2014年7月25日金曜日

スーパーあぶない刑事40話


     『変化』


港署ではある変化が起きようとしていた。



大下真琴「本当にいいんですね」
全員『はい、署長』
大下真琴「あい分かった」




そして・・・真琴・治樹・宗明の三人はパトロールで元町の裏手に来た。




徳川宗明「相変わらず人が多いな」
徳川治樹「にぎやかでいいじゃない」
大下真琴「今日は暖かいですね、俺には丁度いい」
徳川宗明「刑事の時は敬語使わなくていいんだよ」
大下真琴「そうでしたね、あっアハハ!




笑ってごまかす真琴。
シンバルの音が鳴り響いている。
客寄せの女性が鳴らしていた。
その時、女性の悲鳴が三人は顔を見合わせた。




大下真琴「華正楼からだ、治樹」
徳川治樹「ああ、しっかり掴っていろよ」




覆面パトカーを急発進させて華正楼に駆けつけた。




大下真琴「先に行く、宗さん」
徳川宗明「おぅ、行こう」




二人が店の中に入ると男がウエイトレスを人質に取って立て籠っていた。
治樹も駆けつけて来ました。




犯人A「みんな動くんじゃねぇぞ!
徳川治樹「これではムチャなことはできないな」
大下真琴「俺が奴を引きつけるから二人で仕留めてくれ」
徳川宗明「いや、引きつけ役は俺がする、治さんと署長で仕留めてくれ」
徳川治樹「分かった、それで行こう」



作戦が決まると宗明が店の中に入って行きました。



犯人A「なんだてめぇ、死にてぇのか?
徳川宗明「あらぁ、署長の口グセと同じ」
犯人A「なめてんのかコラ💢」
徳川宗明「あ~いやいやそんなんじゃないよ、落ち着けよ話聞いてやるから」
犯人A「うるせぇ💢ぶっ殺すぞ!




バン💥バン💥と銃声が鳴り響いた。
真琴と治樹の弾が男の右の肩と二の腕に当たった。




犯人A「うぐ・・・」
徳川宗明「もう大丈夫だ、恐かったろ、よしよし」




ウエイトレスを抱きしめた。
犯人は治樹が手錠を掛けました。
連行して署に戻ると男を取調室に入れた。




大下真琴「俺が取り調べる」
徳川宗明「あ~一緒にやろう、ねっ」
大下真琴「いいけど」





真琴と宗明が入りました。
その様子を鷹山たちが見てた。
宗明が容疑者を椅子に座らせた。
取り調べの席には真琴が座りました。




徳川宗明「なぜ華正楼でウエイトレスを人質に籠ったんだ?なにが目的だったんだ?




容疑者は無言のまま何も言わない。
宗明はチラッと真琴の方を見ました。



大下真琴「前科はないんだ、初犯なら、しゃべれば帰してやる」
容疑者「にぎやかで楽しそうに仕事していたから、弾みで」
徳川宗明「お前のやったことは立派な犯罪なんだぞ」
容疑者「しょうがないじゃん魔が差したんだから」
徳川宗明「なにがしょうがないだよふざけたことをぬかしてんじゃねー💢」




宗明が容疑者の胸倉を掴んで怒鳴った。




大下真琴「宗さん、話したから今日は帰っていいよ」
徳川宗明「署長!




宗明を抑えて・・・



大下真琴「ホラ、行きな」




真琴がドアを開けて合図した。
容疑者の男は恐る恐る立ち上がると出て行き入口に向かってゆっくりと歩いて行く。
すると真琴は拳銃を抜いて男に狙いを定めた。




徳川宗明「あら、恐い早く逃げないと死んじまうぞ」
大下勇次「マジだぞ、あれ」
容疑者「うっ、ウソだろ!



