2013年12月16日月曜日

デジモンアドベンチャー04 7話

   
  『二体の究極体降臨』



カルマーラモンたちを追い払ったウォーグレイモンたち。
そして、タケルの要望で子供たちは森のターミナルへ向かった。
森のターミナルへ着くとさらにセラフィモンの城へと進んで行く。



麻矢「この先がセラフィモンの城だよ」





森を抜けると巨大な城が目の前に現れた。





アルマジモン「すごいデカイダギャ!」
伊織「本当ですね」
賢「こんな大人数で来て入れますか?」
セラフィモン(麻)「心配はいりません入れますよ」




いよいよ城の中へと入って行きます。
すると奥の方で何やら光り輝くものがあります。
セラフィモンは立ち止まり振り替えると・・・




セラフィモン(麻)「ここから先はキミたちだけで行って下さい」




と、タケルとヒカリに言った。
二人はうなずくとパタモンとテイルモンを抱いて奥の部屋へ進んだ。
太一たちは見送った。
タケルとヒカリは奥の部屋に入ると希望と光の紋章がついた聖杯が置いてあるのを見た。
タケルとヒカリはそれぞれ自分の紋章が記されている聖杯を手にした。
持ち上げると聖杯が光りパタモンとテイルモンを包み込んだ。




パタモン「うわっ!タケル」
テイルモン「力が沸いて来る」




タケルとヒカリのデジバイスが輝いてパタモンとテイルモンがワープ進化した。




パタモン「パタモンワープ進化→セラフィモン」
テイルモン「テイルモンワープ進化→オファニモン」
タケル&ヒカリ『やった!やった!』





タケルとヒカリは抱き合って喜んだ。
太一たちは外で光の柱を見上げていた。





麻矢「成功したようだね」
ヤマト「ああ、これで戦力が増えたな」
トウヤ「そうだな」




その時、ブラックウォーグレイモンが何かに
反応したのか顔つきが険しくなった。





ウォーグレイモン「どうしたの?」
Bウォーグレイモン「いや、ちょっと気配を感じたのだ」
メタルガルルモン「まさか奴らか?」
Bウォーグレイモン「いや・・・誰かが俺を呼んでいる」




京たちも異変に気づいた。




京「あれ?トウヤさんブックウォーグレイモンが・・・」
トウヤ「どうかしたのか?」




するとトウヤのデジバイスも輝き出すとブラックウォーグレイモンは・・・




Bウォーグレイモン「トウヤ、乗れ」
トウヤ「ああ」





ブラックウォーグレイモンはトウヤを抱えるとすごい勢いで飛び出して行ってしまった。





ヤマト「俺たちも追いかけるぞ」




オファニモンたちもそのまま後を追いかけました。




Bウォーグレイモン「呼んでいる、誰かが俺を呼んでいる」
伊織「いったい、どこまで行くんでしょうか?」
賢「分からない、でも今はトウヤさんたちを追うしかない」
スティングモン「そうだ、賢ちゃん捕まってて」





森のターミナルから抜けた。





Bウォーグレイモン「俺を呼んでいるのは誰だ?」




そこへ太一を乗せたウォーグレイモンがブラックウォーグレイモンに追い着いた。





ウォーグレイモン「ブラックウォーグレイモン、どうしたと言うんだ?」
Bウォーグレイモン「誰かが俺を呼んでいる」
ウォーグレイモン「どういうことだ?」
Bウォーグレイモン「分からない」





