2013年5月11日土曜日

デジモンアドベンチャー04 6話

 
   『選ばれし子供たちのヒミツ』



お台場高校の太一たちは放課後教室に残って話し合っていました。




空「デジタルワールドとセラフィモンを守る」
ヤマト「トウヤ、抜け駆けは許さないぜ」





ヤマトがトウヤの目を見つめる。
トウヤもヤマトを見る。





トウヤ「さぁ、俺は気まぐれ人間だから約束はしない」
ヤマト「ほ~ぅいい度胸しているじゃないか」
トウヤ「フッお前に止められるかな?この俺を」





挑発するトウヤ。
ヤマトの目つきが険しくなる。トウヤも一度は視線を外したものの
ヤマトに対抗するように見つめた。





トウヤ「相手に不足はない」
ヤマト「なに・・・!」
麻矢「ハイそこまで、ったくすぐこれなんだから」





太一はニヤニヤしている。
そんな太一たちの様子を時田紗織たちが見ていた。





紗織「デジタルワールド?」






太一たちはカバンを持って出て行きました。
時田たちも後を着いて行きます。





紗織「今日こそあの人たちの秘密を掴むわよ」






時田と三人の取巻きたちはコソコソと太一たちをつけて行きました。
山木室長の研究所まで来た。





山木満雄「やぁ待っていたよ」
京「今日はおもちゃの国へ行くんですよね」
太一「ああ、奴らきっと手ぐすね引いて待っているだろうからな」
トウヤ「望むところさ」






ヤマトはトウヤを見ている、空と麻矢も
そんな二人の様子を伺っている。





紗織「何かしら、あの巨大な地図」






井ノ上京がいつものように掛け声を挙げた。






京「デジタルゲートオープン選ばれし子供たち出動」







子供たちは光に包まれてデジタルワールドへ入って行きました。






紗織「あっ!吸い込まれた」
助手の女性「誰!?そこにいるのは」





時田たちは慌てて逃げて行きました。
外に出ると今見たことを話し合った。






郁恵「紗織様、今のは一体・・・」
理彩「あの大きな画面の中に吸い込まれて行きましたよね」
紗織「それにあの地図、今まで見たことがなかったわ」






そこへ山木室長が外に出て来た。






山木満雄「キミたちは?」
紗織「麻矢さんの友達ですわ、今のってあの人たち今どこにいるんです?」
山木満雄「今日は帰りなさい、友達なら明日学校で本人に聞けばいい」







山木に説得され時田たちはシブシブ帰って行きました。
次の日、学校へ登校すると・・・







紗織「麻矢さん、待っていたのよ」
麻矢「はぁ?」






太一たちも登校して来たところで時田と麻矢に気づき近づいて行きました。







紗織「お話があるのいいかしら?」
トウヤ「悪いが後にしてくれ」
理彩「あ~らいいのかなそんなこと言って」
郁恵「私たち昨日見たのよ、デジタルワールドというところへあなたたちが画面に吸い込まれて行ったところを」







それを聞いた太一たちの顔色が変った。
紗織は得意気な顔で麻矢を見つめる。





麻矢「それで弱身を握ったつもり?アマイんだよ」
紗織「なんですって!」
麻矢「あんたらが知る必要はない」
トウヤ「まったくだ、くだらん行こうぜ」





まったく相手にされなかったせいか時田の顔に悔しさが現れる。





紗織「じゃ選ばれし子供ってなに?」
ヤマト「そんなことを知ってどうする?」
紗織「知りたいのよ、教えてよ」
トウヤ「知る必要はない、お前らには関係ない」







見られていたことに内心冷やりとしたもののアッサリと突っぱねた。
他の生徒たちに睨まれシブシブ帰って行く時田たちだった。
しかし彼女たちの追及はそれでは終わらなかった。
なんと大輔たちに目をつけて来たのだ。
その日の放課後、大輔たちは揃って下校して山木研究所へ向かう途中だった。
待ち伏せしていた理彩と郁恵に呼び止められた。






大輔「急がないと太一先輩たちを待たせちゃう」
理彩「ねぇ、あなた達」
郁恵「ちょっといいかしら、こっちに来て」
京「あの人たち昨日の・・・どうする?」
タケル「上手くごまかして行っちゃいましょう」







タケルの案に乗ってついて行きました。
紗織が大輔たちに質問をした。






紗織「私たち麻矢さんのお友達で心配して来たのよ」





ウソである。
それはタケルたちもよく分かっていた。
タケルとヒカリは太一とヤマトから前の日に時田たちのことを聞かされていたので
二人はもしも捕まった時のことを考えていいわけを考えていた。