“バン💥パリン⚡️”



蛍光灯に当たり割れた。
蛍光灯の破片から容疑者に降り掛かる。
容疑者の男は恐ろしくなってその場に座り込んだ。




徳川吉之「あ~あ、あぶない奴」
大下真琴「文ちゃんあとは任せた」
田中文男「任された」




吉井と田中がうずくまっている容疑者を取り調べ室に運んだ。
二回目の取り調べで全て自供し反省した様子だと報告した。
そのまま検察に引き渡した。
この日から真琴が変わったとみんな思っていた。
大下に聞いてみるとその理由が分かった。




大下勇次「最近、海外ドラマにハマっているんですよ、もちろん刑事ドラマ」
本城慎太郎「なるほど何となくアメリカっぽい感じがしたんだよな」
原田実「ドラマの影響受けまくりですね」
藤村亮「それにしてもやる事が派手だな」



みんなも納得してうなずいた。




大下勇次「それだけじゃないんですよ、非番の日は米軍基地で訓練も受けてるんです」
村木拓「マジ?そこまでやるんだ」
大下勇次「形から入るタイプだからな」
藤村亮「でもよく米軍が許可してくれましたね」
大下勇次「緒方本部長に出入りを許可するよう頼んでもらったんだ」




そこでまた声が挙がった。
真琴のがむしゃらな行動に驚きつつも感心している。




大下勇次「あの子はこれがやりたいと思ったら即行動するんだ、まぁパワフルなのは若さなんだろうな~」



時計を見ると真琴は荷支度を始めた。



宮本謙「あれ?署長、帰るんですか?
大下真琴「ううん、中抜けするだけ一時に戻りますから、父さん送って」
大下勇次「ハイハイ、じゃちょっと送って来ます」



と、言って二人は出て行きました。




宮本謙「一体、どこへ行くの?
原田実「米軍基地ですって、なんか海外ドラマにハマっているらしくて、形から入ったそうです」
近藤卓造「なるほど、あの子らしい」
宮本謙「どういうこっちゃ?




大岡や本城たちがクスクスと笑っている




武田英彦「署長の留守中に事件が起きたらどうするんだ?マズイぞ」
鷹山敏樹「その時は携帯に連絡するように言われてますから」




以外にも副署長の近藤は落ち着いてお茶をすすっている。
一方、大下勇次と真琴の覆面パトカーで米軍基地に向かっていた。




大下勇次「あと20分くらいで着く、まぁほどほどに頑張れ」
大下真琴「うん、兵隊さんたちみんな優しくしてくれるんだ」
大下勇次「そっか、じゃちゃんと言う事聞いて教わるんだぞ」
大下真琴「分かっている、いい子にする」
大下勇次「よし、終わったら連絡して迎えに行くから」
大下真琴「うん、連絡する」




米軍の基地に着きました。
入口の門の前で一人のアメリカ兵が立っていた。
彼が案内役でした。




兵隊AHi.makoto、よく来たね」
大下真琴「隊長さん直々のお出迎えですか、うれしいな」
隊長「大下さん、今日バートンもいますよ」
大下勇次「また今度にする、息子のことをよろしく」
隊長「OK、マコト、Lets,Go




隊長は手を振ると真琴と手をつないで入って行きました。
建物の中に入ると迷彩服に着替えた。
今日は銃の訓練です。
これまで過去七回までは基本の体力訓練をして来ましたが八回目の今日から銃を持って
本番さながらの訓練に入ります。




カレン「Hey,マコトよくここまで来たね、待ってたよ」
サム「優しく教えるから安心シテ」
大下真琴「カレンさんハンナさん、やっとここまで来られましたよ、よろしくお願いします」
サム「ヨロシク~、こっちおいで」




CALLENHANNAは米軍の中でも一流と呼ばれる実力を持つ兵隊さんです。
白人がCALLENで黒人がHANNAです。
真琴を受け入れてくれた上にいろいろ教えてくれるお世話役みたいなものです。
今日は真琴が楽しみにしていた銃撃戦の訓練です。
二つのチームに分かれます。
銃弾はペイント弾ですが防弾チョッキと武装をして撃ち合います。
真琴はHANNACALLENチームに入ります。
設定はビル内にテロリスト集団を追い詰めて銃撃戦になるのです。
作戦隊長はHANNAです。


  真琴は俺とカレンの間に入って行動するんだ 
HANNAMakoto.enters between. Me and callen.OK?

 


真琴は自分とカレンの間に入って行動しろと言っています。


   分かりました     
大下真琴「I, understand



真琴も分かりましたと英語で答えた。




カレン「You start its
兵士たち『Iessa!