ヤマトたちもなんとか追い着いて来ました。





タケル「お兄ちゃん」
ヤマト「おう」
伊織「トウヤさんはどこまで行くのでしょう?」
ヤマト「俺にも分からない」






飛び続けること約一時間
辿り着いたのは・・・





トウヤ「ここは・・・どこなんだ?」
Bウォーグレイモン「闇の大陸だ、どこだ?どこにいる?」





太一たちも到着しました。





空「ガルダモン、あそこ」
ガルダモン「見つけた」
太一「闇の大陸? 確かにこの辺りは暗いけど・・・」
Bウォーグレイモン「あそこだ」






と、言うとブラックウォーグレイモンは闇の大陸の森へと入って行く。




Bウォーグレイモン「ずっと先に城があるはずだ」
トウヤ「そこに何があるんだ?」





太一たちも追いかける。





京「暗くて不気味なとこ、こんなとこがあったなんて・・・」
ヤマト「これが今のデジタルワールドなんだ」
賢「敵の罠かもしれません」





賢の言うことに同意する大輔たち
これ以上進むのはやめようと言う京だったが太一たちは・・・





トウヤ「俺はあそこへ行かなくてはならない」
ヤマト「トウヤが行くなら俺も行く」
麻矢「私も行く」
空「私も」





そんな先輩たちを見て京たちは顔を見合わせた。




伊織「これ以上進むのは危険です」
トウヤ「ならお前たちはここにいろ、俺たちだけで行く」
伊織「なぜ危険だと分かってて行くんです?」





この伊織の問いかけにブラックウォーグレイモンが答えた。






Bウォーグレイモン「そこにホーリーストーンがあるからだ」
大輔「えっ!ここに?」
トウヤ「行くぞ」





トウヤが歩き出すとヤマトがすぐ後を行く
そして太一・麻矢・空・タケル・ヒカリと続いた。





Vモン「大輔、俺たちも行こう」
大輔「しょうがねぇ」




大輔たちも追いかけました。
森の中をドンドン進んで行くと辺りももっと暗くなっていく
ヤマトはトウヤを見つめている。
メタルガルルモンはトウヤを見ているヤマトを見つめていた。





メタルガルルモン(ヤマトはどんな思いでトウヤを見ているんだろう?)
京「トウヤさんどこまで行くんですか?」
トウヤ「このずっと先に古城がある」
タケル「そこにホーリーストーンが・・・?」
トウヤ「ああ」
Bウォーグレイモン「感じる俺を呼んでいる声を」





しかし他のデジモンたちには聴こえないので首をかしげている。





セラフィモン(麻)「この闇の世界を照らすひと筋の光、それがホーリーストーンだ」
セラフィモン(タケル)「ホーリーストーン!?」






そうブラックウォーグレイモンを呼んでいたのはホーリーストーンだったのだ。
彼にタケルとヒカリを案内させるために呼んでいるんだと言うブラックウォーグレイモン
すると前方に巨大な城が姿を現した。
古城・今は無人の城だ。





伊織「ここはエリアで言うとなんという所なんです?」
トウヤ「闇のターミナル」
伊織「闇のターミナル」
トウヤ「この先が古城だ急げ」
アンキロモン「何だか敵も出て来そうダギャ」
Bウォーグレイモン「敵が現れる前にオファニモンたちにホーリーストーンを渡さなくてはならない」
セラフィモン(タ)「私たちに?それはいったい・・・」
Bウォーグレイモン「いいから黙ってついて来い」







古城へ入って行くブラックウォーグレイモン。
その後をセラフィモンたちも入って行く。



Bウォーグレイモン「あそこだ急げ!」





ホーリーストーンが光り輝いた。
まるでタケルとヒカリが来るのを待っていたかのようであった。




トウヤ「タケル・ヒカリ、ここからはお前たちだけで行くんだ」
ヒカリ「分かりました」






ヒカリはタケルの手を握った。
タケルもヒカリを見た。




大輔「あ~タケルのヤツ~」
太一「静かに黙って見守るんだ」





その時、ブラックウォーグレイモンが敵の気配に気づいた。






Bウォーグレイモン「来るぞ、タケル・ヒカリ急げ!」
ヒカリ「あっ、ハイ」




タケルとヒカリはデジバイスを光とホーリーストーンに掲げました。
するとデジバイスの光とホーリーストーンの光が共鳴してタケルとヒカリを包み込んだ。
セラフィモンとオファニモンを光が包み込んだ。




