2023年10月11日水曜日

スーパーあぶない刑事53話

 

    『本庁から来た刑事』

  

大下真琴13歳シグザウエル228を使いこなせなくなっていた。

 


 

大下真琴「参ったな、まさかこんなことになるとは」

徳川治樹「ここにいたのかてっきり資料室かと・・・どうした?ケガしたのか?

大下真琴「大したことないですよ」

徳川治樹「でも血が出てるじゃないか見せてみろ」

 

 

 

治樹は自分のハンカチを出して真琴の右手の掌に巻いてくれた。

 

 

 

大下真琴「ありがとう、痛っ!はぁ~我ながら情けねぇ」

徳川治樹「ショーティ40に戻したらどうだ?

大下真琴「俺もそうしようと思って手配するところです」

徳川治樹「俺に敬語は使わなくていいよ、階級だって真琴の方がう~んと上なんだし、まっ、らしいけどね」

 


 

真琴は席に戻ると緒方本部長に電話をかけた。

 

 

 

緒方雄一「緒方です、あっ真琴くんか、どうしたんだい?えっそうか私は構わないよ、うんわざわざ連絡くれてありがとう」

 

 

 

 

次に真琴は米軍基地に電話した。

それから2時間後カレンとサムと・スティーブの三人がダンボール箱3個運んで来ました。

 

 


 

グリーシャ•カレン「Hiマコト頼マレタ物ヲ持ッテ来タヨ」

大下真琴「カレンさんみなさんありがとう、使いこなせなくてごめんね」

サムハンナ「気ニシナイデ、じゃシグザウエルとマガジンハ持ッテ行クヨ」

大下真琴「ありがとう」

 

 


 

真琴の元にスミス&ウェッソンのショーティ40が戻って来ました。

もちろん新品です。色は黒。

 

 



 サム・ハンナ「マタイツデモ基地ニ来テネ、待ッテルヨ」

大下真琴「はい、ハンナ総長グリーシャか、カレンさんやっと自分の名前が分かったんですね」

グリーシャ・カレン「ああ、オカゲサマデ、ジャ、マタネ」

大下真琴「はい、ありがとうございます」

 

 

 

 

カレンとサムはダンボールを抱えて帰って行きました。

入れ違いに遠山金之助が戻って来ました。

 


 

 

徳川吉之「金さんすごいな手伝うよ」

遠山金之助「あ~すいません、まったく雪の奴作り過ぎだ」

大下真琴「金さんな~にこれ、この匂いスィートポテト!

遠山金之助「当たり、雪が作ったんだ」

大下真琴「奥さんが!食べてもいいですか?

遠山金之助「もちろん、みんなも食べて下さいたくさんあるので」

 


 

 

4段重ねの重箱の蓋を開けて4つに分けた

 

 

 

村木拓「美味しそう、いただきます」

倉田園子「お昼前だけど、まっいいか」

 

 


 

真琴も一つもらいました。

 

 

 

大下真琴「甘くて美味しい❤️久しぶりだわ」

 

 


 

大下勇次と鷹山敏樹が戻って来ました。

 



 

近藤卓造「鷹山と大下、今までどこに行っていた!?連絡くらいしろ💢

大下勇次「副署長すいません慌てて帰って来たので連絡もできなくて」

本城慎太郎「どうした?険しい顔をして」

鷹山敏樹「情報屋から嫌な噂を聞いたもので」

 


 

 

二人の様子を伺いながらスィートポテトを食べる手

を休める真琴はズバリ的中させた

 


 

 

大下真琴「銀星会絡みのようだな話してくれ」

大下勇次「銀星会の残党が覚醒剤を密かに作っているという情報が入ったんだ」

藤村亮「残党!?全員ブタ箱に入れたじゃない」

鷹山敏樹「情報屋に寄ると篠田・原西・宮原の三人が中心であとチンピラ風の奴らが10人くらいで売り捌いているらしい、アジトも分かったよ」

徳川宗明「それなら話が早いすぐに乗り込んでぶっ潰そうぜ」

宮本謙「まぁそう慌てなさんなって、署長の意見を聴いてからからでも遅くないでしょ」

 

 

 

そう言って宮本課長たちは真琴の方を見ました。

 

 

 

