『ライバル激突!飛影VSヒュンケル』
湿地帯のド真ん中で対峙する飛影とヒュンケル。
オーラを全身に纏い睨みつけるヒュンケル
ヒュンケル「今日こそどちらが強いか決着をつけてやる!!」
飛影「望むところだ」
同じく妖霊気のオーラを身に纏い目の前のライバルを睨みつけている飛影
ヒュンケル「ハァァァァァ!」
飛影「ハァァァァァ!」
二人を気を放出した
“ドォ〜ン‼️”
『行くぞ!』
同時に言うと地を蹴って真っ向からパンチをくり出しぶつかり合った。
“パシ✨ググ⚡”
お互いパンチを受け止め横目で睨み合う
押し合いながら目線が正面にまで来るとより力を込めて押し合い睨み合っている
“バッ⚡”
と、離れると助走をつけて向かって行き打ち合った。
防御などせず打ち合っている。
顔面はもちろんボディーブロもお互いに極まって闘いは肉弾戦に突入した。
時々距離を取ることもあるがすぐに真っ向からぶつかり合って肉弾戦をくり広げている。
ヒュンケル「もう1勝もさせんぞ!」
飛影「今度も俺が勝つ!」
ヒュンケル「そうは行くか!」
“ズドッ💥”
ヒュンケルの渾身の一撃が飛影の鳩尾に突き刺さった。
飛影「ガハ・・・キサマ・・・」
ヒュンケル「この勝負は譲らん、今日こそ貴様をこの手で倒す!」
“ガクン”と崩れるように倒れる飛影
ヒュンケル「まだまだ俺が受けた屈辱はこんなものではないぞ!」
飛影が立ち上がるとニヤリと笑い素速く接近し下から拳を突き上げ
アッパーでふっとばした。
“ゴス💥”
飛影「ぐ・・・っ」
ヒュンケルは闘志を燃やして飛影を睨みつけて待ち構えている。
ヒュンケル「どうした?もうギブアップか?」
飛影「ペッ、調子に乗るな💢勝負はこれからだ!」
ヒュンケル「そうでなくては倒しがいがないぜ」
飛影は立ち上がると邪眼を開いて妖霊気を放った。
飛影「ハァァ!」
“ビリ⚡ビリ⚡”
お互い負けず嫌いのため気を放って挑発し合う
飛影「全力を持ってお前を倒す」
ヒュンケル「来い!」
微笑みながら睨み合う両者
飛影&ヒュンケル『勝負だ!』
声を揃えて言い放ち同時に相手に向かって行った。
必殺拳で勝負するつもりです
飛影「邪王炎殺煉光焦!!」
ヒュンケル「雷光拳!!」
“ゴツ💥ブワン💥グググッ⚡️”
必殺拳がぶつかり合い押し合う次の攻撃は・・・
“ドス💥”
飛影「グ・・・ッ」
ヒュンケル「弱点を克服してなくて助かったぜ」
ヒュンケルは二発目のボディーブロを先にブチ込んで来た。
しかし飛影も負けてはいなかった。
“ズドッ💥”
ヒュンケル「ガハ・・・お前まさか!」
飛影「そうだスキを見せてわざとくらったのさ、お前にスキを造らせるためにな」
ヒュンケルの拳を腹にくらったままボディーブロを入れ返した飛影
ボディーブロを入れ合った体勢のまま止まっていた。
ヒュンケル「やはり大した男だ、ますます俺の手で倒したくなったぜ!!」
飛影「お互いにな!!」
言い合うと同時に離れて相手を見合った。
微笑みを浮かべる
飛影「言っとくが同じ手はくわんぞ」
ヒュンケル「分かっている次の手を考えるさ、だがその前に確かめておきたい」
と、言ってヒュンケルは手を開いて飛影の方を見た。
飛影はそれを見て
飛影「フッ」
と鼻で笑うとヒュンケルの目の前まで来ました。
ヒュンケルは・・・「かかって来い」と言うかのように両手を構えて見せた。
もうお分かりでしょうがヒュンケルは力比べを誘っているのです。
飛影は迷わずヒュンケルの指に自分の指を絡み合わせてヒュンケルを見た。
ヒュンケル「行くぞ!」
ヒュンケルの合図で同時に力を込め合った。
“グググググググググッ⚡️”
距離が近づき全力の力比べが始まった。
ガッチリ組み合い充分な体勢だ
ヒュンケル「確かに力をつけて来たようだな」
飛影「言ったはずだぜ、もう負けんと」
ヒュンケル「俺も言ったはずだぜ、この勝負はもらうと!」
更に力を込めるヒュンケルに対し
飛影「それはどうかな・・・?」
負けずに押し返す飛影、二人の力はほぼ互角だ。
ヒュンケル「チッ、うおおおおおっ!」
飛影「はあああああっ!」
“ググググ⚡”
凄まじい力と力のぶつかり合いは湿地帯の地面にヒビが入るほどだった。
二人の間から熱風が上がり二人を吹き飛ばした
飛影&ヒュンケル『うおっ!』
踏み止まり相手を睨みつける
ヒュンケル「ここまで力をつけて来たか」
飛影「これで分かったか?俺とお前の力は互角だ」
ヒュンケル「フッならば肉弾戦でぶちのめすまで」
“グッ⚡”と握った拳を突き出し目の前のライバルを睨みつけるヒュンケル
対する飛影も拳を握り受けて立つと言うかのように鋭い目つきでライバルを睨み返す。
が、同時に微笑みを浮かべて見合うのだった。
飛影「俺の妖気が尽きるのが先か?お前の闘気が尽きるのが先か?決着をつけようぜ」
ヒュンケル「そう来なくては、とことんやろうぜ」
飛影「魔界の炎を闘気でコーティングすればお前を殺さずに倒せる、試してみるか?」
ヒュンケル「フッおもしろい受けて立とう」
妖霊気と光の闘気が火花を散らしながらぶつかり合うと
最後の肉弾戦が始まった。
飛影「邪王炎殺煉光焦!!」
ヒュンケル「アバン流拳殺法地龍拳!!」
“ズガァン💥ググググッ💥”
互いの必殺拳がぶつかり押し合っている
ヒュンケル(飛影、俺のすべてを賭けて闘うにふさわしい男、必ず勝つ!)