ヒカリ「タケルくん、これ私たちの紋章」
タケル「本当だ、究極体に進化したのに・・・」
オファニモン「敵が来る」
セラフィモン「ここは私たちが守る」





ホーリーストーンの光が古城を照らす。
そこへギガスモンとカルマーラモン、
そして操られたティラノモンの軍団が現れた。
目が赤くなっている。
ギガスモン・グロットモンが進化した究極体だ。




ギガスモン「なに!セラフィモンが二体いる!? まぁいいまとめて倒してやる」
セラフィモン(麻)「フッできるかな・・・みんな行くぞ」
デジモンたち『オー!』





いっせいに必殺技で攻撃した。




オファニモン「エデンズジャベリン
セラフィモン×2『Wセブンズヘブンズ』
カルマーラモン「タイタニックチャージ」




“キィィィン⚡️”




しかしカルマーラモンが体を回転させてセラフィモンたちの必殺技を防いでしまった。





セラフィモン(タケル)「なに!バカな・・・」





しかし・・・




セラフィモン(麻)「落ちついて、力を合わせて戦うんだ」
空「ガルダモン、ピヨモンに戻って究極体に進化よ」
ガルダモン「OK、空」






ガルダモンは退化してピヨモンに戻りました。
そして愛情の紋章が空のデジバイスの輝きを放つとピヨモンがワープ進化した。





ピヨモン「ピヨモンワープ進化〜→ホウオウモン」





紅い大きな翼を羽ばたかせた神獣型デジモン・ホウオウモンに進化しました。






空「ああっ、すごい!」
ヤマト「みんな頼むぞ」
ウォーグレイモン&Bウォーグレイモン「ダブルガイアフォース」





二体のウォーグレイモンから必殺技を放って行った。




メタルガルルモン「コキュートス・ブレス」
ホウオウモン「クリムゾンフレア」
ギガスモン「ハリケーンボンバー」
カルマーラモン「タイタニックチャージ」
ティラノモン軍団『ファイアーブレス』




しかし敵も負けていません応戦して来た。





太一「なんて奴らだ」
セラフィモン(タケル)「タケル、みんな下がって」
オファニモン「ここは私たちで守ってみせる」
タケル「セラフィモン」
セラフィモン(麻)「俺たちを信じてくれ」
麻矢「分かった、みんな離れるわよ」





子供たちは岩陰から見守りました。






ギガスモン「ヘン!なめんなよ・・・」
ウォーグレイモン「それはこっちのセリフだ」
アンキロモン「メガトンプレス」
アクィラモン「グライドホーン」
エクスVモン「エクスレイザー」
カルマーラモンたち『うぎゃあ~・・・おのれぇぇ!」
ギガスモン「チッひとまず退却だ、覚えてろ」





ギガスモンはカルマーラモンを抱えて逃げて行った。




大輔「やったぜ、ザマーミロ!」
京「これで少しはおとなしくなるといいんだけど」
タケル「いや、奴らはきっとまたすぐ来る」
トウヤ「同感だ、今度はメルキューレモンたちも来るだろう」
ヤマト「どうする?俺たちも戻るか?」
太一「その方がいいかも、トウヤ」
トウヤ「ふむ」






子供たちは各地に一台はあるテレビからリアルワールドに戻りました。
タケルのパタモンとヒカリのテイルモンも究極体に進化できるようになった。
しかし戦いはこれからだ。





伊織「あいつらはきっと、また来ます、その時僕たち・・・」
トウヤ「お前たちは今回手を引いてくれ」





伊織の言葉を遮ってトウヤが言った。




大輔「納得がいかねぇ、なんで俺たちが手を引かなきゃならないんすか?」





太一もヤマトも黙っている。






トウヤ「お前たちまで巻き込みたくない」
賢「そんな・・・水くさいこと言わないで下さい、トウヤさん」
京「そうですよ、みんな仲間なんですよ、私たちも一緒に戦います」
トウヤ「仲間?」
伊織「そうです、僕たちは選ばれし子供の仲間です」