みんな配置につきました。
ハンナが第二部隊にサインを送ると第二部隊がビルの中に入りました。
ハンナチームも建物の中に突入しました。
すると敵役の兵士たちが奥から発砲して来ました。




“ダダダン💥”



敵役「オ~ゥ!



カレンが一人仕留めました。
すると敵役の人たちが一気に撃ち返して来ました。
次に気配を探りながら歩いていた真琴が振り返って発砲した。




“バババン⚡️”




二人仕留めた。



ハンナ「Hey do.wow!




その後も真琴が一人、また一人と仕留め彼らを驚かせのだった。
カレンとハンナも見せます。
連続で敵を仕留めました。
作戦終了と共に訓練が終了して休み時間になった。
休憩所で真琴たちも休んでいました。





カレン「Makoto,youeapokice officer its not accustomed to handing ague
    マコト、刑事なんだってね、銃の扱いに慣れていはずだ

大下真琴「Even so well
    いやぁそれほどでも

ハンナ「You are very excellent
              君は優秀だね
大下真琴「think you
               ありがとう





休憩後も銃撃戦の訓練です。
今度は別のシナリオで始めから撃ち合うことになりました。
真琴はカレンの腕前を見て目を丸くしていました。



大下真琴「すっげぇ!めちゃくちゃかっこいい!



その上カレンは頭もキレます。
ハンナと合図し合って敵の位置を確認すると二人同時に発砲しました。



“ズダダダン💥”と銃声が鳴り響きます。
しかし真琴もただ見ているだけではありません。




大下真琴「よ~し、俺もやっちゃおっかな~」




感覚を研ぎ澄ませて気配を探っています。
そしてカレンを助ける形で一人仕留めました。





          おみごと!やるじゃん
カレン「Good job! Cool
               キミのお手柄だ
ハンナ「creditgies to you
  
大下真琴「いや~褒められちゃった」




これですべての訓練が終了しました。
控え室で着替えている真琴の元へカレンとハンナが来ました。







           お~い真琴
カレン「Hey.makoto
    やぁ、カレンさん今日はありがとうございました。
大下真琴「hi.callen thanks todey
          
      またいつでもおいで
カレン「Moreover,it is a caming always
          はい近いうちに
大下真琴「Yes.seeyoulater
               気をつけて
ハンナ「watchout.for
     バイ
大下真琴「Bye!
カレン&サム『バイバ〜イ!」




真琴はカレンとハンナに手を振って門を出ました。
今日は四時間半の訓練でした。
迎えに来た勇次が待っていました。
鷹山も一緒です





大下勇次「お帰り、どうだった?
大下真琴「疲れたけど楽しかったよ、特に銃撃戦の訓練がね」
鷹山敏樹「英語は通じた?
大下真琴「中学生レベルでOKだった」
大下真琴「副署長たちが首を長くして待っているぞ」
大下真琴「了解、なにか起きたの?
鷹山敏樹「いや、今のところは、でも何か起こりそうな予感はする」




勇次は覆面パトカーを飛ばして署に向かいました。
港署では本城たちが真琴の帰りを待っています。




村木拓「そろそろ帰って来る頃ですね」
本城慎太郎「ああ、署長が戻って来るまで何も起きてほしくないものだ」




大岡たちもうなずいている
今日は一つ事件を解決させている。電話も鳴らない
もうすぐ真琴たちが帰って来ます。




武田竜「あっ帰って来ましたよ、お帰りなさい」
大下真琴「ただいま、ハンバーガー買って来たよ、一個あげる」
武田竜「ありがとうございます、いただきます」
大下真琴「みんな差し入れ、ハンバーガーだよ」
大下勇次「署長のおごり」
芝夏美「え~!いただきます」
青木順子「う~ん、いい匂い」



順子と夏美が全員に配りました。



全員『署長、ごちになります』



真琴は笑顔でうなずきました。


山路瞳「コーヒーどうぞ」
田中文男「お~瞳ちゃんありがとう」



瞳がみんなにコーヒーを入れて配ってくれました。


原田実「あ~美味い」
遠山金之助「たまにはいいな」



ハンバーガーとコーヒーで疲れが癒されました。
この日再び事件が起こることはなかった。
資料の整理をしてこの日は帰る真琴・大岡・遠山であった。



つづく。

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