2014年8月1日金曜日

デジモンアドベンチャー04 8


『新たな進化』



大輔たちを外して太一たちは自分たちだけで戦うことを決心した。
しかしホークモンたちがトウヤの本当の想いを伝えると・・・





大輔「そうか俺たちにその後のデジモンワールドを守らせるためだったのか」
京「でも、どうしてタケルくんとヒカリちゃんは外されなかったんだろう?」
ホークモン「最初の冒険を経験しているからでしょう」






ホークモンが言った。





賢「僕たちは待つしかない」
大輔「あ~ヒカリちゃん心配だなぁ」
Vモン「まだヒカリのこと諦めてなかったんだ」





Vモンにサラッと言われ涙目でVモンの首をしめる大輔。





大輔「Vモン*」





その頃、太一たちは・・・





太一「みんな究極体に進化ってそりゃそうしたいけどさ、どうやってさせるんだよ」
ヤマト「そうだ各エリアを回るのは大変だぞ」
テイルモン「ウォーグレイモンとメタルガルルモンの時みたいに私たちが進化させてやることができないのか?」
トウヤ「いや、紋章の岩を探すしかない」





トウヤの言うことは的を射ているが簡単に行くとは思えない太一たちだった。
そこへ丈とゴマモンが合流して来ました。






丈「すまない、遅れてしまって」
ゴマモン「あれ、大輔たちは?」
ヤマト「今回は俺たちだけで戦う」
丈「えっ、そうなの?」





丈は太一とトウヤの方を見た。
トウヤはうなずくと・・・





トウヤ「あとはミミとパルモンだけだ」
ヒカリ「ミミさんとパルモンが来たら話します」
丈「分かった」






山木室長は黙っている。
すると光子郎の携帯にミミから連絡があった。






光子郎「はい、あっミミさん、今どこにいるんですか? えっすぐ近く、分かりました」





電話を切ると・・・






光子郎「ミミさんがもう来ているそうです、迎えに行って来ます」
空「私も行くわ」






光子郎と空が外まで迎えに行きました。





タケル「これで全員揃ったね」
ヤマト「ああ、トウヤもうすぐミミちゃんも来るぞ」
トウヤ「聞こえているよ」





ぶっきらぼうに返事するトウヤ。





麻矢「行くのは土のエリアだったよね」
トウヤ「ああ」





そこへミミとパルモンが来た。






ミミ「みんな会いたかった」
空「ミミちゃん、よく来てくれたわ」
ミミ「空さん、麻矢さん元気そうですね」
麻矢「再会を喜びたいとこだけど・・・」
ミミ「分かっています、事情はいま光子郎くんから聞いたわ」





ミミの顔つきが真剣になった。






丈「やっぱり彼らには外れてもらうことになったよ」
ミミ「大輔くんたち?そう、その方がいいかもね」
山木満雄「さぁゲートが開いたぞ」
女性アシスタントA「みんな気をつけてね」
太一「ありがとう」





トウヤとヤマトもうなずきで答える。
デジバイスを巨大画面に翳すと吸い込まれて行きました。






山木満雄「みんな、頑張れよ」






デジモンワールドに着きました。





太一「予定通り土のエリアみたいだな」
ミミ「すっかり景色が変っちゃっているのね」
アグモン「岩山だらけだ、どっちへ行くの?」
パタモン(麻)「案内は俺に任せろ」





とりあえずデジモンたちを進化させました。
究極体と完全体が揃った。





セラフィモン(麻)「こっちだ、ついて来い」





セラフィモンの後をついて行きました。





セラフィモン(麻)「この先のオアシスにミミの紋章の形をした岩石がある」
ミミ「私の?」
セラフィモン(麻)「それを奴らが来る前に手に入れる」






子供たちは純真の紋章が印されているとゆう岩石の元へ急ぎました。
その頃、ラーナモンたちも土のエリアを目指して近くまで来ていた。





ラーナモン「奴らの狙いは紋章の岩石よ、取らせないようにしなくちゃ」
グロットモン「先回りして倒しちまおうってことだな」
ラーナモン「フフ♪そうゆうこと」





ラーナモン・グロットモン・ワルモンザエモン・エテモン・メルキューレモンの五体は迎撃を企んでいた。





タケル「セラフィモン、まだ着かないの?」
セラフィモン(麻)「もう少しだ、このまま行けば紋章の型をした岩があります」
オファニモン「待って、近くに敵の気配だ」





オファニモンが止まると他のデジモンたちも止まりました。





ホウオウモン「ひょっとしたら待ち伏せされているかも」
Bウォーグレイモン「そのようだぜ」





ブラックウォーグレイモンが前方を睨みつけている。





メタルガルルモン「よし、フォーメーションを決めよう」





子供たちとパートナーデジモンたちはリリモンのサポート役とグロッドモンたちと戦う役に分かれた。




Bウォーグレイモン「俺とウォーグレイモン・メタルガルルモン麻矢のセラフィモンでグロッドモンたちと戦う、ホウオウモンとタケルのセラフィモンとオファニモン・アトラーカブテリモン・ズドモンはリリモンの護衛だ」
ズドモン「任せろ」
ウォーグレイモン「もうすぐ奴らが来る、リリモン急げ!」
リリモン「うん、ありがとう、みんな」