伊織がトウヤの腕を掴んで言った。
伊織はまっまずトウヤを見つめる。しかしトウヤは伊織の手を振りほどいた。





トウヤ「仲間だと?笑わせるな」




と、言って太一たちの方を見た。




大輔「なんだと・・・」




トウヤの態度に頭に来た大輔はトウヤに殴りかかろうとする、が・・・




“シュ⚡️パシ💥”




大輔のパンチをヤマトが受け止めた。




大輔「ヤマトさん・・・」
ヤマト「トウヤの言う通りだ、お前たちは手を出すな」
大輔「だから何でだよ💢」
トウヤ「てめぇらは足手まといなんだよ💢これ以上俺たちの邪魔をするな!」






太一たちは黙っている。






伊織「太一先輩、麻矢さんも空さんもなんとか言って下さい」
トウヤ「空、丈に連絡してくれ」
空「分かった」
京「空さん」
空「ごめんね、京ちゃん」





空は携帯で丈に連絡した。




麻矢「そうだ、ミミちゃんアメリカにいるんだよね、どうしよう?」
ヤマト「光子郎、何とか連絡取れないか?」
光子郎「メールを送ってみます」
ヤマト「頼む」





光子郎はミミにメールを送った。
するとすぐにミミから返信が来ました。
メールの内容はすぐに行くとゆうことだった。




ミミ『丁度、明日パパの仕事でそっちへ行くとこなの』
光子郎「それじゃ明日僕の家に集まるので来て下さい」




光子郎は口で言いながらキーボードで文字を入力した。
ミミからの返信は『OK』だった。
空が丈に電話して事態を説明すると丈もすぐ駆けつけると言ってくれた。





空「丈先輩もすぐ来るって」
太一「久しぶりに10人揃うんだな」
ヤマト「ああ、そういうわけだから悪いが京ちゃんたちは帰ってくれ」
大輔「ケッ!勝手にしろ」
賢「おい、本宮」






大輔はパソコンルームを出て行った、Vモンもその後を追いかけて行く。




Vモン「待ってよ大輔」
トウヤ「一乗寺くん、みんなごめんな、こうするしかないんだ」
伊織「僕たちにはトウヤさんたちの考えてることが分かりません」
アルマジモン「オレ、分かったダギャ」
伊織「えっ?」
アルマジモン「トウヤの気持ちが分かったダギャ」
ホークモン「私もです」




パートナーデジモンたちにはトウヤたちの気持ちが分かったのだ。




トウヤ「なら、あのバカに説明してやってくれるか?」
ホークモン「分かりました」
京「えっちょっと分かったって、ホークモンどう言うこと?」





京たちもゾロゾロと出て行きました。
これでパソコンルームには太一たち8人になった。





ヤマト「トウヤ、分かってると思うがもう後には引けないぜ」
トウヤ「分かっている、俺たち10人で決着をつける」
ヤマト「ああ」





太一もうなずいた。




タケル「お兄ちゃん、山木さんもいるよ」
ヤマト「そうだったな」




ここでようやく山木が登場して来ました。




山木満雄「やっと私の出番が来たか」
トウヤ「あなたに頼みがある」
山木満雄「何でも言ってくれ全面的にサポートする」




山木室長はサングラスを取って微笑んだ。
戦いは丈とミミが到着してからにしようということになった。




ヒカリ「ホウオウモンたちでカルマーラモンたちを誘き出してほしいの」
ピヨモン「任せて」




ウォーグレイモンとメタルガルルモン・ブラックウォーグレイモンはセラフィモンたちの護衛をしてもらうことになった。




アグモン「任せてよ」




ホウオウモン・アトラーカブテリモン・ズドモン・リリモンには敵を翻弄する役をしてもらうことになった。
先陣はホウオウモンたちに任せることに・・・決戦の場所は土のエリアで挑むことにしました。
あそこなら土や岩が壁となって隠れることも可能である。
戦いに備えて結束を固める子供たちどうなる?


つづく。

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