大下真琴「まずはアジトを確かめよう、勇次案内しろ」

大下勇次「よっしゃ!一気に行こうぜ」

大下真琴「待て、確かめてからだ潜入しよう勇次は案内で敏樹も来ていいが動くな、潜入するメンバーは俺が決める」

武田英彦「それがいい、みんな署長に従うようにいいな」

本城慎太郎「OK.Igetit

大下勇次「案内は任せてくれ」

大下真琴「ああ、行こう」

 

 

 

 

真琴たちは銀星会の残党がいるアジトへ向かいしました。

そこはかつて勇次が腹部を撃たれた廃工場でした。

本城たちと廃工場内には入りました。

 


 

 

風間明「パケ袋の残りだ、テーブルの上にもわずかに粉が残ってるなぁ」

大下真琴「この小さな袋がパケって言うの?これでだいたい何gくらいなの?

遠山金之助「0.25gかな1g4パケ使うから、このパケの数からすると50gはあると思うよ」

大下真琴「それでだいたいいくらくらいするんですか?

大岡忠利「1グラム6500円とするとザっと計算して32万円ってとこですね」

鷹山敏樹「しかし以前、勇次が足止めした廃工場が今回のアジトとは」

 

 

 

 

真琴が現場の写真を撮りました。

証拠を残すためです、後で片付けられても平気なように・・・

そこへ倉田と大月が来ました。

 




倉田園子「表に車が3台止まりました、直に奴らがここへ来ます」

大月半蔵「一先ず隠れた方がよろしいかと」

徳川吉之「うむ、署長分かれて隠れよう」

 


 

 

真琴たちはうなずいて散り散りに隠れました。

その直後、篠田たちが入って来た。

 



 

原西「どうやらサツにはまだ気づかれてはいねぇようだな」

宮原「ああ、こいつを売り捌いて組を再建するための資金にするんだ」

篠田「カモならそこら辺にいるからな」

原西「兵隊を集めて今夜例の店で荒木には連絡してあるよな?

宮原「手筈通りだ、荒木・西島・板倉と武器商人の橋本と下っ端が10数人で20人弱ってとこだ」

 

 


 

と、会話をしながら下に降りて行き廃工場を出て行きました。

大下たちは物陰から出て来ました。

 

 


 

青木順子「例の店ってどこかしら?

木葉聡「我々が跡をつけて探って来ましょうか?

徳川宗明「その必要はねぇよ、なっ署長」

大下真琴「パケの一つに発信機付けておいたからそれを辿れば行き着く筈だ」

原田実「いつの間に?!

 

 


 

勿論、指紋を残さぬよう手袋をつけて仕掛けていた。

 

 

 

遠山金之助「先を読んでやったんでしょ?尾行に気づかれても発信機を付けたことに気づかれる可能性は低いと思って」

桐原早希「でも用心深い彼らなら気づいてしまうかもしれませんよ」

大岡忠利「いや、さっき我々の存在に気づかなかったくらいだ発信機を付けられたなんて夢にも思わないだろうよ」

桐原早希「あ~確かに」

大下真琴「つーわけでそろそろ行動開始と行こうか」

 

 


 

大下たちは受信機のメモリを見ながら発信機の信号を覆面パトカーの中で見ていた

宮原たちはダンボールの蓋を閉めてガムテープを

貼るとキャラバンにダンボールを積んで行く

 



 

徳川治樹「それにしても真琴は油断できない子だな」

大下真琴「先のことを考えて行動するのは捜査の基本ですよ」

徳川宗明「ちげぇねぇつくづく味方でよかったと思うよ」

徳川治樹「ハハハッ!まったくだ」

大下真琴「しかしこの後どうするかはまだ考えてないんだ」

徳川宗明「な~に大人がたくさんいるんだから何とでもなるさ、なぁハルさん」

徳川治樹「そうだよ、みんなで考えればいい」

大下真琴「それもそうだね」

 

 

 

 

真琴は先のことをあらゆる角度で想定して考えている。

一方、大岡と遠山もバディを組んで行動しています。

発信機を追って行くと潰れたナイトクラブに行き着いた。

全員含めくパトカーから降りました。

 


 

 

原田実「ここって何のお店だったんですか?

吉井浩一「ナイトクラブだよ、先月潰れたんだ、ここをアジトにするとは考えたよな」

町田透「確か裏口があって中もけっこう入り組んでいましたよね?

本城慎太郎「あっよしよしよし一気に行くか?

