2013年5月11日土曜日

デジモンアドベンチャー04 5話

       『青い洞窟の奇跡』


週末、太一たちは連絡を取り合い
光子郎の家に集まった。





光子郎「さぁどうぞ」
みんな『おじゃまします』






光子郎の部屋に入りました。
どのエリアへ行くかを決めるためであった。





ヤマト「麻矢はどこに行きたいんだ?」
麻矢「青い洞窟、向こうへ行くならそこが一番安全なんだ」
パタモン(麻)「ホーリーストーンがあるはずなんです」
タケル「そうか前にチンロンモンが撒いたホーリーストーンのあったところ」
パタモン(麻)「そうです、あそこなら結界も張れますから」
光子郎「なるほど、万が一ラーナモンたちが来ても時間を稼げるわけですね」






麻矢のパタモンはうなづいた。





京「あの、これってセラフィモンを守るために行くんですよね?」
ヒカリ「どうしたの?京さん」
京「あいつらの狙いがセラフィモンを倒すことなら麻矢さんとパタモンは行かない方がいいんじゃないですか?」
トウヤ「いや、今のデジタルワールドをよく知ってるのはセラフィモンだけなんだ」





そうなのだ
それを言われると京は弱かった。
光子郎もまだ新しいデジタルマップを把握しきれていないのでゲンナイとセラフィモンだけが頼りなのだ。






太一「よし、そうと決まったら早速行くか」
みんな『オー!』
京「デジタルゲートオープン選ばれし子供たち出動!」






光子郎を残してデジタルワールドへ入って行きました。
着いたのはそよ風村というエリアだった。






伊織「汽車が走ってる!」
大輔「本当にすっかり変わったんだな」






麻矢のパタモンが駅へ案内した。





パタモン(麻)「ここからはトレイルモンに乗りましょう」
京「どこを目指すの?」
パタモン(麻)「どりあえずバーガモンのいる村へ」






腹ごしらえをしてそれから青の洞窟へ行く段取りだ。





トレイルモン「行き先があればどこへでも連れて行きます」






トレイルモンはバーガモンの村へ運んでくれました。
行く途中の車内で麻矢はパタモンを抱えたまま外を見つめていた。
大輔はすっかり景色が変ってることで盛り上がっていた。
現在中学一年生の大輔たち、京は一つ年上なので中2ですが人一倍騒いでいる。






ポロモン「京さんあぶないですよ」
京「大丈夫よ、うわぁすごい!」
ヒカリ「キレイだけど早くデジタルマップを把握しなくちゃ」
麻矢「そのことなら大丈夫、テントモンとバーガモンの村で待ち合わせてるから」





テントモンは一足早くバーガモンの村にいました。
路地にテレビが置いてあってテントモンはそこから光子郎に報告していたのです。





光子郎「なるほど、かなり変わってしまっているんですね」
山木室長『キミたちが行っていた時よりも変わっているようだね』
光子郎「ええ、まるでデジモンみたいに進化してます」





すると光子郎のパソコンにラーナモンたちのデータが突如表示された。





光子郎「ラーナモン、水の精霊戦士デジモン!? そんな・・・」
山木満雄『どうしたんだい?』
光子郎「ラーナモンとメルキューレモンは精霊戦士デジモン、つまり神に等しいデジモンなんです」
山木満雄『それじゃなぜセラフィモンを倒そうとするんだ?』
光子郎「分かりません」





その頃、デジタルワールドではトレイルモンに乗って移動していた大輔たちが
バーガモンの村に着いたところでした。
バーガモンたちの村で早速腹ごしらえです。




ヒカリ「う~んいい匂い」
テイルモン「あっちの方からだ」





匂いに誘われて行ってみると・・・





バーガモン「ヘイいらっしゃい」






バーガモンが店から出て来ました。





バーガモン「よかったら食べて行きませんか?」
ガブモン「ヤマト入ろうよ、俺お腹ペコペコだよ」
ヤマト「俺もそうだよ」






と、いうわけでバーガモンの案内で店の中へ入って行きました。





バーガモン「一遍にこんなに!?うれしいな」
アグモン「すごい美味しそうな匂い」
太一「今のうちに腹ごしらえをして力をつけておかないとな」
トウヤ「ああ、いつ奴らが現れるか分からないからな」






バーガモンは子供たちの分だけではなくパートナーデジモンの分まで作ってくれました。





バーガモン「ハイ、お待ちどうさま」
京「わぁ~美味しそう!いただきま~す」





いっせいにハンバーガーにカブリつきました。




タケル「美味しい!」
伊織「イケますね」
ウパモン「ウマイだぎゃ」
Vモン「俺おかわり」





Vモンがおかわりした。





ピヨモン「もう食いしんぼうなんだから」





ピヨモンが言うとみんな笑いました。





タケル「この後どこへ向かうんですか?」
麻矢「その前に太一とヤマトに言っておくことがあるの」
太一「なんだ?」
麻矢「ラーナモンたちと戦う時はジョグレスした方がいい」
ヤマト「そいつらそんなに強いのか?」
トウヤ「言ったろう、奴らは精霊戦士なんだ、つまり一戦士は究極体に匹敵するパワーを持ってるんだよ」






大輔たちは感心して聴いている。





賢「今の時点で分かっている敵は何体ですか?」
麻矢「ラーナモン・メルキューレモン・アルボルモン・ワルモンザエモン・アノマロカリモンの五体だよ」
京「そいつらが究極体並みの力を持っているわけか」






