強かったぜ」
アバン「飛影くん!」






倒れ込む飛影を抱き止めるアバン。






飛影「こいつは紛れもない、俺にとって・・・最高のライバルだ」






またしても飛影らしくない言葉だが・・・






アバン「分かっていますよ、飛影くん、いい勝負を見せてもらいました」
飛影「フッ」






そこへヒムが来たのでヒュンケルをヒムに託しアバンは飛影を支えた。





アバン「行きましょう」





アバンはそのまま飛影を家まで送り届けた。
ヒュンケルは家に戻ってヒムにベッドに寝かされた。





マヤ「送ってもらってすいません、それで・・・どっちが勝ったんですか?」
アバン「あなたのご主人です、いい勝負でしたよ」






見てたのかい・・・





マヤ「そうですか、ありがとうございます」






アバンは飛影をベッドまで運んでくれました。
アーチャーがいたが






アバン「私に運ばせて下さい」






と言うので頼みました。





アバン「では、私はこれで」
マヤ「あのヒュンケルさんによろしく」
アバン「はい、伝えます」





ニコッと笑うとアバンは帰って行きました。
飛影は腹を押さえている。
ヒロインが治療しようとしたが・・・






飛影「このままでいい」






と言うので休ませることにした。
一方、ヒュンケルの方は・・・





ヒュンケル「負けちまったか・・・」
ラーハルト「あれだけ殴り合えば充分だろう」
ヒュンケル「勝ちたかった!」







大きな声を出して歯を食いしばる





ラーハルト「貴様のそんな顔初めて見たぜ」
ヒュンケル「あいつは特別だからな」
ヒム「フッ妬けるぜ、飛影のヤローがうらやましい」
ラーハルト「同感だな」





そこへアバンが入って来ました。






アバン「飛影くんからの伝言です」
ヒュンケル「なんだ・・・」
アバン「倒れているあなたを見て『こいつは紛れもない俺にとって最高のライバルだ』ですって」
ヒム「チッ言ってくれるぜ、あの野郎」
ラーハルト「まったくだ」
ヒュンケル「飛影、お前という男は・・・フッ」






一筋の涙がヒュンケルの頬を流れた。
うれしいのだ。






ヒュンケル「今度は負けんぞ」






涙声で呟くとヒュンケルは眠りに着いた。
これで5対4

0 件のコメント:

コメントを投稿