大下勇次「ちょちょちょ!本城さん一気取らないでよ、俺の専売特許なんだから」

本城慎太郎「ごめんねぇ、でっどうする?

藤村亮「どうしますか?署長」

 

 

 

勝手にしゃべりまくる本城たちに真琴がキレた。

 

 

 

大下真琴「うるさいよお前たち💢罰として勇次・敏樹・慎太郎・亮は裏へ回れ」

本城慎太郎「怖いね、OK、行くよ〜」

大下真琴「残った者たちは中に入ってから分かれる、行くぞ」

 

 


 

その頃クラブ内では作った覚醒剤を運び込んでいた。

武器の売人の橋本と下っ端たちは拳銃の確認をしていた。

 

 


 

 橋本「これだけあれば小さな戦争を起こせる」

宮原「ああ、そしてこの薬で若い奴らをターゲットに手広く商売ができる」

橋本「そいつは今までの薬(ヤク)の中でも上物だ」

原西「売り捌く前に邪魔者たちを始末しておかねぇとな」

篠田「港署のデカはかなり手強い連中だからな」

橋本「なら、ここで別れるとしよう取り引き成立だ」

 

 

  

しかし真琴たちはすぐ近くまで来ていた。

 




大下勇次()「いたぞ奴等だ」

徳川治樹「問題はここからだ全員逮捕しなくてはならないからな」

大下真琴「このナイトクラブかなり広いな遊び場所としてはもってこいたぜ、フッ」

鷹山敏樹()「署長からあぶない匂いがする」

大下真琴「ショータイムだ行くぞ」

 

 


 

挟み撃ち作戦でゆっくり接近して行きます。

橋本たちは入口に向かって歩き出すと大下たちの気配に気づいた。

 

 

 

宮原「おい、何人か入り込んでいるようだぞ」

 


 

 

下っ端のヤクザたちは拳銃を抜いた。

 

 

 

橋本「ねずみが何人いるのかな?

原西「オラ💢いるのは分かってんだ出て来い!

篠原「気のせいじゃねぇか?

原西「いや、いるかなり多いぞ」

宮原「燻り出すか」

本城慎太郎「その必要はねぇよ」

 

 

 

 

本城が立ち上がった。

そして鷹山も立ち上がると・・・

 

 


 

鷹山敏樹「現場は押さえた全員ブタ箱に案内してやるぜ」

橋本「殺っちまえ!

 

 

 

 

橋本の合図で一斉に発砲して来た。

鷹山たちも応戦します。

 

 


 

徳川治樹「ここで食い止めないと外に出られたら厄介なことになるぞ」

青木順子「分かってます、一人も逃がさないわ」

大下真琴「めんどくせぇからこれぶっ放していい?

徳川宗明「おぅ!撃ったれ後ろ押さえてやるよ」

大下真琴「サンキュー行くぞ」

 

 


 

“シュ~ズドンドカァン💥

 

 

 

手下たち『うわぁ~!!

大下真琴「オラ!もういっちょ」

 


 

“シュ~ズドンドカァン💥

 

 

 

原田実「派手にやるなぁ」

村木拓「署長はめんどくさがりだからなぁ」

町田透「違いますよ、あれキレちゃったんですよ」

大下真琴「おっしゃ!こんなもんだろ行くぞオラ!

徳川宗明「アイヨ、着いて行きまっせ」

 

 

 

 

バズーカーを置いてショーティ40を抜いた。

 

 


 

“バン💥バン💥バン💥

 

 


 

藤村亮「銃の腕も挙がってるな」

風間明「そりゃ毎日地下で練習してるからなぁ」

大下勇次「我が息子ながら貫禄あるなぁ」

鷹山敏樹「あの目、真剣そのものだぜ、大人っぽ~い」

 


 

 

バズーカーの効果で敵のチームワークが崩れているうちに追い討ちを掛けて行く大下たち

 

 

 

徳川吉之「やはりあの子は頭がいい、こうなることを計算していたんだ」

大岡忠利「ええ、その証拠に敵のほとんどが気力を失っている」

 

 


 

敵の中には倒れている者もいた。

真琴は原田と村木と町田に大量の手錠を手渡した。

 

 

 

大下真琴「これを使え」

原田実「助かります行くぞ」

 


 

 

真琴たちは先へと進んで行きました。

扉の前にスーツ姿の男たちが10人ほど立っていた。

真琴たちが来ると武術の構えを取った。

 