リリモンはセラフィモンたちと純真の紋章が印されている岩山へ急いだ。
そのすぐ後にグロットモンたちが追い着いて来ました。





グロットモン「見つけたぞ、ガキどもにセラフィモン」
ウォーグレイモン「お前らの相手は俺たちだ!」
ラーナモン「フン、弱いくせに」






グロットモンとラーナモンはギガスモンとカルマーラモンに進化した。




ギガスモン「これがビーストスピリットの力だ」
セラフィモン(麻)「お前たちを倒す、セブンズヘブンズ」





セラフィモンの七つの超熱光球がギガスモンたちに襲いかかる。





ギガスモンたち『ウギャア~!』





しかしすぐに反撃して来ました。





カルマーラモン「ネーロコルソ」





口からイカ墨を吐き出してセラフィモンたちのチームワークを崩しにかかった。





ギガスモン「ハリケーンボンバー」
メタルガルルモン「コキュートス・ブレス」





“ジュド~ン💥”





両者の激しい必殺技がぶつかり合った。





メタルガルルモン「今だ、ウォーグレイモン、ブラックウォーグレイモン」
ウォーグレイモン&Bウォーグレイモン『ダブルガイアフォース』





二体のガイアフォースが合体して追い討ちをかける。




ギガスモン「しまった、チクショウメ!」
カルマーラモン「ギャアァァ・・・」
ヤマト「やったか・・・」
トウヤ「いや、ギガスモンたちも究極体だ油断はできない」





ギガスモンが姿を現した。





ギガスモン「その通りだ倍にして返してやるぜ」
Bウォーグレイモン「望むところだ」
セラフィモン(麻)「やれるものならやってみろ」
カルマーラモン「く~ムカつく💢」





4対2ギガスモンたちに勝ち目はないかと思っていた時。





ピノッキモン『だったら僕が遊んでやるよ』
ギガスモン「むっ?誰だ!?」






ターザンで現れたのは・・・





ピノッキモン「やぁ久しぶりだね」





ガーディアンズの一人ピノッキモンだった。





ピノッキモン「おや、タケルがいない、残念だな」
太一「あいつピノッキモン!生きていたのか!?」
ピノッキモン「バーカ!よく分からないけど生き返ったんだよ」





その頃、ミミは岩山で純真の紋章の記されている岩を見つけていた。





ミミ「あった、これだわ」
リリモン「でもどうやればいいの?」
空「ミミちゃんデジバイスを紋章に掲げるのよ」
ミミ「やってみる」





ミミはデジバイスを紋章に向けて掲げた。
すると・・・カァ~とデジバイスの光が岩の紋章と共鳴した。
岩の紋章の光がリリモンを照らすとリリモンは一端パルモンに退化してワープ進化した。




“ヴィィィィン♪”




パルモン「パルモンワープ進化~→ロゼモン」





ロゼモン・パルモンが究極体に進化した姿だ。
薔薇のような姿をした妖精デジモン、こう見えても強いぞ
「ティファレト」を身に着けている。草花の女王と呼ばれる最強のデジモンだ。
必殺技はソーンウィップ。





ミミ「ロゼモン、かっこいい!」
ロゼモン「さぁみんなを助けに行きましょう」
ミミ「うん」
ホウオウモン「みんな急ぎましょう」





ホウオウモンたちは急いでウォーグレイモンたちの所へ戻りました。





メタルガルルモン「クソ!なんて強さなんだ」
セラフィモン「みんな急いでくれ」
カルマーラモン「そろそろ終わりにしてやる」





カルマーラモンたちがトドメを刺そうとした時・・・





ホウオウモン「クリムゾンフレア」
カルマーラモン「ウギャア・・・おのれ誰だ」
ヒカリ「お兄ちゃん、みんな」
ミミ「成功よ!助けに来たわ」
太一「ヒカリ、ミミちゃん成功したんだな」
ミミ「みんなのおかげよ」





ミミはニッコリ笑った。





オファニモン「これ以上仲間を傷つけさせない」
ギガスモン「クッソォ~みんなまとめてぶっ倒してやる」
カルマーラモン「タイタニックチャージ」
ギガスモン「ハリケーンボンバー」
ピノッキモン「ブリットハンマー」
セラフィモン(タケル)「セブンズヘブンズ」
オファニモン「エデンズジャベリン」
ホウオウモン「スターライトエクスプロージョン」
ロゼモン「ローゼスピア」




“ドドドッ❗️ズドン💥”