その五体がセラフィモン一体を倒そうとしていることにまだ疑問が残っている
大輔たちだった。






トウヤ「セラフィモンとホーリーストーンを破壊すればデジタルワールドのバランスが崩れるからだ、二年前に経験済みだろう」
麻矢「だからなんとしてもセラフィモンを守るのよ」






太一たちはうなずいた。





ヤマト「分かった」
タケル「それで僕たちはこれからどこへ向かうんですか?」
麻矢「おもちゃの国へ行く、あそこが一番安全だからね」





タケルが麻矢を見てヤマトに耳打ちした。




タケル「麻矢さん前よりクールになったんじゃない?」
ヤマト「そうか?」
タケル「お兄ちゃんとつき合っていた時はもっと女らしかったよ」
ヤマト「そう言われてみると確かに・・・」





するとトウヤが意地悪気につぶやいた。





トウヤ「お前に振られてから性格が変わったんじゃない?」
ヤマト「うっ・・・そうなのか?」
トウヤ「フッさぁな」






大輔たちはポカンとした顔をしていた。






Bウォーグレイモン「トウヤ、青の洞窟にセラフィモンを隠そう」
トウヤ「ああ、いいよな、麻矢」
麻矢「分かった、そうしよう」





その頃、ラーナモンたちは森のターミナルに来ていた。





ラーナモン「やっぱりいないわね」
メルキューレモン「どっかに移動したのかも、我々が来るのを察知して」
ワルモンザエモン「まだそう遠くへは行ってないはず、探すのだ」





バーガーモンの店を出て青い洞窟に来た
青い洞窟を抜けておもちゃの国を目指す子供たち。





ヒカリ「この辺りもすっかり変わっちゃってるわね」
伊織「あの空にある丸い地球みたいなのって僕たちの世界、リアルワールドですよね?」
トウヤ「ああ、俺たちの世界まで繋がっているはずなんだが」




京は辺りの変化に戸惑いを隠せない
ホークモンはそんな京に気づいていた。





アルマジモン「本当に何もかもが前と変わってしまってるダギャ」
テイルモン「それでも私たちの世界であることに変わりはない」
ヒカリ「そうよね」
Bウォーグレイモン「みんな今のうちに進化しろ、敵が近づいて来ている」






ブラックウォーグレイモンがラーナモンたちの気配に気づいた。






ヤマト「分かった」





アグモン・ガブモン・パタモン・は究極体に進化した。





空「何としてもセラフィモンを守らなくちゃ」





おもちゃの国はもうすぐそこです。
ところがそこで子供たちを待っていたのは先回りしていたラーナモンたちであった。






ラーナモン「フフフ♪待ってたわよセラフィモン」
セラフィモン「先回りしていたのか」
メルキューレモン「フッ我々をアマク見てもらっては困るなぁ」
ラーナモン「セラフィモン、あんたの命は私たちがもらうわ」
ウォーグレイモン「そうはさせない」
太一「お前らの思い通りになんかさせるか」





セラフィモンを守るようにウォーグレイモン・メタルがルルモン・ブラックウォーグレイモンが前に出た。
セラフィモンの後ろにはパイルドラモン・シルフィーモン・シャッコウモン・ガルダモンがいます。




メルキューレモン「いつの間に!」
ガルダモン「シャドウウイング」
パイルドラモン「デスペラードブラスター」
シルフィーモン「トップガン」





“ズガァーン💥”





いっせい攻撃を仕掛けた。
ラーナモンたちは予想外の攻撃に慌てた様子だ。





ヤマト「俺たちの団結力をなめるなよ!」
トウヤ「これが選ばれし子供とデジモンたちとの絆だ」
ラーナモン「フン!いい気にならないでよ、この次はこうはいかないから」





ラーナモンたちは飛び去って行った。




メルキューレモン「なぜあそこで引いた?」
ワルモンザエモン「そうだ進化すれば勝てたかもしれんのだぞ」
ラーナモン「うるさいわね💢作戦よ、それにあいつらの仲を壊すことが先決よ」





ラーナモンの作戦にそれもいいなと思う二人だった。





メルキューレモン「どうやってチームワークを壊すんだ?」
ラーナモン「仲間割れしてくれるといいのになぁ」
アノマロカリモン「それは難しいぞ、それよりかはこっちも仲間を増やした方がいい」
メルキューレモン「それは私も賛成だな」





敵も人数を増やす作戦に出た。
しかしメンバーはまだ未定。
その頃リアルワールドに戻って来た子供たちは






大輔「何とかセラフィモンを守れましたね」
太一「しかし油断はできない」
光子郎「そうですね、こっちもようやく各エリアを把握できました」






大画面でみんなに新しいデジタルマップを見せました。





山木満雄『ここがキミたちが今行って来たおもちゃの国』
光子郎「ワルモンザエモンのエリアです」
京「次はここから青の洞窟へ行くんですよね」
ヤマト「トウヤ、次に敵はどう来ると思う?」






ヤマトの目を見つめるトウヤ
しばらくして視線を外して答えた。






トウヤ「敵も仲間を集めて攻めて来るかもな、今のままじゃ勝ち目がないと分かったはずだし」
ヒカリ「仲間?ラーナモンたちにも仲間が?」
テイルモン「当然だ今日の奴らは偵察に来たんだ、だからアッサリ引いたんだ」






次に行くエリア・おもちゃの国ではワルモンザエモンが待ち構えている。
セラフィモンを倒すためだけに集められたのだ。
ラーナモンたちも次は本気で攻撃して来るはずです。
子供たちの運命やいかに・・・?

0 件のコメント:

コメントを投稿