飛影(ヒュンケル・・・不思議なヤローだ、この俺をここまで熱くさせるとは負けられん!こいつには)
“ドドドドドドドドッ💥バシ💥ドス💥”
必殺拳のぶつかり合いから打ち合いになった
お互いに何発かパンチが極まっている
それでも最後の最後までライバルを倒すことだけを考えて闘っているのだ。
殴られたら殴り返すという風に打ち合っている。
ヒュンケル「今日こそは俺が勝つ!」
“バキ💥”
飛影「ぐぅ・・・返り討ちにしてやるぜ!」
“バキ💥”
ヒュンケル「チィ・・・負けるか!」
“ドゴ💥”
飛影「ぐわぁぁっ!クッソォ💢」
“ドス💥”
ヒュンケル「グハァ・・・まだだ!ウオオオ!」
“ズドッ💥”
飛影「ぐぅぅ・・・ハァァァァ!」
“ズガ⚡”
ヒュンケル「っ・・・」
ヒュンケルの右ストレートから飛影の右ストレート返し
次にヒュンケルのボディーブロをボディーブロでやり返す飛影
更にヒュンケルがボディーブロでやり返す、透かさず飛影が下からアッパーで攻撃
ぶっ倒れるヒュンケルだったがすぐに起き上がって右ストレートで殴り返した。
“バキ💥”
飛影「ぐわぁぁっ」
ヒュンケル「どうした?パンチの威力が弱まって来ているぜ」
飛影「ぐぅぅっ勝つのは俺だ!」
ヒュンケル「追いついてやる!」
飛影「そうはさせるか!」
ヒュンケル「俺が勝つ!」
飛影「ほざけ!」
“シュ⚡️バキィ💥
クロスカウンターが極まり唾を飛ばす
お互いに体勢を崩したがすぐに振り返り相手を睨みつけています。
火花を散らしながら睨み合いが続く
ヒュンケル「いい目だ、まだ闘志が残っているようだな」
飛影「お前もな」
ヒュンケル「どうした、かかって来い!」
飛影「ウオオオオ!」
ヒュンケル「ウオオオオ!」
再び打ち合いになり闘志を燃やして睨み合っている
血み泥になりながらも目の前のライバルだけを見て闘う両者
しかしなかなか決着がつきません
お互いに力を使い果たしてしまったためもう拳法は使えません
それでも残った体力と闘志を燃やして殴り合っている。
鬼宿「あの二人力はそう残ってないはずなのに・・・」
酎「悔しいけどよレベルが違いすぎるぜ」
凍矢「何なんだ?この胸に込み上げて来る熱い想いは・・・」
飛影とヒュンケルの闘いはお互いに一歩も引きません
闘志を燃やし気力だけで闘っている二人
ヒュンケル「お前にだけは絶対に負けんぞ・・・!」
飛影「俺だって絶対に負けん!」
ヒュンケル「その気迫がいつまで保つかな・・・?」
飛影「なに💢」
殴り合いながら口ゲンカが続き挑発し合う
ヒュンケル「どうした?拳先がニブッて来ているぜ」
飛影「どうかな?」
“ドス💥”
飛影の渾身の一撃がヒュンケルの鳩尾に入った。
吐血ヒュンケルだったが・・・
ヒュンケル「ガハッ・・・フッ大した男だ、だがこの勝負は俺がもらう」
飛影「決着は我慢比べでつけようぜ」
ヒュンケル「前に鬼宿とやっていたヤツかおもしろい飽くまで肉弾戦でやろうと言うのだな・・・?」
飛影「そうだ、最後に立っているのはどっちだろうな?」
ヒュンケル「おもしろい!」
対峙して睨み合うと同時に打ち合いを始めた。
最後の肉弾戦勝負だ。
“ズドッ💥ズドッ💥”
お互いにボディーブロを入れ合った
飛影「グァァ、クッ!」
ヒュンケル「グァァ・・・ウオオオ!」
飛影「ハァァァ!」
気合と共に殴り合う両者、
いつ終わるか分からないライバル対決
この闘いの果たしてどちらが勝つのか?