3対4必殺技がぶつかりを制したのは・・・ホウオウモンたちだった。





ホウオウモン「まだやる気!?」





ホウオウモンに迫られ





ギガスモン「子供たちめぇ!退却だ」





ギガスモンたちは逃げて行きました。
ズドモンはため息ついた。





ズドモン「ごめん、俺必殺技出せなくて」
ロゼモン「リリモンの私を庇ってくれたじゃない」
丈「これからどうする?」
トウヤ「そろそろ元の世界に戻る時間だ」
ヤマト「よし、急いでテレビの国へ行こう」





子供たちはテレビの国に向かいました。
テレビの国に着くと画面に山木室長の姿があった。





山木室長「みんな無事でよかった、さぁ画面の前に並んで立って」






言われた通りに並んで立つと、あっとゆう間にリアルワールドへ戻って来られた。





テイルモン「これで9体は究極体に進化できるようになった」
ゴマモン「あとはオイラだけか」






ゴマモンはちょっぴり寂しそうに呟いた。






ガブモン「大丈夫、今度はキミの紋章が封印されている所を探そう」
ヤマト「そうさ、山木さん地図から探せませんか?」
山木満雄「よし、やってみよう」





山木と助手の女性二人が各エリアを調べてくれた。





女性A「反応がありました、ゴマ島です」
丈「ゴマ島?」
女性A「ゴマモンたちの住む島です、海の孤島がゴマモンたちが住んでいる島のようです」
太一「よし、次に行くところはゴマ島に決まりだな」
トウヤ「明日集まろう」





子供たちは山木研究所を出ました。
帰り道・・・





トウヤ「勝負したい」





と、トウヤが小さな声で呟いた。




ヤマト「えっ、誰とだ?」





ヤマトに聞かれトウヤは笑みを浮かべて・・・





トウヤ「さぁな」





と言ってヤマトから視線を外した。
ヤマトは拳を握ると・・・





ヤマト「俺もだ」





と答えた。
トウヤの返事は・・・?





トウヤ「そうか」





だった。




太一「ヤマト、トウヤ」
麻矢「好きにしな」
パタモン(麻)「いいのか?」
麻矢「しょうがないじゃん」





麻矢はシラッとした顔で答える。
ヤマトとトウヤは見つめ合う。
トウヤはつい口に出してしまった自分の言葉の意味を考えていた。
その横顔をブラックアグモンが見つめていた。
ガブモンもヤマトを見つめている。
家の前で太一たちと別れた。





太一「じゃまた明日な」
麻矢「お疲れ~」





それぞれ家に帰って行った。
ヤマトとトウヤと麻矢は家が向かいと隣同士なので最後まで一緒です。
幼馴みで家もすぐそこなので朝は三人会って一緒に学校へ通っている。





麻矢「それじゃまた明日ね」
トウヤ「ああ、じゃあな」
ヤマト「明日な」





麻矢は家に入って行った。
ヤマトとトウヤはしばらく外にいた。
トウヤが口を開いた。





トウヤ「さっき、つい口に出ちまったが、俺・・・」
ヤマト「分かっている」
トウヤ「えっ?」
ヤマト「お前の気持ちはよく分かっているから」
トウヤ「ヤマト・・・」
ヤマト「俺、ずっとお前に顔向けができないと思っていた、麻矢のこと傷つけたし、お前が怒る気持ちがよく分かるから」
トウヤ「そのことは・・・もういい」
ヤマト「あれ以来、お前と本気でケンカしてないし、ずっと気まずかったよな」






ヤマトが腹を割って話しているのが分かったトウヤは避けようとせずに目の前のライバルと向き合うことを決心した。
そしてヤマトは続けた。






ヤマト「昔みたいにケンカしたい、お前と正々堂々競い合いたいんだ」
トウヤ「俺も同じだ、小学生の頃みたいにお前と本音でぶつかり合いたい」
ヤマト「歌だけじゃなくて、もっと他にも昔みたいにお前をライバルと呼べるようになりたい」
トウヤ「今からでも遅くはないぜ、ヤマト」
ヤマト「ああ、やろうぜ本音でぶつかり合おう」





どちらからともなく手を差し出して握手を交わした。





トウヤ「正々堂々」
ヤマト「本音でぶつかり合おうぜ」
トウヤ「お前には負けないぜ」
ヤマト「俺もお前にだけは負けたくない」
トウヤ「こいつ・・・」
ヤマト「くっ・・・」
二人『ハハハッ!』





二人は約束を交わすとそれぞれの家に入りました。





ヤマト「ただいま、腹減ったオヤジ」
ヤマト父「お帰り騒がしかったな」
ヤマト「あ~ちょっとな飯は俺が作るよ」




トウヤの方も・・・





トウヤ「ただいま」
トウヤ母「お帰り,ヤマトくんとなに話していたの?」
トウヤ「ちょっとな」
トウヤ母「ご飯すぐ作るよ、カバン置いて来な」
トウヤ「ああ」





ブラックアグモンも一緒に二階へ上がって行きました。






ブラックアグモン「トウヤ、ヤマトとまたライバルに戻れてよかったな」
トウヤ「うん」
ブラックアグモン「行こうぜ」
トウヤ「おぅ」




今日はここまで次回へつづく。

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