 

大下真琴「こいつらを倒さねぇとボスに会えないみてぇだな」

鷹山敏樹「そのようだな、やるか」

徳川治樹「お前たちは先に行けここは俺たちに任せろ」

徳川吉之「覚醒剤を押さえるのはお前たちだ」

徳川宗明「署長、二人を導けるのはあんただけだ、行くんだ」

大下真琴「みんな・・・トシ、勇次行くぞ」

大下勇次「ああ」

 

 

 

 

拳銃を握り奥へと進みます。

下でやり終えた本城たちも上がって来ました。

忍び組も一緒です。

 

 

 

 

木葉聡「助っ人に来ました」

海堂進二「あれ署長たちは?

徳川治樹「先に行かせた、今はこっちを何とかしなきゃ」

松田香苗「そうですね、手伝います」

 

 

 

 

大岡と遠山もいます。

 

 

 

遠山金之助「敵も多いな」

大岡忠利「総力を挙げて来ているのでしょう、こっちも負けていられませんよ」

本城慎太郎「おもしろいじゃない、みんなぶっとばしてやろうぜ」

吉井浩一「久々に本気を出すか」

 

 

 

 

本城たちの戦いが始まった。

一方、真琴・敏樹・勇次の三人は・・・

 

 


 

大下勇次「ザッと数えても10人はいるな、どうする?

 

 

 

そこへ男が一人声を掛けて来ました。

 

 

 

萩原秋夫「おい、ここにもいるぞ」

 

 

 

振り返ると見知らぬ男が風間と高野と一緒に立っていた。

 

 

 

大下勇次「いつの間に!?

萩原秋夫「失礼だな、ずっと一緒にいたよ」

大下真琴「っていうか誰?!

萩原秋夫「あっそうだった本日付けで本庁から赴任して来ました萩原です」

大下真琴「大下真琴です」

風間明「とりあえず六人いれば何とかなるだろう、二人ずつに分かれよう」

大下真琴「よし、トシと勇次・明と小次郎くん・俺と萩原さんで行こう」

高野小次郎「OK、気をつけろよ」

 

 

 

 

真琴はうなずきで応えた。

三組に分かれて進むと前方から発砲された。

 

 


 

“バン💥バン💥バン💥

 

 

 

大下真琴「あぶねぇ!

萩原秋夫「大丈夫か?

大下真琴「ああ、びっくりしただけ、しかし派手に撃ちやがる」

萩原秋夫「まったくだ、どこにいるか見えるか?

大下真琴「見えねぇ、チッ!厄介だな、おまけにこの暗さだからな」

風間明(声)『二人いるのが見えるぞ』

 

 

 

 

と、風間がトランシーバーで言った。

 

 

 

大下勇次「こっからじゃ見えねぇぞ」

鷹山敏樹「撃って来る方向は分かるのにな姿が見えない」

大下真琴『なら目に頼るな耳と気配を探ってみろ』

高野小次郎「感覚を研ぎ澄ませってか、よし」

 

 

 

 

と、言うと小次郎は目を閉じた。

真琴は感覚もズバ抜けて鋭いのだ。

 

 

 

 

大下真琴「俺が指示を出す」

 

 


 

大下たちは半信半疑で待っていた。

銀星会の残党の原西・篠田・宮原の三人とチンピラたちは四方向から撃って来た。

 

 

 

 

大下真琴「お見通しよ、小次郎右斜め上」

高野小次郎「おっしゃ!

 

 

 

 

“バン💥

 

 

 

大下真琴「秋夫!左横に一人いる」

萩原秋夫「そこか」

 

 

 

“バン💥バン💥

 



秋夫が二人仕留めた                                                                                     





ヤクザA「うっ!

ヤクザB「うわっ!

大下真琴「フッそこだ!

 

 

 

 

“バン💥バン💥

 

 

 

 

ヤクザC「ぐっ!

ヤクザD「うぐ!

 

 

 

 

 

今度は真琴が二人仕留めた。

 


 

 

大下真琴「勇次・敏樹真上に二人」

 

 

 

 

“バン💥バン💥

 

 

 

 

ヤクザE「うぅぅ」

ヤクザF「ぐぅぅ」

大下勇次「当たった!マジかよ⁈」

鷹山敏樹「感覚だけであんな正確に分かるものなのか?

風間明「まだいるぞ油断するな!