ヒカリ「私たちに何か用ですか?」
郁恵「ただ質問に答えてくれるだけでいいのよ」
タケル「質問?」
紗織「単刀直入に聞くわ、デジタルワールドってなに?どんな所なの?」
理彩「あなた達知ってるんでしょ?」





一乗寺は大輔たちの方を見た。





賢「すみませんが先を急ぐのでまた今度にしてもらえますか?」
紗織「答えてくれたらすぐ帰れるわ」
ヒカリ「私たちからは言えません」





大輔たちは間から通り抜けようとすると郁恵と理彩がとおせんぼした。





大輔「そんなに知りたければ太一さんたちに聞けばいいじゃねぇか」
伊織「そうですよ、通して下さい、人を呼びますよ」







伊織が人を呼ぶと言ったのでマズイと思ったのか逃げるように去って行きました。
山木研究所に着くと太一たちに時田たちに足止めをくらったことを話した。





ヤマト「そうだったのか、迷惑をかけたな」
伊織「僕たちは構いません」
京「だけどさ何か嫌な感じだったよね」
空「ごめんね、私たちのために」
京「いいんですよ、悪いのはあの人たちなんですから」
山木満雄「ゲートが開いたよ」







ワイワイ言いながらデジモンワールドへ入って行きました。
今日はおもちゃの国を探索します。
しかしおもちゃの国ではワルモンザエモンが待ち構えていた。
それを知らせるためにエレキモンが待っていた。





エレキモン「パタモン」
パタモン(タ)「キミはエレキモン」
タケル「久しぶり、元気そうだね」
エレキモン「タケル大きくなったなぁ、びっくりしたぜ」
パタモン(タ)「キミは僕の最初のライバルだもんね」
エレキモン「ああ、あの時の勝負には負けちまったけどな、ってあれパタモンがもう一人?」






エレキモンは目をパチクリさせて見た。






パタモン(麻)「驚かせてすまない、俺は麻矢のパートナーなんだ」
麻矢「エレキモンこっちのパタモンもよろしくね」






エレキモンは噂に聞いた伝説の大天使デジモンのことを思い出した。






エレキモン「それじゃセラフィモン様に進化した方のパタモンか」
タケル「そう、ところでキミここで僕たちを待ってたようだけど」
エレキモン「そうだった、大変なんだおもちゃの国でワルモンザエモンが暴れてるんだ」
ヒカリ「目的はやっぱりセラフィモンね」
エレキモン「そうらしい、すごい声で叫んでたぜ、セラフィモ~ン!って」
トウヤ「やはりそうか、ならグズクズしてられない行くぞ」






ブラックウォーグレイモンに続いて行こうとする子供たちをエレキモンが止めた。
パタモンたちも進化しました。






エレキモン「待てよ、今行くのは自殺行為だ」
ホーリーエンジェモン「それでも行かなければならない」
ヒカリ「大丈夫必ず守るわ、セラフィモンもあなたたちも」
エンジェウーモン「私たちに任せて」






エレキモンは目を丸くしている。
信じられないと言うようだ。






エレキモン「分かった俺もデジタマたちを守る、絶対に負けんなよ」
タケル「約束する、行こう」





パートナーデジモンに乗ってワルモンザエモンのところへ向かいました。





ワルモンザエモン「セラフィモン出て来ぉい!デジタマたちがどうなってもいいのか?」
セラフィモン「俺ならここにいるぞ」





ワルモンザエモンが振り返るとセラフィモンが立っていた。






セラフィモン「倒せるものなら倒してみろ」
ワルモンザエモン「フン、よく来たな」






ワルモンザエモンのパンチを躱わすセラフィモン
そして両デジモンは必殺技を放った。






ワルモンザエモン「ハートブレイクアタック」
セラフィモン「セブンズヘブンズ」






“ドカァ~ン💥”






ホーリーエンジェモン「セラフィモン下がっていろ」
セラフィモン「分かった」






すぐにエクスVモンたちが前に出て来ました。
セラフィモンのとなりにはブラックウォーグレイモンがついています。





ワルモンザエモン「クソ!油断したぜ」






そこへワルモンザエモンの方にも応援が来ました。
グロットモンとラーナモンです。






グロットモン「待たせたなワルモンザエモン」
ワルモンザエモン「いいところに来てくれた」
ウォーグレイモン「何人来ようと結果は同じだぜ」
ラーナモン「それはどうかしら・・・?」