ヒュンケル「ぜったい勝つ!」
飛影「負けるものか!」
“ドス💥ドス💥”
二人は普段は口にはしないことを闘っている時だけは
自分の想いを言葉にしてぶつけ合っていた
ヒュンケル「憎たらしいヤローだ!」
飛影「それはこっちのセリフだ!」
ヒュンケル「態度がデカイぜ!チビヤロウ💢」
飛影「なにお~💢」
ヒュンケル「お前なんぞに2連敗させられた自分が許せん」
飛影「フッ、もうすぐ連敗は3になるぜ」
ヒュンケル「ライバルに3連敗なぞしてたまるか💢」
飛影「強いものが勝つのさ」
ヒュンケル「俺が勝つ!」
飛影「俺だ!」
“ズドッ💥ドス💥”
お互いにボディーブロを打ち合って止まった状態でヒュンケルが耳元で囁く
ヒュンケル「まだやるか?」
飛影「当然だ」
ヒュンケル「フッよし、やろうぜ」
飛影「来い!」
再び打ち合いが始めた
ボディーブロの打ち合い、我慢比べが続く
いや、これもある意味力比べになるのかもしれない
陣「こんな闘い今まで見たことねぇべ」
凍矢「異世界から来た男とここまで想いをぶつけ合って熱い闘いをするとは・・・」
鳩尾の部分が赤くなっている
それでも力の続く限り何発も何発も交互に打ち合っている
“ズドッ💥ズドッ💥”
ヒュンケル「グゥ・・・」
飛影「グァァ・・・」
ヒュンケル「負ける・・・ものか!」
飛影「俺・・・だって!」
ヒュンケル「お前が憎い!」
飛影「俺だって大嫌いさお前なんか」
ヒュンケル「フッ、だから負けたくないのさ」
飛影「俺も負けたくないお前には・・・」
両者は密着した状態でボディーブロを打ち合っていたが
お互いの顔が見えるくらいまで距離を取った。
目が合うところまで来たところで睨み合っています。
まだまだ闘志を燃やしてやる気満々です。
そして今度は飛影の方から・・・
飛影「まだやるか?」
と聞いた。
ヒュンケルは・・・
ヒュンケル「当然だ」
と、答えた。
答えると同時に打ち合いが再開した。
鬼宿「どっちも負けるな!」
鬼宿が声援を送る
ヒュンケル「そろそろ決着をつけさせてもらうぜ! !」
飛影「望むところだ! !」
“シュ⚡ドス💥ドス💥”
お互いの渾身の一撃が互いの鳩尾に極まったところで動きが止まった。
そして・・・
ヒュンケル「俺の勝ちだ」
飛影「・・・・」
お互いにパンチが鳩尾にヒットしていたがヒュンケルは耐えて
飛影は前屈みに倒れた。
ヒュンケル「ハァ・・・ハァ・・・飛影」
倒れているライバルを見下ろすヒュンケル
鬼宿が近づいて行った。
鬼宿「ヒュンケル、大丈夫か?」
ヒュンケル「いや、すべての力を使い果たした」
尻餠をつくようにその場に座り込むヒュンケルだった
これで6対5
幻海「ヒュンケル、よく闘った、いい勝負だったぞ」
ヒュンケル「ありがとうございます」
鈴木「飛影も強かった」
ヒュンケル「今日は絶対に負けたくなかった」
酎がヒュンケルを抱えた。
酎「肩を貸すぜ」
ヒュンケル「すまない」
飛影は陣がおんぶして行きました
幻海師範はアバンに電話をしてヒュンケルの迎えに来てもらうように言いました。
それから30分くらいしてヒムと桑原が来ました。
ヒム「よぉヒュンケル大丈夫かよ?」
ヒュンケル「力を使い果たした」
桑原は飛影を肩に担いだ
桑原「義理の兄になるからよ、飛影は・・・」
幻海「頼むぞ、桑原」
桑原「おぅ、じゃぁな幻海姐ちゃん」
飛影とヒュンケルは仲間に家まで運んでもらいました。
家に着くと手当てを受けながら眠りについた。
鬼宿は(宿南魏)と一つになってから修業をして更に強くなっていた。
美朱と唯は魏と呼ぶが飛影たちは手間まで通り鬼宿(たまほめ)と呼んでいる。
マヤ「ハイ手当て終わり、ふぅ~」
マヤはため息を吐いた。
飛影は眠っています
一方、ヒュンケルもマァムの手当てを受けていた。
マァム「はいもういいわよ、ヒュンケル」
ヒュンケル「ありがとう、マァム」
ヒュンケルは窓から空を見ていました。
つづく。
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