大下真琴「明、左だ!」

 

 

 

 

 

“バン💥

 

 

 

 

ヤクザG「うぅっ」

風間明「助かったよ」

 

 

 

 

一方、本城たちもザコたちを片付け終わったところでした。

 

 

 

 

徳川吉之「みんな無事か?全員いるか?

みんな『はい』

徳川治樹「署長たちの加勢に行こう」

 

 

 

 

治樹が言うと順子たちもうなずいた。

そして真琴たちは・・・

 

 

 

 

大下真琴「俺としたことが忘れてたぜ」

 

 

 

 

と言ってショルダーバッグからライトを取り出してスイッチを押した。

 

 

 

 

風間明「あ~そういえば俺も持ってた」

高野小次郎「あっ俺も」

 

 

 

 

風間と高野もライトを点けて辺りを照らした。

 

 

 

 

萩原秋夫「おっと敵が丸見えじゃないか」

大下勇次「ラッキー助かった」

 

 

 

  

照らされた方はまぶしそうにして目を瞑った。

 

 

 

 

大下真琴「なめんじゃねぇぞ💢一気に行くぜ」

 

 

 

 

そこへ本城たちも駆けつけて来ました。

 

 

 

 

本城慎太郎「俺たちのことも忘れんなよ~」

徳川宗明「署長、助太刀に来たぜ」

大下真琴「遅せぇよ!だが丁度いいフィナーレだ」

芝夏美「ザコは全員倒したわ、港署を舐めんじゃないわよ💢」

原西「チィ💢怯むな!ぶっ殺せ!

 

 

 

 

原西たちは怯むことなく銃を発砲して来ました。

 

 

 

 

“バン💥バン💥

 

 

 

徳川治樹「あれじゃ自分から居場所を教えているようなもんだ」

大下真琴「優しいね~」

 

 

 

バン💥

 

 

 

原西「うっ・・・」

大下真琴「あら!当たっちゃった」

 

 

 

 

ライトで照らすと原西がうずくまっているのが見えました。

 

 

 

 

大下真琴「透、手錠を掛けろ」

町田透「はい」

 

 

 

 

町田透は自分のポケットから手錠を取り出して原西に掛けました。

 

 

 

 

本城慎太郎「これで全員逮捕したよな?

大下真琴「ああ、けぇるぞ」

 

 

 

 

署に戻って手分けして全員の取り調べをしました。

取り調べは武田と田中が主であとは交代で手伝いに入りました。

 

 

 

 

武田英彦「署長、全員の取り調べが終わりました」

大下真琴「お疲れ様でしたもう9(21)か」

宮本課長「署長、跡は我々が残りますから今日は帰って下さい、いつも署に泊まってるんですからたまには早く帰ってゆっくり休まれたらどうです?

大下真琴「その前にみんなに紹介しなきゃいけない人がいます」

 

 

 

と、言って真琴は萩原の方を見た。

 

 

 

 

藤村亮「あっ!いつの間に?!

萩原秋夫「本日付けで警視庁捜査一課から赴任して来ました萩原です、よろしく」

大下勇次「大下です、真琴の父親です」

 大下真琴「俺の好きな俳優の根津甚八にソックリ!」

萩原秋夫「よく言われる」

 

 

 

全員自己紹介をしたが長いから省きま~す。

 

 

 

 

大下真琴「それじゃお言葉に甘えて帰らせていただきます」

大下勇次「じゃ我々はこれで」

近藤卓造「まっすぐ帰れよ」

大下勇次「小学生じゃないんだから」

 

 

 

 

と、言う大下にみんなが笑った

鷹山も大下一家と一緒に帰りました。

 

 

 

 

原田実「家に帰ると署長は子供に戻るんだよな?

藤村亮「そうだと思うけど、なんで?

原田実「いや、ちょっと興味が湧くじゃない」

吉井浩一「分かるスイッチのOFFはいつしてるんだろうって思ってた」

村木拓「確かに入る瞬間は見ているけどOFFになる瞬間は見たことがないかも」

大岡忠利「資料を見ている時も真剣な顔をしてるからなぁ」

松田香苗「でもコーヒー飲んでる時の顔はかわいいですよ」

鈴村皐月「それ私も思ってた」

 

 

 

 

またしても署長のことで盛り上がる本城たちであった。

 

 

つづく。

0 件のコメント:

コメントを投稿