見るとグロットモンの手にはプニモンがいた。





エレキモン「あれはまさか!」
グロットモン「そう、始まりの町で生まれたばかりのデジモンだ、こいつを殺されたくなかったらセラフィモン俺たちの前に出ろ」
京「なんて卑怯なの!」
麻矢「セラフィモンは行かせない」
セラフィモン「麻矢もういいよ、分かったそのデジモンを放せ、俺が行く」
麻矢「ダメ!行かないで、あの子を助ける方法を考えるから」
グロットモン「そんな時間やるわけねぇだろうが」






グロットモンはプニモンを振り回して見せた。






グロットモン「ホ~レホレホレ♪」
プニモン「ふにゃあ~」





恐くてプニモンが泣き出してしまった。





トウヤ「やめろ!」
セラフィモン「その子から手を放せ」





セラフィモンを見てグロットモンはプニモンを投げて来た。
セラフィモンはプニモンを受け止めて優しく笑った。





セラフィモン「もう大丈夫だ」





一言プニモンに言うとヒカリに預けてグロットモンに近づいた。






ラーナモン「フフ、狙い通り」
セラフィモン「お前たちは俺が倒す」





すると鎧の正義の紋章が輝き出した。






セラフィモン「セブンズヘンブンズ」





七つの超熱光球をラーナモンたちめがけて放った。





ラーナモン「いや~ん!」
グロットモン「うわぁ!」
太一「すごい技だ!」





しかしブラックウォーグレイモンが再びセラフィモンを庇うように前に立った。





Bウォーグレイモン「あとは俺たちに任せろ」





ウォーグレイモンとメタルがルルモンもセラフィモンの前に出ました。




メタルガルルモン「お前たちだけは許さないぞ💢」
グロッドモン「ヘン!どう許さないって言うんだ?」
Bウォーグレイモン&ウォーグレイモン『ダブルガイアフォース』
メタルガルルモン「コキュートスブレス」




三体は同時に必殺技を放ちました。





ラーナモン「ウフフフ♪」





ラーナモンはカルマーラモンに進化していた。





ワルモンザエモン「こいつさえ倒せば、死ね!セラフィモン、ハートブレイクアタック」
カルマーラモン「ネーロコルソ」
Bウォーグレイモン「そうは行くか!」





ブラックウォーグレイモンが背中の盾でカルマーラモンとワルモンザエモンの必殺技を弾き飛ばした。





グロッドモン「このぉ💢これならどうだ、スネークアイ・ブレイク」
ホーリーエンジェモン「ヘブンズゲート」







ゲートが開いてグロッドモンたちたちを吸い込もうとした。





カルマーラモン「うううっ!」
グロッドモン「くぅぅぅ・・・」






しかし耐え抜いたカルマーラモンたち。
ヘブンズゲートが閉じると再び攻撃に出た。






セラフィモン「セブンズヘブンズ」





しかしセラフィモンの必殺技で返り討ちに合うのだった。






エクスVモン「俺たちだっているぜエクスレイザー」
スティングモン「スパイキングフィニッシュ」
アクィラモン「ブラストレイザー」
アンキロモン「メガトンプレス」





大輔たちも顔を出す。





大輔「セラフィモンを守るんだ」
麻矢「みんな、セラフィモン」
セラフィモン「ああ、みんながいる、俺は一人ではない」






カルマーラモンたちはボロボロの姿になっていた。





グロッドモン「クソ!こんなに仲間がいたとは・・・」
カルマーラモン「ひとまず退却だ」





カルマーラモンたちは逃げて行きました。




ヤマト「やったぜ!俺たちが勝ったんだ」
トウヤ「とりあえずはな」
セラフィモン「エレキモン、すまなかったキミたちまで巻き込んでしまって」
エレキモン「いや、プニモンを助けてくれてありがとうな、こっちこそ大した力になれなくて・・・」
セラフィモン「いいのだ、デジタマたちを大切にな」
エレキモン「ありがとう」





みんなセラフィモンのところに集まった。






タケル「ホーリーエンジェモンも究極体に進化できれば・・・」




そんなタケルに麻矢が優しく笑って言った。





麻矢「確かに究極体はもっといた方がいい、でも無理にパタモンを進化させることはないのよ」
タケル「でも少しでも力になりたいんです、セラフィモンが二体いればあいつらを撹乱させることができるし」
麻矢「それもそうね、タケルそれなら森のターミナルへ行ってみようか」
タケル「森のターミナル?」





セラフィモンの城があるところです。






京「それいい考えですよ」
ヤマト「よしタケル・・・みんなで行こうぜ」
タケル「お兄ちゃん・・・うん麻矢さん案内して下さい」
麻矢「よし、行こう」







ヒカリはちょっとタケルのことが心配の様子。
でも何も言わずついて行きました。
次回はタケルとヒカリのデジモンがワープ進化します。

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